2017-07-08 Sat
選挙での「当落」を予想する場合、最も大きな要因は、候補者の政策ではありません。
なぜなら、候補者が選挙期間中に有権者に配布する「政策チラシ」や、選挙管理委員会が配布する「選挙公報」に記載されている政策や公約は、その大部分が、候補者当人ではなく、政策らしい文章を作成するのが得意な選挙スタッフが担当していることが多いので、そんな政策や公約を比較しても、「候補者の本当の優劣」は判らないからです。
さらには、候補者の優劣や人柄は、一方通行の街頭演説を聴いた程度のことでは本当のレベルまでは判らないからです。そんなことは、いくらでも「演出」、練習の積み重ねで「見た目のレベルアップ」ができるからです。
有権者が、自分の投票する人を決める判断基準の多くは、「身近な人に勧められた」からであり、「今までの投票の惰性」であり、「好き嫌い」であり、「見た目のイメージ」であり、「周囲の雰囲気」に比重がおかれた結果であるものなのです。
上記のような要因で判断して投票する人の割合で、選挙の当落が決まるものなのです。
だから、選挙での「当落」を決定づける、最も大きな要因は、「投票率」なのです。
特に、議会の「1人区」や知事・市町村での首長選挙には、それが如実に影響します。
投票率と「候補者の当落」との大きな相関関係は下記の3点が定説です。
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
B・「投票率は高ければ高いほど新人候補に有利に作用する」
C・「投票率が異常に高いときは意外な新人候補・異色の新人候補に有利に作用する」
上記の定説を、7/9投開票の飯能市長選に当て嵌めて考えてみると下記のような結果が予想されることになります。
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
投票率が、市長選単独で行われた2009年の43%を下回った場合の得票数順位は「当選は大久保さん・次点は椙田さん、最下位は長谷川さん」でしょう。
その得票率は「大久保50:椙田30:長谷川20」というところでしょう。
投票率が43%を上下する割合に応じて「大久保40:椙田35:長谷川25」までの接戦も有るでしょう。
B・「投票率は高ければ高いほど新人候補に有利に作用する」
投票率が、参院選と同日投票日で行われた2013年の57%前後にまでなった場合の得票数順位は「当選は椙田さん・次点は大久保さん、最下位は長谷川さん」でしょう。
その得票率は「椙田40:大久保35:長谷川25」というところでしょう。
C・「投票率が異常に高いときは意外な新人候補・異色の新人候補に有利に作用する」
投票率が、参院選と同日投票日で行われた2013年の57%を遥かに超える65%以上とか、あるいは70%台という、稀にみる(でも不可能という訳ではない)極めて高い投票率になったになった場合の得票数順位は「当選は長谷川さん・次点は椙田さん、最下位は大久保さん」でしょう。
その得票率は「長谷川40:椙田35:大久保25」というところでしょう。
以上は、あくまでも「当落を決める最も大きな要因は投票率の高低である」ということ踏まえての「予想」であって、私個人の「願望」というわけではありません。
投票日直前の「当落予想」は、予想を発信するだけで「批判される」ことが多いのですが、そこはあえて公表してみました。
(1369字)
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2017-07-09 Sun
市長選の最終投票率が市役所サイトで20:57にやっと発表されました。
42.76%でした。
4/23投票の市議選の投票率50%よりも下がっただけでなく、2009年の市長選での43%よりもさがったわけです。
私は当blogに、昨日(7/8/14:07)に下記の予想を書き込んでいました。
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
投票率が、市長選単独で行われた2009年の43%を下回った場合の得票数順位は「当選は大久保さん・次点は椙田さん、最下位は長谷川さん」でしょう。
その得票率は「大久保50:椙田30:長谷川20」というところでしょう。
投票率が43%を上下する割合に応じて「大久保40:椙田35:長谷川25」までの接戦も有るでしょう。
市役所サイトでは<各投票所毎の男女別投票率一覧表>も掲載されています。
これによると、現職の大久保市長の出身地である名栗地区だけは全市での投票率よりはかなり高くなっています。
これに対して、長谷川候補の地元である原市場地区や、椙田候補の地元である川寺投票区や一丁目クラブ投票区での投票率は平均と大差が無い投票率です。
「投票率は住民の地域に対する愛着度」という視点から考えれば、今回の市長選の「43%弱」は「やっぱり!」と受け止めています。
しかし、「現職候補と、その現職を前回の市長選で当選させた選対本部長だった椙田候補との確執選挙」という話題性と「長谷川さんという意外で異色のママさん候補の参入」という新鮮さという視点から考えれば「%」という投票率は「意外!」と受け止めています。
