2013-04-07 Sun
飯能市に限ったことではありませんが、自治体が取り組む新事業は、いつのまにか本来の目的を忘れて、「ただやっているだけ」「やっているつもり」「やっているフリ」になってしまいがちです。
飯能市が新しく掲げたこの<シティプロモーション>が、そのようなことにならない(そのようなことをさせない)ためには、絶えず、シティプロモーション本来の〈目的〉を明確にし、さらに具体的で実現可能な〈目標〉を設定し、その目標をできるだけ早く達成するための最も効果的な戦略を考え、様々な戦術を実施していくことが不可欠なのです。
<シティプロモーション>の目的は「定住人口を増やす」ためですが、そのためには「何年までに何万人増やしたいのか」という具体的な目標設定が必要です。
飯能市が作成した『第4次飯能市総合振興計画・後期基本計画』では、平成27(2015)年度の目標人口を85000人としています。
しかし、これでは、飯能市は〈自然増〉を期待するだけで、行政として「何としてでも人口を増やす最大限の努力をするぞ!」という強い熱意や決意が感じられません。
まず、これを「2015年までに90000人」「2020年度までに120000人」にすることが産官学住による<シティプロモーション>の共通目標ではないでしょうか?
観光客、行楽客、買い物客、通勤通学者などの「交流人口を増やす」のは、「定住人口を増やす」ための手段です。飯能市の知名度を上げるのも、「交流人口を増やすため」なのですから、その最終的な目的は「定住人口を増やす」ことなのです。
<シティプロモーション>とは、産官学住がやるあらゆることを「定住人口を増やす」という共通目的を出来るだけ早く、効果的に達成するための取組なのです。
(724字)
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2013-04-08 Mon
シティプロモーションの目的を「定住人口を増やす」ことに定めたとしても、
目標を「2015年までに9万人超」と設定するのと、
「2020年までに12万人超」と設定するのとでは、
そのための戦略も戦術も異なってきます。
目標を「2015年までに9万人超」と設定するのであれば、短期間で成果が現れる戦術、すぐに着手できる戦術が優先されます。
例えば、「観光客を増やそう!」というプロモーションよりも、既に飯能市に観光に来ている人に対して「飯能市に越してきませんか?」というプロモーションを優先させることになります。
「飯能市の知名度を上げる」ためのプロモーションよりも、市民に対して「飯能市の定住人口を増やすことに協力してくれませんか?」というプロモーションを優先させることになります。
そうすると下記のようなことが短期間で成果を出すためのシティプロモーションの戦術として検討されることになります。
1.市役所内に産官学住協働の「(仮称)定住人口増加プロジェクトチーム」を
発足させる。
2.市民に「(仮称)縁故転入促進」を呼びかける。
3.すでに毎日、市内に大勢来ている行楽客に「飯能市への転入」を
呼びかける。
4.飯能駅で官民共同の「(仮称)転入者歓迎センター」を運営する。
5.大河原工業団地の名称を大河原企業団地に変更する
6.現在、行われている「大きなイベント」「飯能らしいイベント」の全てで
「飯能に転居して来ませんか?」をサブテーマにしていく。
7.地域を紹介するテレビ番組、雑誌の中で効果的なものに限定して
「飯能市」の情報を提供していく。
(670字)
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2013-04-09 Tue
シティプロモーションの目的を「定住人口を増やす」ことに定めたとしても、
目標を「2015年までに9万人超」に設定すると、
短期間で成果が現れる戦術、すぐに着手できる戦術に加えて、
「短期間では成果は出ないが、長期的には大きな成果を期待できる」戦術や、
「いますぐには着手できないが、じっくり準備してからなら着手できる戦術」も
採用するようになります。
例えば、「観光客を増やす」ためのプロモーションも、長い目で見れば「飯能市に転居したい」と思う人を増やすことになるのですから、重視することになります。
さらには「観光客を増やす」ためにも、飯能市の知名度、飯能市への興味度、期待度を高めるためのプロモーションも考えていくことになります。
下記のようなこともシティプロモーションの戦術として検討されることになります。
1.テレビ番組への働きかけも、単発番組だけではなく、NHKの大河ドラマや
