2015-07-12 Sun
一般論ですが、個人でも、グループでも、法人でも、自治体でも、新しいコトを始める前や難しいコトに挑戦する前には、「上手く成功した最高最良の場合」だけでなく「失敗し最悪の事態に陥った場合」も併せて想定しておき、その事態への適切な対処を予め考えておくものです。
そこで、今回、突然、「寝耳に水」のように市民が知ることになった<ムーミンのテーマパークを2017年に宮沢湖畔で開園する>という計画に対して、<最悪最低の場合>と<最高最良の場合>の両方を想定してみました。
まず<最悪最低の場合>の想定を書き、その後で<最高最良の場合>書くことにします。
現時点で考えられ得る<最悪最低の想定>とは下記のようなことです。
《最悪のケースⅠ・開園できなかった場合》
事業を企画したフィンテック グローバルが、事業資金、アトラクションのスポンサー、飲食店などのテナントを、開園に必要な数だけ集められなくて、計画を断念してしまう。
<その事態への対処A>
<ムーミン>の名称使用権をフィンテック グローバルから譲り受け、あけぼの公園ムーミン谷を<市営ムーミン谷>として拡充して存続させる。(有料or無料は検討課題)
<その事態への対処B>
フィンテック グローバルが西武鉄道から6億円で購入した湖畔の土地は、不明瞭な企業の手に渡らないように、西武鉄道に買い戻しを依頼するか、飯能市で購入するしかない。
<その事態への対処C>
頻繁にメスメディアで紹介されたことによる飯能市の知名度やイメージを悪化させないためにも、「森林文化都市飯能は市全体がムーミンのテーマパークという位置付け」を「それからの飯能の観光政策」の基盤にしていく。
<その事態への対処D>
現在の市立こども図書館を<ムーミン図書館>に転換することを、フィンテック グローバルに承諾させ、こども図書館は新図書館に統合させる。
以上のようなところでしょうか・
次回は、「中途半端な内容のまま開園し、赤字が累積して数年で閉園してしまう」場合の想定を書きます。
(834字)
2015-07-13 Mon
《最悪のケースⅡ・不充分なまま開園、そのために数年で閉園の場合》
最悪ケースⅠの「開園できなかった場合」は、宮沢湖畔が「無傷」で残りますが、一度開園してしまった後での閉園は、建物や設備が残ってしまうのでその後の対策がやっかいです。
<Ⅱの事態への対処A>
協定を結んでいる飯能市が、ムーミンパークの所有会社・運営会社に、
(1)「全ての建物や施設を撤去し湖畔を更地に戻し」て、土地の購入者を探す」、
(2)「現状のままテーマパークの運営を引き継ぐ会社を探す」
どちらかの決断をさせなければならない。
<Ⅱの事態への対処B>
そのためには、飯能市自身が、予め(1)or(2)のどちらを所有会社に求めるかの選択を決めておかなければならない。
<Ⅱの事態への対処C>
もし、テーマパークの所有会社が(1)「更地に戻して土地の購入者を探す」という選択をすれば、それからは最悪ケースⅠの場合と対処策は同じになる。
<Ⅱの事態への対処D>
もし、テーマパークの所有会社が(2)「現状のままテーマパークの運営を引き継ぐ会社を探す」という選択をすれば、そういう会社を飯能市が探し出さなければならない。
<Ⅱの事態への対処E>
会社が決まらなければ、飯能市が引き受けざるを得なくなる事態も想定しておくべきである。しかし、〈不充分なままのテーマパーク〉は絶対に飯能市が引き受けるべきではないという強い反対運動が市民から湧き起きる。どちらにするかはその時の市長に決断させるしかない。
(651字)
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2015-07-24 Fri
《最悪のケースⅢ・飯能市が経営を引き継がざるを得なくなり巨大債務を出し続ける》
最悪ケースⅠの「開園できなかった場合」は宮沢湖畔が「無傷」で残り
最悪ケースⅡの「赤字超過に陥り数年で閉園の場合」でも、単に「市内の有力企業の倒産」程度のことでしかありません。
しかし、もっと最悪のケースは、
開園前から、開設資金の追加融資を飯能市に求められて、それに応じ、
さらに、業績不振の運営会社を引き継ぐ企業が現われないために、
飯能市が累積赤字を抱えたままのムーミンパークの経営を引き継がざるを得なくなることでしょう。
最悪なケースⅢは、巨大債務を抱えたまま最終的には閉園に追い込まれ、飯能市に残ったのは、「膨大な借金と、荒廃した建造物が残されたままの宮沢湖と市民の不満と非難だけ」という事態です。
そうならないためには、飯能市は今から、フィンテック社とその関連会社に対して「飯能市は公共インフラ工事以外の公費投入は行わない」「ムーミンパークへの出資はしない」ということを確約を交わしておくことではないでしょうか。
(481字)
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最悪ケースⅠの「開園できなかった場合」は宮沢湖畔が「無傷」で残り
最悪ケースⅡの「赤字超過に陥り数年で閉園の場合」でも、単に「市内の有力企業の倒産」程度のことでしかありません。
しかし、もっと最悪のケースは、
開園前から、開設資金の追加融資を飯能市に求められて、それに応じ、
さらに、業績不振の運営会社を引き継ぐ企業が現われないために、
飯能市が累積赤字を抱えたままのムーミンパークの経営を引き継がざるを得なくなることでしょう。
最悪なケースⅢは、巨大債務を抱えたまま最終的には閉園に追い込まれ、飯能市に残ったのは、「膨大な借金と、荒廃した建造物が残されたままの宮沢湖と市民の不満と非難だけ」という事態です。
そうならないためには、飯能市は今から、フィンテック社とその関連会社に対して「飯能市は公共インフラ工事以外の公費投入は行わない」「ムーミンパークへの出資はしない」ということを確約を交わしておくことではないでしょうか。
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