2007-11-20 Tue
飯能商工会議所と駿河台大学の共催で
<第1回・輝け!飯能プランニングコンテスト>が始まります。
一般部門 と 学生部門 とに分けているようです。
私も応募するつもりですが、上記サイトの募集要項を読んだ限りでは、下記の点がやや不明です。
募集している<プラン>が、
A・地域を活性化するイベントのプランなのか?
それとも
B・地域を活性化するビジネスのプランなのか?
C・提案した当人が実現に取り組むプランに限られるのか?
それとも
D・提案者はプランを提案するだけでいいのか?
E・一人で何件でも提案していいのか?
それとも
F・提案は「一人1件」に限られるのか?
G・他地域で事例の無いオリジナルプランに限られるのか?
それとも
H・他地域で類似例が有るプランで応募してもいいのか?
I・主催者が取り組める分野の提案に限られるのか?
それとも
J・主催者が取り組めない分野の提案でもいいのか?
以上について「主催者に確認してみて、回答が得られれば当ブログに書き込みます。
2007-11-21 Wed
昨日の【主催者に確認したいコト】No.1 で、私は
「webサイトの記載を読んだだけでは判らないコト」を5点ほど指摘しました。
一般部門サイトと学生部門サイトのそれぞれのサイトからダウンロードできる「応募書式」を見た限りでは、
どうやら、今回のコンテストで募集しているのは
<商品やサービスを販売して収益を得るビジネスプラン>に限定している
ようです。
しかし、「ビジネスプランに限る」ということは、応募を呼びかけるwebサイトやポスターのどこにも書かれていません。
ただ
① 飯能の人・もの・自然・企業などの地域資源を活用したプラン
② ビジネス・環境・まちや商店街などの地域活性化プラン
と書かれているだけです。
しかも、そのビジネスプランの範囲も、昨日、当ブログで指摘した肝心の
C・提案した当人が実現に取り組むプランに限られるのか?
それとも
D・提案者はプランを提案するだけでいいのか?
のどちらであるか、ということについては全く何も記載されていません。
いままで、全国各地で、今回の《輝け!飯能プランニングコンテスト》のように、「地域を活性化するビジネスプラン」の募集が行われました。
それらのコンテストの中で。最優秀プランに選ばれ、現実に事業化され、成功している事例は、その殆どが「応募者自身が事業化するプラン」だと言われています。
なぜなら、
提案者自身が「自分で事業化したいこと」でなければ素晴らしいプランは生まれないものだからです。
今回の《輝け!飯能プランニングコンテスト》が
「提案者自身が手がけるビジネスに限定している」のであれば、それは極めて妥当なことです。
しかし、そのことがwebサイトにも、ポスターにも記載されていませんので、webサイトの記載だけでも「付け加えておいたほうがいい」と思うのですが、どうでしょうか?・・・・・
2007-11-22 Thu
実は、【主催者に確認したいコト】No.2 で指摘した「確認したい5点」を、
きょう(11/22)、質問メールとして、専用webサイトを運営している飯能商工会議所と駿河台大学のそれぞれの担当者宛に送信してみました。
私が送信した時刻は10:44
「返信が来るのはいつ頃になるだろうかなぁ・・・」
「まさか無視することは無いと思うけどなぁ・・・・・」と考えていましたが、
なんと飯能商工会議所から、さっそく返信メールが届きました。
返信メールを受信した時刻は13:47
予想に反して(?)素早いレスポンスに敬意を表すために、私も仕事を中断して、さっそく、このブログに「質問への回答」を書き込むことにしました。
********************************
A・地域を活性化するイベントのプランなのか?
それとも B・地域を活性化するビジネスのプランなのか?
↓
☆「地域を活性化するビジネスのプランに限る」とのことです。
C・提案した当人が実現に取り組むプランに限られるのか?
それとも、D・提案者はプランを提案するだけでいいのか?
↓
☆「どちらでも構いません」とのことです。
E・一人で何件でも提案していいのか?
