2009-09-22 Tue
「活性化」に関しては、このブログで何度も触れてきました。
2007-02-03 Sat
★「地域活性化」を考える★ ⇒ 【活性化は「目的」?「手段」?】 1件
<地域活性化>とは、誰の目的なのか? → 自治体の目的ではないのか?
2007-02-04 Sun ~4件の書き込み
▲地域活性化を考える▲ ⇒ 【何が地域活性化なのか?】
いつも「新しいこと」「面白いこと」が企画され、実行されているのが<地域活性化・その1>では?
「転入してくる人」や「訪れる人」が増えているのが<地域活性化・その2>では?
「地元にお金が落ちるようにならなければ活性化ではない!」と思っている人は多い
(仮称)飯能市活性化協議会の活動に期待したい
最近、私は、自分の「意見」や「提案」を、一枚の名刺大カードに書いて、それを出会った人に提示して、そこから意見交換をするようにしています。
地域活性化に関しては<地域活性化が進展しない理由>というタイトルで下記のような5項目を提示しています。
①「地域活性化を唱えている人」は「ただ唱えているだけ」で自分では
行動していないから
②「何が地域活性化なのか?」ということすら自分の頭で考えようとは
していないから
③「地域活性化は手段にすぎない!」という人でも、その「目的」を
定められないから
④「地域活性化自体が目的だ」という人でも「活性化された地域の姿」
を描けないから
⑤地域活性化のために「自分が何をしたらいいのかよく判らない」
という人が多いから
みなさんの考えはどうでしょうか?
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2009-09-29 Tue
簡単で、確実で、面白い「テスト」があります。
誰でもいいですから、あなたの周囲の人たちに下記の質問をしてみて下さい。
「地域を活性化しよう!とよく言われますが、どういう状態が、活性化した地域なのだと思われますか?」
おそらく、多くの人が、すぐには答えられないと思います。
それほどに、「地域活性化」は曖昧な言葉なのです。
あなた自身は、同じ質問をされたら、どのように答えるでしょうか?
ある人は「地域全体が生き生きとしているコト」と答えるかもしれません。
しかし、そのような答えでは、
「地域全体が生き生きしているとは、どのような状態なのか?」
という新たな疑問が生じてきます。
「どういう状態が、活性化した地域なのでしょうか?」と、問われれば
ある人は「いつも面白いコトが起きている地域のコト」と答えるかもしれません。
しかし、何を「面白い!」と思うかは、人によって千差万別です。
しかも、「面白い!」という言葉には
「ワッハッハ!」と「笑える」ことを意味する場合もあれば、
「自分が夢中になる」ことを意味する場合もあり、
さらには「興味深い」ことを意味する場合もあります。
「面白い地域になる」ということだけではなく、
「楽しい地域になる」
「ワクワクする地域になる」
「新しいことに挑戦する地域になる」・・・といくらでも列挙できます。
「どういう状態が、活性化した地域なのでしょうか?」と、問われれば
答えられる内容はおそらく無数になるでしょう。
だからこそ、かえって「何をすれば地域が活性化するのか?」ということまで明確になっていかないのです。
だから、「活性化」に対して、有効な対策が考えられないのです。
つまり、「地域活性化」にとって、最初に必要なことは
「地域が活性化する」とは、具体的に、どのような地域になることなのかを明確にすることなのです。
「地域活性化」とは、そこから始まるのです。
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2009-09-30 Wed
「活性化している地域」とは、そこに住んでいる多くの人たちが、
「生き生きとしている地域」のことです。
誰でも、自分の人生に「夢」を描くことができれば「生き生き」としてきます。
「夢を描く」のに、お金は不要です。
「地域差」は有りません。
だから、誰でも、どこに住んでいても、いますぐ「夢を描く」ことだけは出来るのです。
「活性化している地域」とは、そこに住んでいる多くの人たちが、
「面白いコト」「新しいコト」「意義の有るコト」に取り組んでいる地域のことです。
「活性化している地域」とは、そこで行われていることが、全国から注目され、その結果も注目される地域のことです。
自分たちだけが「面白いコト」だと思っていても、「新しいコト」でなければ注目はされません。
