2018-01-02 Tue
飯能市は、先日、民間企業の<メッツア事業>に対して「計2億円の公金」を提供することを決めました。
「1億5000万円の支出と5000万円の出資」を伴う補正予算案を昨年12月の市議会に提出。
議会はこれを「賛成11・反対7」で可決しました。
支出と出資の違いはあっても「民間事業に2億円の「公金を提供」することになったわけです。
本紙にはこの案件に関する議員の賛成意見と反対意見が掲載されていましたが、何回読み込んでも「賛成意見」には納得できません。
そこで、「自治体が民間のテーマパーク事業に公金を提供してはいけない理由」を私なりの構成でまとめていくことにします。
そのキーワードが「本質」「原則」「公正」です。
「公正」は、できれば「公明正大」という意味での「公明」にしたいのですが、日本では公明党が誕生して以来「公明」という言葉が使いにくくなっているので、不本意ながら「公正」という言葉を使うことにします。
(1)コトの「本質」を見抜け
(2)公金の使途には「原則」がある
(3)公平「公正」を貫くには「公明(情報公開)」が不可欠
以上のキーワードとキーフレーズを使って、これから「メッツア事業への公金提供がダメな理由」を一気に述べていきたいと思います。
たぶん50回は越すと思います。
(543字)
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「1億5000万円の支出と5000万円の出資」を伴う補正予算案を昨年12月の市議会に提出。
議会はこれを「賛成11・反対7」で可決しました。
支出と出資の違いはあっても「民間事業に2億円の「公金を提供」することになったわけです。
本紙にはこの案件に関する議員の賛成意見と反対意見が掲載されていましたが、何回読み込んでも「賛成意見」には納得できません。
そこで、「自治体が民間のテーマパーク事業に公金を提供してはいけない理由」を私なりの構成でまとめていくことにします。
そのキーワードが「本質」「原則」「公正」です。
「公正」は、できれば「公明正大」という意味での「公明」にしたいのですが、日本では公明党が誕生して以来「公明」という言葉が使いにくくなっているので、不本意ながら「公正」という言葉を使うことにします。
(1)コトの「本質」を見抜け
(2)公金の使途には「原則」がある
(3)公平「公正」を貫くには「公明(情報公開)」が不可欠
以上のキーワードとキーフレーズを使って、これから「メッツア事業への公金提供がダメな理由」を一気に述べていきたいと思います。
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2018-01-03 Wed
いま飯能市内に漂っている「何とも言えない空気」は、「メッツアに異議を唱える人は飯能にムーミンパークが出来ることに反対している人だ!」という〈決めつけ〉です。
市民の中には「メッツアについての疑念を口にするとそれだけで〈反市長派のレッテル〉を貼られるからなかなか本音が言えない!」と嘆いている人もいます。
私自身はいままで、自分のブログやfacebookでは一度も「宮沢湖畔にムーミンのテーマパークが出来るのは反対!」と書き込んだことや、周囲の人たちに反対を表明したことは一度もありません。
むしろ、メッツア計画が公表されて初めてムーミンに興味を抱き、あらためて図書館でムーミン本を借りて読み、ついには原作者の分厚い伝記まで読んでしまいました。
2016年6月にはフィンランドのムーミンワールドに妻と個人的な観光旅行に行ってきたほどムーミンには期待しています。
この旅行記は文化新聞に『フィンランドとムーミンワールド観光旅行のススメ』として2016年8月3日から3回に渡って掲載されました。
当blogには【フィンランドに行ってみる!?】という項目で、2016年4月13日~8月4日まで11回に渡って書いています。
私の現在の立脚点は、
「飯能にムーミンワールドが出来るのは大歓迎だが、それを推進する会社は、別にフィンテックグローバル社(略称FGI)や㈱ムーミン物語という会社でなくても構わない」というものです。
2015年6月30日の突然のニュース報道で「メッツア計画」を知った時は、単純にFGIという会社に期待していましたが、その後、この会社のことを知るにつれて「この会社は危うい!」「この会社とは安全な距離を取っていたほうが良いのではないか」と思うようになったのです。
その危惧することの一部は文化新聞2016年1月14日付に『飯能ムーミンパーク計画2017の基礎知識』というタイトルで掲載されています(全3276字)。
当blogには3分割して転載してあります。
2016年1月14日の当blog
2016年1月15日の当blog
2016年1月16日の当blog
この時書いた「FGIという会社への危惧」は、その後の「突然の計画延期」と「公開情報不足」によって益々強く感じられるようになってきたのです。
