2006-03-13 Mon
この〈市議会からの改革〉という項目タイトルでは、「市議会の改革を飯能市から全国に広げていきたい」ということを目的に書いていきます。「飯能どうする研究所」の常として、「実現できるか?できないか?」ではなく、「実現に向けて挑戦する意義が有るか?無いか?」という視点に立っています。
その第01回では、「投票率」について、私がいつも疑問を感じていること、飯能市議会で全国に先駆けて実験してみたら面白いと思っていることを列挙してみました。
選挙の度に「投票率」や「棄権」のことが必ず話題になります。
私がいつも疑問に感じていることは下記A・B・Cの3点です。
棄権というのは、
A「選挙権という権利の放棄にすぎない」のでしょうか?
それとも
B「いかなる結果になろうとも多数決に同意するという白紙委任」なのでしょうか?
それとも
C「その選挙結果そのものに対しての否定」なのでしょうか?
もしAなのであれば、「棄権は当人の意思」なのですから、選挙管理委員会が選挙期間中に必ず実施する「投票に行きましょう!」というPRに経費を使うことは不要になるのではないでしょうか?
もしBなのであれば、棄権した人は、選挙に対する白紙委任なのですから、それからの議会の議決に対しては、「不満や注文を言う権利を放棄したことになる」のではないでしょうか?
もしCなのであれば、投票率が50%を下回ったら、その選挙そのものを無効にして、再選挙にすべきなのではないでしょうか? もちろん、その選挙に立候補していた候補者全員に対する拒否なのですから、再選挙のときは、その候補者たちは全員立候補できません。すべて「新人候補」で選挙が行われるげきではないでしょうか?
もし、次の2009年4月の飯能市議選の時に「投票率が50%を下回ったら無効・再選挙」「但し、無効になった選挙に立候補した者は再選挙には立候補できない」ということを決めれば、全国から注目されることになるでしょう。
もし、それが実現したら下記のようなことが起こると思います。
(1)最初の選挙に立候補した者たちが、有権者たちに「投票に行くこと」を必死になってあれこれと呼びかけるので、投票率が飛躍的に向上する。
(2)無効、再選挙の場合、全議員が「新人議員」で占められるので、無意味な旧習が断絶されて市議会が一気に革新される。
(3)二度目の選挙も「50%以下で無効」になれば、三度目の再選挙になる。
(しかし、立候補者全員が新人候補の場合、投票率が50%以下になることはないでしょう)
つまり、(1)か(2)か(3)のどの結果になろうとも、その後の市議会が活性化するでしょう。
さあ、いまの飯能市議の中で、誰が本気になって、この案の実現に向けて動き出すでしょうか?
それとも全員こぞって「馬鹿なことだ!」と無視するでしょうか?
その第01回では、「投票率」について、私がいつも疑問を感じていること、飯能市議会で全国に先駆けて実験してみたら面白いと思っていることを列挙してみました。
選挙の度に「投票率」や「棄権」のことが必ず話題になります。
私がいつも疑問に感じていることは下記A・B・Cの3点です。
棄権というのは、
A「選挙権という権利の放棄にすぎない」のでしょうか?
それとも
B「いかなる結果になろうとも多数決に同意するという白紙委任」なのでしょうか?
それとも
C「その選挙結果そのものに対しての否定」なのでしょうか?
もしAなのであれば、「棄権は当人の意思」なのですから、選挙管理委員会が選挙期間中に必ず実施する「投票に行きましょう!」というPRに経費を使うことは不要になるのではないでしょうか?
もしBなのであれば、棄権した人は、選挙に対する白紙委任なのですから、それからの議会の議決に対しては、「不満や注文を言う権利を放棄したことになる」のではないでしょうか?
もしCなのであれば、投票率が50%を下回ったら、その選挙そのものを無効にして、再選挙にすべきなのではないでしょうか? もちろん、その選挙に立候補していた候補者全員に対する拒否なのですから、再選挙のときは、その候補者たちは全員立候補できません。すべて「新人候補」で選挙が行われるげきではないでしょうか?
