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★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.01  公式記録を活用したい!
      
12月定例市議会の公式議事録が2月13日になってやっと公開されました。

私見ですが、私は「Facebookや(旧Twitter)は同時性・即時性が重視されているが、ブログは蓄積と体系化が重視される」と位置付けています。

そこで、<阿須山中土地有効活用事業>関連で、市議会で質疑発言されたことは、2023年3月議会の議事録から、順次再点検して、このブログで重要な質疑や発言を指摘、その解説や見解、意見を書き込んでいくことにします。


以上。   (208字)

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| 小久保 達 | 08:45 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.02  阿須山中サッカーグランドの使用頻度が少ないのは「天然芝の養生のため!」?
    
2023年12月定例市議会の一般質問は、全18人の市議の中で12人が質問しました。
下記は、市議の順番と質問項目の概要を記した市議会公式サイトのPDFデータです。(全15頁)
https://www.city.hanno.lg.jp/material/files/group/45/ippannshitumon5-12.pdf

滝沢修市議は、12/11(月)の登壇です。
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◆13番(滝沢修議員)
次に、阿須山中の問題であります。阿須山中の有効土地活用事業の状況は今どうか、現状についてお伺いをしておきます。
昨年の12月議会、全員協議会の報告で全ての工事が完了し、各種確認検査を実施、埼玉県による林地開発行為の完了確認が8月30日に終了したほか、市の完了検査などの各種手続が8月25日までに終了したとの報告がありました。太陽光発電事業、サッカー事業も始められました。間もなく1年が経過しようとしております。
現状などについてお伺いをしてまいりますけれども、まず現在の状況についてでありますけれども、阿須山中土地有効活用事業として、市の事業として行われている事業であります。
当然、現地が今どのような状況となっているのか、十分把握をされていると思いますし、事業者からも報告があると思いますが、現在までの状況についてまずお伺いをしておきます。
 (令和5年第4回定例会議事録 12月11日-03号P.133)以下同じ出典のp数値です。

◎企画総務部長(大野悟君) 
令和4年8月31日に事業開始に合わせた事業期間での土地賃貸借契約書を締結し、同年9月1日から事業期間に移行いたしました。
サッカー事業については、一般質問や全員協議会等でも御報告させていただきましたが、台風や大雨等の影響が大きく、天然芝の根つきが悪く、事業期間開始後もグラウンドの天然芝を養生、育成する期間が必要となり、グラウンドの使用を控える期間を取りながら進められている状況となっておりました。
そのため、事業期間の開始後は、サッカーグラウンドの天然芝の育成状況や大雨等の影響の確認を主に、平日日中に現地確認をしており、その頻度は2か月から3か月に1回程度の状況でございます。
その他サッカーグラウンドでの練習、試合状況等につきましては、随時、事業者から報告をいただいているところでございます。
 (P.134)
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要するに、
❶2022(令和4)年9月1日から飯能インターナショナルスポーツアカデミー(略称HISA)の事業として、メガソーラー売電事業と現地の専用サッカーグランドでの使用が始まった。
❷その後は「サッカーグラウンドの天然芝の寝つきが悪いためにサッカーに使用できない期間もかなりあった。
というわけです。

これは何人かの<阿須山中サッカーグランドウォッチャー>(私もその1人ですが)が「雨天でもないのにグランドが使用されていない土日の画像」を何度がインターネットに流しているので「使用されない日が多かった理由」を飯能市の担当部長が事業者HISAの報告をそのまま議会で述べたものです。

この滝沢市議との質疑応答の紹介と解説は続きます。

以上。   (1278字)

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| 小久保 達 | 18:44 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.03  HISAの少年サッカーチームのレベルは?
  
12/11の滝沢修市議の質問は前回(No.03)から続きます。

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◆13番(滝沢修議員) 
次に、今までの一般質問では、この提案事業は世界的サッカークラブの人材育成プログラムを活用した世界に羽ばたく選手の育成、青少年の育成を行うことを目的に、専用のサッカーグラウンドを整備し、総開発費用、将来にわたる事業の安定継続に必要な財源を自ら生み出し、確保する手段として附帯事業である太陽光発電施設を整備するものという答弁が繰り返されてまいりました。
芝の根つきが悪かったということでありますけれども、世界に羽ばたくサッカー選手を育成するような、このような運営がなされているのでしょうか、この点についても状況をお伺いしておきます。
 (令和5年第4回定例会議事録 12月11日-03号P.134)

