2013-08-16 Fri
飯能市に限らず(さらには日本に限らず)、有権者というものは「自己中心的」であり、「批判的」であり、「我儘」なものです。
ベテラン職員出身以外の新市長には、必ずと言っていいほど「行政手腕が未知数だから不安だ!」とケチを付けます。
新市長が具体的な目標や政策を掲げると、必ず「そんなものは必要無い!」と反対します。そのくせ、誰も反対できない必要なことに対しては「そんなことができるわけがない」と決めつけます。
ましてや、市議や市職員の大多数から「市長に当選するわけがない」と思われていた中で当選したような意外な新市長は、何をやっても、その職員たちからは「そんなことをやっても意味が無い」「そんなことはできない」とそっぽを向かれてしまうことが多いものです。
(これは大久保新市長のことではなく、日本全体での一般論です)
そんな「逆風」の中で、市政改革を進める新市長に便利な言葉が「挑戦」と「実験」です。
なぜなら、「そんなことが出来るわけがない!」と「やれない理由」を言い立てる職員に対しては、「とにかく挑戦だけはしてみよう!」「失敗しても前向きの挑戦なら責任は問わないから」と言明すれば、反対する理由はなくなってしまうからです。
「出来るか出来ないかやってみなければ判らないようなリスクは冒せない」と尤もらしい理由で反対する職員に対しても「何事もまず実験してみよう!」「100%ダメだと判った時点でやめればいいんだから」と言明すれば、誰も反対できなくなってしまうからです。
これからの市政改革、財政改革、自治体改革には、この「挑戦と実験」というフレーズは不可欠なのです。
(708字)
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