飯能市に限らず、一般的に、投票に行かないのは「忙しくて時間が取れない」からではなく、「投票することの意味と意義をしらない」からと言われています。
投票に行かないのは「投票しても何も変わらない」からなのではなく、「地域活動に関わろうという気持ちが無い」からなのです。
市長選の投票に行かないのは「選挙に興味が無い」のではなく、「自分が住んでいる地域に興味も愛着も無い」からなのです。
有権者が投票に行かない上記の理由を考えると、今回の飯能市長選での「投票率の低さ」は「意外」ではなく、「やっぱり」だったと思う人が多いでしょう。
(906字)
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42.76%でした。
4/23投票の市議選の投票率50%よりも下がっただけでなく、2009年の市長選での43%よりもさがったわけです。
私は当blogに、昨日(7/8/14:07)に下記の予想を書き込んでいました。
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
投票率が、市長選単独で行われた2009年の43%を下回った場合の得票数順位は「当選は大久保さん・次点は椙田さん、最下位は長谷川さん」でしょう。
その得票率は「大久保50:椙田30:長谷川20」というところでしょう。
投票率が43%を上下する割合に応じて「大久保40:椙田35:長谷川25」までの接戦も有るでしょう。
市役所サイトでは<各投票所毎の男女別投票率一覧表>も掲載されています。
これによると、現職の大久保市長の出身地である名栗地区だけは全市での投票率よりはかなり高くなっています。
これに対して、長谷川候補の地元である原市場地区や、椙田候補の地元である川寺投票区や一丁目クラブ投票区での投票率は平均と大差が無い投票率です。
「投票率は住民の地域に対する愛着度」という視点から考えれば、今回の市長選の「43%弱」は「やっぱり!」と受け止めています。
しかし、「現職候補と、その現職を前回の市長選で当選させた選対本部長だった椙田候補との確執選挙」という話題性と「長谷川さんという意外で異色のママさん候補の参入」という新鮮さという視点から考えれば「%」という投票率は「意外!」と受け止めています。
飯能市に限らず、一般的に、投票に行かないのは「忙しくて時間が取れない」からではなく、「投票することの意味と意義をしらない」からと言われています。
投票に行かないのは「投票しても何も変わらない」からなのではなく、「地域活動に関わろうという気持ちが無い」からなのです。
市長選の投票に行かないのは「選挙に興味が無い」のではなく、「自分が住んでいる地域に興味も愛着も無い」からなのです。
有権者が投票に行かない上記の理由を考えると、今回の飯能市長選での「投票率の低さ」は「意外」ではなく、「やっぱり」だったと思う人が多いでしょう。
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2017-07-09 Sun
市長選の当落が確定しました。開票結果は下記の通りです。
当選•大久保まさる 17410票 (60.4%)
次点•すぎたひろし 6970票 (24.2%)
3位•長谷川じゅんこ4404票 (15.3%)
この得票差の解説は明日(7/10)付けで書き込むことにします。
再選を果たした大久保市長への「質問と要望」は、明日から当ブログにおいて多角的にロングランで徹底的に書き込んでいきます。
「市長選での落選経験」が有る私としては、落選した椙田さんと長谷川さんの「今後」が選挙前から気になっていたのです。
椙田さんは、次の2021年の市長選に再度立候補する意欲が有るのでしょうか?
あるいは、2021年4月市議選に立候補することになるのでしょうか?
2021年の市議選や市長選までは「再度の立候補を前提として市
内での活動を続けていく」のでしょうか?
それとも、これからは政治的な活動を一切止めてしまうのでしょうか?
長谷川さんも、次の2021年の市長選まで「再度の立候補を前提として市内での活動を続けていく」のでしょうか?
それとも2021年は4月の市議選に共産党公認候補として立候補することになるのでしょうか?
私は多くの「冷笑」と「手のひら返し」を経験させられましたが、8年も経ってみると、全てのことを「人生での貴重な経験値」と客観的に分析できるようになりました。
(552字)
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当選•大久保まさる 17410票 (60.4%)
次点•すぎたひろし 6970票 (24.2%)
3位•長谷川じゅんこ4404票 (15.3%)
この得票差の解説は明日(7/10)付けで書き込むことにします。
再選を果たした大久保市長への「質問と要望」は、明日から当ブログにおいて多角的にロングランで徹底的に書き込んでいきます。
「市長選での落選経験」が有る私としては、落選した椙田さんと長谷川さんの「今後」が選挙前から気になっていたのです。
椙田さんは、次の2021年の市長選に再度立候補する意欲が有るのでしょうか?
