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★メッツア事業への公金提供がダメな理由★ ⇒【⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧】No.01 関わった全員が「ハッピーになるキャラクタービジネス」としてのムーミンビジネスの原点  
メッツア事業への公金提供の是非を考える際の〈第7の視点〉は、「ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧」ということです。


ムーミンビジネスとは「ムーミンを商売のネタにする」ことです。

キャラクタービジネスは、「作者が小説や絵本、コミック等でキャラクターやストーリーを生み出した」時点では、単に、「作者が作品を描いた」という創作活動の範疇であって、まだ「ビジネス」とは言えません。

ムーミンも、作者のトーベ・ヤンソンさんが、アトリエでムーミンの絵や物語を描いていた頃は、まだムーミンビジネスは始まっていません。

ムーミンに限らずキャラクタービジネスの第一段階は、<出版化>です。

ムーミンの本を、出版社が「これは商売になる」と思って出版され、作者はその印税を手にします。

その本が売れれば、出版した会社も、その本を売った書店も、そして印税を貰ったトーベ・ヤンソンさんにも、それ相応の収入がもたらされ、ハッピーになります。

もちろん、その本を読んだ子供たちも、我が子にその本を買ってあげた親もハッピーです。

そして、その本が世界各国で翻訳されて出版されるようになると、その国々の出版社と書店と読者たちだけではなく、出版化権を斡旋した各国のエージェントもハッピーになります。

関係する全員がハッピーになります。ここがムーミンビジネスの始まりです。

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| 小久保 達 | 14:45 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧 |
★メッツア事業への公金提供がダメな理由★ ⇒【⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧】No.02     ムーミンビジネスは<アニメ化>を経て<グッズ化>になり、やがて・・・・。

キャラクタービジネスの第2段階は、<アニメ化>です。

キャラクターとストーリーをアニメ化し、テレビ放送や映画館での上映をすることで、さらに「ビジネスの関係者の輪」が広がっていきます。

アニメ化をする製作者、そこからアニメ映像の発注を受けたアニメ作画会社、アニメを放送するテレビ局とスポンサー企業、映画を配給する映画会社と、それを上映する映画館が、それぞれ充分な収入を得ることでハッピーになります。

もちろん、テレビや映画を観て楽しめるファンもハッピーになります。

この場合は、多くが最初にビジネス化した出版社が中心になっていることが多いものです。

このアニメ化によってファン層が桁違いに増えたときから、<キャラクターグッズの製造販売>という第3段階になっていきます。

ムーミンビジネスの場合は、このキャラクターグッズは、縫いぐるみ、雑貨、文具、衣服、お菓子・・・・と多方面に広がっていきます。

そして、フィンランド本国でトーベ・ヤンソンの著作権を引き継いでいる会社だけでなく、世界中の国々で、その著作権管理を代行するエージェントも収入が増えていってハッピーになります。

日本だけでも、ムーミン関連グッズは1000種類を超えているのではないでしょうか。

グッズの種類が増えれば、そのグッズだけを販売する専門店がムーミンビジネスに加わってきます。

日本では本国フィンランドのような常設の本格的な大型専門店はまだありませんが、代わりに百貨店の催事場で1週間から2週間の期間限定で、ムーミングッズを集中的に販売する<ムーミンフェア>が全国各地のどこかで毎日のように開催されています。

そのムーミンフェアを展開している会社も、会場を提供している百貨店も、そこで大好きなムーミングッズを買う人も、みんなハッピーになります。

そして、ムーミンキャラクターを模したアイスクリームやパンも作られ、それらを食べるレストランも既に営業展開します。

そのレストランの空いているテーブルには、多種類のムーミンキャラクター達の縫いぐるみが腰掛けています。

1人で来店したお客も、そのムーミンキャラクターとの相席で食事することもできるのです。

もちろん、そこではお店で働く人も、お客さんもハッピーになります。

これらの全体を称してムーミンビジネスと言います。

そこに今度はムーミンビジネスに、キャラクタービジネスとしては第4段階の<テーマパーク>という段階になっていこうとしているのです。

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| 小久保 達 | 18:02 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧 |
★メッツア事業への公金提供がダメな理由★ ⇒【⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧】No.03      ムーミンビジネス全体からは「メッツアは外れている」のでは?
  
