2021-11-05 Fri
阿須山中土地有効活用事業に対する市民の疑問と疑惑は、その「事業」が企画された時から生じていました。
飯能市の公式説明では「阿須山中の市有林の有効活用事業の企画を募集したら、HISAの<サッカークラブ専用練習グランド&スクール運営資金を稼ぐためのメガソーラー発電所>という事業プランが応募されたので、それを最優秀事業案と認定した」ということになっています。
しかし、実際は「市内の山間部にメガソーラー発電所を造る」ことは、大久保市長が2013年7月の市長選に立候補した時からの「22の公約の一つ」だったので、なんとしても実現したかったが、その後「自然を破壊して造るメガソーラーはクリーンエネルギーではない!」という認識が国内に定着したので、市の公共事業として市有地にメガソーラー発電所を造ろうとすれば「市民が大反対する」ということが予想されました。
そこで「ある人物が飛びついた」のが、「阿須の有効活用策を公募しメガソーラー発電事業を民間からの提案事業として実現させる」、そして、その「メガソーラー発電所を新設する大義名分」は、市有林を伐採して平地化しないと造れない野球やサッカーなどのグランドであれば何でも構わない」というアイデアだったのではないか?
つまり、市内で「専用グランドを欲しがっているスポーツクラブであれば、何でも(誰でも)良い!」ということで、「公募事業に応募する事業者の役目」を割り当てられたのが、一般社団法人飯能インターナショナルスポーツアカデミー(略称・HISA)だったのではないか?」というのが、私を含めた多くの人たちが感じた「疑惑」です。
別な視点から説明すれば、<森林文化都市宣言をしている飯能市が公募している市有林の活用策公募事業>に「森林面積の3/4の樹木を伐採伐根し、地形を大幅に変える大規模土木工事を伴うメガソーラー発電所とサッカー場プラン」を仮に思いついたとしても、「その自然破壊を伴う事業プランが市に採用されると思って応募する市民がいるだろうか?」という疑問が生じます。
それなのに、HISAが、「多大な時間と労力をかけて膨大な計画書と応募資料を作成した」のは、応募する前から、「自分の応募案は必ず採用される、という確約を得ていたのではないか?」というのが、この<阿須山中土地有効活用事業>についての疑問・疑惑なのです。
この疑惑を解明する方法の一つが、「このアイデアを最初に考えたのは誰か?」「このアイデアに市役所内の人物で最初に飛びついたのは誰か?」という視点なのです。
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