2017-11-08 Wed
20A1年。この年最大の変化は、西武池袋線の飯能駅と東飯能駅の位置づけが変わったことでした。
元加治駅から飯能駅を経ずに東飯能駅に向かう線路が再整備され、池袋駅を始発とする西武秩父行きの特急レッドアロー号が、元加治駅の次に飯能駅には向かわずに、東飯能駅に停車することになったのです。
それだけでなく東飯能駅は、急行や快急の始発駅にもなったのです。
このことによって、レッドアロー号とJR八高線の接続が飛躍的に良くなり、両者の乗客がそれ以前より20%も増えたのです。
その結果、飯能駅は特急停車駅ではなくなったばかりでなく、「練馬駅~豊島園駅」や「西所沢駅~西武球場前駅」と同じように東飯能駅との間の往復を繰り返すだけの「はみ出し線の駅」になってしまったのです。
もちろん、それまで美杉台地区と飯能駅を往復していた路線バスは、飯能駅前を経て東飯能駅まで延長されるようになりました。
この「東飯能駅の格上げ」に反対する住民はいなかったのですが、逆に「飯能駅の格下げ」には飯能駅前周辺の住民や店舗、事業者は猛反対をしたのですが、それは何の効果も出せなかったのです。
私の自宅は、飯能駅から徒歩10分なのですが、東飯能駅までは15分もかかるので、かえって不便になり、不動産価格も下がることになるので個人的にはマイナス要素が多いのですが、飯能市全体と西武鉄道にとっては大きなプラスになることは判っていたので反対する気は置きませんでした。
なせなら、不動産価格が上がろうと下がろうと、その住まいを終の棲家と決めたものにとっては、売却しない限り何の影響も無いからです。
西武鉄道が、この「飯能駅と東飯能駅の位置づけの大転換」を推進した背景には、20A0年に東飯能駅とJR八高線の高麗川駅の中間に新駅「ムーミンランド前駅」が出来たこと、さらに同じ八高線沿い在る米軍横田基地が軍民併用空港になることが決まり、JR八高線の乗客が大幅に増えることが予想されていたことがあったのです。
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2017-11-10 Fri
20A2年。この年最大の変化は、東飯能駅と繋がっていた丸広飯能店が営業不振から閉店。その建物を飯能市が購入して、そこに市役所を移転したことでした。
閉店した大型商業施設を自治体が買い取って、そこを市役所にするという事例は全国では特に珍しいことではありませんが、飯能市の場合は、下記の4点が、全国にはまだ無かった初めての事例になったのです。
1・<1、2階をスーパー、3階を書店にして家賃収入が得られる>
元々丸広飯能店時代は1階が食品売り場、2階が催事スペース飲食スパースだったので、そのまま丸広が食品スーパーとしてテナントとして入居。元々6階にあった書店が3階に移動してそのまま営業しているので市役所は家賃収入を得られるようになったのです。
2・<4階~7階を市役所庁舎にして07時~23時開庁>
この「セブンイレブン・タイム」に落ち着きました。これによっても市職員の勤務もフレックスタイム制になったのです。
3・<8階と屋上が24時間保育園>
屋上は当然、保育園の運動場です。当初のプランでは「始発前から終電後までの保育」が検討されたのですが、最終的には24時間保育になり、短期間の「宿泊預かり」も受け入れるようになり、そのスタイルがこの飯能を発祥の地として全国に広がったのです。
4・<屋上に露天風呂のある銭湯>
近隣のスーパー銭湯と競合しないように「銭湯」料金で営業しているので、ハイキング客、登山客がここで汗を流してさっぱりしてから帰りの電車に乗れるようになったので、近隣の居酒屋の来客数もかなり増えたようです。
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2017-11-15 Wed
JR八高線沿いにあった旧市役所の売却が決定してからは、様々な「買い手」が現れました。
JR八高線の運行を西武鉄道が引き受けるというプランが噂された時は、一部では西武鉄道本社が所沢から移転してくるのではないかという噂が出たこともありました。
さらには、住宅施工会社が一戸建て住宅団地を企画したこともありましたが、いづれのプランも実現には至りませんでした。
最終的には、不動産開発会社によって、ホテルとオフィスと住宅を併設した中型商業施設になったのです。
このプランを知った時の飯能市民の当初の反応の中には「いまさら複合商業施設なんて・・・・」というものも有ったのですが、その施設全体が高度な集成材による木造の建物で、しかも10階建てと言う規模に驚いたのです。
ホテルはもちろん、宮沢湖畔のムーミンランドのお客を当て込んだものですが、オフィスと住宅は<横田基地の民間機共用空港化>を当て込んでのものでした。
既にJR八高線の東飯能駅と金子駅の間には「駿河台大学前」駅が大学の請願駅として既に開業していたのでこれらの大学関係者の住宅としてのニーズも有ったようです。
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2017-11-18 Sat
市内の街中の印象で、市民と他所から来た人との違いの中で最大のことは「街路樹の少なさ」でした。
市民にしてみれば、市の面積の75%は山間部なので「樹木に囲まれている」という感覚なので、街中に街路樹が少ないという印象が無かったのでしょう。
景観にもなる街路樹を道路に植えるある程度の歩道の面積を必要とするので、飯能市内の狭い道路ではそれが出来なかったのです。
そこで飯能市が取り組んだのが駅前広場に広葉樹の樹木を増やしていったことです。そのためには道路の幅員を狭くしなければなりません。
そこで飯能市が採った方法は「飯能駅と東飯能駅周辺の道路を思い切って「一方通行」にしたことです。もちろん、それによって路線バスのルートも変更しました。
その結果、駅前広場はどこも樹木で覆われるようになり、飯能市に来て初めて駅前広場に出た人たちに「山間部だけはなく街中にも緑の多い街」という強い印象を与えることが出来るようになったのです。
街路樹を増やす際に最も大きな課題になったのは「樹木の種類の選択」でした。
冬の陽当たりを重視しなければならない場所は落葉する広葉樹で揃えましたが、その他のエリアでは極力、「実のなる果樹」を植えることにしたのです。
梨、柿、蜜柑、柚子、梅、サクランボ、栗、枇杷、イチジク・・・・。
苺や葡萄などは街路樹と街路樹の間に置かれた木製の大型プランターに植えられたのです。
この多種類の果樹の街路樹は、そのまま飯能市内の全域に点在している「観光農園」のPRにもなっているのです。
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