2007-05-02 Wed
先日(4/30)天気が良かったので、奥さんと入間市の桜山展望台に上ってきました。
最上階から飯能市の山並みを写真に撮りたかったからです。
その展望台はHPの写真を見て判るようにコンクリート製なので、階段を上っているときがやや単調でした。
この時は、
「もし、この展望台が1階から最上階まで木造だったらなぁ・・・・」
と思っただけなのですが、帰りの車の中では
「天覧山の頂上に木造の展望塔を建てたら、いままで以上に眺めが良くなるだろうになぁ・・・・・」ということを考えていました。
ご存じのように、天覧山の山頂にはコンクリートで地面を固めただけの展望台はありますが、周囲の樹木や茶店が邪魔になってしまうので、せっかくの山頂も<360度の見晴らし>というわけではありません。
天覧山・タカ渡り観察グループサイトに有る<天覧山紹介写真>参照
幸いなことに天覧山の山頂は平らに整地されているので、桜山展望台程度の規模の建物は容易に建てられます。(資材の運搬は大変ですが・・・・)
建てて一番面白いのは「お城の天守閣」でしょう。
それは岐阜市の金華山山頂に建っている 岐阜城 に似てくるのではないでしょうか。
この岐阜城は観光用に復元したコンクリート製の歴史資料館ですが、天覧山に建てる「天守閣」は当然、昔の築城法を踏襲する木造にします。
しかし、天覧山には岐阜城のような「お城」の歴史が有りませんから「建てる必然性が無い」という理由で反対されるかもしれません。
ならば、西川材の産地として 「木造の楼閣」 はどうでしょうか?
木造でどこまで高い展望の楼閣を建てられるかという「実験棟」としてなら、飯能市が建設する意味が有るのではないでしょうか?
その展望塔を他の自治体が見学して「我が市にもこのような木造の展望楼閣を建てよう!」ということになれば、展望楼の建設を受注するためのモデルハウスとしての役割も期待できます。
日本各地に木造の天守閣や展望楼が増えていけば、それはの造営技術を伝承することにもなっていくと思うのですが・・・・
2007-05-03 Thu
天覧山の山頂に、<森林文化都市、西川材の主産地・飯能市>のシンボルとして、木造の展望楼を建てたい、というのがこのカテゴリーの主旨です。
この場合、クリアーにしなければならないことが沢山ありますが、その主な課題は下記のようなことです。
<土地の所有者>
天覧山の山頂の現在の所有者は誰なのでしょうか?
飯能市の公有地であればいいのですが、能仁寺の所有地であれば、購入するには、承諾と買収資金が必要です。
(賃貸させてくれれば有り難いのですが・・・・・)
<建設費>
木材の購入と施工にかかる経費は規模(高さ、面積、容積)によって大きく変動します。
材木だけでなく、できれば他の資材(瓦、壁土、建具、紙)も、すべて飯能市内で生産された物を使用したいです。(多少は割高になったとしても)
<財源>
どうせ、「財源が無い」とか「税金で建てるようなものではない」という反対が起こるでしょうから、すべて「市民の寄付」で賄うのがいいでしょう。
西川広域林業組合が広報活動の一環として、経費の一部を負担してくれることも有り得るかもしれません。
飯能市民や市内の事業所からどれくらいの寄付が集まるか、というのも一つのイベントとして面白いものです。私も1万円くらいなら出します。
<設計>
全国から公募するという方法も魅力的ですが、市内に住んでいる建築家のデザインコンペで決めるのがいいのではないでしょうか。
<施工>
これも、市内で木造住宅を手がけている工務店グループに発注したいですね。
「下働き」の部分で大勢の市民が参加できれば、これも楽しいイベントになります。
<市長の意欲>
飯能市の税金を使わずに、全てを「市民からの寄付」で賄うことを条件にすれば、沢辺市長は決断するかもしれません。このBlogを読んだ市職員の誰かが市長に進言してくれると嬉しいのですが。
<市議会の承認>
市議のどなたかが6月の議会で提案してくれないでしょうか?
「税金投与」であればK党は「無駄だ!」と反対するでしょうが、全額寄付なら、その反対理由は通りません。
<市民の理解>
単純に考えれば「新たに箱物を造るだけ」ということに思われてしまいますので、「飯能市のためになる」という大義名分が必要です。
「西川材を使った木造建造物の象徴」とか「新たな観光資源」、さらには
「日本有数の木造建築モデルハウス」「木造建築資料館」という主旨を込めたキャッチフレーズをいまから考えておきたいですね。
2007-05-06 Sun
天覧山の山頂に、どのような展望楼を建てれば面白いでしょうか。
日本各地に有るお城の天守閣や五重塔を参考にすれば、狭い敷地でも高い展望楼の建設は可能です。
何階建てになるかは判りませんが、3階建て以上であれば、全体としては下記のような構成になるのではないでしょうか。
<最上階>一間だけの大広間で、周囲の外側は回廊にします。
4面全てを開放すれば風通しの良い涼しい部屋になります
開放部を閉じれば小さなイベント会場になります。
<中層階>何らかの資料の展示室にしましょう
木造の展望楼に相応しい展示物はやはり「木造」です
この木造の展望楼の構造自体を見せるのもいいですね
<地上階>ここにはトイレや売店、案内所が欠かせません。
なんとか、「似たイメージの写真」が無いか、と「展望楼」と「木造」でインターネット検索をしたら、下記のような事例を見つけました。
周囲の雰囲気も天覧山の周辺とどことなく似ています。
http://www.gurunet-miyazaki.com/kankouti/kenou/aya/ayajo.htm
ちょうど展望楼が建っている山頂も天覧山に似ています。↓
http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/kyusyu/ayajyo_l07.html
場所は宮崎県の日向です
http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/aya.htm
http://www.town.aya.miyazaki.jp/ayatown/kankougaido/annai/siro-kurahuto/ayajyou.htm
元旦に限らず「日の出」を見る場所としては、暑さも寒さもしのげるので、最適ではないでしょうか?
