2019-02-19 Tue
これは、飯能市内で毎月開催されている『大人のための朗読会』において、2019年3月9日から、〈大人のための電気紙芝居〉として朗読される予定の「台本」原稿です。
これから始まる電気紙芝居『飯能いまどきテーマパーク騒動記』は、語る人によって、あるいは、聞く人によって、そのタイトルが変わっていくことになる、とても不思議な構成になっています。
ある人にとっては『頑張れ!ムーミン、飯能物語』というタイトルになるかもしれません。
また、別のある人にとっては、『飯能ムーミンパーク奮戦記』かもしれませんし、もしかしたら、『日本いまどきテーマパーク始末記』というタイトルになるのかもしれません。
ここで聞いている皆さんは、ご自分の感じたままのタイトルをつけて聞いて頂きたいと思います。
(358字)
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2019-02-20 Wed
時は、平成27年。西暦2015年6月30日。
場所は、東京・港区、西武鉄道系列のプリンスホテル。宴会場。
その宴会場にマスコミ各社を集めて、記者会見が行われました。
物語は、ここから、始まります。
もちろん、その前から、水面下では、様々な交渉が繰り広げられ、かつ、各種の準備が進められていたのですが、それは当人たち以外に知っている人はいなかったのです。
この記者会見に臨んだのは、3人の中年の男達でした。
1人は、埼玉県飯能市の市長。
もう1人は、西武鉄道の社長。
この記者会見に出席したマスコミ各社の記者たちは、飯能市も西武鉄道も、市長や社長の個人名や顔を知らなくても、その自治体や鉄道会社のことを知らない者は一人もいませんでした。
ところが、3人の中のもう1人の男を知っている人は、この日集まったマスコミ各社の記者たちの中には、殆どいなかったのです。
それが、フィンテックグローバルという投資事業会社の社長だったのです。
この記者会見で、「飯能市にある宮沢湖の湖畔に、ムーミンのテーマパークが造られる」ということが発表されたのです。
その宮沢湖の湖畔は、西武鉄道が何十年も所有していた土地だったのです。
西武鉄道はその土地を資産売却リストに挙げて、買い手を探していたのですが、いままで売れずに残っていた土地が、6億円で売れたのです。
しかも、ムーミンのテーマパークが開園すれば、その来場者の大半は、西武鉄道の電車を利用してくれることになるのです。
それによって増える利益は年間で何億円になるのでしょうか?
それは予想もつかない金額になるかもしれないのです。
西武鉄道が所有していた、その土地を買って、そこをムーミンのテーマパークにするのがフィンテックグローバルという会社だったのです。
飯能市に、世界的に知名度の有るムーミンのテーマパークが開園することになれば、日本中から、世界中から大勢の人がやってくることになります。
地元にお金が落ちます。
雇用も増えます。
飯能市の税収も増えます。
その前に、これから飯能市の知名度、認知度が飛躍的に向上するのは確実です。
だからこそ、この3人が揃っての記者会見だったのです。
ところが、この3社合同の記者会見が全国に報道されることによって、新たな、ムーミンのテーマパークとは別の騒動が巻き起こることになっていくのですが、この時点では、この3人以外は全く予想もつかなかったのです。
(1006字)
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場所は、東京・港区、西武鉄道系列のプリンスホテル。宴会場。
その宴会場にマスコミ各社を集めて、記者会見が行われました。
物語は、ここから、始まります。
もちろん、その前から、水面下では、様々な交渉が繰り広げられ、かつ、各種の準備が進められていたのですが、それは当人たち以外に知っている人はいなかったのです。
この記者会見に臨んだのは、3人の中年の男達でした。
1人は、埼玉県飯能市の市長。
もう1人は、西武鉄道の社長。
この記者会見に出席したマスコミ各社の記者たちは、飯能市も西武鉄道も、市長や社長の個人名や顔を知らなくても、その自治体や鉄道会社のことを知らない者は一人もいませんでした。
ところが、3人の中のもう1人の男を知っている人は、この日集まったマスコミ各社の記者たちの中には、殆どいなかったのです。
それが、フィンテックグローバルという投資事業会社の社長だったのです。
この記者会見で、「飯能市にある宮沢湖の湖畔に、ムーミンのテーマパークが造られる」ということが発表されたのです。
その宮沢湖の湖畔は、西武鉄道が何十年も所有していた土地だったのです。
西武鉄道はその土地を資産売却リストに挙げて、買い手を探していたのですが、いままで売れずに残っていた土地が、6億円で売れたのです。
しかも、ムーミンのテーマパークが開園すれば、その来場者の大半は、西武鉄道の電車を利用してくれることになるのです。
それによって増える利益は年間で何億円になるのでしょうか?
それは予想もつかない金額になるかもしれないのです。
西武鉄道が所有していた、その土地を買って、そこをムーミンのテーマパークにするのがフィンテックグローバルという会社だったのです。
飯能市に、世界的に知名度の有るムーミンのテーマパークが開園することになれば、日本中から、世界中から大勢の人がやってくることになります。
地元にお金が落ちます。
雇用も増えます。
飯能市の税収も増えます。
その前に、これから飯能市の知名度、認知度が飛躍的に向上するのは確実です。
だからこそ、この3人が揃っての記者会見だったのです。
ところが、この3社合同の記者会見が全国に報道されることによって、新たな、ムーミンのテーマパークとは別の騒動が巻き起こることになっていくのですが、この時点では、この3人以外は全く予想もつかなかったのです。
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2019-02-22 Fri
本来は<飯能ムーミンパーク物語>という、ごく普通のタイトルが付けられるはずだった物語が、なぜ騒動記と言われるようになったのか?
その最初の発端が、この写真がマスコミによって広く出回ったからなのです。
(下記サイトの全てに2015年6月30日の3社共同記者会見の写真が掲載されています)
https://matome.naver.jp/odai/2143566911610738101/2143566999312060203
https://youpouch.com/2015/06/30/280445/
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/709569.html
http://sharetube.jp/article/856/
https://news.mynavi.jp/article/20150701-a330/
飯能市長と、西武鉄道の社長と、フィンテックグローバルの社長が、記者会見の場で、3人仲良く並んでいる写真です。
それは、この写真を見た人によって、宮沢湖畔に出来るムーミンのテーマパーク事業が「誰の事業であるのか?」という認識に大きなズレを生むことになったからなのです。
そこで、この電気紙芝居では、この写真を見せて、会場にいる人たちに、いつも必ず確認していることがございます。
名付けて<メッツァは誰の事業なのか?認識のズレ確認アンケート>
(381字)
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