◎企画総務部長(大野悟君) 
土地賃貸借契約書第13条による令和4年度の阿須山中土地有効活用事業に関する報告書によれば、令和4年度においては、埼玉県クラブユースU-15サッカー連盟クラブクラブリーグBから、令和5年度はクラブリーグAに昇格するとともに、U-13、U-14、U-15と全てのカテゴリーで県大会に進出しております。
また、サッカー事業の裾野を広げるため、新たなカテゴリーとしてU-12のチームが創設されました。
また、チームの児童・生徒等の中には、Jリーグのユースチームへの入団や、国内サッカー強豪高校、Jリーグ下部組織、海外チームなどに進むとともに、U-17高校選抜メンバーに選出された卒団生もいるなど、世界的サッカークラブの育成プログラムを活用し、世界に羽ばたくサッカー選手の育成が進められている状況について報告を受けております。
(P.134)
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要するに。滝沢市議は
❶「飯能市土地開発公社の負債20億円を飯能市が埼玉県から借金をしてまで肩代わりして市有林に組み入れた阿須山中の自然豊かな里山の加治丘陵の17haを
❷「僅か年間120万円の賃料で20年間の長期使用を許可し、「その森林の3/4(11ha)以上を伐採伐根、更に地形を切土と盛土の大規模土木工事で作り出したサッカーグランドに値するだけのサッカー倶楽部であるか?どうか?」を訊ねたわけです。

それに対して大野企画総務部長は、
「飯能インターナショナルスポーツアカデミー(略称HISA)は、年齢別のサッカーチームがそれぞれ県内でも実績の有るチームであると報告を受けている」と答弁したわけです。

あくまでも「・・・と報告を受けている」と言うことで、その報告に嘘や間違いが有ったとしても私(大野)の責任ではない!」と、後々の予防線はしっかりと張ってあります。
さらに「チームの児童・生徒等の中に(上級チームの)メンバーに選出された卒団生もいる」と述べることで、HISAに失望して退団した生徒がいたとしても「卒業してさらに上を目指した!」と弁明できるようにしたわけです。

この滝沢市議との質疑応答への解説は次回(No.04)にも続きます。

以上。   (1268字)

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| 小久保 達 | 18:21 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.04  本体よりも額の造成費をかけた10倍以上の規模のメガソーラーがサッカー場の付帯事業!?
   
滝沢修市議の質問は続きます。

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◆13番(滝沢修議員) 
今状況がお話しありましたけれども、次に太陽光発電の関係でありますけれども、この事業につきましては、面積ではグラウンドの10倍以上の面積を占めている、これは附帯事業とされておりますけれども、この太陽光発電でありますけれども、サッカースクールを運営するための事業費を生み出す事業とされております。(P.134)
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この阿須山中土地有効活用事業が市民を欺いている象徴的な表現の一つに、この〈付帯事業〉という言葉遣いがあります。

飯能市と飯能インターナショナルスポーツアカデミーは、計画当初から現在に至るまで「メインはサッカースクール運営事業で、メガソーラー発電は付帯事業(付帯設備)だ!」と言い張ってきました。

しかし、面積1haのサッカー場の10倍の面積(10ha)のメガソーラー発電所が、その1/10の面積のサッカー場の〈付帯設備〉と主張し続けること自体が市民を舐めていることなのです。

例え話で説明すれば幾らでも書けます。
➀サッカー用具を保管する小屋は、サッカーグランドの付帯設備ですが、そのサッカー場を「サッカー用具小屋の付帯設備だ!」と言い張っているのと同じことです。
➁プールのための更衣室やシャワールームは、プールの付帯設備ですが、そのプールを「更衣室とシャワールームの付帯設備だ!」と言い張るのと同じことです。
➂パター練習場は本格的なゴルフ場の付帯設備ですが、その本格的なゴルフ場を「パター練習場の付帯設備だ!」と言い張るのと同じことです。
➃住宅の中に組み込んだガレージを住宅と同時に造ったら、そのガレージは住宅の付帯設備ですが、その住宅を「ガレージのための付帯設備だ!」と言い張って、住宅としての固定資産税を納入しなかったらそれは違法行為です。(例え話はここまで)

滝沢市議の質問は続きます。
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(この太陽光発電でありますけれども、サッカースクールを運営するための事業費を生み出す事業とされております。) 多額の開発費をかけて造成が行われました。造成費やサッカースクールの運営を行っていく上では、それなりの売電収入がなければ事業を継続していくことはできないでしょうし、世界に羽ばたくサッカー選手の育成などもできません。 (P.134)
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滝沢市議の上記の発言は、この部分だけだと「サッカークラブの運営を継続し世界に羽ばたくサッカー選手の育成していくためには太陽光発電による売電事業は必要だ!」と容認しているようなものではないでしょうか。

「多額の造成費がかかったから売電収入が必要になった」のではなく、因果関係の事実は「多額の売電収入を得るためにメガソーラー発電所に多額の造成費をかけたから、その売電収入を必要とする事態を自ら望んだ」だけのことなのです。

ところが、後々まで残る公式記録である<市議会議事録>は、この「サッカースクール事業の付帯事業」という言葉については、今回の大野部長の答弁では触れていませんでした。

