2016-10-26 Wed
飯能市が、「個人の林業から公営の森林業への大転換」していく場合の、重要な収入源の一つが、この学習林です。
都内の小中高校が、短期間の林間学校ではなく、長期的に森林を育てる体験をする学習林のロケーションとして、飯能市は最適な位置にあることはいまさら言うまでもないでしょう。
私立の小中高一貫校であれば、単独で飯能市内に手前の学習林を所有できるでしょうが、公立の小中高の場合は、区や都が山主から購入するか、公営になった森林を長期に借りて各校で共有することになります。
単なる林間学校では、飯能市の山間部に小中高生がやってくるのは夏休み等に限定されてしまいますし、学べることも観察、採取くらいのことです。
ところが、長期に存続させていく学習林であれば、春夏秋冬いつでも、まんべんなく来てくれることになり、なおかつ、学習林での課題や成果も、学年を超え、学校の枠を超えて共創できるようになります。
当然、宿泊を伴えば、それなりのお金が市内の関係業者に行きわたることになります。その前に合宿所も市内各所に建設されることになります。
もちろん、そこで使用される木材は西川材です。
飯能市が山間部全域を、「里地里山〈森林文化都市〉公園」に指定しても、それは学習林にとっても互いにプラスに作用します。
飯能市内の学習林で多種多様な森林業に触れた小中高生が、やがて大学受験のときに、森林文化都市大学への進学を希望すれば、こんなに嬉しい未来はありません。
そのことが、公営の森林業の未来を共に創り上げていくことになるのです。
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