2007-03-01 Thu
地元紙文化新聞の報道によると、日高市では、県議選立候補予定者の「公開討論会」が3月25日に予定されているとのことです。
その立候補予定者は、現職の加藤清さんと、元県議の小谷野五雄さん。
加藤さんは自民党公認ですが、小谷野さんも県議の時は同じ自民党公認だったのですから、この二人の公開討論会はかなり面白くなるでしょうね。
日高市民ではない私も、ぜひ、聴きに行くつもりです。
なぜなら、いずれ飯能市と日高市は合併すると思っているので、日高市のこれからにも興味が有るからです。
それはそうとして、我が飯能市の県議選では、公開討論会は開催されるのでしょうか?
先日(2/21)の朝日新聞朝刊西埼玉版には「青年会議所埼玉ブロック協議会が県議選の全選挙区で公開討論会の開催を県内30のJCに呼びかけている」という記事が載っていました。
ということは、飯能青年会議所も公開討論会を企画しているのでしょうか?
立候補予定者の公開討論会を開催できるのは、県議選の公示日(3/30)前日までなので、もう、そろそろ開催日時や会場が決まっていなければなりません。
現時点での立候補予定者は、現職の中村興男さんと、飯能市議(2月末辞職)の和田浩さんの2人だけのようです。
こちらも、日高市と同じように、保守系同士の一騎打ちと言われています。
私は、2/25(日)に飯能市民会館大ホールで開催された「和田浩さんが立候補を表明する集会」に行ってきました。
私の記憶では、ここで、和田さんは「テレビ飯能による生放送でのテレビ討論会が企画されているそうですが、それが実現されることを楽しみにしています」という趣旨のことを話されていました。
この「テレビ討論会」や「公開討論会」のことを中村さんはどのように話すでしょうか?
あるいは討論会のことは伝わっていなくて、まったく触れないでしょうか?
このことを確かめるためにも、3/4(日)に同じ大ホールで開催される「中村興男さんの決起集会」にも行ってみるつもりです。
2007-03-03 Sat
飯能で県議選の公開討論会が開催されることを期待して、思い切って文化新聞に「投書」してみました。書いた内容に責任を持つために、匿名でなく、実名で載せてもらいました。
書いて投稿したのは2/27の夜間でしたが、掲載されたのは,きょう(3/3)
(記事にリンクできないので、掲載原稿をword文書で読めるようにしました)
もちろん、狙いは、立候補予定者の中村さん陣営、和田さん陣営で、「公開討論会への出席を要請されたら、それを受けるか否か」を判断する人たちに読んで欲しいからです。
嬉しいことにこの文化新聞を読んだ人から幾つか連絡をもらいました。
やはり、朝日新聞の報道にあったように、飯能青年会議所も公開討論会の開催を企画していて、両陣営に「出席要請」を続けているとのことでした。
ところが、片方の陣営は「出席OK」だが、もう片方の陣営が「出席できない」という返事なのだそうです。
今回の県議選は、立候補予定者がいまのところ2人なのですから、1人が出席を承諾しなければ、もう一方の立候補予定者が開催を望んでも、成立しません。
どちらの陣営が公開討論会「YES」で、どちらの陣営が「NO」なのかは、「事実」なのですから、私がこのBlogに書き込んでも法的には何の問題もないのですが、面倒は未然に防ぎたいので、書き込むのを止めておきます。
私は、2001年の市長選で立候補予定者公開討論会の主催者を経験して、その後、幾つかの勉強会に参加したことがあります。
私が参考にした、公開討論会を推進している団体は下記のところです。
公開討論会支援NGOリンカーン・フォーラム
そこで、「立候補予定者が公開討論会に出席することのメリット」や
「出席を断ることのデメリット」などを理解しました。
いま、公開討論会への出席を承諾しない陣営の人たちに向けて、そのメリットとデメリットを判りやすく整理して書いています。
それをまた文化新聞に投書してみたいと思っています。
2007-03-04 Sun
私は、2/25(日)に飯能市民会館大ホールで開催された「和田浩さんが立候補を表明する集会」に行ってきましたので、きょう(3/4)同じ大ホールで開催された「中村興男さんを応援する集会」にも行ってきました。
今回も会場に着いたのは開会時刻ギリギリ。
「会場の入り」は、ざっと見回したところ、ほぼ満員。
空いている席もありましたが、立ったままの人もけっこういました。
主催者発表では1370人。最後に壇上に上がった黄色いジャンバーの応援団の人たちの人数も加えれば、それは正確な数字なのでしょう。
中村さん以外に、壇上でスピーチされた方の発言も全部、注意して聴いていましたが、「公開討論会を云々・・・」ということにはまったく触れていませんでした。
すでに、他の選挙区では「公開討論会の開催決定」が報じられているのですが、飯能市での公開討論会の開催について一言も触れないということは、公開討論会への興味はない、ということなのでしょうか?