しかし、「新しいコト」であっても「意義の有る」ことでなければ注目されないのです。
「活性化している地域」とは、その「地域」が全国から、いつも注目され、大きな期待を寄せられている地域のことです。
他の地域の人たちも「参考にしたい」と思う「具体的な夢」を描いて、その実現に挑戦していけば、そのことだけで、注目され、期待されるようになるのです。
2009-10-01 Thu
活性化している地域は、いつも全国から注目されています。
もちろん、事件や事故、悪いニュースで注目されるのではありません。
「面白いコト」をしているからです。
「新しいコト」を実験的に試みているからです。
「意義の有るコト」を成し遂げようとしているからです。
「困難なコト」「高い目標」に挑戦しているからです。
活性化している地域は、いつも何かが「増えて」います。
その地域の人口が増えています。
人口が少なくても、その地域に関心を持つ人が増えています。
その地域で生まれたモノ、作られたモノが増えています。
だから、その地域を訪れる人が増えています。
その結果、その地域に移り住む人が増えています。
活性化している地域は、幾つもの尺度の値が「増えて」います。
その地域に住んでいるコトを誇れる人が増えています。
その地域に住み続けようと思っている人が増えています。
その地域に対する知名度だけでなく好意度が飛躍的に増えています。
どうやら、地域活性化とは、「増やす」コトなのかもしれません。
だから、
「地域に落ちるお金が増えなければ活性化したとは言えない」とか
「地域で循環するお金が増えなければ活性化しても意味がない」と
思っている人が多いのかもしれません。
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2009-10-02 Fri
地域を活性化する基本的な方法は、「活性化したい!」と
思っている人自身が、自分の「好きなコト」を、
自分の「好きな方法」で、まず「始めてしまう」ことなのです。
例えば、私(小久保)自身の「してきたコト」「しているコト」「しようと思っているコト」を事例にしてみましょう。
私は「落語」が好きです。
もちろん、「自分が落語をやるのが好き」なのではなく
、「プロの噺家の落語を聴くのが好き」なのです。
だから、「落語会を開催する」といっても、「自分の素人落語をお客に聴いてもらう会」ではなく、「プロの噺家の落語を生で聴いてもらう会」を開くことにしたのです。
私は「プロの噺家の落語を聴くのが好き」ですが、「上手い噺家」とか「面白い噺家」というのではなく「自分の好きな噺家」の落語を聴くのが「好き」なのです。
この「自分の好きな落語」で「地域の活性化に関わりたい」と思って、自分の「好きな方法」で始めたのが「自分の好きな落語家だけを飯能に呼んで落語会を開く」というコトでした。
それは一般的には<地域寄席>と呼ばれています。
しかし、中には「地域寄席で落語会を開いても少しも地域の活性化なんかにはならない」と思う人もいます。
そういう人と「落語会の開催は地域活性化になるか?否か?」を議論しても無意味です。
「落語会なんかで地域は活性化しない!」と思う人はやらなければいいのです。
「好きでもない落語会」に来る必要も無いのです。
地域で落語会があれば「落語を聴くのが好きな人」は、お客さんとして、やって来るのです。
やってくるお客さんが10人なのか? 50人なのか? 100人なのか? それとも1000人なのか?それは、実際に落語会を始めてみなければ判らないのです。
もちろんイベントとしての「落語会の開催」には経費がかかります。
最低でも、飯能に来てもらう落語家さんの出演料、会場の使用料、宣伝のためのポスター、チラシの印刷費などです。
だから、「地域寄席の落語会」は入場料をもらいます。
それが赤字になるか?黒字になるか?は、やってみなければわかりません。
「赤字になる可能性が有った」としても、迷わずに始めることが出来たのは、それが「自分の好きなコト」だったからです。
「儲かるか?損するか?」は、やってみなければ判りませんが、「好きだ!」ということは始める前から判っているのです。
だから迷わず「始める」ことができたのです。
「落語会を始めるコト」が「地域の活性化になるか?否か?」は判りません。
しかし、「好き!」なのは最初から判っているのです。
少なくとも、「好きな噺家だけを呼ぶ落語会」を主催する自分自身は、そのことで「活性化した」のです。
だから迷わず「始める」ことができたのです。
地域活性化の第一歩は、「地域を活性化したい!」と願う自分自身が活性化することを「始める」ことなのです。
