2022-05-12 Thu
飯能市と観光協会が「4/21~5/8」に実施した<飯能河原有料化実証実験事業>は、その目的が市民には明確にされないまま終了しました。
その実証実験の結果や得られた成果は当然市民に公表されると思いますが、その実験の目的自体が明確になっていなければ、その結果や成果についての評価は曖昧で抽象的な内容になってしまうものです。
私を含めて飯能河原周辺住民たちが直面してきた「BBQ客による迷惑行為」は下記のようなことでした。
❶河原に面した公道での違法駐車、迷惑停車。
❷専用器具を使用しない地面での直火による河原の石の焼け焦げ、燃えカス放置。
❸夜間の花火、大声、楽器演奏などの騒音。
❹河原や公道の放置ゴミ、民家へのゴミのポイ捨て。
❺迷惑行為を注意した住民への威嚇と暴言
もちろん上記の全ては飯能河原に限ったことではなく、市内河川の全ての河原に共通していることですが、それだけではなく日本全国の河原でも共通している問題なのです。
いままで飯能市や観光協会が市民に対して説明してきた「目的らしきコト」は主に下記のようなことでした。
A・河原の放置ゴミを減らす。
B・近隣住民への迷惑行為を減らす。
C・河原使用のルールを確立し徹底させる。
D・夜間利用禁止とキャンプ宿泊禁止を継続する
これららABCD4点の問題を解決する方法として〈有料による利用制限〉は確かに効果的な方法の一つではあると思います。
私見ですが、河原でのトラブルや放置ゴミが無くなった最大の要因は「有料化」ではなく「有料化のために大勢のスタッフが常駐し監視の目を光らせていた」からだと思っています。
飯能市や観光協会が主導する以上、この実証実験は、飯能河原だけではなく、少なくとも飯能市内の河川の河原全体を対象にして考えるべきではないでしょうか。
その上で「今年はまず飯能河原で有料化を実験してみる」というのが、市役所の取り組み基本姿勢だと私は思っています。
そこで、当ブログでは【飯能河原BBQ有料化実験】とは別に、新たに【河原利用の迷惑行為問題の抜本的な解決策を!】という中項目を書いていくことにします。
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2022-05-13 Fri
<河原でのBBQの是非>や<河原利用の有料化><河原利用ルール>を「飯能河原に限定して決める」場合、まず最初に考慮すべきことは下記の5点です。
A・「飯能河原でのBBQの魅力」は、綺麗な水洗トイレや洗い物ができる水場がエリア内に3ヶ所もあるのに「無料」だということ。
B・日本全国ほとんどの有料BBQ場が川の流れから離れた場所に在るのに飯能河原は本当に清流の近くでBBQが出来ること。
C・特急電車も停まる飯能駅から徒歩10分で来られるので全ての食材は駅ビルで揃い、河原に公営駐車場が無くても不便ではないこと。
D・車でQQBに行きたい人のためには同じ入間川沿いに駐車場完備の有料BBQ場がたくさん在ること。
E・飯能河原左岸の[タケマツ]以外に、最近さらに右岸に[リバランタ]や[ウエストリバーBBQ]が営業を始めたことで
「食材やテント、BBQ用具の持ち込めば・予約不要で無料」と「予約すれば手ぶらで来ても楽しめる有料BBQ場」の両方を選んで楽しめるようになったこと。
上記5点の「飯能河原ならではの特徴」の中で特筆すべきは
Aの「無料」、、
Cの「駅から近い」、
Eの「有料BBQ場でも無料BBQエリアでも自由に選べる」
ことの3点です。
その上で「飯能河原でのBBQ有料化の是非」を考えるべきではないでしょうか。
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2022-05-14 Sat
前回(No.2)で書いたように、行楽地としての飯能河原の最大の魅力は「BBQが無料で出来る!」ことですが、それと引き換えに、周辺住民には大きなデメリットが生じていました。
それが初回(No.1)で書いた❶迷惑駐車❷河原の焼け焦げ❸騒音❹放置ゴミ❺住民とのトラブルの5点です。
確かに「河原でのBBQを有料化する」ことで上記のデメリットは減るでしょう。
しかし<4/21~5/8>の「河原BBQ有料化実証実験」に関して言えば、「有料化したから迷惑行為が減った」のではなく、「有料化のために大勢のスタッフが張り付いていたから迷惑行為が減った」のではないかと思っています。
つまり「有料化しなくても監視スタッフが大勢居れば迷惑行為は減る」と思います。
