2020-07-23 Thu
これから当ブログで書いていく【たぶんこんなことになるんじゃないかなぁ劇場】は「私の拙い創作ストーリー」でございます。
NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』を視ている人なら、この「劇場」が、その番組の中の定番コーナー『たぶんこうだったんじゃないかなぁ劇場』のモジリだと判るでしょう。
NHKの『たぶんこうだったんじゃないかなぁ劇場』は、「過去の商品開発の成功のセオリーの推測」で構成された物語ですが、私のこの【たぶんこんなことになるんじゃないかなぁ劇場】は、未来に「こんなことが起きないようにするための手段として創作した物語でございます。
この世の中で、「ある悪巧み」を未然に防ぐには、その「悪巧み」が実行される前に先回りして、「その悪巧み」の内容を、「あの人たちはこんなことを企んでいるかもしれないよ」というようにして、その悪巧みが実行されるよりも先に公開してしまうことが効果的なのです。
なぜなら、そうすれば、その「悪巧み」をやろうと準備していた人たちは、自分たちの「悪巧みを無かった」ことにするためには、「私たちがそんなことをする訳が無い!」「勝手に決めつけて非難するな!」という声明を出さざるを得なくなるからです。
その時点で、その人たちは、実際にその「悪巧み」の実行するのを止めて、「ほら見ろ! 私たちがそんな悪巧みはしないじゃないか!」と言うためには、それ以降、本当にその「悪巧み」の実行を断念するしかならなくなります。
つまり「悪巧みを実行させない」という【たぶんこんなことになるんじゃないかなぁ劇場】を書く目的がここで達成される訳です。
もちろん、その「悪巧み」を企んでいる人たちから「事実無根の作り話で名誉を棄損された!」という裁判を起こされたら、私は喜んで受けて立つ予定です。
なぜなら、その裁判が「種々の事実が明らかにされる」場にもなるからです。
あくまでも、この【たぶんこんなことになるんじゃないかなぁ劇場】で書く『市有地の里山でのソーラー発電所顛末記』は、事実にヒントを得たとはいえ、あくまでも「私が先回りして創作した読み物」なのです。
それが、本当の「悪巧み」と酷似していたとしても、それは単なる偶然でしょう。
何しろ「事実は小説よりも奇なり!」と言われているのですから。
(998字)
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2020-07-24 Fri
昔昔。
と言っても、それほど遠くはない昔のことでした。
あるところに「森林文化都市宣言をしたことを自慢していた」自治体があったのです。
その自治体は、人口が8万人ほどの小さな市でしたが、都心からラクラク通勤圏の近さに在りながら市の面積全体の75%を山林が占めていたのでございます。
だからそのことを周辺の市町村や都道府県の人たちに知らしめるためにも<森林文化都市宣言>をしたというわけなのでした。
その自治体では、国全体がバブル景気で浮かれていた頃、豊かな自然がゴルフ場などの開発で荒らされるのを防ぐために、民間業者に買われては困る土地を、事前に地主から多額の公金や借金で買い上げて、その土地を市有地、市有林として20年も30年も保全してきたのです。
ところが、新たに買い上げた市有林の中でも、二つの自治体の山林と接している広大な自然の里山を形成しているエリアの一部(17ha)を、民間団体に貸して、そこが「サッカー場とソーラー発電所になる」という計画が突然、市民に公表されたのです。
当然、市民の中には、この「市有林の里山を破壊する造成工事計画」に反対する人もいましたが、驚いたことに、そのサッカー場とソーラー発電所計画」に賛成する市民も大勢いたのです。
その理由をお話しして、その森林文化都市がどうなっていったのかをお伝えするのが、この【たぶんこんなことになるんじゃないかなぁ推理劇場】なのでございます。
(625字)
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2020-07-28 Tue
この<メガソーラとサッカー場の建設>に対しては、その自治体の議会の議員の中にも「賛成した議員」と「反対した議員」の両方が居たのです。
議会の19人の議員のうち、これに反対を表明したのは4人だけだったのに対して、その他の15人の議員は賛成したのです。
その賛成理由は次のようなものだったのです。
<賛成理由・その1>