滝沢修市議の質問は続きます。
以上。   (1384字)

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| 小久保 達 | 10:17 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.05  売電収入は公開されるが、その支払先も公開されるのか?
滝沢修市議の質問は続きます。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
(・・・・世界に羽ばたくサッカー選手の育成などもできません。) 以前の一般質問の答弁では、当時の企画部長の答弁でありますけれども、売電収入は、年間で約2億2,000万円から2億3,000万円を見込んでいるとの答弁がありました。この点については、どのような状況となっているのでしょうか。太陽光発電について、事業者から説明や報告などが行われているのでしょうかお伺いをしておきます。

◎企画総務部長(大野悟君) 
阿須山中土地有効活用事業におけるサッカー事業の附帯事業である太陽光発電事業については、令和4年9月から開始されております。令和4年度での報告では、阿須山中土地有効活用事業に関する報告書として収支報告が提出されました。事業者から報告をいただいています売電収入を申し上げますと、令和4年の9月から今年の3月までの事業期間での発電に関わる売電収入は約8,600万円ということで報告をいただいております。1年間での実績としての報告は、令和5年度の実績報告において行われる予定でございます。

◆13番(滝沢修議員) 
今、昨年の9月から今年3月までの期間で売電収入8,600万円との報告があったということであります。1年間のこの報告が今後行われるということでありますけれども、半年ですから、その倍としても1億7,000万円程度となります。見込みがどうなるかあれですけれども、そのようなことになるという気がしますけれども、これはまた報告を受けていきたいと思います。 (P135)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

今更言うまでもないことですが、この売電収入は全てメガソーラー発電事業者である飯能インターナショナルスポーツアカデミー(略称HISA)の収入であって、飯能市には1円も入ってきません。飯能市に入ってくるのは、[市がHISAに貸した17haの市有林の借地料年間120万円]だけです。

HISAは「サッカー選手養成事業の運営資金稼ぎのためにメガソーラー売電事業をしている」と主張している限り、この年間2億円前後と言われている年間売電収入が「本当にその目的のためにどれだけ活用されているか」ということも飯能市に報告する必要が有ります。

支出の最大項目が何か?  その支払先はどこか?

それによって、阿須山中市有林でのメガソーラー売電事業の本当の事業主が判明することになるかもしれません。

おそらく<最大の支払い先>は、工事を請け負った大和リースなのでしょうが、注目したいのはその支払金額です。
滝沢修市議の質問は続きます。
以上。   (1119字)

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| 小久保 達 | 17:35 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.06  HISAのサッカー事業は、現時点で青少年の健全育成や地方創生に資する事業となっている!?
    
滝沢修市議の質問は続きます。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
(・・・・・これはまた報告を受けていきたいと思います。)
次に、このような状況で地方創生に資する事業となっているのかということでありますけれども、世界的なサッカークラブの選手育成プログラムを活用し、飯能の地から世界に羽ばたくサッカー選手の育成を通じた人材育成や郷土愛の醸成、シティプロモーションなども進めるもので、サッカーを通じた青少年の健全育成を目的としております。本事業は、サッカースクール参加者及びその家族の移住定住、世界的サッカークラブの商標と地場産品のタイアップによる産業振興、世界的サッカークラブのノウハウを生かしたサッカー事業を通じた児童・生徒の人材育成や郷土愛の醸成、サッカースクールが実施されたことによる市の認知度、イメージアップなどシティプロモーションなどにも資するものと考えておりますと、このようにされてきました。現状、地方創生の事業となっているのか、この点についてもお伺いをしておきます。(P135)

◎企画総務部長(大野悟君) 
サッカー事業は、世界的なサッカークラブの選手育成プログラムを活用したサッカー事業を展開しており、先ほども申し上げましたが、大きな成果を上げていると考えております。令和5年3月時点で、市外から入団したジュニアユース生のうち、4名の選手が本市に移住し、下宿生活を送りながらサッカーに取り組んでいるほか、イベントやセレクションが整備されたサッカーグラウンドで実施されたことで、サッカーに関心のある児童・生徒や保護者、サッカー関係者等が本市に訪れています。また、施設の整備や維持管理に当たっては、市内事業者を活用するなどし、経済効果を生んでおります。今後、グラウンドの地元スポーツ少年団への貸出し、また、例えばサッカー体験教室などの展開も期待できるところでございます。このように、本事業につきましては、青少年の健全育成や地方創生に資する事業となっていると認識しており、サッカーチームの子供たちが夢を追いかけ、さらなる活躍をしていただくことで、本市のシティプロモーションにつながっていくものと考えております。(P135)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

企画総務部長が「令和5年3月時点で、市外から入団したジュニアユース生のうち、4名の選手が本市に移住し、下宿生活を送りながらサッカーに取り組んでいる」と報告しているので、新年度の令和5年4月から新たに「市外から飯能市に移住し下宿生活を送っている選手の増減の報告も必要なのですが、12月になっているにも関わらず、この場でその報告が無いのが不思議です。

