2006-08-03 Thu
「森林文化都市宣言の推進」と「森林文化都市の推進」の違いを考えて、書いていきます。
中項目 には、下記の5つがあります。
なぜ?どうするの? → 「宣言推進事業」についての疑問・質問
「宣言」の推進事業 → 認知度、好意度、期待度を高めるには?
森林文化都市推進事業 → 本来目指すべきコト、やるべきコトは何か?
イメージキャラクター → 「夢馬」以外に最適なものがあるのでは?
「森林文化都市」なのに → 「あれっ!」「?」と思うことを指摘していきます
中項目 には、下記の5つがあります。
なぜ?どうするの? → 「宣言推進事業」についての疑問・質問
「宣言」の推進事業 → 認知度、好意度、期待度を高めるには?
森林文化都市推進事業 → 本来目指すべきコト、やるべきコトは何か?
イメージキャラクター → 「夢馬」以外に最適なものがあるのでは?
「森林文化都市」なのに → 「あれっ!」「?」と思うことを指摘していきます
2006-10-13 Fri
飯能市役所サイトに「森林文化都市宣言推進事業募集」が掲載されていたのをご存じでしたでしょうか。
きょう(10/13)がその応募の締め切り最終日でした。
私は下記の6つの提案書をきょうの午後4時過ぎにメール添付で提出しました。
1.「森林文化都市」写真コンテスト
「森林文化都市」を豊かにイメージさせる写真のコンテストの実施です。
専用サイトで応募作品を受け付け、常時、誰もが見られるようにします。
入賞作品は飯能市の印刷物などにも使用します。
2.「森林文化都市」文芸コンテスト
「森林文化都市」の概念を豊かに表現した文芸作品のコンテストです。
俳句、川柳、短歌、五行歌、自由詩の5つのジャンル別に実施します。
入選作品を集めた作品集を出版します。
3.「森林文化都市映画」の脚本オーデション
飯能の森林を舞台にした映画のシノプス(概要)を公募します。
その入賞者は2次審査として脚本を書き上げてもらいます。
大賞の脚本を広く宣伝して映画製作のスポンサーを募ります。
4.「森林文化都市大学」創設研究会
本当の大学の創設を目指しますが、最初はプランの作成です。
会員を公募して大学の理念、学科構成、教員候補を検討します。
もちろん、校舎はすべて地元材で教官と学生が建てていきます。
5.「環境林特区公園」事業化研究会
飯能市内の私有林・市有林・国有林を「公営林」として統合します。
市内の山間部全域を公営の環境林公園にしていきます。
その事業化の可能性を検討していく研究会です。
6.「三方一両得の木造市営住宅」事業化研究会
市民が地元材で木造住宅を造り、市が借り上げて市営住宅にします。
「大家」には収入源、「市」は低予算で済み、「入居者」も喜びます。
木材を売る「山主」も、設計する「建築士」も、建てる工務店も幸せです。
まだ「受信確認メール」が届かないので、受理されたかどうか不明ですが、「無視」されたり、「排除」されることのないように祈っています。
1,2,3案は手間さえかければ確実に実現するプランですが、4,5,6案は、「できない」「できるわけがない」と門前払いされる可能性があるかもしれません。
しかし、「やってみなければ判らないコト」は、実験的に挑戦するしかありません。「研究会の段階」では費用もほとんどかかりません。メンバーの熱意で試行錯誤を粘り強く続けていけばいいのです。
2006-10-14 Sat
飯能市役所サイトには「森林文化都市宣言推進事業」と書かれています。
最近、気が付いたのですが、
「森林文化都市推進事業」と
「森林文化都市宣言推進事業」とではちょっと異なるのではないでしょうか?
「森林文化都市推進事業」という表現であれば
まさに、「森林文化都市」の実現を推進していく事業のことです。
ところが
「森林文化都市宣言推進事業」という表現だと
「森林文化都市宣言」の告知や浸透を推進していく事業のことを意味するだけで、「森林文化都市を実現するための事業を推進していく」ことまでは含まれないのではないでしょうか?
もちろん「森林文化都市宣言」を推進する事業も必要ですが、「森林文化都市を実現していく事業」のほうが重要なのではないでしょうか?
2006-10-20 Fri
この〈森林文化都市宣言したのに〉という項目タイトルでは、森林文化都市宣言をした飯能市に「相応しくないモノ」、「こんなコトでいいの?」と思うことを指摘していきます。
もちろん、この「指摘」を、「問題提起」とか「見直しの提起」「代替案の提案」と受け取る人もいれば、「非難された」「批判している」と受け取る人もいるでしょう。
〈森林文化都市なのに〉の第1回に相応しいのは、なんと言っても、東飯能駅西口広場にある↓「森林文化都市宣言碑」でしょう。
すでに、ご存じの人は多いでしょうが、 「石碑」 なのです。
「森林文化」を謳っておいて、なぜ「石造り」の碑文なのでしょうか?