もし、次の2009年4月の飯能市議選の時に「投票率が50%を下回ったら無効・再選挙」「但し、無効になった選挙に立候補した者は再選挙には立候補できない」ということを決めれば、全国から注目されることになるでしょう。
もし、それが実現したら下記のようなことが起こると思います。
(1)最初の選挙に立候補した者たちが、有権者たちに「投票に行くこと」を必死になってあれこれと呼びかけるので、投票率が飛躍的に向上する。
(2)無効、再選挙の場合、全議員が「新人議員」で占められるので、無意味な旧習が断絶されて市議会が一気に革新される。
(3)二度目の選挙も「50%以下で無効」になれば、三度目の再選挙になる。
(しかし、立候補者全員が新人候補の場合、投票率が50%以下になることはないでしょう)
つまり、(1)か(2)か(3)のどの結果になろうとも、その後の市議会が活性化するでしょう。
さあ、いまの飯能市議の中で、誰が本気になって、この案の実現に向けて動き出すでしょうか?
それとも全員こぞって「馬鹿なことだ!」と無視するでしょうか?
2006-03-23 Thu
飯能市議会に限らず、現在の国会、県議会も含めて「議会」に対しては疑問がたくさんあります。第01回では「投票率の扱い」について書きましたが、きょうの第02回では「議員の男女比」について書いてみました。
私は、国会も、県議会も、市議会も、「議員定数は男女同数にすべきだ」という考えの持ち主です。でも、どうやら、この考えは現時点では少数派のようです。
私は、『飯能いつどこ情報源』の【左列・05 これからの飯能を考える】欄に、2005/03/21から『インターネット住民投票・飯能市』を設けています。
そこで<市議会の構成・運営について>ということで「議員定数を男女同数にすることに賛成ですか?」ということの賛否を尋ねていますが、現時点での投票結果は、お手数ですが各自でご確認下さい。(もちろん、いつでも、誰でも、投票できます)
市議会の定数を増やすことは「議員歳費の増加」になるので法律の制限枠がありますが、「議員定数を男女同数にしてはいけない」という法律は無いのですから法的には実現可能です。
ただ、「国会でも県議会でも採り入れていない」からできない、と思い込んでいる市議さんは存在するかもしれません。「前例が無い」とか「そんなことができるわけがない」という固定観念に囚われている人は少なくないでしょう。
しかし、「中央のお許しを得てからでなければ地方は勝手に変われない」という時代はもうとっくに終わったのです。「地方主権」「地方の時代」ということは、政治改革も「地方から始めて、その成功事例で中央をも変えていく」ことなのです。
いまの国会を見れば、「夫婦別姓選択制」が審議すらされないのですから、この「議員定数男女同数制」が審議されることは、まだまだかなり先のことでしょう。しかし、市議会は違います。志と勇気のある議員が「提案」しさえすればいいのです。
いま、飯能市議会で「議員定数男女同数制の是非」を全国に先駆けて審議すれば、注目されることは確実です。他の市町村の事例が出来てから慌てて追随しても注目はされません。
さあ、いまの飯能市議の中で、誰が本気になって、この案の実現に動き出すでしょうか? それとも全員こぞって「馬鹿なことだ!」と無視するでしょうか?