それとも、F・提案は「一人1件」に限られるのか?
↓
☆「何件でも可」とのことです。
G・他地域で事例の無いオリジナルプランに限られるのか?
それとも、H・他地域で類似例が有るプランで応募してもいいのか?
↓
☆「他地域で事例の無いオリジナルプランに限る」とのことです
(ただし、飯能の地域資源を活用し活性化が図れると考えられるものであればHでも可)だそうです。
I・主催者が取り組める分野の提案に限られるのか?
それとも、J・主催者が取り組めない分野の提案でもいいのか?
↓
☆「主催者が取り組めない分野の提案でも構わない」とのことです。
********************************
駿河台大学の担当者からの返信メールはまだ届いていませんが、今夜、市内の宮脇書店3Fで開催される会合で、その責任者も出席することになっていますので、直接訊いてみようと思っています。
きょう(11/22)、質問メールとして、専用webサイトを運営している飯能商工会議所と駿河台大学のそれぞれの担当者宛に送信してみました。
私が送信した時刻は10:44
「返信が来るのはいつ頃になるだろうかなぁ・・・」
「まさか無視することは無いと思うけどなぁ・・・・・」と考えていましたが、
なんと飯能商工会議所から、さっそく返信メールが届きました。
返信メールを受信した時刻は13:47
予想に反して(?)素早いレスポンスに敬意を表すために、私も仕事を中断して、さっそく、このブログに「質問への回答」を書き込むことにしました。
********************************
A・地域を活性化するイベントのプランなのか?
それとも B・地域を活性化するビジネスのプランなのか?
↓
☆「地域を活性化するビジネスのプランに限る」とのことです。
C・提案した当人が実現に取り組むプランに限られるのか?
それとも、D・提案者はプランを提案するだけでいいのか?
↓
☆「どちらでも構いません」とのことです。
E・一人で何件でも提案していいのか?
それとも、F・提案は「一人1件」に限られるのか?
↓
☆「何件でも可」とのことです。
G・他地域で事例の無いオリジナルプランに限られるのか?
それとも、H・他地域で類似例が有るプランで応募してもいいのか?
↓
☆「他地域で事例の無いオリジナルプランに限る」とのことです
(ただし、飯能の地域資源を活用し活性化が図れると考えられるものであればHでも可)だそうです。
I・主催者が取り組める分野の提案に限られるのか?
それとも、J・主催者が取り組めない分野の提案でもいいのか?
↓
☆「主催者が取り組めない分野の提案でも構わない」とのことです。
********************************
駿河台大学の担当者からの返信メールはまだ届いていませんが、今夜、市内の宮脇書店3Fで開催される会合で、その責任者も出席することになっていますので、直接訊いてみようと思っています。
2007-11-26 Mon
『第1回・輝け!飯能プランニングコンテスト』は、
「飯能を活性化するビジネスプラン」のコンテストであることが確認されました。
今回のように、地域活性化を目的として、自治体や公益団体、地元企業などが主催する<ビジネスプランコンテスト>に応募する場合、留意するべきことは
「提案者自身が事業化を手がけるビジネス」のプラン
と
「提案者が主催者に事業化を勧めるビジネス」のプラン
とを、分けて考えることです。
今回の『第1回・輝け!飯能プランニングコンテスト』では、
この両方のプランの募集なので、応募する際には、
「誰がそのビジネスを事業化することを前提としたプランなのか?」
を冒頭から明確にしておくべきです。
《応募者自身が事業化するプランで応募する人》へのアドバイス・その1
<地域活性化のためのビジネス>といえども、自分が事業化して成功させたいのであれば、そのビジネスは<自分の足下>にしかありません。
<自分の足下>とは下記の5つです。
1.自分が好きで今も続けてきているコト
2.自分の得意な分野で、特に得意なコト
3.自分がいま働いている業界のコト
4.自分が長年積み重ねてきた業務の中のコト
5.自分自身が切実に必要としているコト
以上の5つの中に、自分にとって最適なビジネスが有るものなのです。
「これからどのようなビジネスが有望なのか?」を探すではなく
「自分は何が本当にやりたいのか?」を探求することなのです。
「飯能にはどのようなビジネスがいいのか?」を考えるではなく
「自分が飯能で成し遂げたいビジネスは何か?」を考えるのです。
「どんなビジネスなら地域が活性化するか?」ではなく
「自分のビジネスで地域を活性化するにはどうするか?」なのです。