大野部長は、「今後、グラウンドの地元スポーツ少年団への貸出し、また、例えばサッカー体験教室などの展開」については、「期待できるところでございます。」と答弁しているので、この[貸出し]や[体験教室の展開]は、議会開催の12月の時点では、「グランド完成から1年以上も経過しているにも関わらずまだ1度も開催されていない!」ということなのです。

それなのに、続く答弁で「本事業につきましては、青少年の健全育成や地方創生に資する事業となっていると認識しており」という表現しています。

しかし、これは「創生に資する事業なっていくと認識しており」と訂正すべきでしょう。

それと比較すると、「サッカーチームの子供たちが夢を追いかけ、さらなる活躍をしていただくことで、本市のシティプロモーションにつながっていくものと考えております。」という表現は正確です。

なぜなら「子供たちが夢を追いかけ、さらなる活躍をしていただくこと」になっていかなければ、「HISAのサッカー事業は本市のシティプロモーションにつながっていかない」と答弁しているのと同じ意味だからです。

滝沢修市議の質問は続きます。

以上。   (1599字)

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| 小久保 達 | 07:57 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.07 HISA専用サッカーグランドには駐車場も観客席も無いことになっているのに? なぜ?
    
滝沢修市議の質問はさらに続きます。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
◆13番(滝沢修議員) 
今のところ、グラウンドの利用が始まって、これから1年たつような状況でありますから、どういう状況になるか、この点についても見守っていきたいと思います。
 次に、サッカーグラウンドの利用状況と都市計画法についてお伺いしてまいります。既にサッカーグラウンドの利用が始まり、練習等が行われているようでありますけれども、グラウンド利用の方法について、以前から何度も指摘をしてきた問題があります。グラウンドを利用する際に、どのように入場するかということであります。
唐沢川に面した入口から、擬木でできている歩道を利用して斜面を上りグラウンドに入場していると、このように思いますけれども、そのように利用されているのでしょうか。私も現状がどのようになっているのか、またグラウンド利用者がどのような使い方をしているのか、たびたび現地の状況を見に行っております。
(P136)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

滝沢市議は、このHISAの阿須サッカーグランドについては、「都市計画法上の違反が有る」こと、「それを管理監督指導是正させるべき飯能市がその違法性を容認している」ことを市議会で一貫して指摘してきました。今回の発言はその具体的な指摘であり、「市に対して適切な措置を求めての質問」なのです。

その<サッカーグランドの違法性>とは「都市計画法の規制を逃れるため」に「サッカーグランドの面積を都市計画法が適用されない1ha未満と申請した」ことなのです。

阿須山中のサッカーグランドが「本当に1ha未満」であれば、都市計画法の厳しい規制は適用されないのだから、問題はありません。

しかし、「サッカー場は1ha未満である!」と言い張り続けるために、事業者のHISAも、サッカーグランドを造営した工事会社も、遵法指導すべき飯能市も下記3点の〈誤魔化し説明〉を続けてきているのです。

〈誤魔化し説明〉「サッカー場に面した東西南北の四方の法面(グランドを囲んでいる広くて高い斜面)は、「法面の上に在るメガソーラー発電所の敷地」であってサッカー場用地ではない! だからサッカー場用地の面積は1ha未満なのである。

〈誤魔化し説明〉❷サッカーグランド入口の唐沢川を渡る橋からサッカーグランド出入ゲート前の広くて長い管理通路はメガソーラー発電所のための設備である。だからサッカー場用地の面積は1ha未満なのである。

〈誤魔化し説明〉❸サッカーグランド出入りゲートは安全確保のために部外者が出入りすることの無いように頑丈に施錠し、サッカーグランド利用者は別の場所に専用に造った擬木階段を利用してサッカー専用ゲートから出入りしている。

しかし、私が見ている限り、そのような利用の方法ではなく、下記のような使用実態を何度も見て確認しています。

〈使用実態〉その法面は、グランドからの高さや斜度が「アルプス観客席」のような傾斜になっているので、送迎で付き添ってきた保護者たちの観覧スペースとして常態的に使用されているのです。ということは、そのグランドに面した法面は「サッカーグランドのための用地」であって、その総面積を加算すれば「都市計画法適用以下の1haをはるかに超える」のです。
それなにに、その法面の面積を意図的に除外して「1ha未満の開発だったから都市計画法の適用外」としていることは、明らかに違法なのです。

〈使用実態〉❷唐沢川の橋を渡ってからメガソーラーパネルの現場に至る長さ200mほどの2車線幅の道路は、公道ではないので道路交通法は適用されません。したがって、その道路に車を駐車しても違法駐車にはなりません。
しかし、その場所に、サッカー練習生を送迎している父兄の車が長時間駐車するのが常態化していたら、その面積は「サッカーグランドのための駐車スペース」なので、その面積を加えるだけでも「サッカー場の総面積は1haをはるかに超えるので都市計画法の様々な規制を受ける」ことになるのです。しかし、この面積も意図的に除外しているのでこれも違法なのです。

