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★地域活性化の思考プロセス★ ⇒【3・何を活性化するのか?】No.1                                           自分の「好きなコト」を始めて、ます自分自身が活性化する
                 
地域を活性化する基本的な方法は、「活性化したい!」と
思っている人自身が、自分の「好きなコト」を、
自分の「好きな方法」で、まず「始めてしまう」ことなのです。


例えば、私(小久保)自身の「してきたコト」「しているコト」「しようと思っているコト」を事例にしてみましょう。

私は「落語」が好きです。

もちろん、「自分が落語をやるのが好き」なのではなく
、「プロの噺家の落語を聴くのが好き」なのです。

だから、「落語会を開催する」といっても、「自分の素人落語をお客に聴いてもらう会」ではなく、「プロの噺家の落語を生で聴いてもらう会」を開くことにしたのです。

私は「プロの噺家の落語を聴くのが好き」ですが、「上手い噺家」とか「面白い噺家」というのではなく「自分の好きな噺家」の落語を聴くのが「好き」なのです。

この「自分の好きな落語」で「地域の活性化に関わりたい」と思って、自分の「好きな方法」で始めたのが「自分の好きな落語家だけを飯能に呼んで落語会を開く」というコトでした。

それは一般的には<地域寄席>と呼ばれています。

しかし、中には「地域寄席で落語会を開いても少しも地域の活性化なんかにはならない」と思う人もいます。

そういう人と「落語会の開催は地域活性化になるか?否か?」を議論しても無意味です。

「落語会なんかで地域は活性化しない!」と思う人はやらなければいいのです。

「好きでもない落語会」に来る必要も無いのです。

地域で落語会があれば「落語を聴くのが好きな人」は、お客さんとして、やって来るのです。

やってくるお客さんが10人なのか? 50人なのか? 100人なのか? それとも1000人なのか?それは、実際に落語会を始めてみなければ判らないのです。

もちろんイベントとしての「落語会の開催」には経費がかかります。

最低でも、飯能に来てもらう落語家さんの出演料、会場の使用料、宣伝のためのポスター、チラシの印刷費などです。

だから、「地域寄席の落語会」は入場料をもらいます。

それが赤字になるか?黒字になるか?は、やってみなければわかりません。

「赤字になる可能性が有った」としても、迷わずに始めることが出来たのは、それが「自分の好きなコト」だったからです。

「儲かるか?損するか?」は、やってみなければ判りませんが、「好きだ!」ということは始める前から判っているのです。

だから迷わず「始める」ことができたのです。

「落語会を始めるコト」が「地域の活性化になるか?否か?」は判りません。
しかし、「好き!」なのは最初から判っているのです。

少なくとも、「好きな噺家だけを呼ぶ落語会」を主催する自分自身は、そのことで「活性化した」のです。

だから迷わず「始める」ことができたのです。

地域活性化の第一歩は、「地域を活性化したい!」と願う自分自身が活性化することを「始める」ことなのです。




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| 小久保 達 | 22:53 | comments (0) | trackback (0) | ★地域活性化の思考プロセス★::3・何を活性化するのか? |
★地域活性化の思考プロセス★ ⇒【3・何を活性化するのか?】No.2                                                          始めたコトは途中で止めない! 活性化するまで「続ける」以外に無い
          
地域寄席で落語会を始める人は意外と多いものです。

しかし、せっかく始めた新しい落語会も、その多くが数回で途絶え、長くても2,3年で休止してしまう事例が少なくないのです。

<有望若手応援寄席>は、始めて10年目を迎え、毎月欠かさず開催し続けて、先月で第107回を数えました。

しかし、だからと言って、私は「この落語会で飯能が活性化した」とは思っていません。そもそも、私自身が、「地域活性化のために始めた」とは思っていないのです。

「落語が好きだから」始めたのです。
「落語会を地域で毎月主催するのが面白そうだったから」始めたのです。

続けているうちに、「結果的に儲かればいいなぁ」「飯能が落語で活性化すればいいなぁ」という「願望」(妄想?)は抱いていました。

毎回の落語会に来てくれるお客さんの数は、バラツキがありましたが、今年の4月までは80人~130人くらいでした。

この調子でいけば、市民会館の小ホール(300席)を満杯にする日も「遠くはない」という希望が湧いてきていました。

市民の中には、「小久保さんは毎月落語会をやってなんとか飯能を活性化しようとしている」と、言ってくれる人は少なくありません。

そのように言われるのは、嬉しいのですが、前述したように、私は「地域活性化のために落語会を始めたわけではない」のです。

おそらく、その人の「地域活性化のイメージ」には「イベントを主催する」「イベントを続ける」ということが大きな位置を占めているのかもしれません。

現実には、「飯能市内で毎月落語会が開かれている」ことを知っている市民はまだ10%以下ではないでしょうか。

そんな程度のことだと思います。


第101回目の4月から、会場を変え、出演者の顔ぶれも一新し、さらに、毎月1回開催から毎月2回開催にしてから来場者が激減しました。

最近は20人~50人くらいです。

このことには、おそらく、私が市長選に立候補し、断トツの最下位で落選したことも大きく影響しているのだと思います。

たぶん「小久保は選挙のために落語会を続けていたのか?」と思ってしまった人も多いのでしょう。

ここで、もし、私が落語会(地域寄席)を止めてしまったら、「やっぱり選挙のためだったからじゃないか」と決めつけられるでしょう。

しかし、続けたら続けたで、「次の市長選も出るつもりだから落語会は赤字でも続けるのだ」と思われてしまいます。

しかし、どのように誤解され、曲解されようと、「落語が好き」「地域で落語会を主催することは面白い!」ということに変わりはないのです。

市長選で惨敗し、借金を増やし、多くの労力が徒労に終わったうえに、一部(?)の人に嘲笑されて、かなり落ち込んだ時もありましたが、それでも「落語会を続けていた」ことが、私自身のこれからの「活性化への希望」になっているのです。

飯能での落語会を、主催者である「私だけの個人的な活性化」に終わらさず、「地域の活性化」につなげていくのが、これからの私の課題です。

それまでは、落語会を「続ける」というのが、いまの私の「決意」であり、「心境」なのです。



| 小久保 達 | 22:31 | comments (0) | trackback (0) | ★地域活性化の思考プロセス★::3・何を活性化するのか? |
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