長年活用されていなかった市有林が民間の知恵と資金を活用する<山中土地有効活用事業>でプラン公募に応募した提案の中では<メガソーラとサッカー場の建設>案が最優秀に認定された計画だから。
<賛成理由・その2>
世界に通用するサッカー選手を子供の頃から養成するためのスクール専用のサッカー場になることは地域の子どもたちに夢を与え、人が集まるので地方創生事業として相応しいから。
<賛成理由・その3>
ソーラー発電はクリーンエネルギーであり、再生エネルギーでもあるので「持続可能な社会」のためになり、そのソーラー発電による売電収益でサッカー養成所を運営するという事業を市としても応援したいから。
しかし、この賛成理由の中には、多くの「肝心なことの隠蔽」と「誤魔化し」が含まれているのですが、それはこれから徐々に説明していくことにしましょう。
(544字)
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2020-07-30 Thu
市議会での、この賛成理由に対して、「阿須山中のソーラー発電所とサッカー場建設に反対する市民」の反対理由は下記のようなものだったのです。
<反対理由・その1>
「世界に通用する選手を育てる養成所専用のサッカー場を造る」ことに反対しているのではなく、<市有林の里山の豊かな自然を破壊する大規模造成工事>をしてまでメガソーラーを造ることに反対している。
サッカー場を造るだけなら、市内には<大規模な造成工事が不要な平坦な遊休地>が豊富にあり、さらには廃校が決定している県立高校と市立中学校の跡地の活用策が未定なので、サッカー場はそちらに造るほうが、工事費がけた違いに安く済むし、環境破壊にならない。
「世界に通用する選手を育てる養成所専用のサッカー場を造る」ことが、本当に地方創生、地域活性化になると思うなら、飯能市は、そのスクールのために「自然を破壊せずに」「多額の造成工事費をかけないで出来るサッカー場の場所を提供すべきではないか。
<反対理由・その2>
周囲の環境を破壊せず、周辺住民が合意するメガソーラーに反対しているのではなく、「自然豊かな市有林の里山を破壊する大規模造成工事で造られるメガソーラーに反対している。
<反対理由・その3>
市が20億円で買い戻す土地を、僅か「年間120万円の賃料」で20年間も民間の<メガソーラ事業>のために貸すという「不公平」と、原状回復が不可能なほどの自然破壊を促進する「愚かな決定」に反対している。
市議会での「賛成理由」と、市民の中での「反対理由」を比べてみて下さい。
みなさんの考えはどうでしょうか?
しかし、議会政治はいつも多数決で決められます。
19人の市議のうち、15人が賛成して、「市有林の里山」は、メガソーラとサッカー場の造成工事が破壊されることが決まってしまったのです。
(781字)
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2020-08-05 Wed
この「市有林の里山を破壊してメガソーラを造る」ことに反対している人たちは、この造成工事をなんとかストップさせようとして「反対の請願をする」署名を集めたのございます。
その署名は短期間で市民と市外の人で「合計1万3000筆」以上が集まりましたが、その「反対請願」の議会では、なんと否決されてしまったのです。
その署名請願を否決したと根拠として、市議会では次のような理由が挙げられたのです。
「飯能市民以外の署名が多い!」
「提出された氏名には重複も見られる!」
「インターネット署名は本人の署名が無いので信憑性が無い!」
「市民の中には、誤解して署名した、義理で無理に署名させられた!」
「なので私の署名を除外して欲しいという苦情や要望が市役所に寄せられている!」
しかし、飯能市民外の隣の入間市や青梅市の住民の署名が多いのは、メガソーラーが造られる阿須山中は、入間市の自然林と青梅市の自然林と接している場所だからだったのです。
「署名に多少の重複が見られる」のは、チェックに時間と手間をかけられない未経験者の市民グループでは、どうしても起きてしまうことではないでしょうか。
それでも、市議会に提出した署名簿の中で、誰と誰の署名が重複しているのか、その具体例や人数を示さずに「ただ重複が多い!」と言って、退けるのは、まるで「誤字や脱字が一字でもある書類は一切受け付けない」と言っているのと同じなのではないでしょうか。
「インターネットの署名は信憑性が無い!」と言ったら、全国で今まで多くのグループが行ってきた「インターネットの署名」の有効性も全て否定するということなのでしょうか?