なぜ、この碑文を「木造り」にしなかったのでしょうか?
地元の山林から生み出される木材を街中で活用することは、「森林文化都市」の在るべき姿の一つではなっかたのではないでしょうか?
たぶん石は高価なのでしょう。飯能市の将来を託した碑文にしては大きくないので、ご覧の写真↓のように駅前広場に立っていてもあまり目立ちません。
木造にすれば、石碑と同じ予算で、もっと目立つ大きさに出来たはずです。いっそのこと 昔の「高札」 のような形にすれば、市内の各地に設置できたはずです。
そうすれば、東飯能駅前西口広場だけでなく、飯能駅の北口広場と西口広場、さらに、中央公園や阿須公園にも「森林文化都市宣言の高札」を立てることもできたのです。 (いまからでも遅くはないですが・・・・)
2006-10-21 Sat
いったい、誰が、東飯能駅の駅前広場にある「森林文化都市宣言の碑」を石碑にすると決めたのでしょうか?
誰が「決めた」にせよ、「石碑を設置する」と決まったことを知った市役所職員の中で、「それはおかしいですよ」と、決定権者(市長)に「進言」した人は誰もいなかったのでしょうか?
たぶん、「石碑の除幕式」は挙行されたのだと思いますが、その出席者の中で、誰も「おかしいんじゃないの!?」と思わなかったのでしょうか?
それにしても、この「石碑のまま放置しておく」のを「恥ずかしい」と思うのは私一人ではないと思うのですが・・・・
この「石碑の今後」に関して下記のような選択肢が考えられます。
a.せっかく造ったのだからこのまま設置しておく
b.住民アンケートで「石碑」の是非を訊く
c.別の場所に別途に「板碑」を設置する
私は 「住民アンケートで訊いてみる」 のが最適だと思いますが・・・・
実施すれば、おそらく、「森林文化都市宣言に石碑は変だ!」と思う人が回答者の過半数を超えると思います。
飯能市役所サイトに 「アンケート機能」 を貼り付けて実施してみてはどうでしょうか・・・
2006-10-22 Sun
飯能市役所サイトTOP頁にある「森林文化都市」のバナーをクリックすると「森林文化都市宣言」の頁が表示されます。
そこではイメージキャラクターについて下記のように書かれています。
市では、世界最大の揺れ動く木馬「夢馬」を森林文化都市のイメージキャラクターとしました。
「夢馬(むーま)」は、森林及び林業の大切さを多くの人に理解していただき、豊かな森林環境の創造と、教育・観光・商工業の振興を図ることを目的に飯能商工会議所により制作され、世界最大の揺れ動く木馬として平成17年4月28日にギネス記録に認定されました。
市では、商工会議所からこれを「森林文化都市」のシンボルとして活用してほしい旨の要望を受け、「森林文化都市宣言」と趣旨を同じくすることから、「夢馬」のロゴマークを、「森林文化都市」のイメージキャラクターとして使用させていただくことにしました。
なお、「夢馬」は飯能駅南口に設置されていますので、ぜひご覧ください。

(写真は飯能市役所サイトに掲載されているものです)
私は、この「夢馬」自体は、大変面白いものと思っています。
市民グループが誕生させて以来、飯能市民の間ではすっかり「巨大木馬」は定着していると思います。これからもたくさん製作されて市内各地に設置されるのは面白いと思います。
しかし、これが「森林文化都市のイメージキャラクター」でいいのでしょうか?
そういう素朴な疑問を感じている市民は私一人でしょうか?
私が「夢馬」を森林文化都市のイメージキャラクターに相応しくないと感じてしまう主な理由は下記の4つです。
1.木馬のイメージは「欧米」であって「日本」には定着していない。
2.巨大木馬は「トロイの木馬」(戦争の策略) をイメージさせる
3.日本の森林文化には昔から「愛すべきキャラクター」がいる
4.イメージキャラクターには「それなりのストーリー」が欠かせない
次回の〈森林文化都市なのに〉No.4では、「イメージキャラクターに求められる要素」を考えてみます。
そこではイメージキャラクターについて下記のように書かれています。
市では、世界最大の揺れ動く木馬「夢馬」を森林文化都市のイメージキャラクターとしました。
「夢馬(むーま)」は、森林及び林業の大切さを多くの人に理解していただき、豊かな森林環境の創造と、教育・観光・商工業の振興を図ることを目的に飯能商工会議所により制作され、世界最大の揺れ動く木馬として平成17年4月28日にギネス記録に認定されました。
市では、商工会議所からこれを「森林文化都市」のシンボルとして活用してほしい旨の要望を受け、「森林文化都市宣言」と趣旨を同じくすることから、「夢馬」のロゴマークを、「森林文化都市」のイメージキャラクターとして使用させていただくことにしました。
なお、「夢馬」は飯能駅南口に設置されていますので、ぜひご覧ください。

(写真は飯能市役所サイトに掲載されているものです)
私は、この「夢馬」自体は、大変面白いものと思っています。
市民グループが誕生させて以来、飯能市民の間ではすっかり「巨大木馬」は定着していると思います。これからもたくさん製作されて市内各地に設置されるのは面白いと思います。
しかし、これが「森林文化都市のイメージキャラクター」でいいのでしょうか?