朝ドラに「飯能を舞台にしたドラマ」を提案していく。
2.飯能市の里山地域(原市場、南高麗、名栗、吾野、精明)全域を
市営の里山文化公園に指定して、
「行楽客、ハイキング客の誘致」を市の「仕事」にしていく。
3.「行楽客、ハイキング客」の利便性と地域住民のために、
<飯能駅から山間部への路線バス>の市営化に着手する。
4.飯能市を舞台にした「ご当地映画」を単発ではなく、「里山文化」「ホッケー」「名栗川」「林業」が相互に関わるシリーズものとして製作していく。
「飯能市の知名度を高める」→「飯能市への興味度を高める」→「結果的に飯能市に来る交流人口が増える」→「結果として定住人口も増える」→「そのことが飯能市の知名度を高める」という循環になっていけば、飯能市のシティプロモーションは大成功です。
(747字)
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目標を「2015年までに9万人超」に設定すると、
短期間で成果が現れる戦術、すぐに着手できる戦術に加えて、
「短期間では成果は出ないが、長期的には大きな成果を期待できる」戦術や、
「いますぐには着手できないが、じっくり準備してからなら着手できる戦術」も
採用するようになります。
例えば、「観光客を増やす」ためのプロモーションも、長い目で見れば「飯能市に転居したい」と思う人を増やすことになるのですから、重視することになります。
さらには「観光客を増やす」ためにも、飯能市の知名度、飯能市への興味度、期待度を高めるためのプロモーションも考えていくことになります。
下記のようなこともシティプロモーションの戦術として検討されることになります。
1.テレビ番組への働きかけも、単発番組だけではなく、NHKの大河ドラマや
朝ドラに「飯能を舞台にしたドラマ」を提案していく。
2.飯能市の里山地域(原市場、南高麗、名栗、吾野、精明)全域を
市営の里山文化公園に指定して、
「行楽客、ハイキング客の誘致」を市の「仕事」にしていく。
3.「行楽客、ハイキング客」の利便性と地域住民のために、
<飯能駅から山間部への路線バス>の市営化に着手する。
4.飯能市を舞台にした「ご当地映画」を単発ではなく、「里山文化」「ホッケー」「名栗川」「林業」が相互に関わるシリーズものとして製作していく。
「飯能市の知名度を高める」→「飯能市への興味度を高める」→「結果的に飯能市に来る交流人口が増える」→「結果として定住人口も増える」→「そのことが飯能市の知名度を高める」という循環になっていけば、飯能市のシティプロモーションは大成功です。
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2013-04-10 Wed
きょう(4/10)たまたま飯能市役所サイトにアクセスしました。
すると下記の新着情報がアップされていました。
[2013年4月9日]
西武鉄道株式会社と連携協力に関する協定を締結しました。
http://www.city.hanno.saitama.jp/0000004656.html
その頁の冒頭には、
所沢市、飯能市、狭山市、入間市の4市で構成する埼玉県西部地域まちづくり協議会と西武鉄道株式会社は、4月4日に地域社会の発展、経済活動の活性化に向け、連携協力に関する協定を締結しました。と書かれています。
所沢市、狭山市、入間市の3市からは、飯能市に行楽やハイキングだけでなく、転入してくる人もいるのですから、飯能市にとってはその3市もシティプロモーションの対象地域なのです。
今後は、広域行政と鉄道事業者のそれぞれの強みを発揮できる連携体制を構築し、圏域の移動の促進を通じた地域の活性化や地域のみどりや観光施設を通じた魅力の発信、また・・・・・
その〈観光施設〉として必要なのは、所沢駅と飯能駅構内に常設されている観光案内所です。
シティプロモーションの結果として飯能市を訪れる人の大半は飯能駅で乗降するのですから、飯能駅の改札前に観光案内所が常設されていることが不可欠です。
さらには、飯能駅の改札前の誰にも判る場所に開設する常設の〈観光案内所〉自体が、シティプロモーションのための重要なメディアなのです。
飯能市のシティプロモーションが本気(本物)か否かは、この飯能駅改札前に常設の観光案内所を開設し運営する方向にいくか否かで判るでしょう。
改札前のスペースなら仮設でも簡易タイプであれば案内所を常設することは可能なのですから。
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