もし、今の市議会に期待できないのであれば、次の市議選に、「男女同数制」を掲げて立候補する人が当選して、議会に提案してくれるのを気長に待ちたいと思います。
議会だけでなく、市役所職員も「男女同数制」が望ましいのではないでしょうか。いずれ確実にそうなっていくでしょう。
私は、国会も、県議会も、市議会も、「議員定数は男女同数にすべきだ」という考えの持ち主です。でも、どうやら、この考えは現時点では少数派のようです。
私は、『飯能いつどこ情報源』の【左列・05 これからの飯能を考える】欄に、2005/03/21から『インターネット住民投票・飯能市』を設けています。
そこで<市議会の構成・運営について>ということで「議員定数を男女同数にすることに賛成ですか?」ということの賛否を尋ねていますが、現時点での投票結果は、お手数ですが各自でご確認下さい。(もちろん、いつでも、誰でも、投票できます)
市議会の定数を増やすことは「議員歳費の増加」になるので法律の制限枠がありますが、「議員定数を男女同数にしてはいけない」という法律は無いのですから法的には実現可能です。
ただ、「国会でも県議会でも採り入れていない」からできない、と思い込んでいる市議さんは存在するかもしれません。「前例が無い」とか「そんなことができるわけがない」という固定観念に囚われている人は少なくないでしょう。
しかし、「中央のお許しを得てからでなければ地方は勝手に変われない」という時代はもうとっくに終わったのです。「地方主権」「地方の時代」ということは、政治改革も「地方から始めて、その成功事例で中央をも変えていく」ことなのです。
いまの国会を見れば、「夫婦別姓選択制」が審議すらされないのですから、この「議員定数男女同数制」が審議されることは、まだまだかなり先のことでしょう。しかし、市議会は違います。志と勇気のある議員が「提案」しさえすればいいのです。
いま、飯能市議会で「議員定数男女同数制の是非」を全国に先駆けて審議すれば、注目されることは確実です。他の市町村の事例が出来てから慌てて追随しても注目はされません。
さあ、いまの飯能市議の中で、誰が本気になって、この案の実現に動き出すでしょうか? それとも全員こぞって「馬鹿なことだ!」と無視するでしょうか?
もし、今の市議会に期待できないのであれば、次の市議選に、「男女同数制」を掲げて立候補する人が当選して、議会に提案してくれるのを気長に待ちたいと思います。
議会だけでなく、市役所職員も「男女同数制」が望ましいのではないでしょうか。いずれ確実にそうなっていくでしょう。
2006-06-02 Fri
きょう、テレビ飯能の人と話をしていて「今度の市議会からやっと生中継ができることになった」と初めて聞かされました。
皆さん、知ってました? うかつにも私は知りませんでした。
「広報はんのう」に載っていたのでしょうか?
それとも「市議会だより」に載っていたのでしょうか?
文化新聞には載っていたのでしょうか?
私はそれらをいつもチェックしているのですが、気づきませんでした。
知らないのは私だけなのでしょうか?
飯能市役所サイトもチェックしましたが「6月の市議会からテレビ飯能で生中継される」ということは、どこにも掲載されていません。
「市議会を生中継する」ことは、テレビ飯能が開局以来抱いていた悲願だったはずです。いままで長い間、「議員の反対」で実現して来なかったのです。
それがやっと実現するというのに、これは市役所サイトにも掲載されないほどの「小さな出来事」なのでしょうか?
2006-06-19 Mon
きょう(6/19)の午前中、飯能市議会の生中継を初めてテレビ飯能で視ることができました。全部を視られたわけではありませんが、「議会の中継方法」としては悪くないです。
やっと「市議会の生中継が開始された」ことは飯能市にとって、望ましいことですが、テレビ飯能が「市議会の生中継」を申し入れてから20年以上も経っているので、「今頃になってやっとか・・・」という感想もあります。
しかし、とにかく「市議会の生中継」が始まったのですから、「これから」に期待していきたいですね。
質問者の「鋭い質問内容」や、その質問に答える市長や市役所幹部の「答弁内容」の「わかりやすさ」や「内容の充実」は、「生中継」の回数を重ねていけば、ある程度は「進歩」していくものです。
いま疑問に思っているのはこの「生中継」を「再放送しない」というコトです。
その理由は何なのでしょうか?
私なりに自分で勝手に下記のような理由を推測してみました。
1・生中継を視られない人は自分で録画しておけば済むことだから
2・再放送する経費を負担するスポンサーが付かないから
3・「生中継している」という事実が必要なだけで、本当な議会の
質疑応答は市民にはあまり視られたくないから
たしかに「時間的な都合で生中継を視られない人」は録画して視ればいいのかもしれません。
しかし、生中継には「編集しない」というメリットがありますが、「冗長で無駄な時間や予期せぬ停滞時間も見続けなければならない」というデメリットがあるものです。
できれば、「効率よく」、しかし、「質問者や答弁者の不利にならないような公平な」編集で構成された再放送も必要なのではないでしょうか?
