2012-10-30 Tue
私たちが地域で望んでいるのは「ここに住み続けたい!」と思えることです。
「好きだから住み続けたい!」という人もいれば、「住み続けたからここを好きになった」という人もいます。
「楽しいから住み続けたい!」という人もいれば、「住み続けたいからここを楽しくしたい!」という人もいます。
「便利な街だから住み続けたい!」という人もいれば、「住み続けたいからここを便利な街にしたい!」という人もいます。
「自分が生まれ育った所だから!」という人もいれば、「自分の意志でここに越して来たのだから!」という人もいます。
経済的に豊かでも、日本を誇れない人が大勢います。
自由で公平、平等な社会でも、日本を誇れない人が大勢います。
治安が良くて清潔な都会が多くても、日本を誇れない人が大勢います。
税金が安くて、社会保障が充実していても、日本を誇れない人が大勢います。
戦争を放棄して、平和憲法を掲げていても、日本を誇れない人が大勢います。
長い歴史と独自の文化を伝承してきていても、日本を誇れない人が大勢います。
豊かな海と大地と森林と清流に恵まれていても、日本を誇れない人が大勢います。
私たちが目指すのは「誇れる国」です。
「他国に自慢できる国」ではなく、「自分自身に誇れる国」を目指したいのです。
「子供や次世代の人たちに誇れる国」を目指したいのです。
それは「大国に依存した国」ではなく「自立した国」です。
「嫌われる国」ではなく「好かれる国」です。
「無視される国」ではなく「尊重される国」です。
「軽蔑される国」ではなく「尊敬される国」です。
「非難される国」ではなく「感謝される国」です。
「弱い国」ではなく「強い国」です。
「醜い国」ではなく「美しい国」です。
「愚かな国」ではなく「賢い国」です。
「狡い国」ではなく「潔い国」です。
(760字)
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2012-11-05 Mon
役所という組織が抜本的に変わったのは、「中途採用者の増加」と「新卒採用の中止」が定着した後、さらに「年齢定年が廃止された」ことからでした。
定年制が廃止されたということは「65歳になっても、70歳を過ぎても役所で働ける」ということだけではなく、民間企業を定年で退職した人たちが大量に中途採用されることになったからです。
定年退職が無くなり、中途採用者が増えるということは結果として、それぞれの役所の職員総数が増えるということですが、「職員の総人件費を減らす」という大原則を確執することで、この「職員増加」は容認されるようになったのです。
この<公務員制度改革>によって、役所には「自分の好きなコト、得意なコトで地域に貢献できるのであれば、どんなに安い給料でも働きたい」という動機を持つ人だけが採用され、残るようになったのです。
「どんな安い給料でも」ということは、「楽な職場だから」という動機で就職した職員が「自らの意志で退職していく」ようになったのです。
(488字)
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2012-11-14 Wed
いまや日本中の都道府県庁や市町村庁は「365日年中無休」になりました。
それは首長による「上からの強制」ではなく、職員の大多数がそれを望むようになったからです。
その原因の一つが「定年制の廃止」によって、職員の平均年齢がかなり上がったことからでした。
つまり、職員の大多数が、幼稚園や小学校に通学する子供を持たない人たちなので、「土日や祝日には必ず休みたい!」という人が極めて少数になったからなのです。
どこへ行っても混む「損な土日」よりも、空いている平日に休めるほうが「得だ!」と思う人が多くなったからです。
もちろん、職場での勤務ローテーションの編成次第で、〈土日〉や〈国民の祝日〉に休むことも簡単にできるので、むしろ「休日の自由度」や「休日の充実度」が高まったのです。
人間の心理とは勝手なもので、「土日以外に平日は休めない」というように拘束されると、「たまには平日にも休みたい!」と感じるのですが、「いつでも土日に休みたいときは休める」ということが判ると、「いつもは土日が休みではない」ということでも不満を感じなくなってしまうものなのです。
(491字)
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2012-11-27 Tue
どの組織でも、人は5つくらいのレベルに区分されているものです。
それは、
(1)絶対に居て欲しい人
(2)できれば居て欲しい人
(3)いてもいなくてもどちらでもいい人
(4)できれば居ないほうがいい人
(5)ぜひ居なくなって欲しい人。
日本では、どこの都道府県庁でも、市役所や町村役場でも、その構成比の実情は下記のようなものだったのです。
(1)絶対に居て欲しい人 5%~10%
(2)できれば居て欲しい人 10%~20%
(3)いてもいなくてもどちらでもいい人 30%~50%
(4)できれば居ないほうがいい人 20%~30%
(5)ぜひ居なくなって欲しい人 10%~20%
この国の市役所が、(1)や(2)のレベルの人たちが多数を占められるようになっていったのは、新卒採用を中止し、定年退職した職員の再雇用と民間企業のからの中途採用が定着し、職員の平均年齢が50歳を超えるようになった頃からでした。
市役所内では、自分が最も希望する部署に配属されるようになってから、必要なレベルを維持して、求められる成果を出している限りは、退職するまで第一希望の部署にいることができるようになりました。
当然、その部門の中で、課長、部長に立候補するのは、自然と(1)の人だけに限られてきたのです。(2)や(3)の人が、立候補しても、相手にされなくなっていったのです。
その結果、(4)や(5)のレベルの人たちは、自然と弾き出されるようになったのです。
(608字)
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