2009-04-21 Tue
市議選、市長選に関わらず、選挙の投票率を80%以上にするには、かなり思い切った発想の転換が必要だと思います。
「発想の転換」とか「逆転の発想」などというのは、もはや死語にちかいほど古い言葉かもしれません。
いままで、選挙の主役は「候補者」でした。
しかし、これからは、選挙の主役が「有権者」に移っていくのではないでしょうか?
「誰が出るのか?」
「どのような政策を掲げるのか?」
「誰が落ちるのか?」・・・・・いずれも、候補者に対する関心です。
しかし、
「投票率はどれくらいになるのか?」
「○○候補は、どのような人たちが応援しているのか?」
などは、実は、候補者ではなく、有権者そのものに対する関心です。
いままでの選挙は、立候補した候補者の中から、有権者がどの候補者を選んで投票するか?という制度でした。
それに対して、これからは、有権者が候補者の立候補前の段階から関わっていくようになるのではないでしょうか?
いままで、候補者は政党が決めていました。
それはいまでも同じですが、昔と大きく変わったのは、<支持政党無し>のいわゆる無党派層がかなり増えてきたことです。
私のような、政党自体が嫌いだという反党派層まで含めると、とくに固定した支持政党が無いという人が過半数を超えるようになってから、もう10年、20年、いや30年も過ぎています。
しかし、無党派層がまとまった大きなパワーになっていかないのは、候補者を立てることができないからです。
「無党派が特定の候補者を立てたら、それは、もはや無党派ではない」と言う人もいるでしょう。
しかし、いまの日本は、議会こそ政党に属する議員たちが動かしていますが、知事や市長はもはや「無所属」(もしくは無所属を装う人)でなければ当選出来なくなって、既に久しいのです。
たとえば、飯能の市長選。
現職の沢辺さんが自民党支持者で、次の総選挙では自民党候補者を応援しているのは周知の事実ですが、今回の市長選でも、いつものように図々しく「無所属」を装って立候補するでしょう。
立候補を噂されている柏木さんも、保守系無所属と言われていますが、今回の市長選に出るのであれば、やはり無所属で立候補するでしょう。
共産党、公明党、民主党が、沢辺さんと柏木さんのどちらを支持することになるのかはわかりませんが、いままでの経緯から推測すると、公明党は沢辺さんを推すでしょう。
しかし、だからと言って、共産党や民主党が柏木さんを推すとは限りませんし、どの政党がどちらを推したからといって、それで二人の当落が決まってしまうわけではないのです。
誰が市長選に立候補しても、当落を決めるのは無党派層なのです。
この実情は、何も飯能市だけに限られたことではありません。
47都道府県、2000前後の市町村の殆どの首長選挙ではそのようなことになっているのです。
私は、小学生の時から「某政党支持の家庭」で育ってきましたが、25才で自分の判断と意志でその某政党組織から離れて以来、私の反党派歴はもう35年にもなります。
そろそろ、無党派層や反党派層が地域の首長を変える主力になっていく仕組みを構築していかなければならないのかもしれません。
自民党、公明党、共産党の3党は、私の認識では「同じ穴のムジナ」です。
これは、どういうことかと言うと、
「投票率が低くなればなるほど自党に有利」という
同じ構造の上に成り立っているからです。
この3党の幹部、候補者、熱心な党員たちに共通しているのは「本心では投票率が高くならないことを願っている」ところです。
こう書いたからと言って、「私は民主党支持者ではない!」のですから、こんなところでも、いまの日本の政治の無力化を表しています。
私自身は、有権者の過半数を超える無党派が、政治を変える主力になっていく仕組みを試行錯誤していくことが、徐々にではあるが「投票率を向上させる」ことになっていくのではないか、と考えて生きてきました。
私はあと3日(4/24)で還暦。残された時間はもう僅かしか無いのです。
次回は明日(4/22)の07:00頃に掲載します。
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2009-04-22 Wed
私は、日本が現在の<議院内閣制>から<首相公選制>を経て<大統領制>になることを望んでいる人間です。
早く、日本が<憲法第67条だけの改正>に着手して、<首相公選制>が実現されることを願って生きてきました。
日本の政治制度の欠陥は無数にありますが、その中の一つは、「首尾一貫性が無い」ことです。
例えば、国の政治は、<議院内閣制>を採用して、議会で首長を選出する制度にしておきながら、都道府県や市町村は首長を住民の直接選挙で選ぶ制度にしているところです。
<議院内閣制>が本当に良い制度だと思っているのであれば、都道府県の知事は議会が選べばいいのです。市長は市議会が選べばいいのです。
ところが、現在の日本で、知事選挙や市長選挙を廃止して、議会が首長を選ぶ国と同じ制度にすることになったら、おそらく国民の90%以上は大反対するでしょう。
これだけは超党派で足並みが揃うでしょう。
だったら、首相も、国会でなく国民の直接投票で選ぶ<首相公選制>にすれば、国も、都道府県も、市町村も、まったく同じ政治制度が首尾一貫することになるのに、それが全く実現されそうにないのです。
しかし、飯能市を人口85000人の小国と思えば、首相公選制どころか、もう大統領制が実現されているのと同じなのです。
そう考えてみると、大統領選挙の投票率が50%とか、せいぜい60%くらいにしかならないというのは、小国だからこそ、その情けなさが際だってくるのではないでしょうか。
もし、私たちが住んでいる地域が、日本国という1億3000万人という超大国の中に埋没している、人口僅か85000人の飯能市国という小国だったら、どのような政治をしていくことになるでしょうか?