まさか、「再放送するだけの価値ある内容ではないから」という理由ではありませんよね・・・・・
2006-06-21 Wed
今夜(6/21)市内のある会合でたまたまテレビ飯能の管理職の人に会いました。私は、そこで早速「市議会中継が再放送されない」理由を訊いてみました。
その人の説明の要旨は下記の通りでした。
・「録画」は1人のスタッフで出来たが「生中継」では3人は必要
・「編集」作業ともなると、さらに多くの手間が必要になる
・議会中継の日は「通常の放送」を中止しなければならない
・だから、経費的にいまの状態が精一杯だ
前回のBlog(6/19)で、私が推測した「再放送しない理由」を4つほど列挙してみましたが、本当の理由はどうやらその中の[2]だったようです。
その時、その人の説明を聞きながら、私は
(採算が合わないのであればもっと議会に請求すればいい)
と思っていました。
そのことを言ったら、意外や意外!
市議会中継に関しては、飯能市からは1円も貰っていないというのです。
テレビ飯能は民間のCATV局ですから、番組の放送にはスポンサーが付きます。従来の録画放送も、今回からの生中継も、スポンサーのCMが一度も入らないので、「飯能市がスポンサー」として必要な費用を「放送料」としてテレビ飯能に出しているのだと、私は思っていました。
テレビ飯能としては、「議会の生中継」は、放送するのに人手を要し、さらに、通常の番組をカットするのですから、その分のスポンサー料が入ってこない、という「二重の負担増」になるのだそうです。
言われてみれば、確かに、「二重の負担増」ですね。だから、何回も「生中継」するわけにはいかないのでしょう。
でも、「市議会の市民傍聴を増やす」ことや「市議会の情報公開」は市役所(市議会事務局)の重要な課題の一つです。
ならば、そのために効果を発揮する「議会の生中継」は、市役所が力を注がなくてはならないことではないでしょうか?
「市議会の生中継」は、飯能市役所が経費を負担して、市民が全議会を自由に視聴できるようにするべきではないでしょうか?
そう考えるのは私だけなのでしょうか?
その人の説明の要旨は下記の通りでした。
・「録画」は1人のスタッフで出来たが「生中継」では3人は必要
・「編集」作業ともなると、さらに多くの手間が必要になる
・議会中継の日は「通常の放送」を中止しなければならない
・だから、経費的にいまの状態が精一杯だ
前回のBlog(6/19)で、私が推測した「再放送しない理由」を4つほど列挙してみましたが、本当の理由はどうやらその中の[2]だったようです。
その時、その人の説明を聞きながら、私は
(採算が合わないのであればもっと議会に請求すればいい)
と思っていました。
そのことを言ったら、意外や意外!
市議会中継に関しては、飯能市からは1円も貰っていないというのです。
テレビ飯能は民間のCATV局ですから、番組の放送にはスポンサーが付きます。従来の録画放送も、今回からの生中継も、スポンサーのCMが一度も入らないので、「飯能市がスポンサー」として必要な費用を「放送料」としてテレビ飯能に出しているのだと、私は思っていました。
テレビ飯能としては、「議会の生中継」は、放送するのに人手を要し、さらに、通常の番組をカットするのですから、その分のスポンサー料が入ってこない、という「二重の負担増」になるのだそうです。
言われてみれば、確かに、「二重の負担増」ですね。だから、何回も「生中継」するわけにはいかないのでしょう。
でも、「市議会の市民傍聴を増やす」ことや「市議会の情報公開」は市役所(市議会事務局)の重要な課題の一つです。
ならば、そのために効果を発揮する「議会の生中継」は、市役所が力を注がなくてはならないことではないでしょうか?
「市議会の生中継」は、飯能市役所が経費を負担して、市民が全議会を自由に視聴できるようにするべきではないでしょうか?
そう考えるのは私だけなのでしょうか?
