2007-03-02 Fri
きょう(3/2)の文化新聞に「飯能市が名栗浄水場の水を500mlのペットボトルに詰めて1本100円で製造販売する」という記事が載っています。
「飲料水のペットボトル販売については、名栗地区の大久保勝議員が(市議会の)一般質問で何度も取り上げ、市に取り組みを促している」
とも書かれています。
私も市議会を傍聴した時に、ちょうど大久保議員と市の幹部との質疑応答を聴いいたことがありました。
その時は「大久保議員の熱心さと比較すると、市のほうはあまり乗り気ではないな」という印象を感じたのです。
そこで、後日、たまたま何かの会合で大久保議員と顔を合わせたときに
「名栗の水をペットボトルに詰めて売るのは、面白いと思いますが、市が乗り気じゃなかったら、大久保さんのお店で先行して販売を始めてみるのもいいんじゃないでしょうか」
と話したことがありました。
しかし、「名水事業」の目的が「飯能市のイメージアップ」や「知名度向上」であるなら、個人が地域ビジネスとして立ち上げるよりは、やはり飯能市の水道事業として始めたほうが面白いでしょうね。
しかし、日本では「行政が担うビジネスは利益が出るようにはならない」(赤字から脱却できない)のが定説になってしまっています。
何としても、この「飯能名栗の水」ビジネスは、利益を出せる事業として軌道に乗せ、発展させていかなければなりません。
「そのためにはどうするか?」 ですね。
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2007-03-05 Mon
ここのカテゴリーを【飯能の水を売る】というタイトルにしましたが、よく考えてみると「飯能の水を売る」ということと、「飯能で水を売る」ということには、大きな違いが有ることに気づきました。
【飯能の水を売る】ということは、「飯能の水」という飯能原産の商品を、飯能市以外の人に、飯能市以外の所で売る、ということに発想が限定されてしまいます。
つまり、「飯能の水」を「飯能以外の人に売る」ためには、「買い求めやすいようにペットボトルに詰めなければならない」という結論に縛られてしまいます。
これを【飯能で水を売る】という表現にしたら、どうでしょうか?
そうすると「飯能で」ということで、「水を売る」場所を「飯能市内に限定してみる」という考えが生み出されます。
「飯能で水を買ってもらう」には、
A・「飯能に来た人に水を買ってもらうにはどうするか?」という発想と
B・「水を買いに飯能に来てもらうにはどうするか?」という発想の
二つの方向性が生まれます。
<Aの場合を考えてみましょう>
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2007-03-08 Thu
きょう(3/8)の市議会で、大久保勝議員が、「飯能市の水をペットボトルにして売る」件について質問する、というので傍聴してきました。
大久保議員は「目的、取水方法、製造方法、今回の生産本数、運搬方法、PR方法、販売方法、ネーミング、ラベル・・・・」と、具体的な項目別に質問をしていきました。 (今回は、一括質問一括答弁方式+一問一答方式の併用)
上下水道部の担当者は、ネーミングについては、
現時点では「入間川源流の水・飯能水」に決めているとのことでした。
その担当者は
「原料は水道水なので、原水とか湧水という言葉は使用できない」
というような趣旨のことも説明していました。
(上記は正確な表現ではないかもしれませんが・・・)
大久保議員は、自分が名栗に住み、自分が飯能市に提案したプランなので、なんとか「名栗」という名称を使って欲しいということを必死に訴えていました。
「名栗の水」を売るのだから、「名栗」という名称を入れて欲しい、という気持ちは私も理解できます。
確かに、大久保議員が指摘した
「奥多摩の水を東京水という名称で販売しても、誰もそれを奥多摩の清流の水とは思わない」
「飯能水という名称にしても、誰もそれを奥武蔵の清流の水とは思わないのではないか?」
という点は、無視できないことだと思います。
ここで、私には大きな疑問が生じました。
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2007-03-09 Fri
昨日(3/8)の市議会での、大久保勝議員の質問への答弁で、聞き逃せないことがありました。
今年、生産する19200本の「飯能水(仮称)」のうち、かなりの数を、5月に開催される新緑ツーデーマーチの参加者に、無料で配布するというのです。
つまり、もし今年の参加者が昨年同様の13000人だったとしたら、販売するために生産した本数の大半が、無料で配られてしまうことになります。
こんなアホ(お間抜けな)なことは絶対に止めるべきです。
大久保議員も、昨日は
「あらゆる機会に、飯能市を訪れた人たちにこの水売っていくためには、市内の各店舗で販売を希望する人たちに商品を卸してほしい」と要望していました。
販売するために生産した以上、売るためにはあらゆる機会に売っていくのが「ビジネス」なのではないでしょうか。
もしかしたら、担当者の考えでは、
「1500円の参加費を払ってくれた人に参加賞として渡すのだから無料配布ではない」という解釈なのかもしれません。
しかし、
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2010-12-02 Thu
昨日(12/1)の市議会一般質問で椙田博之議員が、「飯能水」について「市の取り組みはぬるい!」「頒布できるシステムにすべきだ!」「例えば池袋駅や所沢駅でも販売できるようにすれば飯能市の知名度も上げる」と「発言」していました。
私は、2007年春に大久保市議が質問したことをキッカケに、当ブログで<飯能の水を売る>というカテゴリーで書いていました。
2007-03-02
飯能市が「名栗の水」を500ml1本100円で販売することになりました!
2007-03-05
「飯能の水」を売る vs 飯能で「水」を売る
2007-03-08
「販売する水」のネーミングを市の内外から広く「公募」しないのは何故?
2007-03-09
5月のツーデーマーチでは、「無料配布」を止めて、「会場販売」に徹して欲しい!
上記のBlogを書いてからすでに3年半以上が経過しました。
きょうの市議会答弁の中で、私が注目したのは「この事業を民間に譲ってもいい」と思える発言が有ったことです。
そこで「飯能水」を「中止」「民間委譲」も含めて再考してみることにします。
(405字)
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