「このビジネスで成功するかどうか?」を思案するのではなく
「このビジネスを成功させるにはどうすればいいのか?」を考え抜くことなのです。
<附記>
「自分に最適なビジネス」「起業で成功する人と失敗する人の分岐点」
などに興味の有る人は、当ブログの
★飯能「起業準備」講座★(全57件)の各カテゴリーをお読み下さい。
2007-12-01 Sat
《応募者自身が事業化するプランで応募する人》へのアドバイス・その2
もし、あなたが、<自分で事業化したいビジネスプラン>で応募する場合、最も重要なことは、「そのビジネスをあなたが事業化することの必然性の有無」です。
「ビジネスプラン自体は優れた内容」であったとしても、だからといって、
それで、「そのビジネスが成功する」とは限らないのです。
なぜなら、応募者に「その企画したビジネスを手がける必然性が無い」と、そのビジネスを「始めない」ことが多いからなのです。
「始めたい」と思っても、「始められない」ことが多いからなのです。
無理に始めたとしても、「結局は続かない」からなのです。
<あなたが事業化することの必然性が無いビジネス>というのは、
簡潔に言えば、 【応募者へのアドバイス】No.1 で書いた
「自分の足下ではないビジネス」のことです。
1.「自分が好きで続けてきた」という経験が無い分野
2.必要最低限の知識が乏しい分野
3.自分が働いていた経験の無い業界のコト
4.長年積み重ねてきた体験が無い分野
5.自分自身には必要でないコト
この5つのどれかに該当する分野でのビジネスプランを考えて応募しても、実は、評価されないのです。
アイデアや着眼点が面白がられたとしても、「事業化を期待したい人」とは評価されないのです。
「必然性が無い」というのは、下記のようなコトで説明すると理解して貰えると思います。
(1)例えば、いままで「森林作業」や「森林環境の保全」にまったく関わったことの無い人が、「森林活性化のためのビジネス」でプランニングコンテスト応募しても、相手にはされないでしょう。
確かに、「森林環境保全をビジネスにするプラン」は素晴らしいのですが、
しかし、「それを、なんで、あなたがやるの?」と思われてしまうことが「必然性が無い」ということなのです。
だから、私自身は、森林文化都市宣言をした飯能市や、森林組合に「自分が考えた森林活性化ビジネスプラン」の<提案>や<事業化の要請>はしても、「自分で事業化したいビジネス」として応募しようとは思いません。
(2)例えば、自分で子育てをしたことの無い人、育児や保育に関わったことの無い人が「育児支援ビジネス」や「保育サポートビジネス」で、プランニングコンテスト応募しても、相手にはされないでしょう。
確かに、この「育児支援ビジネス」や「保育サポートビジネス」それ自体は、必要なビジネスですが、
しかし、「それを、なんで、あなたがやるの?」と思われてしまいます。
こういうことが「必然性が無い」ということなのです。
だから私自身は、飯能市や幼稚園経営者に「自分が考えた育児支援ビジネスや保育ビジネス、幼児教育ビジネスのプラン」を提示して、興味の有無を打診することは有っても、「自分で事業化したいビジネス」として応募しようとは思いません。
私は、いま、「私自身のいまのビジネス」で手一杯なので、
今回の<輝け!飯能プランニングコンテスト>には、
「自分が事業化するビジネスプラン」で応募する気はありませんでした。
ところが、主催者に確認したところ<提案するだけのプラン>でもOKとのことなので、いまはその範疇のプランで応募したいと思っています。
2007-12-04 Tue
《応募者自身が事業化するプランで応募する人》へのアドバイス・その3
もし、あなたが、<自分で事業化したいビジネスプラン>で応募する場合、最も重要なことは、
「たとえ、審査で選外になったとしても、自分としては事業化したい」
という分野のビジネスに限って応募することです。
今回の<プランニングコンテスト>に限らず、
全国各地で開催されているビジネスプランコンテストの応募者の中には、
「自分で事業化するビジネスプランの募集」であるにもかかわらず、
「最優秀賞に選ばれたら、事業化したいけれど、選外だったら、そんなプランを事業化したいとは思わない」
という人が意外と少なくないのです。
実は、この「応募者の熱意」と「審査結果」の因果関係は逆なのです。
「審査で選外になったから事業化する意欲が無くなる」のではなく、
「選外になったとしても自分としては事業化したい!という熱意が無いようなプランだから「結果として選外になる」のです。
では、「事業化したい!」という熱意の有無は、応募者のどこをみればいいのでしょうか?
