2007-02-02 Fri
ここでは、「地域活性化」の意義、意味、目的、課題などを、基本的な視点で考えていきます。
中項目 には、下記の3つがあります。
⇒ 活性化とは「目的」なのか?「手段」なのか?
⇒ なにが「地域活性化」なのか?
⇒ 地域活性化の専門サイト
中項目 には、下記の3つがあります。
⇒ 活性化とは「目的」なのか?「手段」なのか?
⇒ なにが「地域活性化」なのか?
⇒ 地域活性化の専門サイト
2007-02-03 Sat
Googleで “地域活性化とは” を検索すると「検索結果 約 178 件」と表示されます。(興味の有る方は表示されるサイトを覗いてみて下さい)
そもそも、何が<地域活性化>なのでしょうか?
<地域活性化>は、それ自体が目的なのでしょうか?
それとも、<地域活性化>は何かのための手段なのでしょうか?
たぶん、いままでの言葉の使われ方から考えると、
<地域を活性化する>こと自体が、「目的」であるのかもしれません。
では、「誰の目的」なのか?」と言えば、その第一は自治体ではないでしょうか?
自治体は、法律で定められている最低限の業務や事務をつつがなく「こなす」だけが任務なのではく、
「地域を活性化することが自治体の任務」なのではないでしょうか?
この「地域活性化は自治体の任務である」という自覚(認識)が「有る自治体)」と「無い自治体」とでは、大きな違いが生じるのではないでしょうか。
まず、自治体(市長・市議・職員)に、「我が地域を活性化したい」という思いがあって、はじめて市民に「地域活性化への参加や参画、協力」を呼びかけられるのではないでしょうか?
そのためには、市役所が運営するwebサイトが、
「地域を活性化していく内容と構造になっている」必要が有ると思うのですが、どうでしょうか?
2007-02-04 Sun
そもそも「地域活性化」とは、どういう状態のことを意味するのでしょうか?
飯能という地域を活性化したいのであれば、とうぜん、ここで少し考えてみましょう。
すぐに思い浮かべるのは、下記のようなことではないでしょうか?
1.いつも「新しいこと」「面白いこと」が企画され、実行されている。
確かに、「いつも何かが行われている地域」は、「何も行われていない地域」と比較すると「活性化している」と言えますね。
しかし、これは、いつも何かが行われていても、それが「新しいこと」ではなかったり、「面白いこと」でなければ、「活性化している」とは言えない、ということです。
「新しい」か「新しいことではない」か。
→ これは、誰にも、すぐに判断がつきます。
「面白いこと」か、「面白いことではない」か。
→ これは、主観的な要素が大きいので、判断は人によって異なります。
しかし、それは、ともかくとして、
「飯能を活性化する」ということは、
「新しいこと」「面白いこと」をいつも企画する、実行する、ということです。
誰が、その「新しいこと」「面白いこと」を企画するのでしょうか?
まず、市役所自身が「企画する」ことも必要です。
そして、市役所が市民から「企画を公募する」ことも方法としては欠かせません。
もし、「市役所が考えた企画」や、「市民提案の中から市が選んだ企画」が、面白いと思わないという人は、自らが「新しいこと」「面白いこと」を企画し、実行する。
それが「地域が活性化している」ということではないでしょうか?
「市役所の企画」も、「市民の企画」も、それが多くの人たちに知ってもらい、期待されなければ、地域は活性化していきません。
その「多くの人たちに知ってもらう」ための方法として、
「活字媒体の広報が全市民に読まれていく工夫」
と
「地域活性化サイトの活用」
は絶対に不可欠です。
2007-02-05 Mon
「地域活性化」ということで、「新しいこと」「面白いこと」の次に思い浮かべるのは、下記のようなことではないでしょうか?
1.いつも「新しいこと」「面白いこと」が企画され、実行されている。
2.地域に「転入してくる人」「訪れる人」が増えている
確かに、「転出する人が増えている」地域は、「過疎化している」と言われますし、「訪れる人が少ない」地域は、「何も無いところ」「停滞している地域」と言われてしまいます。
飯能市は、最近、「対前年比の人口」が漸減の傾向にありますが、まだ「過疎化」というほどのことではありません。しかし、吾野地区や名栗地区では「過疎化」という言葉がささやかれています。
私自身は「飯能市はもっと人口を増やすべき」だとは主張するつもりはありませんが、「飯能市の人口はまだまだ増える」と予想しています。
なぜなら、私自身が「飯能の良さ」に惹かれて、自分自身の意志で飯能市に転入してきたからです。その「飯能の良さ」はまだまだ充分にありますし、なによりも、その「飯能の良さ」が市外の人たちに「伝わっていない」「伝え切れていない」と思っているからです。
飯能を「訪れる人」が増えれば、結果として「飯能に転入したい」という人も増えていきます。
(私の場合は不動産業者に「お客さんの予算なら飯能にまで行かないと買えませんよ」と言われて連れて来られたのがきっかけなですが・・・・)
(私が飯能市に越してきた経緯については2006/04/02のBlogに)
だから、「飯能の地域活性化」といえば、とにかく、
飯能の知名度、興味度、期待度を高め、「行ってみようか」と思ってくれる人を増やすことでしょう。
そして、たまたま訪れた人にも、「どうせ引っ越すならこんなところに越してきたい」と思って貰うことでしょう。
その点、いま飯能市が推進している
「エコツーリズム推進事業」
「森林文化都市宣言」
「映画やテレビの撮影誘致活動」 にはかなり期待しています。
他にも、「飯能の魅力」を判って貰える場所や方法はたくさんあります。
(それを考えていくのが当Blogの目的の一つでもあるのですが・・・)
<蛇足ですが・・・・>
「飯能を訪れる人」「飯能に転入してくる人」が一番多いのは、なんと言っても西武池袋線、西武新宿線沿線の住民でしょう。
これから企画するイベントには西武鉄道とのタイアップは欠かせません。駅構内や車内での広告の威力はぜひ、有効に活用したいものです。
沿線沿いで開催されるイベントなら、どのようなものであっても、西武鉄道にはプラスのはずです。
もし、西武鉄道が協力的でないとしたら、
「市民ファンド」 を集めて、西武鉄道の大株主になってしまう 、のも有効な方法ではないでしょうか?
