2020-05-16 Sat
飯能市が30数年前に自然破壊から回避するために購入した阿須山中の市有林に関して、知りたかったことを載せ始めたブログの存在を知りました。
メガソーラー問題研究所<メガ問研>
https://azx.hatenadiary.com/entry/2020/05/15/112021
今年の4月11日から書き込みが始まっていて、全部でまだ5回の書き込みしかありません。
取りあえず、昨日(5/15)付けの
【歴史解読1】飯能市、市長、市議会、公社、そして
というタイトルの文章を下記に転載します。
1回の投稿文は2000字を超える長文ですが、分割すると読み難くなるので、1回で全文を転載し、適時、私のコメントを付加していきます。
書いている人は不明ですが、飯能に住んでいる人だとは思います。
主に「飯能市議会議事録」、市長ブログ「はんじょう日記」、新聞など公開情報に基づいて、飯能阿須山中土地有効活用事業(メガソーラー&調整池兼公式サッカー場開発)に至る歴史の概要を記す。
1992年(H4)
飯能市土地開発公社が阿須山中を含む阿須周辺の土地を自然公園整備目的で購入した。前年からの2年間で取得完了した。
この時期の飯能市長は小山誠二さんですが、できれば、この時の
「公社が購入した土地の場所と面積と買い取り価格」
「土地を公社に売った地主の氏名と住所」
も知りたいですね。
2005年(H17)4月1日
飯能市森林文化都市宣言(沢辺市長)
そうか! こういう「市有地の基盤」が有ったから、コンサルタント会社が提案した「森林文化都市」というコンセプトに乗ったのかもしれません。
2011年(H23)6月以降
東日本大震災原発事故後、「メガソーラーを飯能に」との議論が市議会で活発化
この時期の市議会定例会の一般質問で「メガソーラー」について質問や要望を発言した市議を確認してみましょう。おそらく、当時は市議だった現在の大久保勝市長でしょう。
2011年(H23)11月
森林文化都市サミット 飯能市、群馬県沼田市、山形県鶴岡市の3市
このサミット」と名付けた単なるシンポジウムは私も傍聴しました。でも参加者はほとんど「市職員や林業関係者等の身内からの動員」で内容も平凡で期待外れでした。
2012年度(H24年度)/2012年4月~2013年3月
飯能市が阿須山中土地17ha買い戻し開始。年2億円、2021年度(令和3年度)までに合計20億円で取得完了予定。市議会による初回採択は、2013年3月21日。金額のみ決定。多数派議員Nが「公社の取得目的の自然公園整備は今も変わらない、取得目的の採択は不要」と主張し、取得目的は採択されず。同様の事態が翌年度以降も繰り返される。
N議員というのは現在も市議を続けている野田直人議員のことでしょう。
2013年(H25)7月
大久保勝市長、公約のひとつに「日本一のメガソーラー設置」を掲げて初当選。
そういえば、そんな記憶があります。どこかに保存しておいてある当時の市長選の選挙公報が出てきたらその画像を掲載します。
2014年(H24)6月11日
議会中心人物N議員が大久保市長の公約「日本一のメガソーラー設置」を絶賛。設置場所として阿須山中を提言。
この時からのN議員の「市長抱き込み」の〈仕込み〉が有ったわけですね。
2015年(H27)12月10日
(一社)飯能インターナショナルスポーツアカデミー設立記念パーティー(於:市内T店)にアルゼンチン大使来賓挨拶。市長面談。同法人運営少年サッカーチームは、アルゼンチンのプロサッカーチームの指導法とブランディングを導入し、アルゼンチンとの関係が強い。
このパーティーには件のプロジェクト関係者が多く参加。
その関係者を「特定」しておく必要はありますね。Facebookなどに画像が残っている可能性もあります。
このあと、飯能市のイベントにアルゼンチン大使からのメッセージが寄せられることが頻繁に。大久保市長自ら大使館訪問など「国際交流」活発化。
2016年(H28)春~秋
関係者接触活発化。市政関係者、メガソーラー関連事業者、不動産業者なども参画。
この「メガソーラー関連事業者」の社名だけでも把握したいですね。
2017年(H29)7月
大久保市長再選
2017年(H29)10月13日
大久保市長、アルゼンチン大使館に大使を訪問。「ボカ茶」(飯能産狭山茶とアルゼンチン産マテ茶のブレンド茶)を贈呈。ともに、試飲し友好を深める。
この「ボカ茶」を販売した製茶業者も知りたいですね。今も販売されているのであれば飲んでみたいです。
同年同日
飯能市の阿須山中土地有効活用事業者公募が開始。
この時の「公募パンフ」はぜひ入手しなければなりません。
2017年(H29)11月
公募参加表明書締切 3社表明書提出。うち1社は途中辞退。
この途中で辞退したという1社の社名を知りたいところですが、市の説明は拒否されているようです。
2018年(H30)2月