そういう素朴な疑問を感じている市民は私一人でしょうか?
私が「夢馬」を森林文化都市のイメージキャラクターに相応しくないと感じてしまう主な理由は下記の4つです。
1.木馬のイメージは「欧米」であって「日本」には定着していない。
2.巨大木馬は「トロイの木馬」(戦争の策略) をイメージさせる
3.日本の森林文化には昔から「愛すべきキャラクター」がいる
4.イメージキャラクターには「それなりのストーリー」が欠かせない
次回の〈森林文化都市なのに〉No.4では、「イメージキャラクターに求められる要素」を考えてみます。
2006-10-23 Mon
飯能市が求めているイメージキャラクターは
「森林文化都市」全体のイメージキャラクターなのでしょうか?
それとも
「森林文化都市・飯能」という限定された地域のイメージキャラクターなのでしょうか?
もし、「森林文化都市」全体のイメージキャラクターを求めているのであれば、「森林文化」への注目を集め、関心度や認知度、理解度、を高めるためにも、下記の要素は欠かせないのではないでしょうか?
A・「日本の森林」をイメージさせるもの
B・「森林文化」と「森林都市」をイメージさせるもの
C・「日本の森林に棲息している」と言い伝えられているもの
D・「木材」「木製」「木造」「住まい」等をイメージさせるもの
E・子供から高齢者まで幅広い世代に受け入れられているもの
昔話や民話、おとぎ話の世界から採用すれば、森林文化都市のイメージキャラクターに相応しいのは、河童 と 天狗 ではないでしょうか?
河童も天狗も想像上の存在です。
実在する動物であれば、「猿」 「鹿」 「熊」 「狐」 「狸」 「狼」 「猪」 「大鷹」 「啄木鳥」などがイメージキャラクターの候補として挙げられるでしょう。
「創作」が望まれるのであれば、「山に住む」「山を守る」「植林する」「木を育てる」「木を活用する」という働きを象徴する「山伏」 「木樵」 「大工」などの人物をキャラクターにしたほうがいいのではないでしょうか?
「森林文化都市」全体のイメージキャラクターなのでしょうか?
それとも
「森林文化都市・飯能」という限定された地域のイメージキャラクターなのでしょうか?
もし、「森林文化都市」全体のイメージキャラクターを求めているのであれば、「森林文化」への注目を集め、関心度や認知度、理解度、を高めるためにも、下記の要素は欠かせないのではないでしょうか?
A・「日本の森林」をイメージさせるもの
B・「森林文化」と「森林都市」をイメージさせるもの
C・「日本の森林に棲息している」と言い伝えられているもの
D・「木材」「木製」「木造」「住まい」等をイメージさせるもの
E・子供から高齢者まで幅広い世代に受け入れられているもの
昔話や民話、おとぎ話の世界から採用すれば、森林文化都市のイメージキャラクターに相応しいのは、河童 と 天狗 ではないでしょうか?
河童も天狗も想像上の存在です。
実在する動物であれば、「猿」 「鹿」 「熊」 「狐」 「狸」 「狼」 「猪」 「大鷹」 「啄木鳥」などがイメージキャラクターの候補として挙げられるでしょう。
「創作」が望まれるのであれば、「山に住む」「山を守る」「植林する」「木を育てる」「木を活用する」という働きを象徴する「山伏」 「木樵」 「大工」などの人物をキャラクターにしたほうがいいのではないでしょうか?