(804字)
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市民の中には「メッツアについての疑念を口にするとそれだけで〈反市長派のレッテル〉を貼られるからなかなか本音が言えない!」と嘆いている人もいます。
私自身はいままで、自分のブログやfacebookでは一度も「宮沢湖畔にムーミンのテーマパークが出来るのは反対!」と書き込んだことや、周囲の人たちに反対を表明したことは一度もありません。
むしろ、メッツア計画が公表されて初めてムーミンに興味を抱き、あらためて図書館でムーミン本を借りて読み、ついには原作者の分厚い伝記まで読んでしまいました。
2016年6月にはフィンランドのムーミンワールドに妻と個人的な観光旅行に行ってきたほどムーミンには期待しています。
この旅行記は文化新聞に『フィンランドとムーミンワールド観光旅行のススメ』として2016年8月3日から3回に渡って掲載されました。
当blogには【フィンランドに行ってみる!?】という項目で、2016年4月13日~8月4日まで11回に渡って書いています。
私の現在の立脚点は、
「飯能にムーミンワールドが出来るのは大歓迎だが、それを推進する会社は、別にフィンテックグローバル社(略称FGI)や㈱ムーミン物語という会社でなくても構わない」というものです。
2015年6月30日の突然のニュース報道で「メッツア計画」を知った時は、単純にFGIという会社に期待していましたが、その後、この会社のことを知るにつれて「この会社は危うい!」「この会社とは安全な距離を取っていたほうが良いのではないか」と思うようになったのです。
その危惧することの一部は文化新聞2016年1月14日付に『飯能ムーミンパーク計画2017の基礎知識』というタイトルで掲載されています(全3276字)。
当blogには3分割して転載してあります。
2016年1月14日の当blog
2016年1月15日の当blog
2016年1月16日の当blog
この時書いた「FGIという会社への危惧」は、その後の「突然の計画延期」と「公開情報不足」によって益々強く感じられるようになってきたのです。
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2018-01-04 Thu
私が「飯能市がメッツア事業に公金を提供するのはダメだ!」という根拠は下記の6つの視点から導かれたものです。
一つ目の根拠は、「自治体が絡んだテーマパーク事業の大部分は無残な結末で終わった」ので、飯能市ではその貴重な教訓を活かさなければならないということです。
二つ目の根拠は、「官と民との役割分担の大原則」から照らし合わせても、今回の「観光トイレ整備」名目の負担金支出とSPCへの出資は原則的に間違っているということです。
三つ目の根拠は、そもそも「ムーミンパーク誘致の経緯に関するある種の疑念」からも、今回の飯能市からの一方的な公金提供は止めるべきだということです。
四つ目の根拠は、「FGIという投資事業会社が秘めた本来的な危うさ」から、「飯能市はいいように利用されている」ことにそろそろ気づくべきだということです。
五つ目の根拠は、「企業の新規事業開発の本当の成功要因と失敗要因」から照合すると、FGIという会社は看過できない事態に陥っているということです。
六つ目の根拠は、「12月市議会での質疑応答に重要な欠落点があり、それを隠しての決議は正当性を欠く」ということです。
以上の6つの根拠から、私は「メッツアへの公金提供は今からでも止めるべきである」ということを強く訴えていきたいと思っています。
次回からは、それぞれの根拠に基づいた指摘や解説を重ねていきます。
(592字)
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2018-01-10 Wed
私が「飯能市がメッツア事業に公金を提供するのはダメだ!」という根拠として「6つの視点」を当blogに2018/01/04付けで書き込みましたが、その後、再考したら「9つの視点」になったので、改めて追加修正版をここに掲載します。
一つ目の視点は、「自治体が絡んだテーマパークの悲惨な末路から得た教訓を飯能市も学べ!」ということです。
今回のメッツア事業に対しても、飯能市ではその貴重な教訓を活かさなければならないのです。「過去の過ちと同じ轍を踏んではならない」のです。
二つ目の視点は、「官と民の役割分担から逸脱した公金提供は特定企業への利益供与になるから」ということです。
今回の<観光トイレ整備>名目の負担金支出とSPCへの出資は、特定企業への利益供与そのものだから止めるべきなのです。
三つ目の視点は「ふるさと納税・ムーミン基金の活用」としては金額も使途も間違っている」ということです。
そもそも、基金へ寄付した人たちの要望や意見を訊いたのでしょうか?