同公募事業者に(一社)飯能インターナショナルスポーツアカデミーが選定される。落選の1件もアカデミー同様に事業内容にメガソーラーを含んでいた。
この「落選の1件」の社名も「公表を拒否」されているようです。
阿須山中土地の公社による取得目的「自然公園整備」は言葉だけは議場の宙に浮いていて、その存在は、毎年度、多数派議員の主張により確認され共有された、ことになっていた。しかし、採択されずに実効化されず。
それは、メガソーラー(&調整池サッカー場)開発開始決定によりシャボン玉のように弾けて消えた。
つまり、「メガソーラーを望んでいる議員」にとっては「自然公園整備は要望の段階を出ていない単なる願望だったのであって、決定された計画ではない」ということにしておきたいのでしょう。
2019年(R1)3月
県道218号線とメガソーラー開発予定地を結ぶ道路(取付道路)着工。メガソーラーの林地開発許可は2020年5月15日現在下りていない。
この新しい道路は市有地ではなく私有地なので、「その敷地に道路を造るのは何の問題も無い」というのが飯能市の見解なのだそうです。
発注者:「飯能阿須山中活性化推進委員会」(加藤廣志委員長)、施工者:田中工業(埼玉県鳩山市。投資用メガソーラー施工・開発、一般工事他)
しかし、発注者が地元の地主だから「私道の造成には何の問題は無い」のでしょうが、その工事代金は誰が負担しているのでしょうか?
施工者の「田中工業」が「無償で請け負っている」とでもいうのでしょうか?
2019年(R1)12月10日
飯能市が選定事業者と阿須山中土地17haの賃貸契約締結。月額賃料10万円。年額120万円の格安であった。
この17haの土地を買い戻した時の価格はどうしても知りたいですね。
2020年(R2)2月
上記賃貸契約の事実が、懐疑派・反対派議員に2ヶ月遅れで告知される。
この「賃貸契約の事実を知っていた賛成派議員」全員の名前も知りたいですね。
2020年(R2)3月
市民団体「加治丘陵の自然を考える会・飯能(長谷川順子代表)」が大久保市長に対して、飯能市阿須山中土地有効活用事業中止の要望書を直接に提出。市長は、その場で「事業は国際交流、地方創生、雇用創出に資する」として開発続行を表明。
この「要望書」の内容は、当blogでもそのうち紹介します。
2022年(R4)3月末日
メガソーラー売電開始リミット。
なんで、「2022年3月末日」がリミットなのか、その理由も知りたい所です。
(2880字)
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2020-05-19 Tue
先日見つけた<メガソーラー問題研究所>というブログは、まだ始まったばかりなので、その初回から「紹介がてら」私のコメント(あるいは補足解説など)を添えていきたいと思います。
最初の書き込みは下記のタイトルでした。
2020-04-11
メガソーラー建設未定なのに工事用道路工事が始まっている
https://azx.hatenadiary.com/entry/2020/04/11/165356
とりあえず、上記リンク先のブログをお読みください。約940字ほどなので直ぐに読める文字量です。
その全文に対して、順番に私なりのコメントを加えていきます。
メガソーラー&名ばかり公式サッカー場建設予定地の飯能市阿須山中有効活用事業用地(17ha)の隣地に道路工事が進んでいる。
この<メガソーラー&名ばかり公式サッカー場>に対しては、もっと実情に近い名称にしたいですね。
例えば
<20億円の市有林を年間120万円で貸した土地に造られる民営サッカー場>とか、
<サッカー場の運営経費稼ぎを装った詐欺商法的なソーラー発電所>
というような「名称」にしたいくらいです。
工事看板によると2020年6月30日が終了時期。開始時期は2018年3月頃との情報を得た。発注者:飯能阿須山中活性化推進委員会(飯能で100年以上続く造園業老舗の代表が中心)
日本では、飯能市に限らず、このような「公共的な側面を装った団体」は、殆どが地元自治体の企画で始まります。
参加する個人や企業には「お客所が付いている」という安心感を与え、自治体にとっては、「民間団体のことなので我々の関知しないことである」という「責任回避の隠れ蓑になる」という常套手段の一つなのです。
施工者:株式会社田中工業(投資用メガソーラー開発施行で多数実績)ここは、開発対象外の民有地。道路との名目だが、目測では南北に100m、東西200m程度、面積1haを十分に超えて、もしかしたら、県への林地開発許可申請対象工事の可能性がある。その場合は違法工事の可能性も。
この私道工事の目的は、「確実に着手されるであろうというソーラー発電所工事のため」であり、「サッカー場が運営されてからは利用者の車両の往来のため」以外には無いのです。
この道路工事の施工者である「田中工業」は、誰から、この工事代金を貰うのでしょうか? 総額で幾らの工事金額になるのでしょうか?
