2010-06-01 Tue
将来ビジョン構想委員会、「夢まつり」実行委員会、「理想的な自治体」研究会に続いて、私が「あったらいいなぁ」と思っている飯能活性化プロジェクトは「目指せ!日本一」企画委員会です。
地域を活性化するコツの一つは、住民が一丸となって「意義のある目標」に向かって挑戦し続けることです。
日本経済新聞社が創設した「未来面」では「世界一・・・・・・国、日本へ」という統一テーマの下に、読者からアイデアを募っています。
このスタイルを借用すれば「日本一・・・・・・○○、飯能市へ」ということでしょうか・・・・
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2010-06-02 Wed
日本経済新聞社が4月からスタートした「未来面」は「過去の出来事」中心だった新聞を、「未来への願望、希望」中心に転換させようとする実験の一つなのかもしれません。
例えば、下記のようなテーマが読者から寄せられています。
世界一、地球を守る国、日本へ
世界一、心が落ち着く国、日本へ
世界一、トイレがきれいな国、日本へ
世界一、世界人の多い国、日本へ
このスタイルを借用すれば「日本一、○○○自治体、飯能市へ」ということになります。
例えば、下記のようなことも考えられます。
日本一、人口増加率の高い自治体、飯能市へ
日本一、保育園児の増加率が高い自治体、飯能市へ
日本一、公共施設の木材活用率の高い自治体、飯能市
飯能駅を日本一楽しい「ハイキング駅」へ
天覧山を日本一登頂者の多い山へ
名栗川を日本一水辺遊びの楽しい清流へ
列挙したら100や200はすぐに出てくるのではないでしょうか・・・・
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2010-06-03 Thu
私は昔から「順位を争う競争」には全く興味が無い人間でした。
運動会の徒競走では幼稚園から小6までいつも1番。同学年でもトップでしたが、それを嬉しいとか、凄いだろうと思ったことはありませんでした。
ただ「全力で走ったら学年で一番だった」というだけのことでした。
中学の成績は600人中でいつも10番以内でしたが、それが嬉しいと思ったこともない代わりに、高校では400人中いつでも下から5番以内、クラスではいつも最下位でしたが、それを悲しいと思ったこともありませんでした。
サラリーマンだった8年間はいつも平社員。同い年の人間が役職についても自分は「平のほうが気楽でいい」と本気で思っていました。まるで『釣りバカ日記』の「ハマちゃん」そのものでした。
だから「地域で一番!」とか「日本一!」というのにも、いままでは全く興味が無かったのです。
ところが、「まち起こし」とか「地域活性化」を本気で考えるようになってからは、「一番を目指す」ことのメリットを理解するようになりました。
たとえば「飯能市の活性化」とか「市役所改革」ということも、漠然と取り組むよりは「日本一」を目指したほうが、具体的な方法に本気で取り組むようになるからです。
「飯能を良くしよう!」とか「暮らしやすい街にしよう!」と叫んだところで、「何を?」「どのように?」すればいいのか、いつまでたっても明確になってはきません。
例えば「定住人口」
人口が減るから地域が衰退するのか、それとも、地域が衰退したから人口が減ったのか、その因果関係は定かではありませんが、「人口が増えれば活気が溢れる街になる」ことだけは確かです。
人口8万3千人超の飯能市が「日本一人口の多い自治体になる」のは不可能ですが、「人口増加率で日本一になる」ことはあながち不可能ではありません。
単なる「出生率と死亡率の差」だけでなく、「転入率と転出率の差」で日本一になることも不可能ではありません。
あるいは「一生住み続けたいと思っている市民の率」で日本一になることも不可能ではありません。
もし、飯能市が「人口増加率日本一を目指す」ようになったら、どのようにして、この地域が活性化していくでしょうか?
次回からは、それを書いていきます。
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2010-06-04 Fri
飯能市が「人口増加率日本一」を目指すようになったら、どのようにして、この地域が活性化していくでしょうか?