幸いにも、西武鉄道株は上場廃止によって株価が下がり、全盛期と比較したらかなり少ない資金で買い占めやすくなっています。
2007-02-07 Wed
「地域活性化」ということで思い浮かべるのは、下記のようなことではないでしょうか?
1.いつも「新しいこと」「面白いこと」が企画され、実行されている。
2.地域に「転入してくる人」「訪れる人」が増えている
3.地域内の商店や事業所の売り上げが増えている
「新しいこと」「面白いこと」を企画しても、「そんなことで地域が活性化するか」と言う人がいます。
その人にとって<地域活性化>とは、「うちの売り上げが上がる」ことを意味しているからです。
地域に「転入してくる人」が増えれば、それは確実に「地域の商店や事業所の売り上げが増える」ことが期待されます。しかし、もうこれからは、昔のように「急激に人口が増える」ことはありません。
「人が訪れる」ことを企画しても、それが「単発企画」や「限られた期間」だけのことであれば、やはり「永続性の有る活性化ではない」と言われてしまいます。
しょせん、上記の〈1〉も〈2〉も、「うちの店の売り上げが増えなければ意味が無い」と考えている人は多いでしょう。
このように「目先の」「すぐに売り上げが増える」ことを期待する人にとって、確実な<地域活性化>とは、企業誘致、工場誘致、大学誘致なのかもしれません。
この<事業所の誘致>なら、確実に「雇用が増える」「人が増える」「モノが売れる」「お金が回る」ことが見えるからです。
2007-02-15 Thu
Googleで 地域活性化 を検索したら下記のサイトが最上位で表示されました。
財団法人地域活性化センター
ふるさと情報プラザ 日本橋イベントスペース という都心に在る施設と、
「日本全国の特産品や名産品を一挙公開している「特産品倶楽部」というサイトを運営して機関です。
他にも、「過去の実績」がいろいろ掲載されていますが、「こういうことが地域活性化なのだろうか・・・・・・」という疑問を感じるのは私だけではないと思います。
そのサイトに「地域再生実践フォーラム」の案内が載っていました。
2007年3月5日(土)13:00~17:30
会場:虎ノ門パストラル
興味の有る方は、行ってみて下さい。(私も行ってみるかもしれません)
このGoogle検索していて、初めて気づいたことが有ります。それは
Googleの検索結果画面の左下に、自動的に「関連検索」として、下記のような、具体的な言葉の組み合わせ例が表示されたことです。
:
<地域活性化 観光> <スポーツ 地域活性化>
<地域 活性化 住民 課題> <地域 活性化 論文>
<地域活性化 事例> <地域 活性化 ネット>
<産官学 地域活性化> <自転車 地域 活性化>
インターネットで見つけた「地域活性化関連サイト」を読むだけでのかなりのことが勉強できそうです。ときどきアクセスしてみます。
2007-05-01 Tue
先日(4/26)、<駿大・地域フォーラム>で、飯能信用金庫理事長の内田哲さんの講演を聴きました。
タイトルは「地域の活性化と地域金融機関」
そこで、内田さんは、<地域活性化の要素>として下記の9項目を挙げていました。
(聞き書きなので表現に多少の違いはあります)
1.観光客の増加
2.自然環境の保全
3.新規開業者の増加
4.定住人口の増加
5.観光産業の増加
6.立地企業の増加
7.既存業者のビジネスチャンスの増加
8.税収の増加
9.地場業種の振興
内田さんは、上記の9項目を例示した上で、(仮称)<飯能市活性化協議会>を立ち上げたい、ということを強調されていました。
私は、とくに、1、3、4,5、7に興味がありますので、この<飯能市活性化協議会>が実際にスタートする時は、ぜひ参加したいと思っています。
他市の例では、<活性化協議会>というと、自治会役員や一般市民だけで構成されることが多いのですが、市内の企業経営者も大勢参画する<活性化協議会>は、飯能市にとって必要だと思っている人はかなり多いのではないでしょうか?
<地域活性化>は、従来からある商工会議所、青年会議所や、多くの経営者団体の枠を超えて、お互いに刺激し合うことは欠かせないでしょう。