〈使用実態〉❸サッカーグランドを利用する人は、上記の管理道路を「通ってグランドの出入ゲートからは出入りできない」はずの正面ゲートを開けてグランドに入っています。本来の「サッカー場への出入り専用に造ったことになっている擬木の急な階段を使用している人を、何度も現地を観察しているにもかかわらず、私はまだ一度もその光景を目撃したことはありません。

以上の私(小久保)の解説を読んだ上で、下記の滝沢市議の質問の続きをお読み下さい。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
(たびたび現地の状況を見に行っております。) 私が見ている限りそのような利用の方法ではなく、管理通路からサッカーグラウンドへのフェンスを開放し、そこから出入りしているのを何度も目撃しております。
また、唐沢川からの擬木の歩道についても利用されることなく、唐沢川の橋に停車したバスから降りた練習生は、太陽光発電の管理通路を利用しグラウンドへ向かっております。自家用車で家族と訪れた方は、自分の車で管理通路を上っております。タブレットで説明をいたしますけれども、タブレットをお願いいたします。
 (P136)

○議長(加藤由貴夫議員) 休憩いたします。
  午後3時54分 休憩
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

公開されている議事録には上記のようにしか記載されていませんが、滝沢市議は「タブレットをお願いいたします。」と言って、各市議のタブレットに配信されている「サッカーグランドの違法使用状況を写した画像」を本会議場のスクリーンに投影することを要請したところ、加藤議長から「事前の申請を受けていないのでその投影は許可できません!」と拒否されたのです。

滝沢市議は「事前に議会事務局に申請して画像を送っている」と説明しましたが、加藤議長は「私は聴いていません!」と断言して、質疑応答を職権で一方的に中断させたのです。

それなのに議会議事録には「○議長(加藤由貴夫議員) 休憩いたします。午後3時54分 休憩」としか記載されていないのです。

休息後に再開された質疑応答は次回に解説します。

以上。   (2676)字

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| 小久保 達 | 17:23 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.08 HISAの[都市計画法の規制逃れ]の追及には証拠の画像や動画等が不可欠ですね。
      
暫しの休憩(?)時間の後、滝沢修市議の質問が再開されました。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
◆13番(滝沢修議員)
ただいま私が制作をいたしました資料、これは配信をできないということでありますけれども、今私が申し上げましたように、この資料につきましては、グラウンド利用者が擬木を使わずに管理用道路を上がり、そしてフェンスを使う。
サッカーグラウンドのフェンスを開放し、そこから出入りしているものを写真に撮ったものであります。
そして、この資料につきましては、グラウンドの入口の擬木、これも使わずに、その下にフェンスがありますけれども、入場すべきフェンスは閉じたまま、そしてフェンスからグラウンドへ向かう進入路については、未だに何も整備をされておりません。
そういう状況でもあります。そして唐沢川に止まった送迎用バスから下りた練習生は、擬木を上らずに、管理用道路を上っている写真を載せようと考えたわけであります。
そのような状況があるにもかかわらず、配信をされていないというわけでありますけれども、そういうふうになっている、この使い方はどうなっているのか。
そういうことはないということで、改めて令和2年第4回定例会、9月25日の新井議員の質問に対して、建設部参事の答弁はどうであったかをお伺いいたします。
 (P137)

◎企画総務部長(大野悟君) 
令和2年第4回定例会、9月25日の新井議員の質問に対して、サッカーグラウンドは、雨水調整池を兼ねていることから、土砂が蓄積した場合のしゅんせつと、調整池機能の維持及び管理のため、太陽光発電施設の管理通路がサッカーグラウンドに接続している。
この太陽光発電施設の管理道路から、サッカーグラウンドへの出入口には鍵つきのフェンスが設置され、維持管理以外の場合には通行ができないような設計となっており、管理道路は、サッカーグラウンド利用者のためのものではなく、太陽光発電施設及び調整池機能の維持管理に用いるための通路であるとの答弁をしております。
 (P137)

◆13番(滝沢修議員) 
今答弁ございましたけれども、このとき太陽光発電所の管理通路からサッカーグラウンドへの出入口については、鍵のフェンスが設置をされ、維持管理以外の場合には通行ができないような設計となっておりますという答弁がありました。
また、昨年、令和4年の1月19日でありますけれども、飯能市議会として現地の視察を行いました。
このとき、当事者であります飯能インターナショナルスポーツアカデミー理事長であります木下氏が現地で状況を説明してくださいまして、この管理用道路については同様の説明を受けております。
フェンスをしっかりとするからそういう利用になると説明を受けたわけでありますけれども、現状ではこのようになっております。どのように対処するのでしょうか。
この管理用道路をサッカー用として使うことは、管理用通路もサッカーグラウンドの面積に含めなければなりません。これを含めますと1ヘクタールを超えますから、都市計画法上の第二種特定工作物に該当することになります。見解をお伺いしておきます。
 (P137)

