2025-01-04 Sat
市議会改革が市民主導になったとしても、日常の議会運営はあくまでも〈議員主導〉です。
しかし、それでも「市議会運営に市民も参加する」ことは必要なのです。
むしろ、〈市民主導の議会改革〉が実現する前から、〈市議会運営への市民参加〉は必要かつ重要なのです。
なぜなら「市議会の現状と市民の要望」が、極めてかけ離れているからです。
更には、そのことに「市議自身が気づいていない」からです。
殆どの新人立候補者は、「議会改革」を訴えておきながら、当選しても、その当初の主張の方向での議会改革を推進できる人は皆無に等しいからです。
例えば議会の傍聴。
議員自身も議会事務局も、市役所全体も「市民の傍聴」は、単なる建前であって、「本気で議会の傍聴者を増やさなければならない!とは思っていない!」としか見えません。
なぜなら、市民の有権者の99%は「市議会の傍聴にはいったことが無い!」のが実態だからです。
私が、20年前から「市議会の一般質問の傍聴を続けている」のは、「議会のTV中継が無い!」からです。
飯能日高テレビでの録画放送も1週間後では遅すぎるからです。
しかも、その録画放送は「議員の一般質問」限定だからです。
肝心の各委員会での審議・討論、本会議場での市長や幹部職員による説明と市議との質疑応答や採決などは、その模様を動画撮影すらしていないのです。
全ての議会の公式会議が動画中継されていれば、市民は、誰でも、いつでも、その録画を時間帯の制約を受けずに「視聴しながら、じっくり考える」ことができるのです。
10年前なら、その議会中継と動画の公開には多額の経費を必要としてので「その予算が無い!」という〈都合の良い言い訳〉を通用させてきました。
しかし、インターネット環境と機器類が驚異的に発達した現在では、今さら新規に設備資材を購入しなくても、いま市役所に有る器材で、外部業者に発注しなくても、今いる市職員だけで充分に実施可能なのです。
今はもう「全ての議会・委員会の同時中継」「議事録・録画の即時公開」程度のことは、〈特別な議会改革事項〉ではなく、通常の〈議会運営の最適化事項〉なにもしかないのです。
議会運営の課題は、なにも今回触れた傍聴問題だけでなく、<議会開催日と開催時間帯の設定>、<市議会だよりの内容と製作方法>、<会派別専用室の是非>や各種勉強会など多岐に渡ります。
だからこそ、「議会運営にも市民参加が不可欠!」なのです。
以上。 (全1017字)
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