2006-01-04 Wed
いま飯能市では「新しい図書館」が検討されているそうです。文化新聞の記事によれば、「平成16年の7月に市民と有識者が意見を交わす場として飯能市が新図書館懇話会を設置した」ということですが、飯能市HPの「図書館の頁」には、どこにも、その記述はありませんでした(他の箇所で探せば見つかるのかもしれませんが・・・)
「図書館大好き人間」である私としては「これからの図書館」に大いに興味があります。
飯能市に限らず、自治体が「これからの図書館」を考えるとき、大別すると
1「建物を改める」、
2「運営方法を改める」、
3「必要な設備を揃える」、
4「市民の参加参画を増やす」
という4つの項目について考える必要があります。
1「建物を改める」という項目には下記の3つの選択肢が考えられます。
A・現在とは別の場所に新しい建物を造る
B・別の場所の既存の建物に移転する
C・現在の場所で新しい建物に建て替える
Aを選択するなら、その候補地としては、市民会館周辺、市役所周辺、阿須運動公園周辺、その他の市有地が考えられるでしょう。林業がある飯能市には、新たに建てる図書館の構造としては鉄筋鉄骨よりも木造のほうが相応しいかもしれません。もちろん公共施設の建設には多くの規制がありますが、「特区申請」により、必ずしも「オール木造」の図書館が不可能なわけではありません。
Bを選択するなら、その候補物件としては、丸広飯能店、丸広東飯能店、サビアなどが便利かもしれません。意外な方法かもしれませんが、駿河台大学の図書館(メディアセンター)を大学と飯能市との共同運営にするという選択肢も不可能ではありません。
Cを選択するなら、建設期間中にも市民が利用できるような仮図書館を確保しなければならないため、無駄な費用が発生してしまいます。
私自身は「予算がある」なら、木造によるAを望みますが、予算が無い場合は「民設公営」(民間が新図書館を建設して飯能市に賃貸する)も検討に値すると思っています。(もっとも、事業を引き受ける民間業者が居れば、の話ですが・・・)
2006-02-15 Wed
この〈次の飯能市立図書館〉という項目タイトルの第01回では「建物を改める」場合を書き込ました。きょうの第02回は「運営方法を改める」ということについて書いてみました。
公立図書館での「運営方法を改める」という項目には下記の3つの挑戦課題があります。
D・利用方法を改める
E・稼働時間を改める
F.運営者を改める
Dには、「本や映像DVD、音楽CDの貸し出し」以外にも図書館に求められている機能を取り入れることです。インターネットへの接続も、回線と接続口さえ確保すれば極めて少額でノートパソコン持参者への便宜が図れます。高価なパソコンを購入しなくても、市民に「不要になったパソコンの提供」を求めれば、置き場所に困るくらいの数が集まるでしょう。
Eでは「現在の9時〜17時」を最低でも「8時〜22時」にしなければ「全ての市民に利用される施設」とは言えません。休館日も「年末年始以外は年中無休」でなければ「公共施設」の意味がありません。
飯能市に限らず多くの図書館で「年中無休・長時間開館」が実現していないのは「今の職員数では出来ない」のではなく「今の職員がやりたくない」だけなのです。ならば、「運営者を入れ替えよう」というのがFの「運営者を改める」という課題です。
Fには、「図書館には年中無休・長時間開館を了承した職員だけを配置する」という方法以外に、「民間に運営委託する」という選択肢もあります。「図書館であれば時給600円でも働きたい」「図書館であれば早朝でも夜間でも働きたい」という市民は大勢います。民間に運営を委託すれば、現状の図書館の市職員人件費の総額内でも「年中無休・8時から22時開館」が充分に可能になります。
ここまで読まれた方は、もう気づかれたと思いますが、上記のD、E、Fは、「新しい図書館」にならなくても、いまの古い図書館でもすぐに実現可能なことばかりです。
これからの「新しい図書館の実現」は、AやCを選択すると少なくても3,4年は先のことになってしまいます。Bを選択したとしても、その実現は1年以上先のことになるでしょう。それなのに「D・E・Fも新しい図書館で考えよう」ということにすると、すぐにでも実現できることをも先延ばしにしてしまうことになってしまいます。
だから「新しい図書館を考える」というような意味合いの
<「新図書館」懇話会>という名称では、
「いまの図書館でも実現できる改革を新図書館の完成まで先延ばし」されるように私には思えてなりません。
