2024-09-19 Thu
昨日(9/18)飯能市役所5F会議室で、五十嵐勉氏から提出された『阿須山中の市有地を賃貸借した事業者の事業破綻に伴い事業承継について疑義があるため、地方自治法第100条に基づく特別委員会の設置を求める請願』について、市議会総務教育委員会の審議が行われました。
通常の総務教育委員会は同じ5Fの狭い会議室で行われていましたが、13:10からの請願審議には多くの傍聴人が来ると予想したのか、午後からは倍の広さの会議室に変更されました。市民の傍聴人は3人から8人に増えました。
一般紙の記者も取材に来ているのかと期待していましたが、文化新聞記者だけでした。
特筆すべきことは、他の委員会が終わった市議が5人も傍聴していたことです。
坂井悦子議員、関田直子議員、熊田尚子議員、栗原義幸議員、パタソンひとみ議員の5人でした。
公明党市議団が、委員会メンバーの中元議員の他に、栗原、熊田の計3市議が揃っていることに興味が湧きましたが、何のためなのかは分かりません。
中元議員はこの阿須山中土地有効活用事業に対しては当初から称賛していた議員の一人ですが、他の2議員は、議会ではこの問題について質問や発言は殆ど無かったはずです。
請願の審議は、13:10から休憩を挟んで約2時間。
採決の結果は、請願を聞き入れて百条委員会設置に賛成した委員は、共産党の新井巧議員と革新系無所属の長谷川順子議員の2人。
百条委員会設置に反対した委員は、公明党の中元太議員、参政党の大津力議員、保守系無所属の武田一宏議員の3人。
総務教育委員会委員長の椙田博之議員は採決に加わりません。
採決の前に、「反対の議員」「賛成の議員」がその理由を簡潔に主張。今日、傍聴して良かったのは、大津議員と中元議員の「反対理由」を聴けたことです。
中元議員の反対理由は、「事業承継を予め決めておいたからこそ、アカデミーから大和リースに事業を引き継げた訳で、それで子供たちがサッカーを続けられている」「疑義を糺すことは必要だが、請願の中には憶測や事業者への名誉棄損に当たる言葉が有るので、そのような文書を公式な記録として残すべきではない」「百条委員会を開いて何も出てこなかったらどうするんだ!」というものでした。
大津議員の反対理由は、「メガソーラー事業が破綻しても誰の得にもならないのだから、計画的な事業破綻なんて実際には有るわけが無い」「根拠のない事業破綻で大和リースを証人喚問したら訴えられてしまう」というものでした。
総務教育委員会で「否決された請願」でも、議会最終日の本会議で、あらためて市議全員による採決が行われるとのことです。
以上、(1093字)
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2024-09-25 Wed
今日(9/25)の文化新聞に下記の見出しの記事が掲載されています。
賛成2、反対3で不採択
100条委員会設置請願
総務教育委員会が審査
とりあえず紙面の画像を今日のFacebook飯能会に挙げておきました。
反対討論を行った中元太議員(公明党)の反対理由の掲載分を全文転載します。
中本議員の反対討論
請願者の方が疑惑を正していくと言うのは重要なことだし、進めていくべきだと思う。ただ、請願の中身を見ると、整合性がない。
また、「事業者である以上」「100%確率の予算を計上することは事業者として失格である」とか、「破綻するのは時間の問題であった」とか、憶測の表現を公式な文書として残すこと自体、非常に危険だと感じる。
それこそ事実がないと名誉棄損、営業妨害につながると言うことも出てくると思うので、この請願に対しては100条委員会を設置してというよりも、一般質問等で行っていけば良い内容である。この請願については反対する。
中元議員は「請願の中身を見ると、整合性がない」と言っているが、「何と何との整合性がない」というのだろうか? 市役所で会ったらぜひ訊いてみたいものです。
〈整合性〉を言うなら「森林文化都市宣言を自慢している飯能市が、少ない市有林の中の自然豊かな18haの3/4を完全破壊して民間にメガソーラー発電事業をやらせること」自体が「整合性のない」ことなのです。
本当に「名誉棄損、営業妨害につながる」なら、大和リースはそのことで飯能市議会を提訴するでしょう。それを恐れて「真相解明調査の請願」を不採択にするというの議会人としての矜持を疑いますね。
「この請願に対しては100条委員会を設置してというよりも、一般質問等で行っていけば良い内容である。」と言いましたが、その一般質問で4人の市議が4年以上も前市長や現市長に通算何十回も質問したのに「答弁拒否、虚偽説明、文書の黒塗り提出」を繰返され続けてきているからこその「法的拘束力のある調査委員会設置請願」なのです。
まさかその議会のさなか居眠りでもしていたのでしょうか?