発注者は「飯能阿須山中活性化推進委員会」ということになっています。
では、この委員会の中の誰が、田中工業に道路工事代金を支払うのでしょうか?
自分達が使うための新道工事であれば、自分のお金で造成するのは当然です。
でも、その委員会の人たちは、何のために施工会社に大金を払って新道を造らせているのでしょうか?
飯能市に「公道として寄付する」のでしょうか?
それとも、その「新道が無くては困る人」にその新道を工事代金を含めた以上の金額で譲渡することが既に確約されているのでしょうか?
現時点で「その新道が無くては困る人」というのは、<メガソーラー&名ばかり公式サッカー場>を運営する事業者、もしくは、その事業者から「全ての工事を請け負った」事業者ではないのでしょうか?
(以降は次回へ)
(1251字)
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2020-05-20 Wed
(前回5/19書き込みの続き)
選定事業者が埼玉県に提出した林地開発許可申請は、内容に問題がなければ、2020年5月には本決まりとなりそう。
内容は「原点から問題が山積み」以外の何物でもないのですが、既定路線ということで「本決まり」となることが最初から決まっているのでしょうね。
ただし、コロナショックの影響で若干遅れると思われる。 本体のメガソーラーは埼玉県の林地開発許可を得る必要があるが、まだ、申請前の相談段階の可能性がある。コロナの影響もあり早期の認可は困難だろう。
もしかしたら、日本の行政全体が昨今の<コロナ過剰業務>で、進行中の予算や計画が「大幅な見直し」を迫られるかもしれません。
いまとなっては、その「コロナによる遅延」に期待したいですね。
開発許可が下りていない段階、しかも2年近く前の着工は早すぎる。
もし申請内容に不備があり、却下されれば、工事用道路にかかる費用数千万円以上(推定)は、無駄な投資ということになりかねない。
逆に言えば、道路工事を発注した飯能阿須山中活性化推進委員会も、その工事を請け負った田中工業も「申請は受理され許可は得られる」という確証を得ているのかもしれません。
推進委員会が、田中工業に対して、工事代金の着手金や中間金を支払っているのかどうかまでは現時点では私は確認できていません。
林地開発許可を得る前提として「工事用道路の存在」「工事用道路の建設予定が確実なこと」があるとしても腑に落ちない。
なるほど。確かに「工事用道路の存在」が無ければ、県としては「開発許可は出せない」ことになりますね。
全国での一般的な事例では「公道に面している開発予定地」が多いのでしょうが、今回の阿須山中の市有地は「公道には面していない」のです。
「早すぎる理由」を次の通り想像した。
1)申請前から埼玉県の林地開発許可が100%決定している。
2)「林地開発許可が決定したもの」として誰かが誰かを騙して出資させた。
申請却下の場合、あるいは許可を得てからは工事用道路&資材置場として使用し、
3)メガソーラー開設後あるいはソーラー建設ができない場合は用途を変更使用できるとして出資者了解のもとで着工した。
用途変更例:墓地など。(墓地などに使用可能な土地形状。北向き斜面にはひな壇が造成されている)
確かに、上記の1.2.3は、有り得る「想定」です。
1.について 市町村レベルの規模ならともかく、県を巻き込んでのこのような不正は考えにくい。
「不正」か否かは別として、「不公平」「不透明」な特別措置は、どの役所にも有り得ることですので、私としては、この可能性もゼロではないと思っています。
2.について 開発プロジェクト分裂の可能性が大きいため、これは考えにくいが、1.よりは可能性が高い。
だとしたら、「誰が?」「誰に?」「幾ら出資させたか?」というのを明らかにさせる必要があります。
3.について これがもっとも可能性が高い。なお、墓地の設置には保健所、県の許可。周辺住民の同意も必要。
3.だとしても、投じた資金の回収は簡単ではない。
確かにそうですね。
この4/11の投稿は上記までです。
私がこの自分のブログを書いている時点で推測したのは下記のようなことです。