キャラクタービジネスは<出版化>→<アニメ化>→<グッズ化>を経て第4段階の<テーマパーク化>に至ります。

このキャラクタービジネスの代表例は、もちろんディズニーランドです。

出版とアニメによって多品種かつ大量のグッズが飛ぶように売れていき、それがテーマパークへの来場者を生みだします。そしてテーマパークでも、キャラクターの書籍、DVD、グッズ等が大量に買われていくのです。

つまり、書籍の出版と販売、動画の製作と上映放送と販売、グッズの製造と販売、テーマパーク運営に関わるそれぞれの多くの企業が、お互いが相乗効果を生んで、お互いがハッピーになっているのです。

これがキャラクタービジネスの基本であり理想的なスタイルなのですが、メッツア事業に関しては、どうもいままで日本国内で築かれてきたムーミンビジネスの中での「位置づけ」が、基本通りにはなっていないのです。

例えば、日本でムーミンビジネスを根付かせ、発展させてきた出版社、テレビ局、映画会社、グッズのメーカーと展示販売会社、レストラン会社等の殆どが、現時点ではメッツアと何の関りも持っていないのです。

殆ど「無視されている」に等しいくらいなのです。

もしかしたら、実際にメッツアビレッジやムーミンバレーパークが開業したら、それらの会社との共存共栄が促進されていくようになるのかもしれません。

あるいは、いつまでも「接点が無く」、お互いの相乗効果を発揮できない状態が続くことになるのかもしれません。

現時点での状況判断では「後者のほうになっていく可能性が高い」のです。

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| 小久保 達 | 19:55 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧 |
★メッツア事業への公金提供がダメな理由★ ⇒【⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧】No.04      メッツアビジネスとムーミンビジネスの区別は理解されているの?  
   
簡潔に言えば、「メッツアビジネスはムーミンビジネスから疎外されている」感で包まれているのです。

私には「メッツアビジネスとムーミンビジネスは別物なのかもしれない」という危惧がどうしても拭いきれないのです。

例えば、飯能市民以外の人に「飯能にはムーミンのテーマパークが出来る!」と言えば、殆どの人から「それは凄いね!」「楽しみだね!」という反応が返ってきますが、「飯能にはメッツアが出来る!」と言っても、全員が「何?それ」という反応しか返って来ないのです。

なぜFGIはメッツア計画に、ムーミンパークとかムーミンランドのようにムーミンと言う言葉を冠しないのでしょうか?

なぜ、メッツアビレッジとムーミンバレーパークなのでしょうか?

どうしてメッツアビレッジをムーミンビレッジにしなかったのでしょうか?

そもそも、なぜ、ムーミンワールドというフィンランドでの名称を使わないのでしょうか?

なぜ、ムーミンワールド・ジャパンという名称にしなかったのでしょうか?

ムーミンワールドを運営している会社との連携が全く無いのはどうしてでしょうか?

日本各地のデパート催事場で<ムーミンフェア><ムーミンマーケット>を展開している会社がメッツアビレッジに関わっていないのは何故なのでしょうか?

ムーミン本を出版して来た講談社や宝島社が関わってこないのは何故なのでしょうか?

ムーミンのDVDを発売しているビクターや東映が関わって来ないのは何故なのでしょうか?

今年の11月に開園予定のメッツアビレッジでは、日本で販売されている豊富な種類のムーミングッズが買えるのでしょうか?

それとも、メッツアが絡んだ全く別の新たなムーミングッズしか買えないのでしょうか?

FGIは〈メッツア〉を〈ムーミン〉に代わる独自ブランドにしようという意図が有るのではないでしょうか?

もちろん、独自ブランドは、それはそれで何の問題も有りませんが、多くの人が「メッツア=ムーミン」と思い込むようになってしまったら、それは新たな「問題」を引き起こすことになります。

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| 小久保 達 | 08:02 | comments (0) | trackback (0) | ★メッツア事業への公金提供がダメな理由★::⑦ムーミンビジネス全体でのメッツアとムーミンのテーマパークの位置づけへの危惧 |
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