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★「図書館問題」で考えたいコト★ ⇒【議会での「答弁」を検証しよう】No.1                                                   テナント入居は、本当に「構造的に不可能」で「不経済」なのか?
             
飯能市の新図書館建設の担当者は、旧丸広東飯能店の閉鎖が決まって、「新図書館のテナント入居という選択肢」が市民の間から出始めてから、折に触れて「「駅ビルへのテナント入居は不経済で可能性が無い」ということを言ってきました。

私はどうしてもこれに納得できません。
その反論も考えました。

この「新図書館が商業ビルへテナントとして入居することは不経済で可能性が無い」という発言(見解)を公式な記録として残しておきたくて、ある市会議員の事務所を訪ねて、市議会で質問してくれるようにお願いしたことがありました。

それが昨年の9月。定例市議会開会の直前でした。

その時は、その市議が言うには「9月の市議会での質問事項はもう決まっている」とのことだったので、12月か翌年の3月でもいいから質問してくれることをお願いしたのです。

その時、その議員は「絶対に質問する」という確約をしたわけではないので、結局、質問されることはありませんでした。

ところが先月の「9月定例会」で内沼議員が、
「新図書館を旧丸広東飯能店にテナントとして入居するという案も有るがそれをどう思うか?」と質問してくれました。

この時、答弁に立った新図書館担当者は、下記のような主旨の答弁をしました。(実際に話された言葉通りではないかもしれませんが・・・・)

1.図書館は書籍という重い重量を収蔵するので建物には特別な強度が必要で、既存の建物に入居することは構造的に不可能である。

2.既存のビルに入居すると家賃が必要になるが、そのお金は自前の図書館のように資産として残らないから無駄である

3.既存のビルに入居して図書館として機能するためには多額の内装工事費を必要するが、これも不経済である。

4.すでに文化施設用地として取得している土地が有るのだから、そこに新しい図書館を建てるのが一番経済的である


内沼議員には、上記の答弁に対して、さらに突っ込んだ質問をして欲しかったのですが、とにかく、議会でこのような答弁を引き出したこと自体に意味があったと思います。

これは、市議会の議事録にも載っているはずなので、公式な記録として扱っていいはずです。

次回から、この「答弁」に潜んでいる「嘘」と「ごまかし」を指摘していく予定です。
既に、公的な記録として残っているので「言わなかった」という否定はできないと思いますが・・・・・・





| 小久保 達 | 00:30 | comments (0) | trackback (1) | ★図書館問題で考えたいコト★::議会での答弁を検証しよう |
★「図書館問題」で考えたいコト★ ⇒【議会での「答弁」を検証しよう】No.2                                                      本当に丸広東飯能店の「建物強度の可否」を確認したのでしょうか?
       
新図書館担当者は、
「図書館には特別な強度が必要なので既存の建物に入居することは構造的に不可能である」と答弁しましたが、それは、丸広本社と施工した建設会社に東飯能店の「構造的な強度」を確認したうえでの発言なのでしょうか?

丸広東飯能店には書店も入居していたのです。
建物の床面積にかかる書籍重量は図書館よりも書店のほうが大きいのです。

最近建てたばかりの大型商業施設の床が「図書館使用の重さに耐えられない構造強度」とは思えません。

本当に、丸広本社や施工業者に「建物の強度」を問い合わせたのであれば、
問い合わせをした<年月日>、
問い合わせをした<方法>(電話かメールか面談か)、
問い合わせをした相手の<氏名>
問い合わせをしたときに聞かされた相手の回答内容
を明らかにして欲しいものです。

もし、新図書館担当者が、丸広本社や建設業者に「構造的に図書館使用に耐えられる強度ではない」という確認をとらずに、答弁をしたのであれば、それは
「図書館は山手町用地に新規に建てたいから」、
「駅ビル等に図書館が賃借で入居するという選択肢を封じ込めたいから」

という飯能市の意図が先行した「デマカセの理由付け」ではないのでしょうか?

日本語ではそれを「ゴマカシ」、「嘘」と表現します。

市議の中で、どなたか次回12月の定例市議会で、この点を質問してくれる人がいると面白くなるのですが・・・・・







| 小久保 達 | 20:55 | comments (0) | trackback (1) | ★図書館問題で考えたいコト★::議会での答弁を検証しよう |
★「図書館問題」で考えたいコト★ ⇒【議会での「答弁」を検証しよう】No.3                                                   公共施設の新設や建替は<次の市町村合併>を視野に入れたうえで判断すべきなのでは?
        
次期図書館の担当者は、市議会での答弁だけではなく、市民との会合でも
「新しい図書館を建設する」ことを既定の計画であるかのように話していますが、「次の市町村合併」を無視しているのでしょうか?