四つ目の視点は、「メッツア誘致の経緯に関しては不透明な部分が多いから、そこから種々の疑念が生じている」ということです。
FGIと飯能市が、必要な情報を後悔しない理由としている「インサイダー取引規制」ということも「意図的な誤魔化しの口実」にすぎないのです。
五つ目の根拠は、「12月市議会での質疑応答には重要な欠落点があり、それを隠しての決議は正当性を欠く」ということです。
六つ目の視点は、「FGIがあけぼの公園と飯能河原をビジネスに利用することの不透明な部分への危惧」です。
七つ目の視点は、「日本でのムーミンビジネス全体におけるメッツアビジネスの位置づけに関する危惧」です。
八つ目の視点は、「FGIには企業の新規事業開発での本当の成功要因が欠如していることへの危惧」です。
九つ目の視点は、「危うい投資事業会社の巧妙な延命工作に巻き込まれてしまうことになるかもしれない危惧」です。
飯能市は、「FGIという投資事業会社が秘めた本来的な危うさ」から、「いいように利用されている」ことにそろそろ気づくべきだということです。
以上の「9つの視点」から、私は「メッツアへの公金提供は今からでも止めるべきである」ということを強く訴えていきたいと思っています。
次回からは、それぞれの視点に基づいた指摘や解説を重ねていきます。
(950字)
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2018-01-11 Thu
私が「飯能市がメッツア事業に公金を提供するのはダメだ!」という根拠を導くことに至った〈9つの視点〉の一つは下記のようなものです。
<第1の視点>
これまでに日本では、自治体が民間のテーマパークに資金や人を出した事例はたくさん有りましたが、その殆どは不幸な結果に思ってしまったのです。
だからこそ、、「自治体が絡んだテーマパークの悲惨な末路から得た教訓を飯能市も学べ!」ということなのです。
その悲惨な多くの体験から日本が学んだ教訓とは、主なものでも下記のようなことがあります。
A1・自治体の首長は「テーマパークの地元誘致に成功した市長」は、「功を焦る」あまり、胡散臭い詐欺話のような事業計画に飛びついてしまうことが多い。
A2・自治体の首長が、その「胡散臭いテーマパーク事業計画」に公金を一度でも支出してしまうと、詐欺師たちは「自治体が運営に参画している」ことを誇張して宣伝し、地域の資産家や経営者たちからも出資や商売を持ち掛け、結果的に経済的な被害を大きくしてしまう。
その結果、後々まで「市が出資したことの責任」が問われ、深く関わってしまった人たちは地域で生活できなくなってしまう。
A3・その「胡散臭い詐欺話のようなテーマパーク計画」に飛びついてしまったとしても、市の公金を支出せずに、金銭的な損失を出さなければ、そのテーマパーク誘致騒動が「空騒ぎ」で終わってからも、「後々の笑い話」で済ませられる。
以上のような教訓からも、今回の「メッツア事業への2億円の公金出資と支出」は間違っているのです。
現時点では、「メッツア事業計画は詐欺に近い」と断言するつもりはありません。
しかし、計画公表から現在までのFGIの行動を外から観察している限りでは、結果的には、そのような事態になる可能性が極めて高いのだと、いうことだけは指摘しておきたいと思っています。
これはFGIへの「中傷」ではなく、飯能市役所や公金提供に賛成した市議さん達への「注意」です。
(807字)
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| 小久保 達 | 09:45 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::①自治体が絡んだテーマパークの悲惨な末路から得た教訓から |
2018-01-11 Thu
★メッツア事業への公金提供がダメな理由★⇒【①自治体が絡んだテーマパークの悲惨な末路から得た教訓から】No.02 門外漢でも「金を出せば口も出す」 ようになり、「船頭多くして・・・・」に陥ってしまう!