2006-09-11 Mon
9/13(水)から飯能市議会の本会議の一般質問が始まります。
今回、地域情報サイト『飯能いつどこ情報源』に、この一般質問の日程を掲載するときに、初めて気づいたのですが、<質問日時・質問者・質問内容>の頁が見やすくなっていました。
しかし、そこに掲載されている「一般質問一覧表」を見て、最初に感じたことは
「えっ! これだけなの?」 でした。
それは 「休会が多い!」
「質問する人が少ない!」
「議員一人あたりの質問時間が少ない!」
という 「3つの驚き」 でした。
(1)まず、実質の審議日数が少ないことに驚きました。
開会(9/8)から閉会(9/26)まで通算でたった19日間しかない会期なのに、その会期中、なんと土日を含めて計11日も「休会」なのです。
定例議会は年間4回しか開催されないのに、その1回の定例議会が、実質8日間しかないのです。
これは、どういう理由からなのでしょうか?
「議会で審議する案件が無い」からなのでしょうか?
「質問することが無い」からなのでしょうか?
「会議場以外の場所で非公開で審議する」からなのでしょうか?
それとも、「やる気の無い議員が多い」からなのでしょうか?
(2)次に、質問する議員が少ないことに驚きました。
8日間しかない「休会じゃない日」のうち、本会議での一般質問は3日間しかないのです。計23人の市議のうち、本会議で質問する人は、全部で13人しかいないのです。
これは、どういう理由からなのでしょうか?
「最初から質問するのは13人までという枠」が有るのでしょうか?
「質問者を募ったら13人しかいなかった」からなのでしょうか?
「市長や幹部職員を長期間は議場に拘束できない」からなのでしょうか?
それとも、「テレビ飯能の中継時間の関係」からなのでしょうか?
(3)さらに、一人あたりの質問時間が少ない」ことに驚きました。
スケジュール表を見ると、一人50分~60分です。
これは、どういう理由からなのでしょうか?
「質問時間を均一にしないと、議員としての質問力の個人差が市民にバレてしまう」からなのでしょうか?
「質問時間に制限を設ける」のは「議員の公平性を保つ」という理由であれば、それは納得できます。しかし、この議員の持ち時間には「質問された人が答弁する時間」も含まれているのです。
「答弁時間を制限する」と「深く追求する」ことができなくなってしまうのではないでしょうか?
以上のように、たった一枚の「一般質問一覧表」を見ただけで、
市議会本会議に対する 疑問(つまり興味) が次々と湧いてきました。
そこで、私は急遽、自分の仕事のスケジュールをやりくりして、9/13からの本会議を傍聴することにしました。
5年前に一度だけ傍聴したことがあるのですが、傍聴者は私を含めて数人しかいなかったのです。しかも、あまりの退屈さに閉口させられ、途中で逃げ出してしまいました。
しかし、前回(6月)の定例議会から、質問方式が、「まとめて質問・まとめて答弁」という退屈なセレモニー形式から、「質問→答弁→質問→答弁」という一問一答形式に変わったそうなので、本当の意味での「活発な内容のある質疑応答」が期待できるかもしれません。
当Blogを読んでくれているみなさ~~ん!
本会議を一緒に傍聴しませんか?
今回、地域情報サイト『飯能いつどこ情報源』に、この一般質問の日程を掲載するときに、初めて気づいたのですが、<質問日時・質問者・質問内容>の頁が見やすくなっていました。
しかし、そこに掲載されている「一般質問一覧表」を見て、最初に感じたことは
「えっ! これだけなの?」 でした。
それは 「休会が多い!」
「質問する人が少ない!」
「議員一人あたりの質問時間が少ない!」
という 「3つの驚き」 でした。
(1)まず、実質の審議日数が少ないことに驚きました。
開会(9/8)から閉会(9/26)まで通算でたった19日間しかない会期なのに、その会期中、なんと土日を含めて計11日も「休会」なのです。
定例議会は年間4回しか開催されないのに、その1回の定例議会が、実質8日間しかないのです。
これは、どういう理由からなのでしょうか?
「議会で審議する案件が無い」からなのでしょうか?
「質問することが無い」からなのでしょうか?
「会議場以外の場所で非公開で審議する」からなのでしょうか?