自治体が公共施設の建て替えや新設を計画する場合、これからは次の市町村合併を視野に入れなければなりません。

それは合併する自治体の公共施設との無駄な重複を避けるためです。

既存の施設の重複は止む得ないことですが、新たな建設や建替は特に慎重な判断が必要です。

飯能市にとっては5年後、10年後には日高市や入間市との広域合併は避けられないことではないでしょうか。
(もっと早く合併せよという意見の人もいますが・・・私ですけど・・・・)

日高市には飯能市よりも立派な図書館が有ります。
入間市の図書館は本館以外に分館が3ヵ所も有ります。
もちろん、飯能市には本館以外に分館が3ヵ所や4ヵ所くらいは有ってもいいと思います。

日高市でも入間市でも、いずれの図書館も、利用するには駅から離れていて車が不可欠です。

ところが飯能市では、駅前や駅ビルという「図書館としては最も望ましい場所」にテナント入居できる可能性の有る場所が現時点では4ヵ所も有るのです。

いままで市役所で「図書館の建て替え」を討議してきた時に「次の広域合併」のことは考慮していたのでしょうか?

もし、考慮されていないとしたら、それこそが
「建物を建てるという結論以外には考えようとしない」悪しき箱物行政そのものなのです。

この点も、次の12月定例市議会で、市議のどなたかが質問したら面白くなるでしょうね。



| 小久保 達 | 20:38 | comments (0) | trackback (0) | ★図書館問題で考えたいコト★::議会での答弁を検証しよう |
★「図書館問題」で考えたいコト★ ⇒【議会での「答弁」を検証しよう】No.4                                                       具体的な保証金、家賃を確認したうえで「比較検討」をしたのでしょうか?
   
次期図書館の担当者は、市議会で
「既存のビルにテナントとして入居するとかなり高い家賃を毎月支払っていかなければならないので、自前の建物を建てたほうが結局は経済的である」
とも答弁しました。
(実際に話された言葉通りではないかもしれませんが論旨は違っていないと思いますが・・・・)

この答弁にも「大きな疑問」が有ります。

本当に、テナントとして入居する建物の所有者(大家)から、保証金や家賃の金額を確認したのでしょうか?

建物の所有者(大家)から、<条件として提示された具体的な金額>を検討した上で「自前の建物を建てたほうが結局は経済的である」という結論を出したのであれば、それはそれで納得できます。

前々回(10/4)にも書きましたが、現在、市民が「ここに図書館が入居できたら便利だ」と思う場所は下記の4ヵ所です。

    1.飯能駅ビル(飯能ペペ)
    2.丸広飯能店(ほぼ駅前です)
    3.サビア(駅前ではありませんが徒歩1分です)
    4.旧丸広東飯能店(東飯能駅になりますが)

上記の4ヵ所の中の、どの建物の所有者(大家)から、
<保証金や家賃などの具体的な金額>を確認したのでしょうか?

その建物の所有者、確認した相手、確認した年月日、提示された金額を明らかにして欲しいと思います。

もし、それらの確認をせずに、単なる推測で
「既存のビルにテナントとして入居するとかなり高い家賃を毎月支払っていかなければならないので、自前の建物を建てたほうが結局は経済的である」
と答弁しただけなのでしょうか?

新しい図書館は「賃貸物件でも駅(前)ビルのほうが望ましい」という選択肢を無視して、最初から「新しい建物を建てる」ということに限定するのは、日本では「箱物行政」と言うのです。

この点も、次の12月定例市議会で、市議のどなたかが質問したら面白くなるでしょうね。

市議会を傍聴する市民もかなり増えるのではないでしょうか・・・・・・



| 小久保 達 | 23:31 | comments (0) | trackback (0) | ★図書館問題で考えたいコト★::議会での答弁を検証しよう |
★「図書館問題」で考えたいコト★ ⇒【議会での「答弁」を検証しよう】No.5                                                                               「駅ビル図書館の可能性」について一歩前進したかもしれません。
                  
きょう(12/05)は、飯能市議会の一般質問を傍聴してきました。

内沼博史議員が「図書館等公共施設の東飯能駅ビル利用について
ということで質問に立つことになっていたからです。

なんと嬉しいことに、内沼議員は、私が当ブログで書いた下記のことを質問してくれたのです。

2007/10/08に書き込んだ
本当に丸広東飯能店の「建物強度の可否」を確認したのでしょうか?を図書館担当者に質問して、
「直接確認はしていない」
「図書館建設に詳しいという建築家から一般論として聞いただけ」

という答弁を引き出してくれました。

さらに、
2007/10/12に書き込んだ
具体的な保証金、家賃を確認したうえで「比較検討」をしたのでしょうか?
を質問して、図書館担当者から
「以前、丸広東飯能店に自治文化課が入居していた時に支払っていた家賃で推測しただけで、現在の大家であるニューシティコーポレーションに直接、確認したわけではない」
という答弁も引き出したのです。

内沼議員はさらに
2007/10/04で書き込んだ
「駅ビル入居の可能性がゼロではない」のに「建てる」のはなぜ? 
をふまえて、
「一般論としてですが、駅ビル図書館はそれが可能ならば望ましい」
という答弁も引き出したのです。

この「駅ビル図書館が望ましい」という答弁を引き出せれば、次は
「駅ビル図書館の可能性が有る間は、新図書館建設は凍結すべきだ」という答弁まで引き出せるかもしれません。





| 小久保 達 | 22:31 | comments (0) | trackback (0) | ★図書館問題で考えたいコト★::議会での答弁を検証しよう |
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