2/25の和田浩さんの集会の時もそうでしたが、入り口で渡された「カード」に「氏名・住所・電話番号」を記入しないと、当日の配付資料を貰えないようになっていました。
実質的には「組織内部の票固めの集会」なのでしょうから、「来場者チェック」をするのでしょうが、私のような「まだまったくの白紙」「だからとりあえず、両方の立候補予定者の話しを聴いてみたい」と思って、入場してきた人にはちょっと抵抗が有りました。
その「来場者カード」への記入を拒否する勇気は、私にはありませんので、おとなしく記入して、係員に渡してきました。
たぶん、私のような「両方の集会に顔を出した者」は、そこで提出した来場者カードによって、両陣営から「票読み」にカウントされるのでしょうね。
私は、どんな選挙でも棄権だけはしないので、最終的にはどちらかに投票することになるのですが・・・・・
2007-03-06 Tue
3/4の現職の中村興男さんの「県議選総決起大会」を聴きに行って驚いたことがあります。
我が町内(三丁目自治会)で、いつもいろいろな行事で顔を合わせている人たちが大勢いたことです。
私が着席した席のそばも同じ町内の人がいましたので、その人たちの会話が私にも聞こえてしまいました。
「○名は集めるようにって言われてたようだけんど、○名以上は来たんじゃないかなぁ・・・・・」
(そうか、町内で動員が掛かっていたんだ!)
まぁ、選挙対策ですから動員は当然なんでしょうけどね。
(でも、私は声を掛けられなかったなぁ)
私は、最初から両陣営の決起大会に行ってみるつもりだったのですから、もし、町内会の親しい人たちに、「行きませんか」と声を掛けられたら、当然「行きましょうか!」と返事をしていたでしょう。
しかし、住民の中には、決起大会や個人演説会に誘われると
「態度を表明しなければならなくなるので嫌だなぁ」と思う人も少なくないのでしょうね。
もし、町内の人や、職場の人、同窓生や知人から、特定の立候補予定者側の集会(個人演説会・囲む会)などに誘われたら、その人に対して
「両方の候補者が出る公開討論会とか合同演説会なら行くけど・・・・・」
とか
「両方の候補者の話を聴いて比較してみたいから、対立候補の集会のスケジュールも教えてくれませんか?」
と切り返してみたらどうでしょうか?
市民の中で「公開討論会や合同演説会の開催を望んでいる人が意外と多い!」ということが、両方の候補者陣営に伝わっていくと、それが実現することもあり得るのではないでしょうか?(そんなに甘くはないか・・・・・・・)
ちなみに、私は飯能市に転入してきて25年になりますが、選挙で特定の候補者への投票を依頼されたことはまだ一度もありません。
(意外でしょう? 私自身もそう思っています)
これは、私が無視されているからでしょうか?
あるいは、投票を頼み難いキャラだからなのでしょうか?
それとも、特定政党のガリガリ支持者と思われているのでしょうか?
とにかく、今回は8年振りの県議選ですから、接戦になって関心が高まり、その結果として投票率が高くなることを望んでいます。
2007-03-11 Sun
飯能市でも、飯能JCが公開討論会を企画していたようです。
公開討論会が開催できるのは公示日前日までですが、地元に根を下ろしているグループであれば、「開催決定から開催日」まで、最短1週間でも実現可能ですので、諦めないで最後まで頑張って欲しいと思います。
飯能市のように〈定数1〉の選挙区では、候補者の組合せは
「現職×新人」 「現職×元職」 「新人×新人」の3通りがあります。
各地の公開討論会をウォッチしてきた人の解説によると、「新人×新人」の新人候補者だけの選挙では、その選挙区で企画された公開討論会の殆どが開催されているそうです。
それに対して、「現職×新人」の一騎打ち選挙の場合、
「公開討論会が実施されるか?されないか?」は、現職陣営の出方で決まる のだそうです。
なぜなら、新人の立候補予定者にしてみれば、どのような団体が主催者であっても、公開討論会が開催されることは、「自分の名前と政策をPRできる場」を与えられるのですから、出席要請を断る新人候補者はいないのだそうです。
ところが、現職陣営は、選挙戦の基本が 「守りの姿勢」 ですから、
まず、公開討論会への出席要請を受けると、疑心暗鬼 が生じるのだそうです。
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続き▽
2007-03-15 Thu
先日(3/8)の朝日新聞西埼玉版によると、県内各地で企画されている公開討論会について、自民党県議団は「県連からの要請もあり、現職同士はお互いに今回は参加しないことで申し合わせた」のだそうです。
この「公開討論会に自民党現職県議は参加しないという県議団方針」の決定を、私たち一般の有権者が「理解」するには若干の「解説」が必要です。
実は、自民党に限らず、どの政党の現職県議も「公開討論会は現職に不利だ」と思っています。それは「一理」あることなのです。
「公開討論会に出席することのメリットとデメリット」を比較すれば
