2012-10-28 Sun
いまは、どの地域でも〈活性化〉を唱えています。
この〈地域活性化〉を望んでいない人はいないでしょう。
それなのに、地域は一向に〈活性化〉しないのです。
なぜ〈活性化〉しないのでしょうか?
実は、これは意外にも、簡単な理由なのです。
それは、「何が活性化なのか?」が誰も明確ではないからなのです。
地域がどのようになっているのが活性化なのか?
誰も明確に答えられないままだからなのです。
何が地域活性化なのかが判らないから、地域を活性化できないのです。
地域活性化とは、地域で「新しいことを始める」ことなのです。
「新しい試みに挑戦する」ことなのです。
「高い目標に挑戦する」ことなのです。
失敗を恐れずに実験をしてみることなのです。
その結果として地域が活性化するのです。
地域活性化とは、地域で増えて欲しいと願っていることを「増やす」ことなのです。
地域の定住人口を増やすことなのです。
地域の交流人口を増やすことなのです。
地域ならではの面白いイベントを増やすことなのです。
地域で魅力の有る場所を増やすことなのです。
地域で魅力の有るモノを増やすことなのです。
その結果として地域が活性化するのです。
地域活性化とは、地域のレベルを「高める」ことなのです。
地域の知名度を高めることなのです。
地域の魅力度を高めることなのです。
地域の経済力を高めることなのです。
地域への好意度を高めることなのです。
地域への理解度を高めることなのです。
地域への期待度を高めることなのです。
その結果として地域が活性化するのです。
そのプロセスで、地域は活性化していくのです。
(675字)
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2012-11-03 Sat
ダメな組織の典型だった市役所が、本当の意味で「市民の役に立つ人がいる所」になっていくようになったのは、市役所という「やる気の有る人でも腐らせてしまう職場」に、大きな変化をもたらす人たちが増えてきたからです。
その最初のキッカケは「中途採用」でした。
新卒で市役所に就職したいという人の就職動機は「市役所は景気に左右されず、倒産もない安定した職場だから」・・・・、「民間のように厳しいノルマや成果目標も無く、楽ができそうな職場だから・・・・」「遠方への転勤も無く、通勤も楽だから・・・・」というものが圧倒的に多いのですが、
これに対して、中途採用で市役所に就職したいという人の就職(転職)動機は、「多少給料は下がっても、自分の専門を実社会に活かせるやりがいの有る仕事がしたいから・・・・」という人が多いのです。
「中途採用者を増やす」ということは、「民間企業の仕事」「余所の職場」を経験した人が、市役所内の各職場に増えていくということでした。
その中途採用者が市役所で感じたことは「ここはアマチュアの集まりに過ぎない!!」ということだったのです。
例えば、「福祉の仕事を、行政の中で、民間よりも高い視点で、幅広く、きめ細かく、深く掘り下げる仕事ができる」と期待して、市役所に転職してきたのに、同僚たちの「あまりのレベルの低さ」に唖然としてしまうのです。
介護課長というのは、市役所の実情を知らない市民からは〈介護行政のプロ〉と思われていましたが、中途採用者の目からは「介護行政のアマチュア」にしか過ぎなかったのです。
それもそうです。市役所は2,3年ごとに全く関連性の無い職場を回されるのです。その結果、いつまでも専門性が身につかないのです。
日本だけではなく、世界中、どの分野でも「経験2、3年の人」は一人前とはみなされません。
中途採用者の数が少ない市役所では、その大勢のアマチュアたちが、「自分たちのレベルの低さを比較されるのを阻止する」ために、中途採用のプロを追い出そうとしたこともありました。
それでも、しぶとく生き残ってきた中途採用者の頑張りが、市役所全体の組織風土を変えてきたのです。
(895字)
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2012-11-12 Mon
いまから思えば、日本の公務員の世界が変わり始めたのは、職員を中途採用するようになったことからでした。
新卒採用だけのときには〈学校歴〉偏重が顕著だったのですが、それでも中途採用の際には、学校歴はあまり重視されなくなっていったのです。
その理由としては、いまでは下記のようなことが要因と考えられています。
新卒採用の際、実社会では何の実績も経験もない学生の優劣を判断するには学校歴は欠かせない選別基準と思われていたのですが、その〈効力〉は採用してからほんの数年の期間だけのことだったのです。
同じ職場で10年、15年と経過するうちに、学校歴は当人の働きぶりにはあまり意味を持たないことが誰の目にも判り始めたのです。
中には「世間的な評価の高い学校歴に割には働きの悪い者は、「あの人、あれでも○大卒なんだって・・・・」とか「○大出のわりにはあの人全然使えないね・・・・」と言われることが多くなり、却って、余計に評価を落としていった人が意外と多いことが知られるようになったのです。
あまたの組織論やビジネス書などで強調された、「余所の世界を経験した人を入れて職場を活性化させる」という大義名分が、民間企業でも、公務員の世界でも、中途採用が抵抗なく受け入れられていったのです。
(549字)
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新卒採用だけのときには〈学校歴〉偏重が顕著だったのですが、それでも中途採用の際には、学校歴はあまり重視されなくなっていったのです。
その理由としては、いまでは下記のようなことが要因と考えられています。
新卒採用の際、実社会では何の実績も経験もない学生の優劣を判断するには学校歴は欠かせない選別基準と思われていたのですが、その〈効力〉は採用してからほんの数年の期間だけのことだったのです。
同じ職場で10年、15年と経過するうちに、学校歴は当人の働きぶりにはあまり意味を持たないことが誰の目にも判り始めたのです。
中には「世間的な評価の高い学校歴に割には働きの悪い者は、「あの人、あれでも○大卒なんだって・・・・」とか「○大出のわりにはあの人全然使えないね・・・・」と言われることが多くなり、却って、余計に評価を落としていった人が意外と多いことが知られるようになったのです。
あまたの組織論やビジネス書などで強調された、「余所の世界を経験した人を入れて職場を活性化させる」という大義名分が、民間企業でも、公務員の世界でも、中途採用が抵抗なく受け入れられていったのです。
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2012-11-19 Mon
<お役所>という組織が変わり始めたのは「中途採用の増加」でしたが、一人一人の職員が「やる気を出す」ように変わっていったのは、職場での配属に当人の希望が優先されるようになったからです。
全ての職員が、一定の研修期間の後に、希望部署を第一志望から第三志望まで申請することができるだけでなく、〈絶対に配属されたくない部署〉も明記できたのです。
職員の中には、「第二志望や第三志望を書かなければ、確実に第一志望に配属されるだろう」と期待する者もいました。
その逆に、〈絶対に配属されたくない部署〉を記入すると、実はそこに配属されてしまうのではないか」と疑心暗鬼になった者も少なくなかったのです。
もちろん、人気の無い部署の〈定員〉に満たない場合も生じました。その逆に、人気の有る部署には「必要な人数」を大幅に上回ることもありました。
その凸凹を調整する方法も考えだされたのです。
(396字字)
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全ての職員が、一定の研修期間の後に、希望部署を第一志望から第三志望まで申請することができるだけでなく、〈絶対に配属されたくない部署〉も明記できたのです。
職員の中には、「第二志望や第三志望を書かなければ、確実に第一志望に配属されるだろう」と期待する者もいました。
その逆に、〈絶対に配属されたくない部署〉を記入すると、実はそこに配属されてしまうのではないか」と疑心暗鬼になった者も少なくなかったのです。
もちろん、人気の無い部署の〈定員〉に満たない場合も生じました。その逆に、人気の有る部署には「必要な人数」を大幅に上回ることもありました。
その凸凹を調整する方法も考えだされたのです。
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