◎企画総務部長(大野悟君) 
計画において、管理道路はサッカーグラウンド利用者のためのものでなく、サッカーグラウンド利用者は、擬木での階段を利用することとなっています。
このようなことが生じていることにつきましては、市側でも事業者に再度確認を行った上で適切に指導してまいりたいと考えております。
 (P138)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

大野企画総務部長が「市側でも事業者に再度確認を行った上で・・・・」と答弁したのは、滝沢市議が議場で投影してもらう予定だった「不適切な証拠写真は無かったもの」としたうえで、「適切に指導してまいりたいと考えております。」と答弁したかったからでしょう。

おそらく、この12月議会の後で直ちに「飯能インターナショナルスポーツアカデミー(HISA)理事長木下氏に「今後はサッカーグランドの出入りに管理道路を通行するな!」「グランド法面を付き添い父兄たちの観客スタンドとして利用するのは止めろ!」と指導する予定でしょうね。



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◆13番(滝沢修議員) 
この問題につきましては、都市計画法に関係が非常にあることであります。この問題につきまして、たびたび指摘をしてきました。
グラウンドを利用することができるとなったときに、このような利用をしないよう当然指導、監督をすべきではなかったのではないでしょうか。このことをしてきたのかお伺いをしておきます。
(P138)

◎企画総務部長(大野悟君) 
事前協議時や事業者との打合せなどで、様々な機会を通じまして、こちらの指導はしてまいりました。 (P138)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

つまり「市としては、管理通路は通行するな!」「法面に父兄を入れるな!」という指導はしてきた、というわけです。
だから「HISAがそれを守らなかったことが有った」としたら、それはHISAの問題であって「飯能市の責任ではない!」と言っている訳です。

滝沢市議の質問はまだまだ続きます。

以上。   (2172字)



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| 小久保 達 | 19:11 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.09 まるで国会のような「具体的な事実の説明を伴わない説明責任の詐欺的な使い方」は、今や市議会でも!
    
滝沢市議の質疑応答はもう少し続きます。

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◆13番(滝沢修議員) 
この問題につきましては、都市計画法に関係が非常にあることであります。この問題につきまして、たびたび指摘をしてきました。
グラウンドを利用することができるとなったときに、このような利用をしないよう当然指導、監督をすべきではなかったのではないでしょうか。このことをしてきたのかお伺いをしておきます。
(P138)

◎企画総務部長(大野悟君) 
事前協議時や事業者との打合せなどで、様々な機会を通じまして、こちらの指導はしてまいりました。(P138)
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

つまり市としての答弁は、滝沢市議が指摘している「管理通路をグランドの出入りに利用する」とか「法面を父兄の見物エリアにする」等のことは「やってはならない!」という指導はしてきた、というわけです。

だから「HISAがそれを守らなかったことが有った」としたら、それはHISAの問題であって「飯能市の責任ではない!」と言っている訳です。

しかし、この議会議事録の文面だけでは「こちらの指導はしてまいりました」だけで、その「指導の内容」は記載されている訳ではありませんので、後日「指導の中には〈管理通路をグランドの出入りに利用するな〉とか〈法面を父兄の見物エリアにするな〉と指導していたわけではありません」と言い出すかもしれません。


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◆13番(滝沢修議員) 
令和2年の第2回定例会、6月17日でありましたけれども、新井議員の阿須山中の質問に対しまして、当時の建設部参事は、1ヘクタール未満の計画であることから都市計画法上の第二種特定工作物には該当せず、都市計画法に基づく開発許可の対象とはならない。

ただし、都市計画法上の対象外だから市は何の審査も行わないということではなく、事業者から提出された計画について、市が定めた開発指導要綱に基づき、関係する部署がそれぞれ責任を持って審査をし、必要な指導を行っていることから、御指摘のような手続の不備はないと考えておりますと答弁をしております。
このように、現在の使用状況を見ても、いつでも開放できるフェンスがあるだけで、都市計画法には問題なしとしておりますけれども、これが市の都市計画法の考え方なのか、こういうことであれば、これに関わるような案件があった場合、それをどうしていくのか、こういう前例を作ってしまったら大きな問題になるのではないでしょうか、お伺いしておきます。
(P138)