自治体が公金を提供した民間企業がまともな会社だったとしても、自治体が民間のテーマパーク事業に絡むことから生じた悲惨な末路から学んだことには下記のようなこともありました。
B1・事業立ち上げの段階から、大勢の法人や個人が出資したビジネスには、「金を出せば口も出す」ようになります。しかし、自治体には、「金を出す」ことはできても「テーマパーク開発に詳しい人材はいない」のです。
事業内容の疎い市職員が「口を出す」ようになると、企業側のスタッフとの「議論」「討論」「口論」が増えていきます。
そして、そのことに嫌気がさして、事業の企画段階当初から参画していた優秀な社員ほど「将来に見切りをつけて去っていく」ことになってしまうのです。
「やる気の有る者」が去った後のテーマパークは「妥協の産物」となり果てて、当初の期待とは程遠いお粗末な内容になってしまうのです。
テーマパーク事業に提供した公金が無駄に終わったとしても、それには自治体の職員が責任を負うことはありません。
「誰も最後の責任を負わない事業」は必ず形骸化していくのです。
そのような事態を避けるためにも、自治体は民間のテーマパーク事業には公金を提供してはならないのです。
(546字)
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| 小久保 達 | 23:56 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::①自治体が絡んだテーマパークの悲惨な末路から得た教訓から |
2018-01-12 Fri
自治体が公金を提供した民間企業がまともな会社だったとしても、自治体が民間のテーマパーク事業に絡むことから生じた悲惨な末路から学んだことには下記のようなこともありました。
C1・当所は純然たる民間ビジネスだった筈のテーマパーク開発も、地元自治体が「開園前から公金を提供する」ことによって、「これでこの事業は成功間違いない!」と多くの人たちが思い込むようになってしまう。
そのことによって、第三者からの追加出資は集めやすくなり、現実的に追加出資する第三者である法人も個人も「地元自治体が出資している」ことを「安全の保証」と思い込んで金額を増やすことにもなっていくのです。
その結果、過剰な資金を手中にすることによって、開発者の金銭感覚がおかしくなり、無駄な出費が増えて、やがて資金的に行き詰ってしまうことが極めて多いのです。
万が一、テーマパークが開園前に頓挫した場合、追加出資に応じた法人や個人は、「自治体が出資しているから成功すると思って出資したのだ!」とか「騙した自治体は責任を取れ!」という騒動になっていきます。
もちろん「投資は自己責任」なのですから、出資を勧めたとはいえ、自治体には法的な賠償責任を負うことはないのですが、このことによって地域の雰囲気が悪くなっていくのです。
これらのことからも、今回の「2億円の公金提供」はやるべきではないのです。
(610字)
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| 小久保 達 | 14:10 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::①自治体が絡んだテーマパークの悲惨な末路から得た教訓から |
2018-01-12 Fri
メッツア事業を推進しているFGIが健全な投資事業会社であったとしても、<官と民の役割分担>という大原則という観点からも、今回の「2億円の公金提供」は間違っています。
そもそも<官と民の役割分担>とは下記のようなことです。
D1・民がやっているコト・民がやりたがっているコト・民でも出来るコトは官はやらないほうが良い。(税金をそのようなことに使うべきではない)
D2・民がやっていないコト・民がやれないコト・民がやれなくなったコトでも、地域住民が求めているコトは官がやらなければならない。(税金はそのようなことにこそ優先的に使うべきである)