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2009-10-03 Sat
地域寄席で落語会を始める人は意外と多いものです。
しかし、せっかく始めた新しい落語会も、その多くが数回で途絶え、長くても2,3年で休止してしまう事例が少なくないのです。
<有望若手応援寄席>は、始めて10年目を迎え、毎月欠かさず開催し続けて、先月で第107回を数えました。
しかし、だからと言って、私は「この落語会で飯能が活性化した」とは思っていません。そもそも、私自身が、「地域活性化のために始めた」とは思っていないのです。
「落語が好きだから」始めたのです。
「落語会を地域で毎月主催するのが面白そうだったから」始めたのです。
続けているうちに、「結果的に儲かればいいなぁ」「飯能が落語で活性化すればいいなぁ」という「願望」(妄想?)は抱いていました。
毎回の落語会に来てくれるお客さんの数は、バラツキがありましたが、今年の4月までは80人~130人くらいでした。
この調子でいけば、市民会館の小ホール(300席)を満杯にする日も「遠くはない」という希望が湧いてきていました。
市民の中には、「小久保さんは毎月落語会をやってなんとか飯能を活性化しようとしている」と、言ってくれる人は少なくありません。
そのように言われるのは、嬉しいのですが、前述したように、私は「地域活性化のために落語会を始めたわけではない」のです。
おそらく、その人の「地域活性化のイメージ」には「イベントを主催する」「イベントを続ける」ということが大きな位置を占めているのかもしれません。
現実には、「飯能市内で毎月落語会が開かれている」ことを知っている市民はまだ10%以下ではないでしょうか。
そんな程度のことだと思います。
第101回目の4月から、会場を変え、出演者の顔ぶれも一新し、さらに、毎月1回開催から毎月2回開催にしてから来場者が激減しました。
最近は20人~50人くらいです。
このことには、おそらく、私が市長選に立候補し、断トツの最下位で落選したことも大きく影響しているのだと思います。
たぶん「小久保は選挙のために落語会を続けていたのか?」と思ってしまった人も多いのでしょう。
ここで、もし、私が落語会(地域寄席)を止めてしまったら、「やっぱり選挙のためだったからじゃないか」と決めつけられるでしょう。
しかし、続けたら続けたで、「次の市長選も出るつもりだから落語会は赤字でも続けるのだ」と思われてしまいます。
しかし、どのように誤解され、曲解されようと、「落語が好き」「地域で落語会を主催することは面白い!」ということに変わりはないのです。
市長選で惨敗し、借金を増やし、多くの労力が徒労に終わったうえに、一部(?)の人に嘲笑されて、かなり落ち込んだ時もありましたが、それでも「落語会を続けていた」ことが、私自身のこれからの「活性化への希望」になっているのです。
飯能での落語会を、主催者である「私だけの個人的な活性化」に終わらさず、「地域の活性化」につなげていくのが、これからの私の課題です。
それまでは、落語会を「続ける」というのが、いまの私の「決意」であり、「心境」なのです。
2009-10-04 Sun
せっかく始めたイベントを「続けていく」ためには、主催者自身が楽しんでいることが不可欠です。
活性化の大敵の一つに「マンネリ」があります。
私も<有望若手応援寄席>を続けていて、この「マンネリ感」に悩みました。
私が飯能に呼んでいた柳家三三、春風亭柳朝、古今亭菊之丞、三遊亭兼好という若手真打ちの4人は、私の「大のお気に入り」です。
しかも、柳家三三は「都内での独演会はチケット入手困難」になり、フアンの間では「都内の独演会は完売でも、飯能での独演会は会場が和室なので行けば必ず入場できる」「しかもたっぷり聞ける」というのがクチコミで広がり、毎回150人を越えるようになっていたのです。
しかし、私が始めた落語会は<有望若手応援寄席>なのです。
柳家三三を初めて飯能に呼んだときは、三三は噺家になってまだ5年目の「二つ目」だったのですが、最近では、人気度から言えばとっくに「有望」という段階は過ぎています。
いまの東京の落語界には、「有望な若手」が大勢誕生してきています。
「将来が有望な若手を応援する落語会」としては、三三、柳朝、菊之丞以外の「もっと若い二つ目」を呼ぶべきだということで、2年前から三遊亭兼好を加えることにしたのです。
ところが、嬉しいことに、兼好も「急激に上手くなり」「人気者」になってきました。