◎市長(新井重治君) 
都市計画法の考え方についてというおただしでございます。今までの議会答弁、そして阿須山中土地有効活用事業の検証委員会の検証報告書にもありますように、適正な判断であったと考えているところでございます。 (P138)
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滝沢市議が具体的に「サッカーグランドを都市計画法の対象外の1ha未満ということで申請する」ために、本来はサッカーグランド施設としての総面積に含むべき〈付き添い父兄送迎用駐車スペース〉と〈サッカー観戦用エリアとして常用される四方の法面〉を「意図的に除外するという虚偽の不正な申請をしている」と具体的に指摘しているのに、新井市長は「検証報告書にもありますように、適正な判断であったと考えている」という答弁で押し通そうとしているのです。

つまり、新井市長は、「適正であると強調している根拠」としている<阿須山中土地有効活用事業の検証委員会の検証報告書>自体の「信憑性が疑われている」ことは見事に無視しているのです。


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◆13番(滝沢修議員) 
適正な判断だったということであれば、これは、ほかに類似するケースがあったときも、こういうことを認めてしまうんだということになります。
ところで、令和4年5月23日、公表されました阿須山中土地有効活用事業検証報告書では、この問題につきまして、太陽光発電施設の管理通路について、サッカーグラウンドは太陽光発電施設の雨水調整池を兼ねていることから、土砂が堆積した場合のしゅんせつ及び調整池機能の維持管理のため、太陽光発電施設の管理通路がサッカーグラウンドに接続している開発区域を判断する場合は、当該開発行為の目的が大きな判断基準とされている。

サッカーグラウンドは、路地上敷地によって既存道路に接する計画となっていること、管理通路は太陽光発電施設の調整池の維持管理を目的としていること、サッカーグラウンドの出入口では鍵つきのフェンスが設置され、維持管理以外の場合には通行できないような設計となっていることから、サッカーを目的とした利用時の進入路としては想定していないと判断されていることは妥当性があると言えるとしておりますけれども、様々な問題を指摘されて、そして検証委員会を開いて、これは市長の公約にもあったと思いますけれども、その中で開かれた検証委員会、それがこういう結論を出したこと、この報告にも大きな問題があるのではないでしょうか、見解をお伺いしておきます。
(P138)

◎市長(新井重治君) 
阿須山中土地有効活用事業に関しましては、私の公約のとおり、その事務手続につきまして、阿須山中土地有効活用事業検証委員会を設置いたしまして、私が責任者となってしっかりと事業検証を行いました。
その結果、適正に処理されているとの結果とともに報告書をまとめ、公表をさせていただいたところでございます。
その結果に基づき、現在に至っておりますので御理解賜りたいと存じます。
おただしのような利用状況が確認された場合には、先ほど部長が答弁申し上げましたが、事業者に適切な指導をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
(P139)
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新井市長が言っている「事業者に適切な指導をしてまいります」というのは、具体的に「管理道路をサッカー事業用には使用させない!、ソーラーパネル用地である法面をサッカー事業用には使用させない!ということである」と明言することは巧みに避けています。

これは飯能市に限らず、日本の行政では国・都道府県から市町村に至るまで、このような「具体的な内容を伴わない総括的な曖昧ボカシ言葉の多用・連用」で、国民住民を軽視し続けてきています。

国政ならそれを厳しく追及するメディアがまだ存在しますが、市町村の行政においては、ビジネスレベルのメディアは存在しなくなっているのです。

滝沢市議の質問は続きます。

以上。   (2777字)

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| 小久保 達 | 17:01 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★ ⇒【12月定例市議会議事録から】No.10 大久保前市長時代の「重要な事実の隠蔽の数々」を、新井現市長がそのまま踏襲する[お役人答弁]の典型例の一つです!
  
滝沢市議の質疑応答はもう少しです。

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
◆13番(滝沢修議員) 
今市長から答弁がありました。阿須山中土地有効活用事業として市が行っている事業であります。
この事業については、市長として責任を持って当たるべき事業であります。改めてこの事業に対する市長の考え方をお伺いしておきます。
(P139)

◎市長(新井重治君) 
阿須山中土地有効活用事業は、優れた土地利用計画を提案する民間事業者に、当該土地を貸し付けることで民間事業者が行う事業により、青少年の健全育成、交流人口や定住人口の増加、飯能市のシティプロモーションなど、本市の地方創生をさらに推進するという取組であること、本市の地方創生に資する事業であると認識しているところでございます。

子供たちがサッカーに打ち込める環境を事業者、市、そして様々な関係者が協力して整えていくべきでございます。
そのためには、適切な事業運営が行われるべく指導すべき点は指導してまいりますのでよろしくお願いいたします。
(P139)
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この「優れた土地利用計画を提案する民間事業者に、当該土地を貸し付ける」こと自体に私は異議は有りません。

私は、この「阿須山中の市有林有効活用」については「都市部の小中高の会員制協働学習林にして、児童生徒の遠足やキャンプ泊の聖地にする案」で応募するつもりでしたので。この公募は大歓迎でした。

しかし、この新井市長の「定型の答弁」には、下記4点の「重要な事実」が巧みに隠蔽されています。

❶「野生動物が棲息し、珍しい野鳥が飛来し、希少植物が群生する自然豊かな加治丘陵の一部の市有林17haの3/4を完全破壊する」ことが「優れた土地利用計画」と認定したコト自体が「森林文化都市飯能としては最大の過ち」「市民への裏切り行為」ではないでしょうか?