あるいは、2021年4月市議選に立候補することになるのでしょうか?
2021年の市議選や市長選までは「再度の立候補を前提として市
内での活動を続けていく」のでしょうか?
それとも、これからは政治的な活動を一切止めてしまうのでしょうか?
長谷川さんも、次の2021年の市長選まで「再度の立候補を前提として市内での活動を続けていく」のでしょうか?
それとも2021年は4月の市議選に共産党公認候補として立候補することになるのでしょうか?
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2017-07-10 Mon
首長選挙や「一人区」の選挙では、1人しか当選できません。
だからこそ「当落の最大要因は投票率」なのです。
投票日前日(7/8)の当ブログに私は下記の予想を書き込みました。
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
投票率が、市長選単独で行われた2009年の43%を下回った場合の得
票率は「大久保50:椙田30:長谷川20」というところでしょう。
投票率が43%を上下する割合に応じて「大久保40:椙田35:長谷川25」までの接戦も有るでしょう。
この「大久保40:椙田35:長谷川25」は、投票率が43%が50%近くにまでなった場合は「大久保候補の得票率は50%から40%になり、その10ポイントを椙田候補と長谷川候補に5ポイントづつ案配してみた」ので「大久保40:椙田35:長谷川25までの接戦も有るでしょう」と予測したわけです。
逆に言えば、43%を大きく下回って30%台になったら「大久保候補の得票率は50%から60%になり、その10ポイントを椙田候補と長谷川候補から5ポイントづつ案配」して「大久保60:椙田25:長谷川15」と書こうと思ったのですが、「まさか、そこまでの得票差は付かないだろう」と思って、ブログには書けなかったのです。
しかし、現実には、2009年の市長選の投票率と大して変わらなかったのに、下記のように大差がついたのは、「投票率の低さ」以外に、無視できない要因が有ったわけです。
当選•大久保まさる 17410票 (60.4%)
次点•すぎたひろし 6970票 (24.2%)
3位•長谷川じゅんこ4404票 (15.3%)
私の関心は、4月市議選の投票率が50%だったのに、3か月後の市長選の投票率がなぜ42%にさがったのか?ということです。
逆に言えば、7月の市長選は42%になるのに、なぜ4月の市議選では50%だったのか?ということに関心があります。
今回の投票率の差は「市議選では投票所に行ったのに市長選では行かなかった有権者が全体の7%いたということです。、
その理由は「立候補した27人の立候補者の中に「投票しなければならない特定の候補者がいた」からなのです。その候補者との関係から、どうしても投票所に行かなければならなかったからです。候補者との面識は無くても、身近な人から強く投票を依頼されたからなのです。
「投票所に行った」というアリバイを作っておかないと「あなたに投票したよ」「あなたの推す人に投票したよ」と報告できなくなってしまうからです。
その点、市長選は市議選と比べると立候補者数が極めて少ないので、候補者当人やその熱烈な支援者から「強く投票を勧められる」ことも少ないのです。
他の市町村でも、地域内での首長選の投票率は議員選挙の投票率よりも低いことのほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?
もちろん、どちらの陣営側についた市議さんたちも、自分の選挙の時ほどには熱心に動かなかったということも意味しています。
(1177字)
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だからこそ「当落の最大要因は投票率」なのです。
投票日前日(7/8)の当ブログに私は下記の予想を書き込みました。
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
投票率が、市長選単独で行われた2009年の43%を下回った場合の得
票率は「大久保50:椙田30:長谷川20」というところでしょう。
投票率が43%を上下する割合に応じて「大久保40:椙田35:長谷川25」までの接戦も有るでしょう。
この「大久保40:椙田35:長谷川25」は、投票率が43%が50%近くにまでなった場合は「大久保候補の得票率は50%から40%になり、その10ポイントを椙田候補と長谷川候補に5ポイントづつ案配してみた」ので「大久保40:椙田35:長谷川25までの接戦も有るでしょう」と予測したわけです。
逆に言えば、43%を大きく下回って30%台になったら「大久保候補の得票率は50%から60%になり、その10ポイントを椙田候補と長谷川候補から5ポイントづつ案配」して「大久保60:椙田25:長谷川15」と書こうと思ったのですが、「まさか、そこまでの得票差は付かないだろう」と思って、ブログには書けなかったのです。
しかし、現実には、2009年の市長選の投票率と大して変わらなかったのに、下記のように大差がついたのは、「投票率の低さ」以外に、無視できない要因が有ったわけです。
当選•大久保まさる 17410票 (60.4%)
次点•すぎたひろし 6970票 (24.2%)
3位•長谷川じゅんこ4404票 (15.3%)
私の関心は、4月市議選の投票率が50%だったのに、3か月後の市長選の投票率がなぜ42%にさがったのか?ということです。
逆に言えば、7月の市長選は42%になるのに、なぜ4月の市議選では50%だったのか?ということに関心があります。
今回の投票率の差は「市議選では投票所に行ったのに市長選では行かなかった有権者が全体の7%いたということです。、
その理由は「立候補した27人の立候補者の中に「投票しなければならない特定の候補者がいた」からなのです。その候補者との関係から、どうしても投票所に行かなければならなかったからです。候補者との面識は無くても、身近な人から強く投票を依頼されたからなのです。
「投票所に行った」というアリバイを作っておかないと「あなたに投票したよ」「あなたの推す人に投票したよ」と報告できなくなってしまうからです。
その点、市長選は市議選と比べると立候補者数が極めて少ないので、候補者当人やその熱烈な支援者から「強く投票を勧められる」ことも少ないのです。
他の市町村でも、地域内での首長選の投票率は議員選挙の投票率よりも低いことのほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?