それとも「都合の悪いことは記憶から自動消去される」のでしょうか?
新井巧議員の参政討論
この事業を進める、あるいは事業承継を進めるにあたってということで、非常に多くの市民が注目してきた。議会として、土地開発公社の時代からいろいろな議論があった。その時はいなかった議員もいるが、議員の中でもその時、その時のいろいろな議決や討論とか、一般質問などに関わった議員もいると思う。
その中で賛成した、あるいは反対した等いろいろあると思うが、今の時点ではこのわずか1年ちょっとでこの事業が破綻して、スポーツアカデミーから大和リースに変更になると言う事業承継がこんなに早く起きて、議論すると言う事は想像していなかったと思う。
そういう中で、この事業に当たっての市民からの疑問、疑念を議会が晴らしていく、解明していくのは議会人としての責任である。
(請願の内容) 13項目の一つひとつについては表現とかあると思うが、全体としての事業破綻の問題、事業承継にあたっての経緯、あるいはその事実はどうだったのかと言うことについては、しっかりと確認をする必要がある。
そういう意味で、議会として100条に基づいた委員会で明らかにし、問題がなければそれで、問題があればどういうことが問題でどうしていくべきかと言うことを、ここで飯能市議会がやらなければならない。
市民注目のこの問題、100条委員会を設置し、皆さんと一緒に議論するしっかりとした形を望む。
確かに注目してきた市民は少なくはないが、「非常に多くの市民が注目してきた」わけではなかったから、こんな「詐欺みたいなこと」が続けられてきたのではないでしょうか。
「皆さんと一緒に議論するしっかりとした形を望む。」と言われましたが、100条委員会は「当事者を議会に喚問して事実を述べさせる」のが目的であって、その「発言内容の結果について議員同士が議論する場」ではないのではないでしょうか・・・・・。
今日の掲載記事には
「今後、同請願については、最終日の10月1日の本会議場へ移され、議員全員により採決されることとなる。」
ということも載っています。
代表反対討論を、誰が、どのような理由で反対意見を述べるのか?
それが楽しみなので傍聴に行きます。
以上、(1767字)
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2024-10-01 Tue
今日は9月定例議会最終日。通常議案の採決後、午後一番で、この審議が始まりました。
まず、総務教育委員会委員長の椙田博之議員が登壇して、「9/18の委員会審議での賛成意見と反対意見の概要」を報告。その後、共産党の新井巧議員と無所属の長谷川順子議員が、それぞれ「百条委員会設置請願の賛成討論」を述べました。
しかし、いつものことですが、録画公開されるのは一般質問の時だけで、本会議の内容は録画されません。
したがって、この2市議の賛成討論の内容を詳しく伝えられるのは、議事録が作成され公開されてからになります。
それはいつも2ヶ月以上先のことになります。
でも、文化新聞記者が記者席にいたので、近日中には掲載されると思います。
「賛成議員による賛成理由」陳述の次は、当然、「反対議員の反対理由」の陳述が有ると思っていましたが、意外にもそれは無かったのです。
おそらく、「自分が積極的に百条委員会設置反対理由を述べたら、後々、この阿須山中市有林メガソーラーの疑惑が露呈した時に市議としての自分の立場が無くなる」ことを恐れているのでしょう。
うっかり本会議場で反対理由を述べたら、「傍聴している市民(私のことですが・・・)にblogでバラされてしまう!」ことを避けたかったのかもしれません。
賛成討論の後、すぐに起立採決。
賛成で起立したのは、共産党の3人(金子・新井・滝沢)と無所属の長谷川市議の4人だけ。
他の14人の市議は着席のまま反対表明。
この<メガソーラー詐欺>の容認・擁護が、来年4月の市議選の当落にどのように響くのか、それが楽しみになりました。
参政党の大津市議は、10/27の衆院選に地元9区から立候補することになっていますが、飯能市内での得票数にもその影響は出るでしょうね。
以上、(751字)
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