それとも、「やる気の無い議員が多い」からなのでしょうか?
(2)次に、質問する議員が少ないことに驚きました。
8日間しかない「休会じゃない日」のうち、本会議での一般質問は3日間しかないのです。計23人の市議のうち、本会議で質問する人は、全部で13人しかいないのです。
これは、どういう理由からなのでしょうか?
「最初から質問するのは13人までという枠」が有るのでしょうか?
「質問者を募ったら13人しかいなかった」からなのでしょうか?
「市長や幹部職員を長期間は議場に拘束できない」からなのでしょうか?
それとも、「テレビ飯能の中継時間の関係」からなのでしょうか?
(3)さらに、一人あたりの質問時間が少ない」ことに驚きました。
スケジュール表を見ると、一人50分~60分です。
これは、どういう理由からなのでしょうか?
「質問時間を均一にしないと、議員としての質問力の個人差が市民にバレてしまう」からなのでしょうか?
「質問時間に制限を設ける」のは「議員の公平性を保つ」という理由であれば、それは納得できます。しかし、この議員の持ち時間には「質問された人が答弁する時間」も含まれているのです。
「答弁時間を制限する」と「深く追求する」ことができなくなってしまうのではないでしょうか?
以上のように、たった一枚の「一般質問一覧表」を見ただけで、
市議会本会議に対する 疑問(つまり興味) が次々と湧いてきました。
そこで、私は急遽、自分の仕事のスケジュールをやりくりして、9/13からの本会議を傍聴することにしました。
5年前に一度だけ傍聴したことがあるのですが、傍聴者は私を含めて数人しかいなかったのです。しかも、あまりの退屈さに閉口させられ、途中で逃げ出してしまいました。
しかし、前回(6月)の定例議会から、質問方式が、「まとめて質問・まとめて答弁」という退屈なセレモニー形式から、「質問→答弁→質問→答弁」という一問一答形式に変わったそうなので、本当の意味での「活発な内容のある質疑応答」が期待できるかもしれません。
当Blogを読んでくれているみなさ~~ん!
本会議を一緒に傍聴しませんか?
2006-12-05 Tue
きょう(12/05)の文化新聞に「テレビ飯能の市議会中継費用の負担を巡って市議の意見が割れている」という記事が載っています。
テレビ飯能では6月の定例市議会から一般質問の生中継をしています。そのことは当Blogでは6/2,6/19,6/21の3回に渡って触れてきました。
きょうの文化新聞の記事によると、この「市議会生中継の費用」として、テレビ飯能から、飯能市に予算要求をするための見積書が提出されているとのことです。そして先日(12/01)開催された市議会各会派の代表者会議でこの「市議会生中継の費用負担」について意見交換がなされたそうです。
その記事では、吉田こくみ議員(自民クラブ)が
「テレビは料金をとってやっているのだから、その範囲でやればいい。テレビ飯能は市全域に放送されていない」
として反対の姿勢を示しているそうです。
さらに、文化新聞の記事には、下記のことにも触れていました。
一般質問の放送はケーブルテレビが議会に取材伺いをたて、許可を得て取材しているものであり、議会からの要請に応じての制作ではなく、そのため保守系議員の間からは「報道の取材になぜ、費用を払うのか」といった疑問視する声が聞こえる。
この「市議会の生中継」は、これからの飯能市にとって極めて重要なことの一つです。
そこで、このことについて、私が日頃から考えていた視点で、論点と問題点を整理してみました。
まず、第一の論点整理は、「市議会の一般質問の生中継」は、
「報道なのか?広報なのか?」 ということについて論議すべきなのです。
これについての結論が出れば、「費用負担の是非」の結論などはすぐに出ます。
↓
続き▽
2006-12-06 Wed
今回の「市議会中継費用の負担問題」についての問題点を整理しましょう。
第一の整理ポイントは、
「費用負担の是非の前に、広報活動の一環としての市議会中継の是非についての結論」を出しておくことです。
市議会の広報活動として中継はするべきか? するべきでないか?