逆に言えば「有料化しても監視スタッフが少なければ迷惑行為はゼロにはならない」と思います。
結論を言えば、「QQBエリアに充分な監視スタッフを常駐させれば迷惑行為はかなり減る」「その常駐スタッフ等の経費を全額公費で賄うか、利用者から徴収するかは自治体で決めること」ということになりますね。
それが「BBQ有料化」と「監視スタッフ」と「迷惑行為」との相関関係だと私は確信しています。
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2022-05-15 Sun
日本の河川の河原BBQ場には、おおよそ〈有料〉〈無料〉〈無許可〉の3種類があります。
A・「専用エリアで管理人が常駐しサービスが充実している有料のBBQ場」
当然、駐車場とトイレは完備、BBQ用品やテント類のレンタルもやっている所が多い。
予約で「食材や飲料の提供」も有り、キャンプ場を兼ねている所も多い。
B・「無料なので常駐する管理人はいないがトイレや洗い場はあるBBQ容認エリア」
BBQエリアが明確に区切られてはいない河原が多い。
管理人がいないので、利用者の迷惑行為も多く、そのことがいつも問題になっている。
⇒ 飯能河原がこれです。
C・「トイレも洗い場も無い無人の河原」
「ここならBBQが出来る!」と思った人が勝手にやっていることが多い河原。
「BBQ禁止」の掲示をしても管理スタッフがいないので「追い出す」ことは出来ない!
周辺住民が迷惑行為を注意しても逆に脅かされることも少なくない。
このような河原が日本では無数に点在しています。
上記3種類の中で、飯能河原にはA「管理人のいる有料BBQ場」とB「無料のBBQ容認エリア」が同じ河原に両岸に混在しているのです。
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2022-05-16 Mon
飯能河原では数年前までは長い間「無料」エリアだけでした。
2016年頃から「国や県が管理する河原を営業に使用する」ことが可能になって、右岸の名栗川亭跡地を借用して[リバランタ]の夏季限定営業が始まりました。
開業当初は「手振れで来られる!」を謳い文句に「専用スペースとテント、椅子、BBQ器具の貸し出し」だけではなく、それらを「食材と飲料」とのセットでの提供をしていました。
今季からは「食材提供は無し」になり、利用者は自分で食材を持ち込むスタイルに変わりました。
その方が予約変更や当日客への対応が楽になり、食材ロスも無くせるからでしょう。
[リバランタ]開業と前後して、同じ右岸の民有地を借りて[ウエストリバーBBQ]の営業も始まっています。
こちらは当初から、「専用スペースとテント、椅子、BBQ器具の貸し出し」だけの利用でも、「食材と飲料とのセット注文」も出来るようです。
私が外から眺めている限りでは、[リバーウエストBBQ]のほうが[リバランタ]より営業意欲が有り、1年を通じた集客では10倍以上の格差が有ると見ています。
飯能河原に来る利用者は自分の判断で<無料の河原 or リバランタ or ウエストリバーBBQ>の中からBBQを楽しむ場所を選択しています。
こんな事例は全国でも稀有でしょう。
だからこそ飯能河原での「BBQ有料化事例」は重要な意味が有るのです。
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2022-05-17 Tue
私が飯能市に転入してきた1983年には既に、シーズンの飯能河原はBBQを楽しむ人たちで賑やかでした。
それからは私もその「BBQ客」の一人に。最大では高校の同期生たちに呼びかけて30人ほどでやったこともありました。
いまは成人して家族を持つようになった甥や姪たちも幼児の頃から飯能河原でのBBQを楽しみました。
最近の飯能河原は、小学校低学年が遠足に来る定番の場所ですが、10年くらい前までは中学生が〈飯盒炊爨〉に来る場所でもあったのです。
いまでも少年スポーツチームや、若者たちの野外飲み会、大人の職場単位、組合単位での大勢のBBQが定着しています。
それらも全て「コロナ感染対策による河原入場禁止」で全て無くなったので、予防策が解除されてから、賑わいがどれだけ戻るのかが地元住民にとっては関心事になっています。
今までのように、〈無料エリア〉が残されるのか?
それともBBQ等の「火気使用は有料」になるのか?
これは、いつかは明確に決めなければなりません。
少なくても「夏休み開始前」までには決めておくべきではないでしょうか!