だから、興行的には、大勢のお客をお客さんの呼び寄せてくれる4人のままの「顔ぶれ」のほうが「黒字」なのですが、その「安心感」が私の中に「マンネリ」を生み出していたのです。
そこで、思い切って「出演者を全員若手の二つ目に入れ替える」という「決断」をしてみました。
2009年4月の第101回目を、「100回突破記念特別興行」として、いままでの4人の他に、7年前に「有望若手応援寄席を卒業した」入船亭扇辰も加えて「5人勢揃い」興行を超満員で実施しました。
とりあえず、そこで一応の「区切り」をつけ、翌月の第102回目から、出演者の顔ぶれを一新しました。
その新しい出演者が、立川志の吉、三遊亭王楽、三遊亭きん歌、春風亭一之輔、鈴々舎わか馬、桂才紫、林家たけ平、立川談修の8人です。
結果は、会場が変更したこともあって、昨日(10/3)書き込んだように「数字的にはかなりのマイナス」です。半分以下どころか、一気に4分の1、5分の1までになったのです。
しかし、これでマンネリだった私の目が覚めて、私自身は「活性化」したのです。
いままでは「毎回100名を超える来場者」で満足して、集客の手を抜いていたのです。
しかし、いくら「遊び」で続けている落語会であっても、これ以上の「累積赤字」はかなりの負担です。
この累積赤字を「挽回」するのには、現在の会場(絹甚、原町会館)を満員にすることではなく、当面は飯能市民会館小ホール(300席)や大ホール(1000席)を年に2,3回は満員にしなければならないと思うようになりました。
小ホールを満員にする落語会として、2010年1月24日(日)に、「三遊亭王楽真打ち昇進披露興行in飯能」を設定してみました。
大ホールを満員にする落語会としては、2010年6月頃に、ある人気噺家の「襲名披露興行in飯能」を準備しています。
すでに<有望若手応援寄席>では150人の来場者を重ねていたのですから、小ホールを満員にするのはさほど高い目標ではありませんが、大ホール(1000席)を満員にするのは、現時点では「冒険」と言ったほうが適切かもしれないほどの「挑戦」です。
しかし、「高い目標への挑戦」が無ければ、個人も地域も、自治体も「活性化しない」のです。
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2009-10-05 Mon
長く続いたが、それ故にマンネリになってしまった「地域イベント」を活性化させる方法は幾つも有ります。
1.主催者を変える
2.会場を変える
3.顔ぶれを変える
4.時期(時間帯)を変える
5.内容の構成を変える
6.主旨を変える
7.狙い(目的)を変える
8.回数を減らす
9.逆に回数を増やす
私が主催してきた<有望若手応援寄席>は、思い切って「1.主催者を変える」ということで、私自身が「主催者を辞める」ということを試みたのですが、後を引き継ぐ人が現れず、そのまま今日まで続いています。
そこで、たまたま定例会場にしていた<一丁目倶楽部>が改修工事でしばらく使用できなくなるのをキッカケに、「絹甚」に変えてみました。
しかし、その結果は、会場が「狭く」なり、飯能駅から「遠く」なり、「道順も初めての人には判り難く」、なおかつ「駐車場が無い」ということも重なって来場者は半減。
出演者の「顔ぶれを変えれば来場者は減る」ということは予め予想できていましたから、「驚き」ではありませんでした。
飯能に呼びたい噺家が大勢いるので、新たに<還暦落語会>と<成長中堅期待寄席>という落語会を新設して、月1回開催から月2回開催に「増やし」ましたが。これも「来場者総数の減少」になってしまいました。
「時間帯」も、いままでの<有望若手応援寄席>が「日曜日の夜」だったので、新しい<成長中堅期待寄席>は「土曜日の午後」にしてみました。
市内の年配者から「落語会には行きたいけど、夜は外出できないのよ」「昼間だったら聴きに行けるんだけど・・・」と言われていたのですが、結果は、意外にも「昼席は夜席の時よりは少ない」のです。
これは、入間市の扇町屋商店街の有志が主催している<若手応援町屋寄席>も同じでした。ここでは先月から「日曜の夜」から「日曜の午後」から変えてみたのですが、やはりお客は減ってしまったのです。
残る方法は「構成を超える」「主旨を変える」「狙いを変える」ことなのですが・・・・・
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2009-10-06 Tue
マンネリになってきた「地域イベント」を活性化させるには
「そもそもの原点に立脚して再考する」ことが不可欠です。
私は、なぜ、地域で<有望若手応援寄席>を始めたのか?