もしかしたら、飯能阿須山中活性化推進委員会は、この私有地の工事用道路が完成したら、それを飯能市に寄付をして「公道」にしてしまうことが最初から決められているのかも知れません。
飯能市としても、「県道から新設されるサッカー場への公道」が無償で出来るのであれば大歓迎でしょう。
金額によっては「公道にするために公費で買い上げる」という<裏技みたいな表技>を使うのかもしれません。
「市民の便宜のために公道を確保する」という大義名分を前面に出せば市議会の承認は簡単に得られるからです。
以上のことは、あくまでも私の「推測」です。
(1610字)
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2020-05-21 Thu
<メガソーラー問題研究所>というブログの3回目の書き込みは下記の通りでした。
2020-05-14
メガソーラーは闇に沈む?
https://azx.hatenadiary.com/entry/2020/05/14/215758
01,02,03と同様に、私のコメント(あるいは補足解説など)を添えていきます。
メガソーラーは、数十億円の事業規模となるのが普通だが、発電単価の引き下げとともに、採算割れのリスクが高まり「投資物件」としての意味合いが強くなってきた。
ここで言う「投資物件」とは「ソーラー発電で楽に儲けたい!」と焦っている人を対象にした物件」ということです。
メガソーラーは売電事業として行われ、売り先は、悪名高い東京電力を筆頭に、各電力会社。投資用メガソーラー施工・開発会社の元請けの多くは、やはり、各電力関連会社。原子力ムラと表裏一体であり、体質的にウソ、ペテンが横行する闇の世界を引きずっている。
「ソーラー発電で楽に儲けたい!」と焦っている人」というのは殆どが「ソーラー発電に関しての経験と知識が乏しい素人」です。
だから、ソーラー発電設備の販売や施工を行う代理店が売りつける「設備」や「工事」に関する「品質や金額」が適正か否かの判断ができません。
なので「体質的にウソ、ペテンが横行する闇の世界」の悪徳業者は、低級品のソーラー設備を、高級品と偽ってかなりの高額で買わせます。
さらに、それらの設備を設置する取付工事も高額な工事費の割には、手抜きが多い安直な見かけだけの無責任な施工です。
当然、ソーラー発電所は数年で使い物にならなくなり、当初の計画通りの発電量には達せず、当然「売電収入」も当てにしていた「希望金額」にはならないために、「ソーラー発電で楽に儲けたい!」と焦っている人」の殆どは借金を背負って倒産することになります。
それでも、ソーラー設備を販売した代理店や施工業者は「それなりに儲けた」後なので、「自分達が納入したソーラー発電ビジネス亡者」がどうなろうと「知ったこっちゃない」のです。
この「<ソーラー発電>と<ソーラー発電ビジネス>の根本的な相違点」に興味の有る人は、私のblog飯能どうする研究所の
2020-05-17 Sun
★阿須の市有林をソーラー発電所とサッカー場に造成する愚行を止めさせよう!★ ⇒【ここでの12の問題点】No.03 その3・悲惨な末路が予想される未経験者の危うい<ソーラー発電ビジネス>を支援する無責任な地域活性化施策
を読んでみて下さい。
http://5line.jp/blog/itsudoko/index.php?e=3319
天理市の市有地でのメガソーラー発電所公募に関わる官製談合事件では、事件関与の疑いが持たれた市議が不審死しているが、他殺説も取り沙汰されており、広くて深い闇の一端を垣間見る思いだ。
この場合の「広くて深い闇の一端」とは工事の入札に絡む贈収賄事件のことであって<メガソーラーそれ自体>の問題とは別の問題ですが、興味の有るかたは本文で紹介している下記のサイトをお読み下さい。
メガソーラー・ジャパンとの疑惑の天理市議死亡(JCnet)
http://n-seikei.jp/2016/08/megasolarJapan.html
(1195字)
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