2007-05-10 Thu
毎年恒例の「市長ほっとミーティング」が市内で各地区毎に開催されています。
私は、今夜(5/10)開催された中央公民館に行ってきました。
(自宅マンションの隣ですから)
毎年、参加しているから判ることですが、年々参加者が減ってきています。会場内は、運営側の市職員、市議、各自治会の会長や理事、動員されたであろう市職員が大部分で、私のような一般市民は1割か2割程度だったのではないでしょうか。
昼間働いている市民のために、夜間の公民館で、市長が直接、市政について説明し、質問や要望を聴く機会を各地区毎に設定するのは、素晴らしいことだと思います。
しかし、参加者は年々減少する一方です。
それはなぜなのでしょうか?
「開催日時と場所の告知」が充分でなかったからでしょうか?
それも有るでしょう。
しかし、「広報はんのう」やポスターだけでなく、文化新聞やテレビ飯能でもPRしてきました。インターネットでも、市役所サイト以外に、『飯能いつどこ情報源』にも掲載しています。自治会毎に回覧板も回っています。
市内イベントの告知としては充分なほうでしょう。
それでも、参加者が少ないのは、はっきり言って「面白さを感じさせない」ことだからです。「行ってみたい!」「行ってみようか」と思わないのです。
本来、どのようなイベントも、「面白いか、面白くないか」は行って、実際に観てみないと判らないものです。
それなのに「面白そうだ」と感じさせないのは、何故なのでしょうか?
さらに、一度行った人の大部分は「来年も聴きに来よう!」とは思わないようです。
私が毎年、参加しているのは、参加者数や内容を直に確認しようと思っているから行っているのであって、「内容が面白いから」ではありません。
なぜ、面白くないのでしょうか?
自分なりに、その原因を考えてみました。
1.「ほっとミーティング」と名付けていながら、少しも「ほっと」なところが無いからです。
「興奮する内容」「驚かされる内容」「感激する内容」がなければ「ほっと」ではありません。
「ほっと」なことには「意外な内容」「新鮮な内容」「異論反論を呼び起こす過激な内容」が必要なのに、「市長ほっとミーティング」には、それらの要素が全く無いのです。
2.「ほっとミーティング」と名付けていながら、少しも「ミーティング」になっていないからです。
市長に市民が質問し、市長がその場で答えることは必要ですが、それは「質疑応答」であって「ミーティング」とは言いません。
市長が市民に直接、市政への要望を聴くことは重要ですが、それも「ミーティング」とはいいません。
3.市長の話は、配布された資料の内容を説明しているだけで、わざわざ、会場に出かけてまで聴きたいというコトではないからです。
そもそも、準備された配付資料や、準備したスクリーンに投影されたことに「ほっと」なものを感じる人はいないものです。
4.何度も同じことを繰り返して説明することに「ほっと」なものは無いからです。
机に並んでいる市職員は何度も同じ話しを聞かされているのです。話している市長自身も、話しながら、自分でも「同じことを何度も話すのに飽き飽きしている」のではないでしょうか。
つまり、だれも、この「ほっとミーティング」に「ほっと」なものを感じてはいないのです。
では、「市長ほっとミーティング」はこれからどうすればいいのでしょうか?
それは次回、書いてみます。
2007-05-11 Fri
「市長ほっとミーティング」はこれからどうすればいいのでしょうか?
どのようなスタイルにせよ、市長が市民に直接、市政について説明したり、要望を聴くような機会を設けることは必要なことだと思います。
しかし、それが「年1回」でいいのでしょうか?