その「原点」をまとめると下記の4点に集約されます。
A・自分が好きな噺家を飯能の人に「聴いてもらいたい」のだが、飯能の人を都内の寄席や落語会に何度も連れて行くのは手間と時間とお金がかかって面倒だ。
B・それよりは、噺家のほうを飯能に呼んで、飯能で落語会を開けば、そこに地元の人に来てもらうほうが一度で済むので簡単だ。
C・都内の落語会に「お客で通う」だけでは「好きな噺家と親しくなれる機会」は無いが、飯能で「噺家の独演会を主催する」ようになれば、主催者である私だけは「噺家と親しくなれる」
D・あえて言えば「好きな噺家のために始めた」のであって、「お客さんのために始めた」のではない
つまり、「好きな落語家と親しくなりたい」というのが私の原点で、「落語会で地域を活性化しよう!」とか「お客を増やして儲けよう!」という気持ちは無かったのです。
そもそも、「月1回程度の小さな落語会」で地域が活性化するとは思っていません。(今も)
噺家と主催者が親しくなるには「高い出演料を払う」ことより、「噺家が望む落語会を設定する」ことだと私は思っていました。
「噺家が望む落語会」とは下記のようなものだと勝手に思っています。
1.噺家にとって「成長の場」になること
(たっぷりの出演時間と新しい試みが自由にできること)
2.自分のフアンが増えること
3.続けていることが他の噺家に自慢にできること
4.先輩や後輩に紹介したときに喜ばれること
落語会が「金儲け」のための「商売」であれば、「お客のための落語会」でなければならないので、「お客が求めている落語会にしなければならない」のでしょう。
しかし、お客が落語会に求めている「本音」は「もっと他の噺家も落語も聴きたい」ということであり、「もっと有名な噺家を呼んで欲しい」ということなのです。
私は、その要望には応えられません。
なぜなら「飯能に呼びたいとは思わない噺家」は意外と多いし、「有名な噺家」はギャラが高いので、少なくとも小ホール(300席)を満杯にしないと大赤字になってしまうからです。
私が応えられるのは「地域で落語会が有るなら聞きに行きたい」という人たちの要望だけなのです。
「好きな噺家を飯能に呼ぶため」というのが「始めた動機」です。
「好きな噺家と親しくなるため」というのが「続けている目的」です。
この「原点」に立ち返って再考してみたら、いくつかの「活性化策」が浮かんできました。
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2009-10-07 Wed
私にとって「活性化している地域」とは、落語という分野に限定して言えば、私が主催している<有望若手応援寄席>や<成長中堅期待寄席>の来場者が増えて、「私だけが儲かっている」ことではなく、
私以外にも地域寄席を主催する人が「増えている」ことです。
自分の好きな噺家を飯能に呼んで落語会を主催する人が10人になれば、開催される落語会の数も10倍になります。
そうなれば、当然のことですが、市外から飯能の落語会に来る人の数も10倍になります。
飯能には地域寄席に相応しい会場がたくさん有ります。
一丁目倶楽部や原町会館など、町内会の集会場の大部分は、幕付の舞台が備えられています。舞台が無くても寺院の本堂も落語会には適しています。たとえば、能仁寺や観音寺、広渡寺、心応寺などでは落語家が開かれたことがあります。
幼稚園や教会でも可能です。小中高校の教室や体育館でも可能です。
さらに飯能には「店蔵絹甚」以外にも、「そば工房・時」や「スタジオくら」などの「蔵」が沢山ありますが、「蔵造り」の建物は、落語会の雰囲気として最高!です。
落語は特に「舞台」が無くてもできるので、それなりの広間が有るなら、飲食店だけでなく、個人の住宅でも可能なのです。
私の概算では、飯能駅を中心に半径2キロ以内だけでも、落語会の開催が可能な会場は100ヶ所以上有ると思っています。
いま私が夢想しているのはそれらの会場を使用して集中的に落語会を開催して、市外から大勢の人を呼び寄せる<飯能落語まつり月間>です。
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