「誤解して署名したので私の署名を除外して欲しいという苦情や要望が市役所に寄せられている!」と言われても、まさか「では市役所にそう言って来た人は誰か?」と訊かれても「守秘義務を盾に公表しないで済む」ことを見越して、市役所が「難癖を付けて」言っている場合もあるのではないでしょうか?
それなら、逆に「市役所主導でメガソーラとサッカー場建設に賛成の署名を集めてみろ!」と言ってやりたかったと、署名集めをした市民は口々に言っていたのです。
賛成派が集めた賛成署名に対して、「市役所の言うことを誤解して署名したので私の署名を除外して欲しいという苦情や要望が私たちのグループにたくさん寄せられている!」と言ったら、市役所はどのように対応するのでしょうか?
でも、残念なことに、メガソーラーを推進したい人達は「メガソーラーは既に決まったことだ!」として、「賛成署名」を集めるようなことはしなかったのです。
もし、やったとしても「メガソーラー賛成」署名は、「反対署名」ほどには集まらないと判っていたからなのでしょうね。
1149字
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その署名は短期間で市民と市外の人で「合計1万3000筆」以上が集まりましたが、その「反対請願」の議会では、なんと否決されてしまったのです。
その署名請願を否決したと根拠として、市議会では次のような理由が挙げられたのです。
「飯能市民以外の署名が多い!」
「提出された氏名には重複も見られる!」
「インターネット署名は本人の署名が無いので信憑性が無い!」
「市民の中には、誤解して署名した、義理で無理に署名させられた!」
「なので私の署名を除外して欲しいという苦情や要望が市役所に寄せられている!」
しかし、飯能市民外の隣の入間市や青梅市の住民の署名が多いのは、メガソーラーが造られる阿須山中は、入間市の自然林と青梅市の自然林と接している場所だからだったのです。
「署名に多少の重複が見られる」のは、チェックに時間と手間をかけられない未経験者の市民グループでは、どうしても起きてしまうことではないでしょうか。
それでも、市議会に提出した署名簿の中で、誰と誰の署名が重複しているのか、その具体例や人数を示さずに「ただ重複が多い!」と言って、退けるのは、まるで「誤字や脱字が一字でもある書類は一切受け付けない」と言っているのと同じなのではないでしょうか。
「インターネットの署名は信憑性が無い!」と言ったら、全国で今まで多くのグループが行ってきた「インターネットの署名」の有効性も全て否定するということなのでしょうか?
「誤解して署名したので私の署名を除外して欲しいという苦情や要望が市役所に寄せられている!」と言われても、まさか「では市役所にそう言って来た人は誰か?」と訊かれても「守秘義務を盾に公表しないで済む」ことを見越して、市役所が「難癖を付けて」言っている場合もあるのではないでしょうか?
それなら、逆に「市役所主導でメガソーラとサッカー場建設に賛成の署名を集めてみろ!」と言ってやりたかったと、署名集めをした市民は口々に言っていたのです。
賛成派が集めた賛成署名に対して、「市役所の言うことを誤解して署名したので私の署名を除外して欲しいという苦情や要望が私たちのグループにたくさん寄せられている!」と言ったら、市役所はどのように対応するのでしょうか?
でも、残念なことに、メガソーラーを推進したい人達は「メガソーラーは既に決まったことだ!」として、「賛成署名」を集めるようなことはしなかったのです。
もし、やったとしても「メガソーラー賛成」署名は、「反対署名」ほどには集まらないと判っていたからなのでしょうね。
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2020-08-08 Sat
メガソーラーに反対する市民が集めた「反対請願署名」は、1万3000筆ほどでした。しかし、その時の市の人口は約8万人だったのです。
それでは、市民の大半は「メガソーラーとサッカー場の建設」に賛成だったのでしょうか?