これは「些細な言葉の問題」かもしれませんが、現在の新図書館懇話会以外に、私は「いますぐ実現できる図書館改革を考える委員会」の設置を希望しています。
2006-06-15 Thu
この〈次の飯能市立図書館〉という項目タイトルの第01回(1/4)では「建物を改める」場合には下記の3つの選択肢が考えられます、と書き込みました。
A・現在とは別の場所に新しい建物を造る
B・別の場所の既存の建物に移転する
C・現在の場所で新しい建物に建て替える
Aを選択するなら、その候補地がどこになったとしても、新たに建てる図書館の構造は、林業のある飯能市としては鉄筋鉄骨よりも木造のほうが相応しい、と書きました。
そして、Bを選択するなら、その候補物件としては、丸広飯能店、丸広東飯能店、サビアなどが便利かもしれません、と書きました。
この時点では、まさか丸広東飯能店が「4月末で閉店」ということは、飯能市民は(丸広関係者を除いては)誰も知らなかったことです。
しかし、現実に、丸広東飯能店は閉館され、現在も空きビルのまま、次の活用策も白紙のままなのか未だに何も正式に公表されてはいません。
そのため〈次の飯能市立図書館〉の候補地としては、この丸広東飯能店跡が、俄然、
「飯能市にとって魅力的な選択肢の一つ」
に浮上してきました。
丸広経営陣の意向は公表されていませんが、その計画の優先順位はある程度推測することができます。
なぜなら、閉店せざるを得なかった「大型商業ビルの経営陣」が考える「手」には「定石」があるからです。それは下記の4つです。(1~4は優先順位の高い順です)
1・グループ内の成長企業が親会社を支援するためにもテナントになる
2・グループ内で活用できない場合は出来るだけ有利な条件で売却する
3・全館一括で借りたがっている企業にできるだけ有利な条件で貸す
4・上記3がダメなら全館を数区画にして入居する企業を増やしていく
「1」のケースはどうやら無かったようです。「2」も「3」も現時点では、買い手も借り手も決まってはいないようです。
しかし、このまま「空きビル」状態が長引けば、丸広としては「売却価格」や「賃貸家賃」を下げていかざるを得なくなります。不動産は、不良物件でない限り、価格を大幅に下げれば、必ず買い手や借り手は現れるものです。
そして、丸広が「大幅なダウン」を受け入れる気になりさえすれば、いつかは「2」か「3」の方法で「次の使用者」は決まることになるでしょう。
飯能市の「次の図書館」にとってのチャンスは「4」にあります。
なぜなら、「来客数を増やしたいテナント」の立場から見れば、
「公立図書館」が同じビルに有ることは「入居したくなる魅力」だからです。
「1」か「2」か「3」を希望する丸広にしても、半年、1年・・・と空きビルのままが続くと「飯能市立図書館を誘致したくなる」時がやってくるかもしれません。
そうなれば、新図書館のための改装工事費は全額丸広が負担し、その上で「妥当な金額の年間家賃」を決めることになります。
つまり、飯能市や飯能市民の側から見れば、「改修工事費無し」「毎月の家賃」だけで、駅ビルの中に最新設備の広い図書館を持つことができるのです。
これも「一つの可能性」です。
その「魅力的な可能性」をこちらから放棄するのは勿体ないことだと思いませんか?
「蛇足」かもしれませんが、「こちらから放棄する」というのは
「市有地(あの土地)に新たに建設する」という案に固執する
ことです。
もちろん、現時点では「建設資金が有る」なら、「市有地に木造で建てる」という案が最有力でしょう。
しかし、その方向で計画を進めていたとしても、「丸広空きビルに有利な条件で入居できる」という「可能性」が生じた場合は、その新しい事態に「臨機応変に対応する」という「勇気」が必要です。
あの「市有地」は、図書館以外にも相応しい活用法が有ります。
2006-07-20 Thu
どこの自治体でも、図書館に対する住民の要望は高いものです。それだけに「お粗末な内容」に対する不満や失望も大きいものです。
現在の飯能市立図書館について、利用者の不満や失望を集約すると下記のようにまとまるのではないでしょうか?
1・開館時間が短すぎる(最低でも09:00~21:00に)
2・休館日が多すぎる(出来れば年間350日以上に)
3・パソコン用の電源が無い(有料でもいいから使いたい)
4・コピー申請手続が馬鹿げている(申請書への記載は無意味)
5・館内でインターネットに接続できるパソコンが無い
6・図書館らしい勉強会や研究会がほとんど開催されない
7・コミック類がまったく無い(コミックにも良書は多いのに!)