いまの「市長ほっとミーティング」に、私が満足できないのは、
「年1回の内容にしては面白くない」からです。
昨日のような「最近の市政についての説明」は、それが「毎月1回定期的に開催している市長による市政報告会」であったとしたならば、まぁまぁの評価になると思います。
昨夜の「市長ほっとミーティング」は、「年1回」だから、報告すべき項目が多くなるのです。限られた時間で一度に多くの項目を説明しようとすれば、ただ、「配付資料に箇条書きで記載されている」について、補足説明を加える程度になってしまうものです。
ところが、これが、「毎月開催」となれば、一度に説明する項目数はかなり減るわけですから、一つの項目について、たっぷり説明しなくてはならなくなるからです。
「短時間で多くの項目に触れよう」とするから、内容が広く、浅く、薄くなって面白くないのです。
その逆に、「一つの項目に多くの時間を割り振る」と、「面白く聞いてもらうために内容を工夫する」ようになるのです。
「市長ほっとミーティング」が、「市長による市政説明会」であるなら、
「年1回」ではなく、毎月開催すべきでしょう。
「毎月開催するだけの内容が無い」のであれば、最低でも年4回は開催して欲しいものです。
ちょうど、定例市議会が年4回の開催ですから、市議会開催の数日前に、開催するようにすればいいかもしれません。
そうすれば、市議の質問事項との連動が生じて、議会を傍聴する人が増えるという副次的な効果も期待できるでしょう。
場所は、市役所がベストです。市長が各地域に出向くのは、別途開催する、本当の「ほっとミーティング」のときです。
(これについては次回に書きます)
庁舎内の大会議室だけでなく、市議会場を使ってもいいでしょう。あそこを「本会議以外に使用しない」のもあまりにも勿体ないことです。
その「市長による市政説明会」の内容を、広報やホームページに載せればいいのです。文化新聞も載せてくれるでしょう。
テレビ飯能が放送したものを録画して、市内の公共施設などいつでも視られるようにすればいいのです
(果たして視る人が何人いるかは判りませんが・・・)
2007-05-12 Sat
「市長ほっとミーティング」は、「市長による市政報告会」なのでしょうか?
それとも「市長」と「ほっと」な話題や課題について「ミーティング」するものなのでしょうか?
もし、後者なら、市長と語るべき、「ほっとな話題や課題」とは何でしょうか?
どうせなら、そのミーティングの会場も、話題や課題に応じて、毎回、変えていくことも「ほっと」な運営になるのではないでしょうか?
例えば、「名栗地区のこれからの観光行政」というテーマのミーティングであれば、名栗のカヌー工房や、観光旅館の大松閣、民宿の西山荘、お寺の宿坊などで開催するのです。
例えば、「市立病院の今後」というテーマのミーティングであれば、東吾野の市民病院の中で開催するのです。
例えば、「市民の非常時対策」とか「防災対策」というテーマのミーティングであれば、宮沢湖の側の防災センターの中で開催するのです。
つまり、市内に在る特定の場所や施設を会場に選べば、その場所や施設が抱えている課題が、ミーティングのテーマになります。
とりあえず、下記の会場で「市長ほっとミーティング」を適時、開催してみてはどうでしょうか?
<飯能市民会館ミーティング>
市民会館の運営を民間委託に切り替えるにあたって、市民から求められる「市民会館の運営」について、要望や提案を出しあって検討します。
例えば平日の貸し出しを24:00まで、休日前夜の貸し出しを02:00までに延長すること等はどうでしょうか?
<さわらびの湯ミーティング>
湯上がりの後、ビールを飲みながら、「集客アイデアを披露し合う」というのはどうでしょうか? 帰路は貸し切りバスで、順次、降ろしていくのです。
「蛍の季節」か「雪の季節」がいいですね。
<正丸峠ミーティング>
殆どの人が、正丸トンネルを利用するので、すっかり忘れられていますが、まだここのドライブインは営業しています。景色を眺めながら、「正丸峠復活イベント」のプランを錬るのも面白のではないでしょうか?
他にも<名栗湖ミーティング><宮沢湖ミーティング><絹甚ミーティング>
<あじさい館ミーティング><竹寺ミーティング><子の権現ミーティング>
<高山不動ミーティング><飯能河原ミーティング><天覧山ミーティング>
<ムーミン谷ミーティング><東郷公園ミーティング>・・・・・・
(キリが無いのでこの辺で終わります)
どの場所も、その気になれば「ほっと」な話題や課題がたくさん潜んでいます。