その時、メガソーラーに賛成の市民に訊くと
「世界に通用する選手を育てるサッカー養成所の専用練習場が飯能に出来るのは嬉しい!」
とか
「飯能の養成スクールからプロのサッカー選手が大勢育てっていけば、ムーミンだけでなく、サッカーでも飯能は注目されるので、反対している人がいることが信じられない!」
と言う人が結構多かったのです。
実は、こういう意見を言う人の中には、
そのサッカー場が、「市有林の里山を切り崩して平坦化する自然破壊の大規模造成工事によって造られる」ということを知らない人が多かったのです。
飯能市内には、サッカー場を造れる広さの遊休地なら、平坦な場所にも沢山有るので、どうも「そのような場所に造られる」と思っていたようなのです。
(453字)
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2020-08-16 Sun
サッカー場建設に賛成の人たちの中には、同時に同じ場所に「メガソーラも造られる」ことも知っている人は多かったのですが、「そのメガソーラはサッカー場の運営費を稼ぐための付帯施設であって、メインはあくまでもサッカー場なのだ!」と思っている人が、実はかなり多かったのです。
しかし、市有林の里山を破壊して造られるサッカー場の面積は1haなのに対して、その隣に造られるソーラー発電所の面積は、サッカー場の10倍、10haもあったのです。
これでは「メガソーラ建設がメインであって、サッカー場はその付属施設であって、決して「サッカー場がメインでメガソーラがその付属施設だった」ということは実態とはかなりかけ離れた「嘘」だったのです。
しかも、山の斜面を切り崩して造られるメガソーラには、ゲリラ豪雨や長雨による大水を防ぐために斜面を流れ落ちる水を一時的に溜めておく調整池を必ず設置することが法律で義務付けられていたのですが、なんとサッカー場は、その調整池を兼ねて造られるたのです。
これではサッカーの試合中にゲリラ豪雨が発生したら、たちまちグランドは水没してしまうのです。
雨の中での試合は続行できないどころか、逃げ遅れたら命の危険にされされるリスクも有るサッカー場なのです。
こんなサッカー場を「これからわざわざ自然の里山を破壊してまで造る必要があったのでしょうか。
阿須山中でのサッカー場建設に賛成だと言っている市民は、このことを知っていたら「賛成しなかった」のではないでしょうか?
(639字)
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しかし、市有林の里山を破壊して造られるサッカー場の面積は1haなのに対して、その隣に造られるソーラー発電所の面積は、サッカー場の10倍、10haもあったのです。
これでは「メガソーラ建設がメインであって、サッカー場はその付属施設であって、決して「サッカー場がメインでメガソーラがその付属施設だった」ということは実態とはかなりかけ離れた「嘘」だったのです。
しかも、山の斜面を切り崩して造られるメガソーラには、ゲリラ豪雨や長雨による大水を防ぐために斜面を流れ落ちる水を一時的に溜めておく調整池を必ず設置することが法律で義務付けられていたのですが、なんとサッカー場は、その調整池を兼ねて造られるたのです。
これではサッカーの試合中にゲリラ豪雨が発生したら、たちまちグランドは水没してしまうのです。
雨の中での試合は続行できないどころか、逃げ遅れたら命の危険にされされるリスクも有るサッカー場なのです。
こんなサッカー場を「これからわざわざ自然の里山を破壊してまで造る必要があったのでしょうか。
阿須山中でのサッカー場建設に賛成だと言っている市民は、このことを知っていたら「賛成しなかった」のではないでしょうか?
(639字)
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2020-08-18 Tue
その自治体では<森林文化都市宣言>をしていながら、なぜ、市有林の自然の里山を破壊する大規模工事をしてまでメガソーラーが造られてしまったのでしょうか?
