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★地域活性化の思考プロセス★ ⇒【4・マンネリを打破するには?】No.1                                                      「マンネリ打破」と「高い目標への挑戦」を!
                
せっかく始めたイベントを「続けていく」ためには、主催者自身が楽しんでいることが不可欠です。

活性化の大敵の一つに「マンネリ」があります。

私も<有望若手応援寄席>を続けていて、この「マンネリ感」に悩みました。

私が飯能に呼んでいた柳家三三、春風亭柳朝、古今亭菊之丞、三遊亭兼好という若手真打ちの4人は、私の「大のお気に入り」です。

しかも、柳家三三は「都内での独演会はチケット入手困難」になり、フアンの間では「都内の独演会は完売でも、飯能での独演会は会場が和室なので行けば必ず入場できる」「しかもたっぷり聞ける」というのがクチコミで広がり、毎回150人を越えるようになっていたのです。

しかし、私が始めた落語会は<有望若手応援寄席>なのです。

柳家三三を初めて飯能に呼んだときは、三三は噺家になってまだ5年目の「二つ目」だったのですが、最近では、人気度から言えばとっくに「有望」という段階は過ぎています。

いまの東京の落語界には、「有望な若手」が大勢誕生してきています。

「将来が有望な若手を応援する落語会」としては、三三、柳朝、菊之丞以外の「もっと若い二つ目」を呼ぶべきだということで、2年前から三遊亭兼好を加えることにしたのです。

ところが、嬉しいことに、兼好も「急激に上手くなり」「人気者」になってきました。

だから、興行的には、大勢のお客をお客さんの呼び寄せてくれる4人のままの「顔ぶれ」のほうが「黒字」なのですが、その「安心感」が私の中に「マンネリ」を生み出していたのです。


そこで、思い切って「出演者を全員若手の二つ目に入れ替える」という「決断」をしてみました。

2009年4月の第101回目を、「100回突破記念特別興行」として、いままでの4人の他に、7年前に「有望若手応援寄席を卒業した」入船亭扇辰も加えて「5人勢揃い」興行を超満員で実施しました。

とりあえず、そこで一応の「区切り」をつけ、翌月の第102回目から、出演者の顔ぶれを一新しました。

その新しい出演者が、立川志の吉、三遊亭王楽、三遊亭きん歌、春風亭一之輔、鈴々舎わか馬、桂才紫、林家たけ平、立川談修の8人です。

結果は、会場が変更したこともあって、昨日(10/3)書き込んだように「数字的にはかなりのマイナス」です。半分以下どころか、一気に4分の1、5分の1までになったのです。

しかし、これでマンネリだった私の目が覚めて、私自身は「活性化」したのです。

いままでは「毎回100名を超える来場者」で満足して、集客の手を抜いていたのです。

しかし、いくら「遊び」で続けている落語会であっても、これ以上の「累積赤字」はかなりの負担です。

この累積赤字を「挽回」するのには、現在の会場(絹甚、原町会館)を満員にすることではなく、当面は飯能市民会館小ホール(300席)や大ホール(1000席)を年に2,3回は満員にしなければならないと思うようになりました。

小ホールを満員にする落語会として、2010年1月24日(日)に、「三遊亭王楽真打ち昇進披露興行in飯能」を設定してみました。

大ホールを満員にする落語会としては、2010年6月頃に、ある人気噺家の「襲名披露興行in飯能」を準備しています。

すでに<有望若手応援寄席>では150人の来場者を重ねていたのですから、小ホールを満員にするのはさほど高い目標ではありませんが、大ホール(1000席)を満員にするのは、現時点では「冒険」と言ったほうが適切かもしれないほどの「挑戦」です。

しかし、「高い目標への挑戦」が無ければ、個人も地域も、自治体も「活性化しない」のです。


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| 小久保 達 | 21:29 | comments (0) | trackback (0) | ★地域活性化の思考プロセス★::4・マンネリを打破するには? |
★地域活性化の思考プロセス★ ⇒【4・マンネリを打破するには?】No.2                                                             マンネリ化したイベントを活性化する9つの定番方法
   
長く続いたが、それ故にマンネリになってしまった「地域イベント」を活性化させる方法は幾つも有ります。

   1.主催者を変える
   2.会場を変える
   3.顔ぶれを変える
   4.時期(時間帯)を変える
   5.内容の構成を変える
   6.主旨を変える
   7.狙い(目的)を変える
   8.回数を減らす
   9.逆に回数を増やす

私が主催してきた<有望若手応援寄席>は、思い切って「1.主催者を変える」ということで、私自身が「主催者を辞める」ということを試みたのですが、後を引き継ぐ人が現れず、そのまま今日まで続いています。

そこで、たまたま定例会場にしていた<一丁目倶楽部>が改修工事でしばらく使用できなくなるのをキッカケに、「絹甚」に変えてみました。

しかし、その結果は、会場が「狭く」なり、飯能駅から「遠く」なり、「道順も初めての人には判り難く」、なおかつ「駐車場が無い」ということも重なって来場者は半減。

出演者の「顔ぶれを変えれば来場者は減る」ということは予め予想できていましたから、「驚き」ではありませんでした。

飯能に呼びたい噺家が大勢いるので、新たに<還暦落語会>と<成長中堅期待寄席>という落語会を新設して、月1回開催から月2回開催に「増やし」ましたが。これも「来場者総数の減少」になってしまいました。

「時間帯」も、いままでの<有望若手応援寄席>が「日曜日の夜」だったので、新しい<成長中堅期待寄席>は「土曜日の午後」にしてみました。

市内の年配者から「落語会には行きたいけど、夜は外出できないのよ」「昼間だったら聴きに行けるんだけど・・・」と言われていたのですが、結果は、意外にも「昼席は夜席の時よりは少ない」のです。

これは、入間市の扇町屋商店街の有志が主催している<若手応援町屋寄席>も同じでした。ここでは先月から「日曜の夜」から「日曜の午後」から変えてみたのですが、やはりお客は減ってしまったのです。

残る方法は「構成を超える」「主旨を変える」「狙いを変える」ことなのですが・・・・・



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| 小久保 達 | 19:48 | comments (0) | trackback (0) | ★地域活性化の思考プロセス★::4・マンネリを打破するには? |
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