上記の不満は、「新しい図書館」を待たなくても、今の図書館で簡単にしかも、意欲さえ有れば、極めて少額予算で、すぐにでも解消できることです。
8・駐車できる台数が少なすぎる
9・視聴覚ソフトが全く無い (カセット CD ビデオ DVDなど)
10・閲覧室、学習ブースが極めて少ない
上記の不満を解消するには、ある程度のスペースと予算を必要とするので、次の「新しい図書館」では、それらをぜひ実現して欲しいですね。
その実現の優先順位を考える意味でも、「図書館に対する要望を訊く住民アンケート」をできるだけ早く実施して欲しいものです。
はっきり言って、上記の1~10の不満が解消された図書館でなければ、膨大な予算を投じて「新しい図書館」を開設する意味が無いでしょう。
現在の飯能市立図書館は、施設面でも運営面でも、埼玉県内の市立図書館の中では、もしかして ワースト1 なのではないでしょうか?
新聞社かテレビ局が「県内ワースト1図書館はどこだ!」という企画を実施したらおもしろいでしょうね・・・・・。そういうテレビ番組に、市長は出演できるでしょうか?
2006-08-11 Fri
きょう(8/11)の朝日新聞朝刊第3面に「節約図書館」という見出しの囲み記事が載っていました。
何が節約なのか?
「蔵書→買わない」 「施設→建てない」 ということでした。
それが「合併しない宣言」で一躍有名になった福島県矢祭町が進めている「新しい図書館つくり」の試みなのだそうです。
「新しい図書館つくり」と言っても、増設、移転、建替などではなく、矢祭町には、いままで「集会施設に付随していた図書室」しかなかったので、初めて独立した図書館をつくろう、というわけです。
節約のために「新しい施設はつくらない」ですませるために、既存の施設である築40年の剣道場を改修することに決めたそうです。目標3万冊の蔵書も「蔵書は買わない」と決めたので、町民や全国の人に「寄贈」を呼びかけたのだそうです。その結果、全国から7万冊以上集まったとのこと。
しかし、それからの課題は寄贈された図書の整理です。
今年の7月になって住民ボランティア42人が開設準備委員会を立ち上げて、県立図書館の指導を受けながら書籍の仕分けや分類作業にあたって、来年1月の開館を目指しているそうです。そうなると、当然、開館後の貸し出し業務も住民主体で運営する計画になっていきますね。
いま全国の自治体図書館は、その運営に住民ボランティアを積極的に活用していくようになっています(飯能市はまだですが・・・)。そのほうが結局は住民に喜ばれる図書館になっていくからです。
その「住民が参加し参画する図書館運営」を実現するための第一歩は、「新しい図書館」の「開設準備委員会」に、参加を希望する住民をできるだけ多く加えていくことです。
<次の飯能市立図書館>のために、意見を交換し、知恵を結集して、検討する課題はたくさんあります。
1・まず現在の場所で建て替えるか? 別の場所に新築するか?
2・「子ども図書館」をどうするか?(現状維持 or 同じ場所に統合)
3・費用制約のために既存施設を賃借するとしたら候補はどこか?
4・低予算で「毎日夜まで開館」を可能にするにはどうすればいいか?
5・低予算でCD、ビデオ、DVDなどの視聴覚をどこまで揃えられるか?
6・良書コミックをどこまで低予算で充実させるか?
7・託児所、保育園、市民グループ拠点など関連施設はどこまで?
以上の7項目だけでも、現に図書館を積極的に利用している市民だけでなく、現図書館に失望して殆ど利用しない市民も含めて、できるだけ多くの市民の意見を訊き、知恵を出してもらうことが、これからの<理想的な図書館>を実現するためには不可欠です。
そのためにも、住民参加の「次の図書館開設準備委員会」は早急に必要なのではないでしょうか?
いまの「新図書館懇話会」がそれに相当するのでしょうか?
この問いに答えてもらうには、誰に、どのように質問すればいいのでしょうか?