それも、市町村の広域合併の是非と方法を考える視点の一つでもあるのです。
あなたなら、飯能市国を、日本国に併合してもらってその日本国の中でまったく目立たないで埋没していく道を選ぶでしょうか?
それとも、小なりといえども、大に蔑まれないだけの存在感を発揮できる活気有る国になっていく道を選ぶでしょうか?
次は、本日(4/22)18:00頃に掲載します。
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2009-04-25 Sat
私は子供のころから「挑戦」と「実験」ということが大好きでした。
新しいことに挑戦する。
誰もやらないことに挑戦する。
困難なことに挑戦する。
意義の有ることに挑戦する。
自分が本当にしたかったことに挑戦する。
・・・・・・
いま私が「挑戦」したいことは、 「日本の選挙の在り方」を変えていくことです。そのためにも、今度の飯能市長選を、「実験」の場にしてみたいのです。
「投票率を上げる」ということも重要な「目標」ですが、その前に
「選挙を候補者陣営同士の無意味な争い」にしてはならないと、私は思っています。
例えば、7月の市長選が、<現職vs新人>の一騎打ち選挙になった場合、
従来型の選挙では<沢辺陣営vs柏木陣営>の争いになってしまいます。
陣営同士の争いは、「非難と中傷」「ウソとデマ」「謀略と策略」が渦巻き、どちらの陣営が勝ったとしても、双方に「遺恨と疲弊」が残るだけなのです。
ましてや、そこに私が立候補したら、私は双方の陣営から
「小久保は、市長選を攪乱するために相手陣営から送り込まれただけのバカだ!」と言われることになるのは見えています。
この辺のことは、私のもう一つのブログ
「市長を変える・地域から変える・日本が変わる」に2009-02-28付けで
「私が飯能市長選に立候補したら・・・」というタイトルで書いていますので、興味の有るかたはそちらも読んでみて下さい。
市長選を「陣営間に遺恨を残さない」ようにするための「実験」の一つは
市民の興味の的を「候補者を選ぶ」ということから、「飯能の将来を考える」「現在の課題を知る」ことに向けるようにしてみることではないでしょうか?
次回は、<丸広問題>を事例にして「日本の選挙の在り方」を変えていく「実験プラン」を説明します。
次は本日(4/25)18:00までに掲載します。
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2009-04-25 Sat
私が沢辺市長の「お粗末さ」を痛感したのはいわゆる<丸広問題>でした。
その「無能無策のお粗末さ」は、いままで文化新聞に投書として4回に渡って掲載されたので、きょうは省略します。
市長選で、私(?)やその他の新人候補者が、
<丸広問題>を従来型の選挙戦術のセオリー通りに、「絶好の現職批判材料」として沢辺さんを攻撃したら、おそらく、批判や中傷が市民の間に飛び交い、「特別背任の容疑が濃厚だ!」とか「それは名誉毀損だ!訴えるぞ!」などという事態を引き起こし、双方に遺恨を残すことになってしまうでしょう。
もし、私が市長選に立候補するようなことになったら、
この<丸広問題>は、現職批判の材料にはしないで、
「飯能の将来を考える」「現在の課題を知る」具体的な事例にして、市民に、その選択を迫る戦術で選挙に臨むつもりです。
<丸広問題>ついて、市民に選択して欲しい「将来」は、下記のAかBのどちらかです。
A.丸広が飯能店を閉鎖して東飯能駅ビルに移転することを支持し、
今秋、新飯能店が開業するのを楽しみにする。
B.飯能市が丸広から東飯能駅ビルを購入し、そのビルを新図書館、
大型保育園、新福祉センター、新公民館などに転用し、1階から
3階を丸広などの民間企業に貸して家賃収入を得ることを望む。
飯能市民は、「自分たちが望む将来の飯能」として、どちらを望んでいるでしょうか?