この結論が出れば、「費用負担の支払いの是非」についての結論はすぐに出てきます。
「広報活動としての市議会中継は必要である」という結論になれば、テレビ飯能の請求に応えればいいのです。
逆に、広報活動としての市議会中継は「必要ない」ということになれば、
テレビ飯能による市議会中継は「飯能市から受託された業務」ではなく、「テレビ飯能の自由意志による報道活動」になるのですから、飯能市が経費を負担する義務はありません。
しかし、その「是非の議論」をする前に、この是非の結論を出すのは誰か?
1.市議会か?
2.市役所(市長・議会事務局)か?
3.市民(有権者)か?
ということについての結論を先に出しておくことが必要です。
もし、市議会に決める権利が有ると考えているなら、
「広報活動の一環として中継するか否か?」について本会議で正式に採決を取るべきです。
その本会議で「市議会中継はするべきだ」ということになれば、
市議会中継は「議会としての広報活動」なのですから、「テレビ飯能の撮影と放送」に対して、飯能市が経費を負担するのは当然ということになります。
逆に、その本会議で「市議会中継はするべきではない」ということになれば、
市議会中継は「議会の広報活動」ではなく、「テレビ飯能の自由意志による報道活動」になるのですから、飯能市が経費を負担する義務はありません。
もちろん、その採決に誰が賛成したか、反対したかは公開されます。
市議は次の選挙の際の影響を考慮したうえで、その賛否を自分で決めればいいのです。
ところが、市役所(議会事務局)に決める権利が有るのなら、市議会中継を「広報活動の経費の一部」と市役所が判断すれば、テレビ飯能の請求に対して支払えばいいのです。市議会に「経費の使途」としての報告をすることはあっても、事前に支払いの承認を得る必要は無いでしょう。
もし、市民に決める権利が有ると考えているなら、住民投票に諮ればいいことです。
いままで、一度もこのことで話し合われたことが無い、ということは、市議会も市役所も「市民に是非を決める権利は無い」と考えているのでしょう。
第一の整理ポイントは、
「費用負担の是非の前に、広報活動の一環としての市議会中継の是非についての結論」を出しておくことです。
市議会の広報活動として中継はするべきか? するべきでないか?
この結論が出れば、「費用負担の支払いの是非」についての結論はすぐに出てきます。
「広報活動としての市議会中継は必要である」という結論になれば、テレビ飯能の請求に応えればいいのです。
逆に、広報活動としての市議会中継は「必要ない」ということになれば、
テレビ飯能による市議会中継は「飯能市から受託された業務」ではなく、「テレビ飯能の自由意志による報道活動」になるのですから、飯能市が経費を負担する義務はありません。
しかし、その「是非の議論」をする前に、この是非の結論を出すのは誰か?
1.市議会か?
2.市役所(市長・議会事務局)か?
3.市民(有権者)か?
ということについての結論を先に出しておくことが必要です。
もし、市議会に決める権利が有ると考えているなら、
「広報活動の一環として中継するか否か?」について本会議で正式に採決を取るべきです。
その本会議で「市議会中継はするべきだ」ということになれば、
市議会中継は「議会としての広報活動」なのですから、「テレビ飯能の撮影と放送」に対して、飯能市が経費を負担するのは当然ということになります。
逆に、その本会議で「市議会中継はするべきではない」ということになれば、
市議会中継は「議会の広報活動」ではなく、「テレビ飯能の自由意志による報道活動」になるのですから、飯能市が経費を負担する義務はありません。
もちろん、その採決に誰が賛成したか、反対したかは公開されます。
市議は次の選挙の際の影響を考慮したうえで、その賛否を自分で決めればいいのです。
ところが、市役所(議会事務局)に決める権利が有るのなら、市議会中継を「広報活動の経費の一部」と市役所が判断すれば、テレビ飯能の請求に対して支払えばいいのです。市議会に「経費の使途」としての報告をすることはあっても、事前に支払いの承認を得る必要は無いでしょう。
もし、市民に決める権利が有ると考えているなら、住民投票に諮ればいいことです。
いままで、一度もこのことで話し合われたことが無い、ということは、市議会も市役所も「市民に是非を決める権利は無い」と考えているのでしょう。
2011-05-12 Thu
きょう(5/12)の文化新聞に