2006-08-11 Fri
「図書館を考える会」 という市民グループが有ります(有りました?)。
当初、私はその存在を知りませんでしたが、中央公民館で2003年6月30日に開催された「図書館はこう変わる・飯能にこんな図書館を」という講演会を聞きに行ったときに、その主催者名として初めて知ったのです。
飯能市立図書館に「大いなる不満と失望を抱いている」私としては、迷わず、その会の会員になりました。
それから、子ども図書館のホールなどで何度か会合があり、会員相互で活発に意見交換をしました。当時の図書館長と一緒に貸切バスを仕立てて、浦安市立図書館の見学にも行きました。
私が5回目に出席した会合で思い切って「いままでの皆さんの論点を整理して判りやすく一覧表にした資料を私が作成したいと思っていますがどうでしょうか?」と提案してみました。
なぜなら、
いままでの議論や意見交換を聴いていると
①現在の図書館に対すると不満と要望
②次の新図書館に相応しい場所と建物
③理想的な図書館の施設と運営方法
の3つが、いつもゴチャマゼになってしまって議論が噛み合わず、少しも進展していかなかったように感じていたからです。
その場に出席していた人たちの「了承」を得たかったのは、新参者で年も若い方の私だけが「独走」「暴走」して浮き上がってしまうことになってしまうのが嫌だったからです。
その会合では「有りがたい。ぜひ、お願いします」ということになりました。
(と私自身は記憶しています・・・)
それから暫くして、作成した「飯能市の図書館を考えるときの項目一覧表」を、図書館を考える会会長のMさんの自宅を訪ねて説明しました。
Mさんは「非常にわかりやすくまとまっている」「次の会合の時にみんなに配りましょう」と言ってくれました。それが2004年11月14日のことでした。
飯能市が<新図書館懇話会>を発足させることになったのは、それからしばらくしてからのことでした。そのメンバーには<図書館を考える会>の会長と幹事が3、4人加わっています。
ところが、それから「図書館を考える会」が開催されることはありませんでした。もしかしたら、連絡の手違いで私だけがそれからの会合を知らなかったのかもしれません。
しかし、私と同じ頃に会員になったNさんに訊いても「あれから開かれていない」ということでした。
果たして、あの<図書館を考える会>はどうなったのでしょうか?
飯能市が設置した<新図書館懇話会>に一般市民が加われないのであれば、新たに<飯能市の次の図書館を理想的に実現する市民の会>でも作らなければならないのでしょうか?
2006-08-21 Mon
この〈次の飯能市立図書館〉という項目タイトルの第6回(8/11)で「あの<図書館を考える会>は今どうなったのでしょうか?」と書きました。
そしたら、なんと、きょう(8/21)、その<図書館を考える会>から私宛に会報が届きました。会はまだ、ちゃんと存在していたようです。
きょう届いた会報(A4版片面印刷1枚)は、
「会報二号をお届けしてから、四ヶ月もご無沙汰してしまいました」
という第3号でした。
その会報第3号の『会報担当者から』という文章の中に、重要な記述がありましたので、少し長文になりますが、転記してみました。
考える会では、六月に新館長をお迎えして役員会を持ちました。その時の新館長の談話によると、すでに庁内では「飯能市新図書館建設基本構想策定庁内連絡会議」というプロジェクトチームが設立されたそうです。建設用地は山手町の平岡レース跡地の一部と決定。・・・・・
あれっ~!? そうだったんですか?
「新懇話会を設置してもどうせ最初から平岡レース跡地に新館建設するという結論になることは最初から定められているのではないか」と多くの市民は思っていましたが、まさか、すでに「決定」していたとは知りませんでした。
この場合は、
「周知徹底させない市役所が怠慢」なのでしょうか?
それとも
「知らない私が情報収集に怠慢だった」からなのでしょうか?
私の記憶では「広報はんのう」にも「文化新聞」にも、「決定」ということはどこにも掲載されていなかったと思うのですが、それは私の見落としなのでしょうか?
最近、都内の病院で受診した人間ドッグで「緑内障の初期」と診断されて視野狭窄や部分欠落が気になってはいるのですが・・・・
2006-08-24 Thu
きょう(8/24)ふらっと飯能市立図書館に行ってきました。
(と言っても、私が住んでいるマンションの隣ですから目と鼻の先です)
ちょうど運良く、担当者のAさんが在席でしたので、勤務中にお邪魔かと思いましたが、ずうずうしくも腰掛けて話し込ませてもらいました。
(な、なんと!お茶まで出してくれました・・・)
最初に確認したかったのは、「新図書館懇話会の解散」のことでした。
今年の2月に『飯能らしい未来の図書館調査研究報告書』を飯能市に提出して、それで役目を終えて解散したそうです。もともと、発足当初から2年間という期間限定だったとのことでした。
そこでAさんに「その報告書はインターネットから読めるように情報公開されているのですか?」と尋ねたところ、「市役所webサイトには乗せていないが印刷物なら差し上げられますよ」とA4判9枚綴りのものをくれました。
(この報告書の内容への考察については別に書くことにします)
飯能市としては、
新図書館は、すでに施設管理公社が購入してある「平岡レース跡地」(市民会館そば)に、「飯能らしい建物」で図書館と保育園を建てるということに決めた、とのことでした。
平成19年度中には正式に予算を決め、市議会で承認されれば土地を公社から購入して設計にとりかかり、平成20年度中には着工したいという意向でした。
旧丸広東飯能店跡地に賃貸で入居することは、二つの理由であり得ないことなのだそうです。その「二つの理由」とは、いままで、聞いたことがある下記のようなものでした。
(1)丸側にその意志が無い(有っても家賃が高い)
(2)建物の構造強度が図書館としての使用に耐えられない
私としては、この二つの理由については、すぐには「ああそうなんですか」とはどうしても納得できません。
(1)は、丸広、もしくは<次の所有者・使用者>次第で、これからどのように変動するか分かりません。家賃も、こちらから「ぜひ貸して下さい」とお願いすれば、相場よりも高額になってしまいますが、その逆もあり得ます。先方から「ぜひ図書館として借りて下さい」と言ってくるようになれば、家賃は相場よりもかなり安くすることも可能なのです。
(2)の<構造的な強度の問題については数人の建築家に訊いてみましたが、「築5年の大型商業施設が図書館としての使用に強度的に適さないということはない」という見解の人がほとんどでした。
飯能市の意向としては「平岡レース跡地に新しい建物を建てる方向で計画を進めていく」とのことですが、それは、あくまでも、行政側の希望、計画であって、まだ決定されたことではありません。
保育園も一緒に建てるとのことだそうですが、利用する保護者の立場から考えても、新しい保育園の場所として望むのは、「駅前」とか「駅ビル内」ではないでしょうか?