現職にはデメリットが多く、新人にはデメリットが無い
というのは本当のことなのです。
それを幾つかの例で「解説」しましょう。
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続き▽
2007-03-15 Thu
前回書き込んだように、現職立候補予定者と新人立候補予定者との公開討論会は、新人にはメリットばかりなのですが、逆に、現職にはデメリットばかりなのです。
しかし、だからと言って、そのことだけを理由にして公開討論会への出席要請を断ることは「政治家の建て前」としても出来ません。
各地の公開討論会をウォッチしてきた人の解説によると、
「公開討論会から逃げたと思われないようにするために、現職陣営は、公開討論会は公職選挙法に抵触するおそれが有る、ということを理由にして、公開討論会への出席を断ってきた」のだそうです。
ところが、全国各地で、選挙管理委員会から違法性を指摘されることなく、数多くの公開討論会が開催されてきました。
これで、公開討論会の開催は公職選挙法上許される行為である」ことが知られるようになったのです。
つまり、公開討論会への出席を避けたい候補者にとってみれば「公開討論会は公職選挙法に抵触するおそれが有るから出席できない」という口実が使えなくなってきたのです。
今回の県議選に関わらず、いままでの選挙では、下記のような様々なことを理由(口実)にして、公開討論会への出席要請を拒否してきました。
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続き▽
2007-03-15 Thu
どうも、今回の「公開討論会不参加」を決めた人たちは、「現職議員が公開討論会へ出席しないことのデメリット」を軽視しているようです。
そのデメリットとは、現職立候補予定者が、新人立候補予定者との公開討論会への出席要請を断ると、いつのまにか下記のような「噂」がまことしやかに流れてしまうことなのです。
1.どうも現職は公開討論会を「逃げた」らしい
2.「逃げた」のは、現職は演説が下手だが新人は演説が上手いからだ
3.新人と同じ場所に並んでしまうとどうも現職は見劣りがするらしい
4.新人と比較されると「レベルの違い」がばれてしまうからだ
もちろん、こういう「噂」は、「真実」ではない場合もあるし、案外、的確な評価である場合もありますから、一概には言えません。
しかし、過去の選挙では、「公開討論会への出席を断った」ために、「逃げた」と思われて、「楽勝」のはずの選挙で「落選」した現職が少なからずおりました。
そのために「公開討論会を逃げた現職は落選する」という「定説」も生まれているのです。
もちろん、いままでの選挙では、「公開討論会の出席を断って落選した現職」よりも、「公開討論会の出席を断って当選した現職」のほうが、はるかに多かったのでは「事実」です。
しかし、それは「いままでの選挙」でのことです。
「これからの選挙」では、どうなっていくでしょうか?
その「新しい兆し」については次回に・・・・
2007-03-16 Fri
きょうの各紙朝刊には、昨日開催された「都知事選立候補予定者の公開討論会」の記事が載っています。
毎日web版 読売web版 日刊スポーツweb版
この公開討論会の主催者は東京青年会議所だそうです。
立候補予定者が一堂に集まって、「統一のテーマ」や「共通の課題」に毎に、
自分の見解を述べ、質問を応酬し、各候補者の違いを浮き彫りにして、
来場者の「投票の判断材料」にして貰おう、
というのが、公開討論会の趣旨なのです。
前回の2003年の都知事選では、現職の石原知事が出席しないために、現職候補を交えた公開討論会は成立しませんでした。
それが、今回は、なぜ現職候補者が出席したのでしょうか?
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続き▽
2007-03-16 Fri
選挙管理委員会が「立会演説会」を主催しないようになって30年近くが経ちました。ここで「昔の立会演説会と今の公開討論会の相違点」について考えてみました。
<主催者・会場・経費>
昔の立会演説会は、選挙期間中に選挙管理委員会が主催して、選挙区内の学校体育館や公民館、市民会館などで毎晩開催されていました。当然、すべて公費で運営されていました。
今の公開討論会は、選挙期間になる前に、有権者の有志が主催して、公民館や市民会館などで開催されています。経費は主催者が負担し、それを補うために会場でカンパを募ります。出席する立候補予定者に費用負担を求めることはありません。
<演説方法>
昔の立会演説会は、立候補者が「定められた時間」だけ、壇上から来場者に向かって、一方的に自己PRを述べ立てるだけでした。
今の公開討論会は、「中立公平な運営」というルールの下で、均等に与えられた「持ち時間」の中で、「自己PR」や「対立候補者との比較」を話し、「対立候補者との質疑応答」も行われることもあります。
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