私としては、この選択に関する「市民アンケート」の実施を計画しています。
但し、このA案には、「7階8階に飯能市がテナントとして入居し、年間7000万円程度の家賃を毎年払い続けることになる」という可能性と、「結局、丸広は新飯能店の経営にも失敗してまたまた空きビルになる」という可能性が「オマケ」で付いてきます。
もちろん、B案には、「丸広が前所有者に支払った金額 + 明け渡しの協力費」の合計が、飯能市の新たな支出増になります。しかし、その金額は、飯能市が新図書館建設のために用意している金額以下になると言われています。
私自身は自分の願望からなのか、B案を選択する市民の方が多いと予想していますが、「結果」はアンケートを実施しない限り判明しません。
その「市民アンケートの結果」を市長選の候補者に提示して、「市民の要望に応えて動くか?否か?」の返答を求めるようにしたいと考えています。
つまり、私は
「候補者の政策や公約を聴かされる選挙」
「候補者が提示する政策の中からしか選べない狭い未来を決める選挙」
から
「市民の要望を候補者に聴かせる選挙」
「市民の将来に対する夢や可能性を汲み上げていくための選挙」
に変えていきたいのです。
次は明日(4/26)07:00までに掲載します。
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2009-04-27 Mon
私が「市長選出馬表明」した第一の目的は「無投票になることの阻止」です。
その目的は、市議選終了後に、私以外の人が出馬表明してくれることで達成されます。早く、誰かが立候補を表明してくれることを望んでいます。
私の「出馬表明」の第二の目的は、「市長選への関心を高めて投票率を80%以上にすること」です。
そのために、「立候補予定者」としての私が現時点で考えているのは下記の3点です。
1.立候補予定者を増やす。
市長選への関心度は、立候補者が増えるほど高くなるからです。
確かに「現職と新人との選挙」では、候補者が増えるほど「現職有利」に作用するのは承知しています。だからといって、私が「私以外には立候補しないで欲しい」と願うことは「投票率を高めたい」という目的に反します。
2.できるだけ「若い人」に立候補を呼びかける。
私は、「市長選への関心を高めて投票率を上げる」ためには、自分の「当選」よりも「若い人が立候補する」ことを優先させています。
それには私のような60代の人間よりも、50代の人に立候補して欲しいのです。
できれば50代よりも40代の人に立候補して欲しいのです。
40代よりも30代の人が立候補したら、さらに関心が高まるのです。
次の市長選に、最年少の25才が立候補したら、確実に関心が高まります。ましてや、その25才が女性だったり、学生だったりしたらさらに関心は高まるでしょう。
25才なら「落選」しても失うものはありません。むしろ、「25才での市長選立候補の体験」から得られるものは計り知れないでしょう。
3.市長選そのものに「新しい話題」を提供していく。
7月の市長選への関心を高める最も確実な方法は、全国的なメディアに
「注目したい市長選」として取り上げてもらうことです。
その「新しい話題」とは、「市長選への関心を高める」ために、あえて、全国的な話題になるような「挑戦」と「実験」を提案し、提起していくことです。
飯能市長選が、告示前から、「興味を喚起する話題」でメディアに取り上げられることによって、結果的に飯能市民の関心も高まっていくのです。
たとえ、その話題が、一部の市民から「奇異を衒いすぎている」と批判されてもかまいません。「面白いじゃないか!」と思ってくれる人が一人でもいる限り、メディアに取り上られるように何度でも情報発信していくつもりです。
平凡な市長選では、全国紙や全国放送のテレビラジオでは、投票結果しか報道されません。
その、「市長選に関する新しい話題」(興味を喚起する話題)については次回以降に書いていきます。
次は本日(4/27)18:00までに掲載します。
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2009-04-27 Mon
私が市長選立候補予定者として、みなさんに訴えていきたいことは
この飯能を「住んでいることを誇れる街にしていこう!」ということです。
これは、私が2006年1月に当ブログを開設したときからサブタイトルとして提唱してきていることです。
では、どのような飯能市であれば「住んでいることが誇れる」のでしょうか?