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2022-05-18 Wed
飯能河原では、誰でも無料でBBQが出来ますが、業者が有料で提供しているBBQ場も併存しています。
日本の河川では、<無料でBBQが可能な河原>もあれば、<BBQは全面禁止の河原>も在り、それが混在しています。
そのため「ここはBBQ可の河原なのか?」「それともBBQは禁止の河原なのか?」初めて来た人には判断できない河原が多いのです。
そのため、BBQをしているグループに「ここはBBQ禁止ですよ!」と注意する地元住民と、「禁止とはどこにもかかれていないじゃないか!」「あんたにBBQを禁止する権利が有るのか?」と言い合いになりトラブルに発展することも少なくないのです。
いつまでも「BBQ利用の可否が河原によってバラバラ」では〈河原利用マナー〉もなかなか徹底されません。
なので、いまこそ全国に適用される(通用する)<河原利用ルール>を確立、徹底させるべきではないでしょうか?
「飯能河原でのBBQルール」がその先頭に立っても良いのではないでしょうか。
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2022-05-19 Thu
飯能河原BBQでの特徴は、「観光トイレと洗い場を整え、ゴミ清掃に公費を投じているにもかかわらず無料で通してきた」ことであり、市役所や観光協会のホームページでも「飯能河原での(無料)BBQ」を積極的に紹介してきたことです。
だからこそ飯能河原での「BBQ有料化」の最大の検討課題は、
「いままで、いつでも、誰でも、無料だったことを今になって有料にする目的と意図と意義」を、どのように市民や市外の利用者に説明するか、ということではないでしょうか?
とりあえず目的としては「河原の清掃整備費をBBQ利用者にも負担してもらう」ことで良いのではないでしょうか。
その上で意図としては「利用料金の徴収とその設定金額の増減でBBQエリアと時間帯を限定して一日の利用者総数を抑える」ことも期待できるわけです。
「料金徴収で管理人を増やすことで利用者による迷惑行為が減る」という意義も生まれることになります。
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2022-05-20 Fri
飯能河原に管理スタッフを常駐させることによって迷惑行為は減るでしょう。
しかし、365日24時間管理スタッフを常駐させることは経費的にかなりの負担になってしまいます。
そこで考えるべきことは「有料化できるのは常駐スタッフが居る時に限られる」ということです。
そのためにまず最初に決めることは「1年365日通して有料化するのか?」それとも「ハイシーズンだけの期間限定にするのか?」ということです。
その上で、「有料化なら24時間使用可」にするのか?」それとも「常駐スタッフを配置できる時間帯だけに限定するのか?」を決めなければなりません。
その上で「河原全域をBBQ有料化するのか?」それとも「限られたエリアだけを有料化する」のかを決めることになります。
この〈有料化期間〉〈利用時間帯〉〈有料エリアの範囲〉が河原利用3原則です。
(全385字)
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2022-05-21 Sat
前回(5/20)書いた<河原利用3原則(期間・時間帯・エリア)>の中で、比較的同意と納得を得られるのは<BBQ有料化のエリアを設定する>ことでしょう。
飯能河原が「BBQ無料化を容認してきた」のは、飯能市が公費でそこに清潔な観光トイレを設置し、しかも「鉄板や食器を洗える水場」も備えているからです。
しかも、BBQ客の増加に伴って、現在は観光トイレを左岸に1か所、右岸に2か所も設置しています。
現在、右岸で営業している<民間の有料BBQ場>には自前のトイレは無く、利用者は市が管理しているその観光トイレを使用しています。
トイレの無い河原でBBQをするグループは、当然「河原で用を足す」わけですが、そういうグループは「ゴミを河原に放置したまま帰る」人たちが極めて多いものです。
BBQのための火も専用器具を使わず、河原で直火を焚き、燃えカスや燃え残りはゴミと同様に放置、焼け焦げた河原の石が増えていKUKOになります。
なので「トイレの無い河原でのBBQは禁止」という大原則を全国的に確立すべきではないでしょうか?
さらにこれを「単なるマナー」ではなく「法律や条例で禁止する」ことにすれば「許可の無い河原でのBBQは犯罪です!」ということをPRすることが出来ます。
法律や条例で「禁止」することによって、周辺住民や自治体職員も「だからここでのBBQは止めなさい!」と注意できるようになるのです。
「飯能河原でのBBQ有料化実証実験」を提案した某銀行系コンサル会社は「全国の河川での原則を確立させることとセットで考える」という思考は無かったのでしょうか?
これも今回の「実証実験の報告レポート」を楽しみにしている理由の一つでもあります。
(全711字)
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