D3・民間企業が地元経済に貢献する可能性が大きいからといって、その企業から得る税収以上の公金を、その企業のために支出することは公平ではない。
商業施設メッツアビレッジやムーミンのテーマパークが開園したら、飯能市への地元貢献は大いに期待できるでしょう。
それ故、メッツア施設周辺の景観や公道等の整備に公金を投じることは、それが自治体本来の役割ですから何も異存はありません。
しかし、民間企業の私有地内の道路や上下水道などの基本的なインフラ工事は、あくまでも土地所有者の負担で行うべきであって、それを自治体の公金で行うことは不公平です。
今回のメッツア事業への「1億5000万円の支出」は、「公有地の公衆トイレと私有地の来場者用トイレとは明確に区別すべき」なのです。
メッツア敷地内にある「市有地での公衆トイレ設置」であるなら、市が直接、企画設計をして、地元業者に公園内での公共工事として直接発注すれば良いのです。
その為の予算は、メッツア事業への補助金という名目の〈現金提供〉ではなく、そのトイレ設置工事費を補正予算として議会に諮るべきことなのです。
飯能市が観光トイレと位置付けたとしても、それがメッツア事業関連会社の〈私有地内での来場者用トイレ〉であるなら、その設置工事は土地の所有者や使用者が自身の予算で行うべきなのです。
今回の「公金提供」は、「敷地内での位置、規模、設備内容、デザイン」等の仕様を定めずに、現金だけを民間企業に手渡すことであって、単に観光トイレ設置を名目にしただけの資金援助そのものではないでしょうか?
これは「特定企業への利益供与だ」と言ったら、言い過ぎなのでしょうか?
(979字)
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2018-01-14 Sun
<官と民の役割分担>の原則には、「官と民との癒着」「官と民との不透明かつ不公平な利害関係」を「排除する」という大前提があります。
それは下記のようなことです。
D4・自治体職員は、自分個人の利害が絡んだ企業に対して、公平性を欠く公金支出を行うと「特定企業への利益供与になる」ので避けるべきである。
今回の<メッツアへの公金提供>が特に問題になるのは、メッツア事業を推進しているFGIが〈上場企業〉であるという点です。
ご存知の方も多いと思いますが、FGIの株価は、2015年6月30日のメッツア計画の発表直後には、数日で発表前の約3倍に急騰しましたが、その後、上下を繰り返しながらも下降の一途を辿り、現在では発表前の株価よりも下回っています。
メッツア構想発表直後には、それまでの売買取引の百倍を超える売買がありました。
この時期に新たにFGIの株主になった多数の人の大半は飯能市民ではないかとみられています。
高値でFGIの株主になってしまった人たちは、現在「資産が半分以下に減る」という含み損を抱えて嘆いています。
もちろん、構想がマスコミで公表された後ですから、市関係者の誰がFGIの株を購入しても、いわゆるインサイダー取引規制には抵触しません。
FGI株に飛びついた人達の大半が「飯能市や西武鉄道がバックについているから成功間違いない」と思い込んでいたとしても、上場株の売買はあくまでも当人の自己責任です。
しかし、「資産価値を大幅に減らしたFGI株を抱えたまま「何とかしてFGIの株価が自分が買った価格を上回って欲しい!」「そのためには株価を押し上げる情報が早く出て欲しい!」と思っている人の中に、市職員がいたら、その人は「FGIの直接的な利害関係者」です。
今回の「メッツアへの公金提供」を企画した人、担当職員に指示した人、議案に賛成した人の中に、当人だけでなく配偶者や肉親の中にも「FGIの株主は一人もいない」と断言できるのでしょうか?
そもそも、「FGIの株主であるか否か」の確認をしたのでしょうか?
もしも、そのような確認も無しに、公金提供を決めたのだとしたら、それこそ、「確認作業を終了させてから再審議」すべきだと思うのですが、如何でしょうか?