それは、当時の市役所が市内全戸に配布した『土地有効活用事業について』というA4版全8頁の小冊子の「威力」だったのです。
この小冊子が、もちろん税金で印刷され、市が毎月発行して町内会組織を通じて市内全域に配布されている広報誌に、ある日突然折り込まれたのです。
町内会に所属していない市民のためには、市内の全ての公共施設に配布用として常備されたのです。
この小冊子には、「市にとって都合の悪い部分」を省略され、一部の団体や関係者の利益にしかならないことを、あたかも市全体のためになるかのような誤魔化しの表現で書かれていたのです。
主なことだけでも次のようなことが書かれていたのです。
例えば「地方創生の一環として、世界に通用するサッカー選手を少年の頃から育成するためのサッカー選手養成スクール専用のサッカー場が造られる」「ソーラー発電はそのための付属施設である」というような表現だったのです。
あくまでも「サッカー場が主で、ソーラー発電は従である」かのような印象を植え付けるために「メガソーラーの面積(10ha)とサッカー場の面積(1ha)」には一切触れていなかったのです。
そればかりか「20億円で買い戻す市有地(20ha)を年間120万円の使用料で貸す」という金額についても一切書かれていなかったのです。
さらには、ソーラー発電ビジネスで収益を上げてサッカースクールの運営経費を稼ぐ計画の民間のスポーツ団体が、実はソーラー発電には全くの素人なので、ソーラー発電部分を別の専門業者に外注することにも触れていなかったのです。
恐ろしいことに、そのサッカー場は、メガソーラー建設による〈山の地形変形による大水対策施設〉として設置が法律で義務付けられている調整池を兼ねている危険なグランドであることにも一切触れられていなかったのです。
この小冊子の全戸配布によって、メガソーラーに反対する市民の声が市民の少数意見として抑え込まれてしまったのです。
結局、そのソーラー発電所とサッカー練習場は造られてしまったのです。
(965字)
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2020-08-19 Wed
その<森林文化都市宣言>をした市では、市有林の里山を切り崩す工事が行われました。
この時でも、市民の大半は「造られるのはサッカー場がメインで、ソーラー発電用地はその付帯設備程度に過ぎない!」と信じ込んでいたのです。
市民が、その実態に気づいたのは、工事が完了してからだったのです。
その時、初めて市民は「スポーツ団体に貸し付けられた16haのうち、サッカー場の面積は1haなのに、付帯設備のはずだったソーラー発電所の面積が、その10倍以上の10haも有ったことを知ったのでした。
計算上は残っているはずの5haも「並べられたソーラーパネルの合間に、飛び飛びに細かく分断されていた」ために、とても「残された自然林」と言うには程遠いものだったのです。
その時になって「これでは市民は騙されたようなものではないか!」と憤ってみても、一度切り崩して破壊してしまった自然林はもう元には戻らないのです。
市民の中には「メガソーラーのパネルを撤去して自然に戻せ!」と叫ぶ人もいましたが、一度破壊してしまった自然林の里山は、後から植林しても、それは人工林であって「自然の雑木林」には戻らないのです。
その時初めて市民は「わが市は面積の75%が山林だと思っていたが、その大半は植林して育林してきた伐採して売るための人工林であって、メガソーラーとサッカー場にしてしまったエリアは貴重な自然の雑木林だった」ということに気づいたのでした。
でも、もう手遅れです。自然林には戻せないのです。
種々の樹木を植えても「自然の雑木林のように見える」ようになるにはどんなに早くても30年か40年くらいの年月が必要なのです。
(749字)
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2020-08-20 Thu
市有林の里山を破壊して造られた、そのサッカー場は、山を切り崩してできた斜面の底に在ったので、四方は土手に囲まれていたのです。
そのため、グランドに初めて行ってみた市民は「まるで水の無い溜池の底にいるようだ!」と思ったのです。
「まるで水の無い溜池の底にいるようだ!」と言う表現は例えなどではなく、まさに「サッカー場は大雨の時の洪水予防のためにメガソーラーに設置が義務付けられていた調整池そのもの」だったのです。
年配者の中には「人造湖の宮沢湖や有間湖に水を貯める前がこんな感じだった!」と話す人もいたのです。
その調整池の役割は、完成後すぐに発揮されたのです。
完成後最初に関東に上陸した台風でした。
その時、この地方にはかなりの雨量がありましたが、それでも「市内を流れる河川で溢ふれた箇所は1ヵ所も無い」という程度の雨量だったのですが、メガソーラエリアの調整池を兼ねていたサッカーグランドでは50cmほどの水が貯まったのです。
もちろん、その日からサッカー場は使用できなくなってしまったのです。
その貯まった水は1週間ほどで引いたのですが、グランドの土がぬかるんでいて、サッカーが出来る状態に乾くまで更に2週間もかかってしまったのです。
もちろん、その間サッカー場は使えません。
練習だけではなく、予定されていた試合も全部中止になってしまったのです。
この〈使用できない期間〉というのがこの時だけのことならともかく、今後も台風やゲリラ豪雨などの度に「必ず繰り返される」ということが判明して、初めて市民は「なんであんなところにサッカー場を造ったのだ!」という抗議の声が湧き起こったのです。
ここから、多くの「騒動」が生じていくのですが、それは次回以降にお話しさせて頂きます。
(769字)
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