もちろん、どちらの陣営側についた市議さんたちも、自分の選挙の時ほどには熱心に動かなかったということも意味しています。
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2017-07-10 Mon
(首長選挙や一人区の議員選挙では)
A・「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」
この定説は、みなさん、もう納得できていると思います。
この定説にはさらに下記の「補足」が有ります。
「立候補者数が多ければ多いほど現職候補に有利に作用する」というものです。
飯能市では、2009年と2017年の市長選でも、この定説のとおりになりました。
では、なぜ
(首長選挙や一人区の議員選挙では)
B・「投票率は高ければ高いほど新人候補に有利に作用する」
ようになるのでしょうか?
もうかなり昔に読んだ新聞か雑誌なので正確な出典の記憶が定かではないのですが、「選挙における投票行動」における面白い調査研究レポートを読んだことがあります。
それは、普段はほとんど投票したことが無かったのに「身近な市議選に限って初めて(極めて久しぶり)に投票所に行った」という有権者を対象にした聞き取り調査結果でした。
聞き取り対象の中から、下記のような回答をした人を抽出したそうです。
普段は、「立候補者が多すぎて誰に投票していいか判らない!」「自分の1票で社会(政治)が変わるとは思えない!」と思っていたが、「でも「棄権はしたくない!」と思って、初めて自分の意志で投票に行った」という人たち。(男女・年齢は不問)
その結果、下記のような傾向が顕著に表れたそうです。
(1)現職か新人かの選択では、迷わず新人候補に投票している。
(2)新人候補者が多い場合は迷わず、その中の女性に投票している。
(3)女性候補者が多い場合は迷わず、その中の若い方に投票している。
つまり「現職より新人に、新人の中では女性に、女性の中では若い方に」という傾向が顕著に表れたというのです。
「投票率が上がる」ということは、「いままで投票に行かなかった人が、その選挙に限って投票に行った」ということであり、なおかつ「増えた分の票の大部分は新人候補者に投じられる」ということなのです。
だから、「投票率は高ければ高いほど新人候補に有利に作用する」という定説が生まれたのです。
例えば、4月の市議選の投票率は50%でしたが、それが5%でも上がっていたら、選挙結果は大きく違っていたでしょう。
市内の有権者(約68,000人)の5%とは約3400票です。
この3500票が次点以下の女性と新人候補者に配分されていたら議会の議員構成もかなり変わっていたでしょう。
もしも、今回の市長選の投票率が、42%から70%に増えていたとしたら、増えた28%(19,040人)の票の大半は「新人候補で女性」の長谷川さんに投じられることになるのですから、「投票率が70%以上なら長谷川さんが当選」という、私が「投票日前日」に書き込んだ当落予想とおりになる可能性が有ったのです。
(1147字)
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2017-07-11 Tue
選挙の結果の解説」というからには、再選を果たした大久保市長の〈勝因〉と、椙田候補、長谷川候補の〈敗因〉に触れなければなりません。
しかし、選挙での「本当の勝因」と「本当の敗因」は、当の候補者当人にも判らないものです。
もちろん、選挙活動を担ってきた各選挙対策本部スタッフも、勝因と敗因の分析は人によって異なるでしょう。
「当選の要因」は誰もが気楽に指摘できますが、「落選の要因」は、候補者本人の資質や人間性にまで触れなければならなくなるので、誰もが本音では語れないものです。
そこで、まず気楽に語れる「大久保市長再選の勝因」を列挙してみました。
まずは「ムーミン」です。
このニュースから飯能市の「未来への期待」が一気に明るくなりました。このことは誰も異論は無いでしょう。
それから「面白い市長」であることです。
私は常々、飯能市に限らず自治体に必要なのは「面白い市長」「賢い市長」「強い市長」だと思ってきました。