もちろん「世界に通用するサッカー選手を養成するスクール事業」は「青少年の健全育成」につながっていると私も思います。その事業自体は大賛成です。応援もしたいです。

その民間事業者が掲げる「飯能市にJ3のチームを!」サポータークラブが出来るなら私も会員になりたいです。

しかし、
❷「自然豊かな市有林の3/4の面積を完全破壊して、民間クラブ専用サッカー練習場を10億円以上の工事費をかけて造らなくても、市内には「サッカーが出来る公共の運動場、小中高の広い校庭、民間のサッカーグランドが計20カ所前後も存在しています。

年間120万円の借地料を支払うなら「自分の土地を借りて欲しい」と望む空き地所有者も居るでしょう。

それなのに「市有林を完全破壊して、わざわざ新規に「限られた民間クラブ専用のサッカー練習場」を造る必然性が本当に有るのでしょうか?

そんな「森林破壊グランドとメガソーラー発電所」が森林文化都市飯能の「シティプロモーションになる」と公言している人たちは、恥ずかしくないのでしょうか?

❸しかも、現地のサッカーグランドは「都市計画法が適用されない1haの開発行為」であることを偽装するために、「サッカーグランドを造営する」だけで許容面積を使い切っているので、観客スタンドも、来場者用駐車場も、水洗トイレも造る余地がない〈低レベルのグランド〉なのです。そんなサッカー場が「交流人口や定住人口の増加」になると当初から今日まで、大久保前市長も、新井現市長も言い張っているのです。

❹この新井市長答弁は、「青少年の健全育成」、「交流人口や定住人口の増加」、「飯能市のシティプロモーション」、「本市の地方創生に資する事業」ということを建前にすれば、今後も「飯能市は虚偽申請や違法行為は容認する」と言っているのに等しいのではないでしょうか。


〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
◆13番(滝沢修議員) 
この阿須山中問題につきましては、今までもたびたび一般質問で取り上げてまいりました。
その都度様々な答弁をいただきましたけれども、本日のような、私が制作をし、そしてしっかり届けておりました資料が配信をされていないと、こういうことはどういうことか理解をいたしかねますけれども、この阿須山中についての、以前私が、たしかあれは令和2年6月議会でありますけれども、貴重な動植物、これが確認をされている阿須山中の認識について質問をしたところ、この事業においては、事業地である17ヘクタールの森林全てが伐採、伐根されることなく、17ヘクタールのうちの5ヘクタールは森林法の規制に基づき残置森林という形で現況を残さなければならないと、これは当然のことでありますけれども、市としては、この5ヘクタールの残置森林を活用し、このすばらしい環境を後世に残していきたい、緑あふれる環境を未来につないでいきたいと考えております。

具体的な内容として、この残置森林にコクランの移植を行うこと、そして今無造作となっております針広混交林に管理、ハンキング道の傍らにベンチを置いたり、あるいは休憩所を設置するなど考えておりますと、このような答弁がありましたけれども、現在、この5ヘクタール、私も実際見ておりますけれども、17ヘクタールのうちの5ヘクタール、どの程度残るかと思いますけれども、実態としてはそれほど広くはありません。むしろ狭い状況であります。

このようなことを言いながら、未だにこういうこともしていない。
この事業がどういう事業であるのか、今後ともしっかりと、どうなっていくのか見届けさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
(P139)  
(注) 「ハンキング道」とは「ハイキング道」の誤記だと思われます。
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阿須山中土地有効活用事業に関する滝沢市議の質問はここまでです。

滝沢市議が、議会事務局に提出して、事前に全市議のタブレットに配信されていた「メガソーラー用管理道路をサッカー練習生を送迎する父兄が駐車場として利用していた画像」や「メガソーラー用地であるサッカー場を囲んでいる東西南北の法面を父兄が観戦スタンドとして利用している画像」が、加藤由紀夫議長の「私は許可していない!」という理由で、滝沢市議の要請を無視して「当日の質疑中の議場スクリーンに投影させなかった」ことは、その一部始終を傍聴していた私としては、忘れられない記憶です。

なので、次回(2024年3月議会)の滝沢市議の一般質問で、ぜひ事前に加藤議長に了解させて、議場のスクリーンで観られることを期待しています。

以上。   (2728字)

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| 小久保 達 | 09:07 | comments (0) | trackback (0) | ★現在進行形『市有林メガソーラー騒動記』2023年版★::12月定例市議会議事録から |
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