とくに最上階の大広間と回廊は、夏の夕暮れは「吹き抜ける風」を感じながらのビールは最高でしょう。思い切って、「夏場」は「ビヤホール」にしてしまうのもいいかもしれません。
2007-05-07 Mon
天覧山の山頂に、木造の展望楼を建設するには、これから幾つもの課題を乗り越えなければなりません。
しかし、それが「出来るか?出来ないか?」を考えてしまう、
という思考方法では何の前進ももたらしません。
私が好んでいる思考方法は、まず、それが「面白いか?面白くないか?」で判断することです。
→ 当然「天覧山の展望楼」は有ったほうが面白いと思います。
その次は、それが「必要か?必要でないか」で判断します。
→ やはり、「天覧山の展望楼」が無いよりは、有ったほうがいいでしょう。
さらに、それは「意義の有ることか? 意義の無いことか?」で判断します。
→ 「森林文化都市飯能」として、木造の展望楼を新築する、ということは意義のあることだと判断します。
「面白くて、必要なことで、意義のあること」なら、そこで初めて、
「それを実現するにはどうすればいいか?」を考えます。
「どのような順番で着手すればいいのか?」を考えます。
土地所有者の承諾を得られない現時点でも、できることがあります。
飯能市が意欲を示すかどうか判らない現時点でも、できることがあります。
資金がまったく無い現時点でも、できることがあります。
それは、どのようなことでしょうか?
次回は、それについて書いてみます。
2007-05-09 Wed
「天覧山の山頂に木造の展望楼を建設する」ことを実現するには、これからどうすればいいのでしょうか?
土地所有者の承諾を得られない現時点でも、できることがあります。
飯能市が意欲を示すかどうか判らない現時点でも、できることがあります。
資金がまったく無い現時点でも、できることがあります。
それは、下記のようなことです。
1.まず、周囲の人たちに「天覧山山頂に木造の展望楼を建てたら面白いと思っているけど、あなたはどう思う?」と訊いてみることです。
そうすれば、中には「天覧山山頂の現在の所有者」を知っている人がいるかもしれません。過去に、同じようなことが計画されたことが有ったのかどうかを知っている人もいるかもしれません、
2.次は、天覧山のような市街地の里山に建っている展望台(展望楼)が全国でどれくらい有るのかをインターネット等で探して、それも、人に話すときの材料にしていくことです
綾城のような歴史的背景の有る建物でなくても、それが木造であれば、飯能市にとってはとても参考になります。
岐阜市の市街地の金華山の山頂に建っている岐阜城はコンクリート製ですが、「展望楼」としてはかなりの観光客を集めています。
3.興味の有る人は、天覧山に建てたい展望楼のデザイン画や簡単な設計図を描いて、それを周囲の人たちに見せていくことです。
私自身は絵を描くのがまったくダメなのですが、木造建造物の絵や写真を見るのは大好きです。その絵が「天覧山の山頂に建っているイメージ図」だったら最高ですね。
4.模型作りが好きな人が展望楼の模型を造るのも面白いことですね
材料はもちろん木ですが、縮尺によってはかなり現実性を帯びてきます。
中の構造も見えるようになっていれば、さらに面白いでしょう。
5.展望楼のデザイン画や模型のコンテストを実施してみる
たとえ「もし、天覧山の山頂に建てられるとしたら」という仮定の下での募集でも、作品は集まるのではないでしょうか?
入賞した作品集の展示会ができれば、それも面白いですね。
6.「天覧山の山頂に展望楼を建てる」ということを題材にしたマンガ、小説、ドラマ脚本を作ってみる
創作、空想、妄想、現代のお伽噺ですから、どんな奇想天外な設定や展開も可能です。
これには私もちょっと挑戦してみたいと思っています。
7.インターネット上で「建設賛同者」に呼びかけてみる
自分のホームペイジやブログに「天覧山の展望楼」について、思ったこと、考えたことを書き込んでいくのです。
このBlog「飯能どうする研究所」に書き込んだのも、その一環です。いまのところ誰からも、何の反応もありませんが、でも、これからです。
「天覧山」でネット検索して、検索結果の上位に「展望楼」のことが表示されるようになったら、それも「実現への弾み」になっていきます。
以上の1~7は、興味と意欲さえ有れば、誰にでも、いまからでも出来ることです。