実は、この「熱意の有無の見極め」は意外と簡単なのです。
それは、ただ一つ、
「既に事業化に向かって行動しているか否か?」なのです。
今回の<プランニングコンテスト>の応募要項には、「未発表のアイデアに限る」とは、どこにも書かれていません。
だから、「ビジネスプランを思いついたときから、事業化へ向けた行動を始めてもいい」ということなのです。
「既に事業化に向かって行動しているか否か?」を判断する基準の主な項目は下記のようなことです。
1.既に事業計画書を作成している
2.その事業計画書を周囲の人に見せて意見を求めている
3.周囲のアドバイスを受け入れながら何度も書き直している
4.そのビジネス専用のwebサイトを立ち上げている
5.<可能客>や<見込客>とは既に接触している
6.開設したwebサイトで確実な反応を生み出している
1から6は、意欲さえあればすぐにでも出来ることです。
ということは、逆に言えば、上記の1~7のどれも実行に取りかからずに
「プランを応募しただけ」「審査結果を待っているだけ」の応募者は
「事業化への意欲は極めて低い」とみなされてしまうのです。
(もちろん、「応募者の事業化意欲」を見抜けない主催者も存在しますが・・・・・・)
2007-12-09 Sun
《他者に提案したいプランで応募する人》へのアドバイス・その1
自分で事業化するビジネスのプランではなく、誰かに事業化を提案したプランで応募する場合は、まず、
「誰に事業化してもらいたいのか?」
「誰が事業化すると最適なのか?」
その事業主体(組織・団体・企業)を明確にしておくことが重要です。
今回のプランニングコンテストの条件である、
「飯能の人・もの・自然・企業などの地域資源を活用したプラン」
「ビジネス・環境・まちや商店街などの活性化プラン」の
事業者として相応しい組織・団体・企業としては下記の事業所などが挙げられます。
飯能市役所 飯能観光協会 西川広域林業組合 飯能商工会議所
駿河台大学 飯能信用金庫 テレビ飯能 文化新聞社
丸広百貨店 西武鉄道 その他の地元企業
「これらの事業所が本来取り組むべきビジネスは何か?」
「これらの事業所が取り組んだほうが実現性が高くなるビジネスは何か?」
という視点で考えることも、アイデアを考えつくキッカケになります。
<飯能市役所に提案したいビジネス>
本来、市役所とか公務員は「ビジネスに向かない」ものですが、それでも、
「市役所にしかできないビジネス」「市役所だからこそ出来るビジネス」
「市役所が主体になって展開したほうが上手くいくビジネス」もあるのです。
<飯能観光協会に提案したいビジネス>
飯能に限らず、観光協会の事業というと「与えられた予算を使うこと」しか考えないところが多いのですが、最近は「独自に稼ぐ」という事業に乗り出すところが徐々にではありますが増えてきているようです。
「観光協会にしかできないビジネスは何か?」
「観光協会が主体になったほうが上手くいくビジネスは何か?
