2018-01-17 Wed
今回の「メッツア事業への公金提供の是非を考える際の〈第3の視点〉は、「ふるさと納税・ムーミン基金の活用としては金額も使途も間違っている」ということです。
市の説明では、ムーミン基金が始まってから今までに集まった基金総額は2億円だそうです。
だから、その2億円を「メッツアビレッジの観光トイレ設置の負担金として1億5000万円を現金でメッツア事業者に提供し、5000万円をメッツア関連の不動産を所有する特別会社に出資するというのが、今回の公金提供の内訳です。
飯能市は「ムーミン基金への寄付なのだから」という理由で、そのお金を「メッツア事業に提供する」ことに何の問題も無いと説明しています。
本当にそうでしょうか?
飯能市のHPにアクセスしてみて下さい。
⇒ https://www.city.hanno.lg.jp/top
更に、このTOP頁下段にある<ふるさと納税 飯能市応援ページ>のバナーをクリックしてみて下さい。
⇒ https://www.city.hanno.lg.jp/furusato
その頁には<ふるさと納税を申し込むには>と書かれていて、
「1.寄附する基金を選ぶ」という項目をクリックすると「飯能市のふるさと納税のうち、応援したい基金を選び、寄附額を決めます。」という文章が表示されます。
そして、同じ頁に「ムーミン基金」「森林文化都市基金」「緑の基金」「文化スポーツ振興基金」の4種類の説明が掲載されています。
ムーミン基金は下記のように説明されています。
「小さな発見に満ちた北欧時間の流れる森と湖メッツァ」と連携した観光施策の推進のための基金です。
多くの皆様が快適に飯能市へお越しいただけるよう、「Metsä(メッツァ)」をはじめその周辺のインフラ整備や市内の観光地との連携強化など、観光地として魅力のあるまちを目指します。
この文章を読んでムーミン基金に寄附をした人は、自分の寄付したお金が「観光トイレ設置に関して飯能市が負担するお金」として使われることに納得するでしょうか? 「不動産所有会社への出資金」として使われることに納得するでしょうか?
そもそも、ムーミン基金に寄附をした人の何人かに、その使途についての意見を訊いてみたのでしょうか?
試しに、100人を無作為抽出して「ムーミン基金の使い道の要望アンケート」でもやってみたらどうでしょうか?
「今回の使い道でOKです」という人は殆どいないのではないかと思いますがどうでしょうか?
(958字)
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| 小久保 達 | 23:31 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::③「ムーミン基金の活用」としては金額も使途も間違っているから |
2018-01-19 Fri
今回の「メッツア事業への公金提供の是非を考える際の〈第3の視点〉は、「ふるさと納税・ムーミン基金の活用としては金額も使途も間違っている」ということです。
飯能市は「ムーミン基金への寄付なのだから」という理由で、そのお金を「メッツア事業に提供する」ことに何の問題も無いと説明しています。
それなら、どうして、今回の「観光トイレ設置の負担金としてメッツア事業者に1億5000万円を現金で提供する」ことを、未だにムーミン基金のサイトに「報告」として掲載しないのでしょうか?
基金を募って初めてその基金を使う」ことになったのですから、寄付してくれた人にwebサイトで下記の項目くらいは報告すべきではないでしょうか?
(1)基金から使った金額
(2)そのお金を支出した先(具体的な法人名)
(3)そのお金を支出した目的の明細
(4)そのお金を基金から支出した日時
(5)相手先う受領書の写真
(6)そのお金で購入した物や造った物の写真
上記の(1)~(3)は、今すぐにでも報告を掲載できるはずですし、(4)と(5)は、支出を実行した直後には報告を掲載できるはずです。
もちろん、(6)も報告を掲載して頂きますが、それは当然、支出目的の当の〈観光トイレ〉完成後になることは理解できます。
なぜ、飯能市は、ムーミン基金に寄附をしてくれた人たちへ「報告」しないのでしょうか?
寄附した人間の1人として私自身は「もし、今回のような支出が報告されていた」としたら、「これからは寄付をしよう!」という人は少なくなってしまうのではないかと予想しています。
だからと言って、飯能市が、今回の報告を掲載しないとしたら、それこそ「自らが今回の支出はムーミン基金の使途としては相応しくない!」ということを密かに自覚しているからではないでしょうか?
だとしたら、それも「メッツア事業に公金を提供してはダメな理由」の一つなのです。
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| 小久保 達 | 11:01 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::③「ムーミン基金の活用」としては金額も使途も間違っているから |
2018-01-20 Sat
今回の「メッツア事業への公金提供の是非を考える際の〈第3の視点〉は、「ふるさと納税・ムーミン基金の活用としては「使途だけでなく、その金額も大きく間違っている」ということです。
市の担当者は「ムーミン基金に2億円集まったので、その2億円を使う」と説明しています。
しかし、その2億円という金額が「寄付された金額の総額」のことなのか、それとも「返礼品の購入費と発送費などの経費を差し引いて残った金額」なのかが明確にされていません。
私が議会を傍聴した時の記憶では、「寄付された金額」のことだと理解しています。
いままでの返礼品の経費としては総額で幾ら使われたのでしょうか?
総務省は昨年末にふるさと納税制度を実施している全自治体に「返礼品の金額は寄付金額の30%以内に」という通達を出しています。
仮に飯能市が当初から「返礼品の割合を30%以内にしていた」としたら、残った寄付金額は1億4000万円でしかありません。
ムーミン基金から支出できるのはその金額以内でなければならないのではないでしょうか?
もしも、2億円そのままを、「寄付して頂いた金額」だからということで使ってしまったら、返礼品贈答経費の7000万円は「飯能市の持ち出し」ということになっているわけです。
支出項目が何であれ、この「予定外の出費」に関して議会は承認したのでしょうか?
この件に関しては、12月市議会では「質問されなかった」と思うのですが・・・・。
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| 小久保 達 | 11:48 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::③「ムーミン基金の活用」としては金額も使途も間違っているから |
2018-02-18 Sun
★メッツア事業への公金提供がダメな理由★⇒【③ふるさと納税・ムーミン基金の活用としては金額も使途も間違っているから】No.05 寄付金総額だけで「寄付者の内訳」と「返礼品経費」が公表されないのは何故?
飯能市は2/16付でwebサイトに「飯能市ふるさと納税の寄附状況について」と題して、ムーミン基金等4つの基金毎の寄付金総額を公表しました。
https://as-hanno.s3.amazonaws.com/at/9149.pdf
やはり「寄付として受け取った金額」だけで「返礼品の購入と送付費用」などの諸経費は公表されていません。
「ムーミン基金として2億円強の寄付金が集まったからそれをそのままメッツア事業に使うだけ」という理屈をそのまま押し通すつもりのようです。
ふるさと納税の本来の主旨は「地元住民以外の市外の人たちからの寄付を受ける」ことなのですが、その寄付者の「市内と市外の人数と金額」も全く公表されていません。
(295字)
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https://as-hanno.s3.amazonaws.com/at/9149.pdf
やはり「寄付として受け取った金額」だけで「返礼品の購入と送付費用」などの諸経費は公表されていません。
「ムーミン基金として2億円強の寄付金が集まったからそれをそのままメッツア事業に使うだけ」という理屈をそのまま押し通すつもりのようです。
ふるさと納税の本来の主旨は「地元住民以外の市外の人たちからの寄付を受ける」ことなのですが、その寄付者の「市内と市外の人数と金額」も全く公表されていません。
(295字)
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| 小久保 達 | 12:02 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::③「ムーミン基金の活用」としては金額も使途も間違っているから |