2006-10-25 Wed
飯能市の「森林文化都市宣言推進事業」を
「森林文化都市宣言」 を推進していく事業
と
「森林文化都市」の実現 を推進していく事業
とを
区別して考えてみました。
飯能市が「森林文化都市を実現する」を推進していく事業としては、まず、最初に実施したほうがいいのは下記のような「公募事業」ではないでしょうか。
1. 「森林文化都市大賞」を創設し、理念や研究論文を募集して、大賞受賞者に賞金500万円を贈呈する。
これは<森林文化都市宣言を推進していく事業・その5>であると同時に、 <森林文化都の実現を推進していく事業・その1>にもなっています。
「高額賞金」と「新しい理念の募集」であることを強調すると、いままで植林、森林、林業、環境保全などの既存分野の専門家からの応募だけでなく、まったく意外な分野の人たちからの応募も期待されます。
例えば
「森林文化」を基盤にした「都市」を考える人もいれば、
「森林文化」と「都市文化」の「融合」を考える人もいるでしょう。
現在の自治体は、「都市文化」を基盤にしていますが、
「森林文化」を基盤にした、まったく 「新しい自治体の仕組み」 を考える人も出現するかもしれません。
2006-10-30 Mon
飯能市が「森林文化都市の実現」を推進していく事業として、二番目に取り組む のは下記のような実験への「挑戦」ではないでしょうか。
2.私有林と市有林・県有林・国有林をすべて自治体が借り上げて住民と一体になって管理していく「公営林」という仕組みを確立する研究会を立ち上げる
この「公営林」ということについては、すでに当Blogの〈「環境林」改革特区〉という項目でも書いています。
飯能市の今回の「宣言」は、その「公営林」という「考え方」を確立させるには絶好の機会です。
「公有林」は国、都道府県、市町村や森林整備法人などが「所有」し、かつ「管理」している「山林」のことを言いますが、
「公営林」という言葉は、意外にもまだ定着していません。
Google検索すると「“公有林”の検索結果 約 75,400 件」と表示されますが、“公営林”検索では「検索結果 約 19 件」と極端に少なくなります。
(しかも上位4番目までは私のサイトです)
「公営林」と「公有林」は言葉としては似ています。
しかし、その根底は大きく異なっています。
先日(10/28)駿河台大学で開催されたシンポジウムで
「住宅は個人資産だが、町並みの景観は住民全体の共有財産である」という考え方が披露されましたね。
その発想は「公営林」も同じです。
「私有林という土地」と、「そこで育っている木」は、たしかに「個人財産」ですが、森林が周囲の環境に与える大きな影響を考慮すると、
「それを個人で管理する時代は終わったのではないか?」
というのが、「公営林」という考え方の出発点です。
もちろん、戦後は殆どの公有林が「林業」としては「破綻」しました。
だから、その「公有林が失敗した要因」を乗り越えて、成功している「私有林」の成功要因を発展させる「思想」が求められています。
新しい概念を確立するためには「その道の昔からの専門家」というのはプラス要因になるよりはマイナス要因になることのほうが多いものです。
自由で画期的な発想による「公営林構想」を確立するために、飯能市民の中から「経歴不問」「年齢不問」で、積極的な希望者だけによる「森林文化都市による公営林研究会」(仮称)を是非、飯能市が主導して運営して欲しいと思っています。
私は、それが「森林文化都市推進事業」として、経費がほとんどかからない割には大きな成果が期待できる事業であると確信しています。
この研究会の結成が呼びかけられたら、もちろん、私は応募するつもりです。
私は「ビジネスとしての林業の復活」には、
いままでの「林業」という固定観念を捨てて、「森林業」という新しい概念を確立することが必要だと考えています。
2006-10-30 Mon
飯能市webサイトには下記のような「夢馬」のイラストが掲載されています。


webサイトには「飯能市の森林文化都市宣言推進事業に選定された事業については、イメージキャラクターを使用していただきます」と書かれています。
しかし、印刷物の「カット」として利用されるだけなら、それは「イメージキャラクター」というよりは「ロゴマーク」「トレードマーク」と呼んだほうが正確な表現なのではないでしょうか?
イメージキャラクターというのは、「性格付け」がなされていて、「動いて話しをする」ものです。
つまり、擬人化されて「森林文化都市」についての説明や呼びかけをするキャラクターとして活用されなければ「イメージキャラクター」とは言えないのではないでしょうか?
これは最近、私の頭の中に浮かんだ素朴な疑問です。




webサイトには「飯能市の森林文化都市宣言推進事業に選定された事業については、イメージキャラクターを使用していただきます」と書かれています。
しかし、印刷物の「カット」として利用されるだけなら、それは「イメージキャラクター」というよりは「ロゴマーク」「トレードマーク」と呼んだほうが正確な表現なのではないでしょうか?
イメージキャラクターというのは、「性格付け」がなされていて、「動いて話しをする」ものです。
つまり、擬人化されて「森林文化都市」についての説明や呼びかけをするキャラクターとして活用されなければ「イメージキャラクター」とは言えないのではないでしょうか?
これは最近、私の頭の中に浮かんだ素朴な疑問です。