(925字)
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それは下記のようなことです。
D4・自治体職員は、自分個人の利害が絡んだ企業に対して、公平性を欠く公金支出を行うと「特定企業への利益供与になる」ので避けるべきである。
今回の<メッツアへの公金提供>が特に問題になるのは、メッツア事業を推進しているFGIが〈上場企業〉であるという点です。
ご存知の方も多いと思いますが、FGIの株価は、2015年6月30日のメッツア計画の発表直後には、数日で発表前の約3倍に急騰しましたが、その後、上下を繰り返しながらも下降の一途を辿り、現在では発表前の株価よりも下回っています。
メッツア構想発表直後には、それまでの売買取引の百倍を超える売買がありました。
この時期に新たにFGIの株主になった多数の人の大半は飯能市民ではないかとみられています。
高値でFGIの株主になってしまった人たちは、現在「資産が半分以下に減る」という含み損を抱えて嘆いています。
もちろん、構想がマスコミで公表された後ですから、市関係者の誰がFGIの株を購入しても、いわゆるインサイダー取引規制には抵触しません。
FGI株に飛びついた人達の大半が「飯能市や西武鉄道がバックについているから成功間違いない」と思い込んでいたとしても、上場株の売買はあくまでも当人の自己責任です。
しかし、「資産価値を大幅に減らしたFGI株を抱えたまま「何とかしてFGIの株価が自分が買った価格を上回って欲しい!」「そのためには株価を押し上げる情報が早く出て欲しい!」と思っている人の中に、市職員がいたら、その人は「FGIの直接的な利害関係者」です。
今回の「メッツアへの公金提供」を企画した人、担当職員に指示した人、議案に賛成した人の中に、当人だけでなく配偶者や肉親の中にも「FGIの株主は一人もいない」と断言できるのでしょうか?
そもそも、「FGIの株主であるか否か」の確認をしたのでしょうか?
もしも、そのような確認も無しに、公金提供を決めたのだとしたら、それこそ、「確認作業を終了させてから再審議」すべきだと思うのですが、如何でしょうか?
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2018-01-17 Wed
今回の「メッツア事業への公金提供の是非を考える際の〈第3の視点〉は、「ふるさと納税・ムーミン基金の活用としては金額も使途も間違っている」ということです。
市の説明では、ムーミン基金が始まってから今までに集まった基金総額は2億円だそうです。
だから、その2億円を「メッツアビレッジの観光トイレ設置の負担金として1億5000万円を現金でメッツア事業者に提供し、5000万円をメッツア関連の不動産を所有する特別会社に出資するというのが、今回の公金提供の内訳です。
飯能市は「ムーミン基金への寄付なのだから」という理由で、そのお金を「メッツア事業に提供する」ことに何の問題も無いと説明しています。
本当にそうでしょうか?
飯能市のHPにアクセスしてみて下さい。
⇒ https://www.city.hanno.lg.jp/top
更に、このTOP頁下段にある<ふるさと納税 飯能市応援ページ>のバナーをクリックしてみて下さい。
⇒ https://www.city.hanno.lg.jp/furusato
その頁には<ふるさと納税を申し込むには>と書かれていて、
「1.寄附する基金を選ぶ」という項目をクリックすると「飯能市のふるさと納税のうち、応援したい基金を選び、寄附額を決めます。」という文章が表示されます。
そして、同じ頁に「ムーミン基金」「森林文化都市基金」「緑の基金」「文化スポーツ振興基金」の4種類の説明が掲載されています。
ムーミン基金は下記のように説明されています。
「小さな発見に満ちた北欧時間の流れる森と湖メッツァ」と連携した観光施策の推進のための基金です。
多くの皆様が快適に飯能市へお越しいただけるよう、「Metsä(メッツァ)」をはじめその周辺のインフラ整備や市内の観光地との連携強化など、観光地として魅力のあるまちを目指します。
この文章を読んでムーミン基金に寄附をした人は、自分の寄付したお金が「観光トイレ設置に関して飯能市が負担するお金」として使われることに納得するでしょうか? 「不動産所有会社への出資金」として使われることに納得するでしょうか?
そもそも、ムーミン基金に寄附をした人の何人かに、その使途についての意見を訊いてみたのでしょうか?
試しに、100人を無作為抽出して「ムーミン基金の使い道の要望アンケート」でもやってみたらどうでしょうか?
「今回の使い道でOKです」という人は殆どいないのではないかと思いますがどうでしょうか?
(958字)
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| 小久保 達 | 23:31 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::③「ムーミン基金の活用」としては金額も使途も間違っているから |