毎日のゴミ回収とその処理は、自治体の役割の中で、最も目立つ仕事の一つです。一日たりともストップしてはならない業務だからです。

ゴミの回収や処理の機能がマヒしたら、その悪影響は数日のうちに、市内全域で目立つようになるからです。道路には回収されないゴミで溢れ、その臭いは生活環境を一気に悪化させてしまいます。

愚かなゴミ処理行政とは、ゴミ焼却所を、周辺住民にとっては〈迷惑施設〉、財政的には〈金食い虫〉、職員にとっては「配属されたくない職場」という、従来の固定観念から、脱却できないことです。

賢いゴミ処理行政とは、ゴミ焼却所を、周辺に定住人口を呼び込む施設、企業誘致を促進させる施設、市に一定の収入をもたらすゴミ処理を推進していくことです。
　　　　　　　　　　　
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愚かなゴミ焼却場は、住宅街の近くに住民の反対を押し切って建設されます。
賢いゴミ焼却場は、将来的には住民を呼び込みたい地区に、真っ先に建設、稼働してから住宅団地を造営します。

愚かなゴミ焼却場は、大規模な企業団地に隣接して建設しながら、その団地への企業誘致にプラスになることをしようとしません。
賢いゴミ焼却場は、企業団地計画地内に建設され、その団地への企業誘致にプラスになることをしていきます。

愚かなゴミ焼却場は、焼却熱をわざわざ経費と時間をかけて処理しています。
賢いゴミ焼却場は、焼却熱を発電に活用し、用済みになった熱水をお風呂や暖房に再活用しています。

愚かなゴミ行政は、朝から昼にかけて街中のゴミを回収します。
賢いゴミ行政は、夜中から早朝にかけて街中のゴミを回収します。

愚かなゴミ行政は、ゴミ回収を100％外注しておきながら「深夜回収」を実現できません。
賢いゴミ行政は、「深夜回収」「年中無休回収」を了承した業者にしかゴミ回収を委託しないようにしています。

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