という視点で、考えてみたいものです。
観光協会に「独自で稼ぐビジネス」が確立されれば、「予算が無いから何もできない」という事態も解消されていきます。
<西川広域林業組合に提案したいビジネス>
森林文化都市を目指す事業の中核になるべき組織です。
「現在、林業に携わっている人」で構成される組織から、「これから林業に携わりたいという人も含んだ組織」に変換することも可能でしょう。
「林業から森林業への転換」「林業から森林環境業への転換」ということも、新しいビジネスアイデアのキッカケになるかもしれません。
<飯能商工会議所に提案したいビジネス>
どこの商工会議所も「地域での加入率の低下」に悩んでいます。その原因の一つは「商工会議所の存在価値自体が低下している」ことです。
商工会議所が開設された原点に立脚してみることも「これからのアイデアを考える」良いキッカケになるかもしれません。
<駿河台大学に提案したいビジネス>
もともと「教育ビジネス」は利益率が高く、しかも「現金前払い」「返金無し」が当たり前だったので、「昔から儲かるビジネスと言われていた」のです。
いま期待されている「大学ベンチャー」「大学発ベンチャー」には、大学に籍を置く教官や学生が起業すること以外に、「大学自身が取り組む新規事業」という意味合いも含まれるようになっています。
<飯能信用金庫に提案したいビジネス>
信用金庫本来の役目である「地域の資金を集めて地場産業育成に活用する」という原点に立脚すると、意外と簡単に「飯能を活性化するビジネス」のアイデアが閃いてくるものです。
2007-12-10 Mon
「飯能市が輝く!」というのは、具体的には下記のようなことではないでしょうか?
まず「飯能市の良いところ」が広く知られていることです。
全国放送でのテレビやラジオ、全国紙などで頻繁に報道されることです。
そのためには、飯能市での出来事が全国的に注目されることです。
飯能市役所や市民が共に多彩な試みに挑戦していくことです。
その結果として、飯能市の知名度が上がるのです。
飯能市に行ってみようと思う人が増えるのです。
飯能市に転入してくる人が増えるのです。
だからこそ「飯能市に住んでいて良かった」と思っている市民が増えていくのです。
飯能市を「輝かす!」ためには、誰よりもまず、市役所自身が率先して「輝く!コト」に取り組むべきでしょう。
市役所自身ということは、市長だけでなく、市職員であり、市議会議員でもあります。
私が「飯能市に提案したいプラン」は下記のような「試み」を、実現可能なように、収益を生み出すように、組み合わせて、戦略戦術を考えてトライしていくことです。
1.市内の私有林と市有林を公営林として統合し他市に「賃貸」する。
2.市有林の一部を市営の「樹木葬」霊園にしていく。
3.市有林を提供して「森林文化都市学部(もしくは大学)」を誘致する
4.小さな地方都市として初めて「高額賞金の宝くじ」を発行する。
5.西川材で建てた市営住宅で市外からの転入者と税収を増やす。
6.森林文化都市飯能を舞台にした映画とテレビドラマを製作する。
(上記のプランについては順次、解説していきます)
2007-12-12 Wed
飯能市には、既に「駿大の森」と「聖望の森」が有ります。
いずれも市有林を駿河台大学や聖望学園に無償で貸し出しているものです。
駿河台大学も聖望学園も飯能市に在るために、比較的簡単に市内に「森林体験を学習する場」を確保することができましたが、これと同じように「自分たちで育てる森」を確保したいという私立校は意外と多いのではないでしょうか?
「森林文化都市」という言葉には、「森林と都市を結びつける」というイメージが込められているようにも思います。
森林文化都市を目指す飯能が、東京都内や埼玉県内の都市部に在る私立校や私大に対して、自信をもって提供できるのは、市内に点在している市有林を区割りして、それぞれの「学校林」「体験学習林」として貸し出すことではないでしょうか?
