2008-02-12 Tue
2月6日(水)付けの文化新聞に
「新図書館の早期建設願い、“考える会”が再要望」
揺れる山手町用地問題を懸念
という記事が載っています。
その記事には、市長の発言として下記のようなことが書かれていました。
「色々な立場での意見があるが、図書館建設自体への反対の声はないと認識している。」
たしかに、箱物行政に対する批判が強くなった昨今でも、図書館建設だけは、例外のようで、ほとんどの自治体では、「どこに造るか?」「いつ造るか?」「どのような図書館にするか?」については、住民の意見が分かれることは有っても、「新しい図書館を造る」こと自体に反対する市民はいないようです。
しかし、「住民が新しい図書館を望む」ということは、必ずしも、
「新しい図書館を建設するならどこでもいい」ということではありません。
「どうせ移転するなら、可能な限り、図書館に最適な場所にして欲しい」という願いとセットになっているのです。
文化新聞の記事よると、沢辺市長はさらに下記のように述べています。
「適地は山手町用地以外にはなく、市としては当初の方針通りにやりたい」
確かに「更地に新しい建物を建てるには山手町用地以外に無い」と考える人は多いでしょう。私自身も以前はそう考えていました。
しかし、丸広東飯能店が閉館してから、事態は大きく変わったのです。
市が平成16年に設置した「新図書館懇話会」が、
「位置としては山手町用地が最適という報告書をまとめた」
と言っても、それは、丸広東飯能店の閉館を市民の誰もが想像できなかった時の「判断」でしかないのです。
「事態」は変化するのです。
当初、新聞で報道された「平成19年11月の新規オープン予定」は、結局、必要なテナントが集まらず、現時点では、「旧丸広東飯能店」の今後は全く見えていません。
しかし、当ブログの【東飯能駅ビル新商業施設】(全9件)で書いたように
飯能市が適切な価格で、東飯能駅ビルを購入できる可能性が生じているのです。購入できなかったとしても、テナントとして、新図書館が入居できる可能性がかなり高くなってきているのです。
「駅ビル図書館」の可能性が有る間は、
「山手町用地に数十億円をかけて新図書館を建設する」という
「まず先に箱物を造る」という計画は、“凍結する”という選択肢も、検討に値するのではないでしょうか?
2008-02-13 Wed
現在、飯能での「駅ビル図書館」の可能性は、下記の5通りが考えられます。
1.現所有者から適正価格で購入できる可能性
2.現所有者から要請されて低価格で購入できる可能性
3.所有者から請われてテナント入居できる可能性
4.所有者が「民設公営図書館」を提案してくる可能性
5.所有者が「新図書館の〈民設民営〉」を提案してくる可能性
東飯能駅ビル以外の可能性としては、
6.飯能ペペ4階を借りて図書館に転換できる可能性
もあります。
さらには、「駅ビル」ではなくても、「駅前図書館」であれば
7.丸広飯能店7階(現レストラン)を借りて転換できる可能性
8.サビア3階(駐車場フロア)を借り、改装して転換できる可能性
もゼロではありません。
しかし、「山手町用地」に建設するなら、その新図書館は従来通りの
「公設公営」という運営方法に最初から限定されてしまいます。
その新図書館が「年中無休・朝8時から夜10時までの開館」という、新しい図書館の動向が実現されるという確約が保証されるのでしょうか?
これからの自治体の「施設サービス」には、「公設公営」以外に
「公設民営」や「民設公営」、さらには「民設民営」などの様々な可能性が開けています。
ところが、「山手町用地に新図書館を建設」にこだわることは、これらの可能性の全てを捨てることになるのです。
「過去の方針」にこだわっている人は、このことを承知しているのでしょうか?
1.現所有者から適正価格で購入できる可能性
2.現所有者から要請されて低価格で購入できる可能性
3.所有者から請われてテナント入居できる可能性
4.所有者が「民設公営図書館」を提案してくる可能性
5.所有者が「新図書館の〈民設民営〉」を提案してくる可能性
東飯能駅ビル以外の可能性としては、
6.飯能ペペ4階を借りて図書館に転換できる可能性
もあります。
さらには、「駅ビル」ではなくても、「駅前図書館」であれば
7.丸広飯能店7階(現レストラン)を借りて転換できる可能性
8.サビア3階(駐車場フロア)を借り、改装して転換できる可能性
もゼロではありません。
しかし、「山手町用地」に建設するなら、その新図書館は従来通りの
「公設公営」という運営方法に最初から限定されてしまいます。
その新図書館が「年中無休・朝8時から夜10時までの開館」という、新しい図書館の動向が実現されるという確約が保証されるのでしょうか?
これからの自治体の「施設サービス」には、「公設公営」以外に
「公設民営」や「民設公営」、さらには「民設民営」などの様々な可能性が開けています。
ところが、「山手町用地に新図書館を建設」にこだわることは、これらの可能性の全てを捨てることになるのです。
「過去の方針」にこだわっている人は、このことを承知しているのでしょうか?
2008-03-06 Thu
昨日(3/5)、 【市議会本会議を傍聴】カテゴリーでも書きましたが、
私自身は、
「東飯能駅ビルの再開業」の可能性と、「新図書館建設の着工時期」は、
密接な関係に有ると思っています。
なぜなら、
新図書館が東飯能駅ビルの中にできることになれば、山手町用地にさらに別の図書館を建設するというコトは無くなるし、
山手町用地に新図書館が建設されることに決まれば、図書館が駅ビルに入居するようなことは無くなるのですからです。
市民の中には、
「山手町用地に建設する新図書館と、東飯能駅の駅ビル図書館の2つあってもいいのではないか」と思っている人もいるようですが、資金的に二つの新図書館が可能であるのなら、そういう構想も素晴らしいでしょう。
そうなると、市民の選択肢は下記の3つになるのでしょう。
A・駅ビル図書館だけでいい
B・山手町の新図書館だけでいい
C・無理をしてでも両方に設置すべきだ
もし、市民の要望がCであるなら、その場合は、「山手町用地での建設」と「駅ビルへの入居」のどちらを先にすべきか、ということが課題になるでしょうね。