2006-09-04 Mon
昨日(9/3)からスタートさせた<次の図書館についてのアンケート>では、【設問04】で、「必要な建設(もしくは改装)経費の一部を市民からの寄付でまかなうことの是非」を訊いています。
いまは多くの自治体で、公立図書館の運営に市民の協力を積極的に取り込んでいこうとしています。例えば、下記のようなことが主な協力内容です。
1.運営委員会に公募に応じた市民が加わる
2.図書館はその委員会の決定に沿って運営される
3.市職員ではできない業務を市民ボランティアが引き受ける
(開館時間の延長・休館日の削減・専門分野の相談業務など)
4.図書館の蔵書として市民から書籍の寄付を募る
5.図書館の機能や施設を活かしたイベントを市民と共催する
上記のようなことは、公立図書館であれば、どこでも、いつでも、着手することができるものです。
ところが、「数十年に一度しかない貴重な機会」は、図書館を親切、増設、改修するときの「費用の一部を提供する寄付に応じる」ことです。
飯能市でも、「新しい図書館を実現させる」ことは既定の計画なのですから、いまから市民に <図書館への寄付> を募ってはどうでしょうか?
自治体が住民に寄付を募ることが法律で禁止されているわけではありません。むしろ、市民の間に、早い段階から<新しい図書館への興味と期待>を高めるたには効果的な手段にもなるのです。
人口85000人の飯能市で<新しい図書館>への寄付がはたしてどれだけ集まるのか?
これも市民の<図書館運営への参加参画意欲>を測る尺度にもなって面白いのではないでしょうか?
現在の図書館の開設時に「市民からの寄付」を募ったことが有ったのかどうかは現時点では知りません。もし、そのときのことを知っている人がいたら、ぜひ教えて下さい。
2006-09-07 Thu
明日(9/8)から定例の9月市議会が開会されます。(会期は9/8~9/27)
私は、当Blogで何度も書いているように、
「次の図書館に関する市民の要望をくみ上げるアンケートの実施」
と
「次の図書館をより充実させるために寄付を求める運動の実施」
を
市議会で提案して欲しくて、きょう(9/7)A議員を訪ねてみました。
そこで知ったことは「開会前に事前に提出しておかない質問や提案はできない」「その提出期限はもう過ぎた」ということでした。
議員が会期中に質問する内容は、市議会が開会される数日前に、事前に議会事務局に届けることになっているそうです。
そこで、事務局に問い合わせてみたら、今回の会期中に「次の新しい図書館」に関して質問を予定している議員は一人もいないそうです。
!? なぜ? どうして?
市役所では、「山手町の施設管理公社所有地に新館を建てる」ことに決めて、すでにプロジェクトチームができていることを公言しているのに、誰も、そのことの是非や、過去の経緯、現在の進捗状況、今後の予定などに興味が無いのでしょうか?
市役所が「これからやろう」としていることの、是非や方向性、進め方、掛ける経費の妥当性、内容レベルの程度、などを事前に問い質し、無駄や独走、暴走を止めたり、再考や修正を求めるのが「市議会の役割」の一つなのだと思っているのですが・・・・・
それとも、市議会というのは「市から提案された議題だけを審議する場所」なのでしょうか?
「これからやること」ではなく「過去にやったことを追認するだけの場所」なのでしょうか?
「これからやるべきこと」ではなく「起きてしまったことを追求するだけの場所」なのでしょうか?