もちろん「沈滞しているまち」よりは「活気の有るまち」のほうが誇れます。
「つまらないまち」よりは「面白いまち」のほうが誇れます。
「不便なまち」よりは「便利なまち」のほうが誇れます。
「知名度の低いまち」よりは「知名度の高いまち」のほうが誇れます。
「住んでいることを誇れるまち」であることの条件は人によって多種多様でしょう。
その中で、私がいますぐ取り組みたいのは
「飯能市の知名度を上げる」ことです。
だから私は、7月の市長選も、「東京近郊の小さな自治体の単なる市長選」ではなく、「飯能市の知名度を高める絶好の機会」にしたいのです。
そのために市長選では、どのようなことに挑戦すればいいのでしょうか?
7月の飯能市長選を「全国から注目される選挙」にして、飯能市の知名度を一気に上げる「4年に1度しかない絶好の機会」として、私が立候補予定者の一人である沢辺市長に提案したいのは
「投票率の向上に候補者も責任を待つ選挙」
にしよう!ということです。
投票率を上げるのは選挙管理委員会だけの仕事ではないはずです。
私は、「候補者も選挙の投票率には責任を持つべきだ」と考えている人間の一人です。
候補者は、有権者に強い感心をもたれる存在であるべきです。
そのためにも、立候補予定者は、早い段階から「有権者の関心を高める政策や公約、地域の将来ビジョン」を掲げるべきだと思っています。
それが、公費で運営される選挙に立候補する者に課せられている役割だとも思っています。
では、「投票率向上に責任を持つべき候補者」は、立候補を表明した段階からどのようなことをすればいいのでしょうか?
それを次回から集中的に提示していきます。
このブログを読んでいてくれる人の中で、沢辺市長と会話のできる人は、ぜひ、きょうからは、このブログにも目を通すべきであると進言してみて下さい。
それでも、沢辺さんが、このブログに興味を示さないのであれば、それはそれで構いません。
次は明日(4/27)07:00までに掲載します。
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2009-04-28 Tue
「候補者が選挙の投票率の向上に責任を持つ」ということは、
具体的にどのようなことになっていくのでしょうか?
そこで、まず、私が「候補者としての責任の取り方」の一つ
として
「投票率が49%以下だったら開票しないで候補者全員がその選挙を辞退することして、再選挙には立候補しない」ことを提案したいと考えています。
もちろん、この提案に同意する全候補者同士の間で覚え書きを交わすこともこの提案には含まれています。
私は、この<選挙の投票率に候補者が責任を負う仕組み>を、7月の市長選で挑戦してみれば、それば、必ず全国的に関心を持たれると期待しています。
そのためにも、私は、市長選の立候補予定者に対して
「覚え書きの締結を提案してみる」という実験をする予定です。
もちろん、現職の沢辺市長が、この「候補者全員が投票率に責任を持つ」という提案に対して、無視しようと、反対しようと、そのこと自体も「話題」として全国のメディアに発信していく予定です。
私の提案のポイントは下記の5点です。
1.この「投票率に候補者も責任を持つ」という考え方自体の是非を
飯能市だけでなく、日本中の有権者に問いかけていく。
2.全候補者で取り交わす覚え書きだけで、「選挙の無効」を決め、
「再選挙の実施」を求めることができるか否かを法務省に確認する。
3.「せっかく投票したのに候補者だけで勝手に選挙を無効にするな!」
という有権者への説得も投票日までの候補者の課題である。
4.この「候補者同士の覚え書き」は前代未聞の試みなので
飯能市以外の市長選でも続いて実施されるようにしていきたい。
5.小久保から提案される「覚え書き締結」に対する立候補予定者の
反応は、賛否の態度だけでなく、その理由も全て当初から公開される
この「選挙の在り方」から市長選を変えていく、飯能市での「挑戦」と「実験」は、その結果如何にかかわらず、「挑戦したこと」自体、「実験に踏み切ったこと」自体が全国的なニュースになっていくことを私は期待しています。
私は、これも「飯能市の知名度を高める実験」の一つと位置づけています。
次は明日(4/27)07:00までに掲載します。
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