どう思いますか? 飯能市議会の政務調査費
という見出しの記事と読者投稿が載っています。
投稿したのは「飯能市緑町63歳男」ですが、文中で「元中学校の教師」と明かしています。
その要旨は「市議会が、いままで市議一人に年間10万円支給していた政務調査費を今年の4月から年間18万円に増額することにした」「これは議員提出議案なので3月の定例議会では質疑もなく全会一致で可決された」「これは議員のお手盛り値上げ」であり、しかも『市議会だより』には「交付額を改正した」としか書かれていない、という点を批判されています。
私は、昨年の10月9日付けの文化新聞に『議会改革検討会への提案①』として「政務調査費は議会全体で使うように改革すべき」という趣旨の投稿をしています。その全文は当Blogにも掲載してあります。
きょうの文化新聞では、この「飯能市議会政務調査費」についての市民の意見を募集しています。ぜひ、皆さんの本音や素朴な疑問を投稿して下さい。私も再度、別な視点からの「政務調査費改正案」を投稿するつもりです。
飯能日高という少ない人口の地域で地元の日刊紙があるというのは極めて貴重なコトなのです。私は、この地元密着メディアが「市民の意見発表」の場として影響力を発揮していくようになることを願っています。
(540字)
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続き▽
どう思いますか? 飯能市議会の政務調査費
という見出しの記事と読者投稿が載っています。
投稿したのは「飯能市緑町63歳男」ですが、文中で「元中学校の教師」と明かしています。
その要旨は「市議会が、いままで市議一人に年間10万円支給していた政務調査費を今年の4月から年間18万円に増額することにした」「これは議員提出議案なので3月の定例議会では質疑もなく全会一致で可決された」「これは議員のお手盛り値上げ」であり、しかも『市議会だより』には「交付額を改正した」としか書かれていない、という点を批判されています。
私は、昨年の10月9日付けの文化新聞に『議会改革検討会への提案①』として「政務調査費は議会全体で使うように改革すべき」という趣旨の投稿をしています。その全文は当Blogにも掲載してあります。
きょうの文化新聞では、この「飯能市議会政務調査費」についての市民の意見を募集しています。ぜひ、皆さんの本音や素朴な疑問を投稿して下さい。私も再度、別な視点からの「政務調査費改正案」を投稿するつもりです。
飯能日高という少ない人口の地域で地元の日刊紙があるというのは極めて貴重なコトなのです。私は、この地元密着メディアが「市民の意見発表」の場として影響力を発揮していくようになることを願っています。
(540字)
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続き▽
2011-05-17 Tue
文化新聞が、飯能市議会の政務調査費について、市民の意見を募っています。
私も、新たな視点から意見を投稿しようと思っていますが、いまの私は、
「自分の意見を述べる」よりも、「他の人の意見を知る」ほうを重視しています。
とりあえず、政務調査費に関する論点(争点)を下記の10点に分けてみました。
1.政務調査費はなぜ必要か?
2,いままでの「年間10万円×21人=210万円」は多い?少ない?
3,今回の増額した「年間18万円×21人=378万円」は多い?少ない?
4.そもそも政務調査費は年間幾らほど必要なのか?
(市議の数で決める? 市の年間予算総額から決める?)
5.従来のように「会派毎の支給」がいいのか?
6.今回改正したように「議員個人毎の支給」がいいのか?
7.それとも「議会全体で使用する」ほうがいいのか?
8.政務調査費に市民の意見や要望を反映するには?
9.今回の変更と値上げが市民に事前にどれだけ知らされたのか?
10.今回の是非に関して市民アンケートを実施する必要性は?
当Blogを読んでくれている人は、ぜひ、文化新聞に投稿してみて下さい。
メールでも、ファックスでも、ハガキでも受け付けています。
もちろん匿名もOKです。
文化新聞社 〒357-0035飯能市柳町12-10 fax 042-974-3379
info@bunkashinbun.co.jp
(510字)
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