私が飯能市に転入してきた1983年以来、市川さん、小山さん、沢辺さん、大久保さんの4人の市長を見てきましたが、何といっても大久保さんが一番「面白い市長」です。
とくに「飯能ワクワク」のポーズは、市民が揃って行うポーズとしては秀逸の面白さだと思います。
最初の頃は恥ずかしさが有りましたが、慣れてくると本当に「ワクワク感」で出てきます。中には〈ニワトリダンス〉と陰で冷笑する人もいるようですが、私は好きです。
「勝因」として重要なのは「大久保さんを馬鹿にしている人はいても、嫌っている人はいない」という点ではないでしょうか。
「馬鹿にされる」というのは、「愛される要素」という一面もありますが、「嫌われる要素」は選挙では致命的です。
椙田さんの「敗因」は、支障のない範囲でいえば「2013年の市長選に立候補しなかったから」ということに尽きるでしょう。
中には「2009年の時に沢辺市長の3選阻止で立候補するべきだった」と思っている人もいるようです。
長谷川さんの「敗因」は誰が見ても判るように「出馬表明が遅すぎた」ことでしょう。選挙では「後出しジャンケンは有利に作用する」ものですが、それにしても遅すぎました。
もし、市議選の前に出馬表明して、共産党の4市議や、他の共鳴する新人候補と一緒に「市議選の応援の時」から、長谷川順子の存在を強くPRしていたら、市長選の投票率は市議選の時よりもかなり上げられたのではないかと思っています。
(1013字)
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2017-07-11 Tue
今回の市議選(4/23)と市長選(7/9)の投票日が公表されてから、私は「もしかしたら4年後の市議選と市長選は同一投票日になるのではないだろうか」という可能性を考えるようになりました。
なぜなら、3月の飯能市議会定例議会の一般質問を傍聴していたとき、「市議の任期満了日と市長の任期満了日の間隔が90日以内であれば、その二つの選挙を同一投票日にできる規定がある」ということを聞いた記憶が有るからです。
2021年に実施される市議選と市長選の日程が「同一投票日」になるか? それとも従来通り「4月市議選・7月市長選」になるかは、大久保市長の決断次第です。
なぜなら、飯能市に限らず、大半の市町村選挙では、首長選挙よりも議会選挙のほうが投票率は高いからです。
つまり、同一投票日になれば、2021年の市長選の投票率は、市議選並みに高くなるからです。
さらに、初めての「市議選と市長選の同時選挙」ということに市民の関心が高まるので、今年の市議選の50%を上回ることは確実です。
当ブログに7/8付で書いたように、「投票率は低ければ低いほど現職候補に有利に作用する」ので、大久保市長が3選を目指すのであれば、現職の自分が不利になる「高い投票率」は望まないでしょう。
つまり「同時選挙にはしない」ということです。
しかし、大久保市長が3選を望まずに「2期で引退」を心に決めていれば、「画期的で大幅な経費削減となる同時選挙」に踏み切るかもしれません。
もし、大久保市長が「2期で引退」したら、2021年の市長選は新人候補だけの選挙になります。
そのような選挙の場合、投票率は下記のように作用していきます。
D・「投票率が低ければ低いほど当選回数を重ねてきた市議経験者の候補者に有利に作用する」
E・「投票率が高ければ高いほど市議を経験していない全くの新人候補に有利に作用する」
つまり、大久保市長が、「自分の後継者」として、現職市議の誰かを指名する予定であれば「同時選挙にはしない」と予想できます。
あるいは、大久保市長が「自分の後継者」として、市議ではない全くの新人を指名する予定で有れば「同時選挙にする」と予想できるわけです。
もちろん、前述してように、大久保市長が「同時選挙」に向けて全く動かない場合は「3選を目指すと決めている」という予想もできるわけですから、この「2021年の市議選と市長選」は今からもう既に楽しみにしています。
その時、私は72才。父親は74才で他界しているので、その同時選挙の顛末をみるのを励みに、なんとか生きていたいものだと思います。
(1052字)
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