地代と賃貸借期間は個別に定めることにして、地図上で区域割りして区画を定め、あたかも「不動産分譲地」を売り出すように、「地代と賃貸借期間」を定めて、借地を希望する私立校を募ってみてはどうでしょうか?
とりあえず、飯能市役所での「説明会」と「現地見学会」の日程を定めれば、参加する学校は結構有るのではないでしょうか。
飯能市内に「学校林」を借りた学校は、年間を通じて何十人、何百人の生徒や学生が何回も飯能にやって来ることになります。常設テントを設営して宿泊施設にする学校も有るでしょう。
それらの学校の教職員の中には、飯能市内に引っ越して来る人が少なくないかもしれません。
中高一貫校の中には、中学校の入学式を植樹祭にする学校が有るかもしれません。既に育っている樹木を伐採して、机と椅子を自作する学校も出てくるでしょう。
「維持と管理に手間がかかって大変だ」という学校からは、別途料金でその管理運営を受託すればいいのです。その作業を請け負うグループも飯能市内には幾つも誕生するでしょう。
自治体の中に、企業を誘致する専門部隊を設置するように、飯能市役所の中に「学校林の貸し出し」を担当する部署を新設してもいいのではないでしょうか?
<附記>
地域活性化のために、自治体が取り組むことは、「市内への転入者を増やす」仕掛けや仕組みを作ることだと思うので、この「市有林を多くの学校に貸し出す」のは最適な仕組みの一つだと、私は確信しています。
2007-12-13 Thu
飯能は昔から、西武線沿線の小学生が遠足に来る場所です。
しかし、天覧山も飯能河原も、そこは「遊ぶ場所」ではあっても、「森林や清流の自然を長期に観察する場所」としては活用されているわけではありません。
森林も里山も、「長期間にわたって、何度も訪れる」ことで、初めて樹木の生育や植生の変化を感じ取ることができるのです。
昨日(12/12)は「市有林を学校林として貸し出す」プランについて書きましたが、それはそのまま、都内や県内の自治体に「区民の森」「市民の森」として貸し出すプランとしても応用できます。
例えば、練馬区や豊島区、文京区、千代田区、中央区、江東区などの、西武池袋線や有楽町線沿線の自治体を事例にして考えてみましょう。
飯能市内に「練馬区民の森」とか「豊島区民の里山」「文京区の山林飛び地」
「千代田区営林」「中央区立森林公園」「江東区立自然山林」などの名称の区画が誕生するのです。
もちろん、20年とか50年の単位で賃貸借契約を結んで、地代と受託管理費などを貰います。
これで、いままではあまり遠足には来なかった文京区や千代田区、中央区、江東区の小中学校の全校が毎年遠足に来るようになります。
さらには学校行事だけではなく、自治会や市民グループ、事業所、区主催の野外イベントなども飯能市内のそれぞれの「区民の杜」「区営林」で開催されるようになるでしょう。
中には「植樹祭」を開催する自治体も有るかもしれません。
やがて区域内の樹木一本一本に「生まれたばかりの区民」の名札を取り付ける自治体も出てくるでしょう。
もしかしたら「樹木葬霊園にしたい!」という自治体も出てきたら、論議を呼び起こすことになるかもしれません。
いずれにせよ、これらの区民が頻繁に飯能にやって来るようになれば、当然「やがては飯能市内に移住したい」という人も増えてくるでしょう。
市有林を私立校、私大、自治体に「学校林」「区営林」として有料で貸し出すことは「民業を圧迫する」ことにはありません。
私有林を所有する個人が、直接、学校法人や自治体と賃貸借契約を結んでもいいし、飯能市が所有者からその私有林を借り上げ、市営林としてから、第三者に貸し出す形式をとることも可能です。
<附記>
地域活性化のために、自治体が取り組むことは、「飯能市に来る人」や「市内への転入者」を増やす仕掛けや仕組みを作ることだと思うので、この「市有林・市営林を沿線の自治体に市民の森・区民の森として貸し出す」ことも最適な仕組みの一つではないでしょうか・・・・・