自治体の定住人口が増える理由は、「転入者が増える」ことと「生まれる子供が増える」ことしかありません。
きょう(6/4)は、その中の「転入者を増やす方法」を考えてみましょう。
どこの自治体でも、その地域に、通勤、通学や業務でやってくる人はいるものです。
通勤してくる人を増やすためには「企業をたくさん誘致しよう!」ということになります。
通学してくる人を増やすためには「高校や大学を誘致しよう!」ということになります。
しかし、飯能市は、それに加えて「行楽で来る人」が多い地域でもあるのです。
ハイキングコースや散歩道に恵まれた飯能は、西武鉄道がせっせと毎日、遠足の児童生徒や行楽やハイキングの人たちを都市部から運んできてくれています。
その人たちの中の何人かが「この飯能に住んでみるのもいいかも・・・」と思って貰うようにすることが、確実に「転入者を増やす」ことになります。
ということは、「飯能市の人口を増やすには、飯能に行楽にやってくる人を増やせばいい」のですから、「人口増加率日本一」を目指すことは、そのまま「観光飯能」や「エコツーリズム」の活動と直結してくるわけです。
つまり、今までのように、単に「飯能に遊びに来てみませんか」という呼びかけから,「やがては飯能に越してきませんか」ということまで呼びかけるようになるわけです。
一度や二度、飯能に来ただけでは「越して来よう!」とは思わななかったとしても、何回もやって来ているうちに「此所に越して来ようかなぁ」と思って貰えばいいわけです。
何度も行楽に来てもらうには、春夏秋冬、365日、「いつも」「どこかで」「楽しいこと」が有ればいいのです。
「いつも」「どこかが」「楽しい」のであれば、住んでいる人が真っ先に楽しいものです。住んでいる人が「此所は楽しいといころだ!」と思っていれば、自然と「飯能に越してきたい!」と思う人が増えていくのです。
つまり「人口増加率日本一の自治体になる」ことを目指せば、そのまま確実に「住んでいることが楽しい地域」になっていくのです。
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2010-06-05 Sat
西武池袋線やJR八高線が運んできてくれる行楽客以外に、定期的に飯能に来てくれる人を増やす方法は「霊園」です。意外と自然環境の破壊につながる造成工事を伴う墓地よりも、森林文化都市飯能に相応しい霊園は<樹木葬霊園>でしょう。
原市場や南高麗、名栗の山間部に「樹木葬霊園」ができたら、お彼岸という限られた期間だけでなく、樹木葬霊園の自然環境に惹かれて飯能にやってくる人が増えるでしょう。
いっそのこと山間部全域を「市営の里地里山公園」に指定してしまうことも、行楽客を増やし、転入者を増やすことになるでしょう。
〈霊園〉や〈公園〉のように、「いつも在る魅力的なもの」を増やすことが、人口増加率を高めることになるのです。
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幸いと言うか、幸か不幸か、飯能には現在、売れないままの一戸建て住宅やマンション、貸したいのに誰も住んでいない空き家や空き部屋がたくさんあるのです。
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2010-06-06 Sun
現時点で、人口増加率を高める着実な方法の一つは<保育園の拡充>でしょう。
飯能に限らず、空き家、空き室が溢れている現在は、新たな保育園の開設に以前のような金額を必要とはしなくなりました。保母さんなどのスタッフの増員も僅かな予算でできることです。
もし、飯能市が「保育園児の待機児童ゼロ」を掲げたら、それだけでも、「飯能に転居してみようか」と思う若いファミリーも増えてくるでしょう。
「人口増加率日本一を目指す」ということは、自ずから「保育園の拡充」ということに結びついていくのです。
<保育園の拡充>は、自治体にとっては「他力本願」ではなく「自力本願」で着手できることなのです。
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2010-06-07 Mon
「飯能駅を日本一楽しいハイキング駅にしよう!」という目標はどうでしょうか?
単に「日本一の駅」ということになると、
「乗降客数で日本一」とか
「ホームの多さで日本一」や
「日本一標高の高い駅」などが有りますが、
どれも、飯能駅には物理的にも現実的にも不可能な目標です。
ところが、「日本一楽しいハイキング駅」ということになるとどうでしょうか?
単に「日本一楽しい駅」という目標だと、店舗や遊技施設、イベントスペースなどが豊富な駅は国内にはたくさんありますから、飯能駅が日本一になるのは、やはり無理が有るでしょう。
しかし、「日本一楽しいハイキング駅」という絞り込んだ目標にすると、飯能駅にも、その「日本一になれる」可能性がすでに有ります。
なぜなら、現に飯能駅はハイキング客の多さでは有数の駅だからです。
もちろん、乗降客数の多さでは「日本一という目標」は高いかもしれません。
しかし、飯能駅が目指すのは「楽しいハイキング駅」なのです。
では、飯能駅に何が有れば「楽しいハイキング駅」になるでしょうか?
ハイキング用品の店は駅ビルにも駅前にも既にあります。
ところが、ハイキング駅には必要な、お土産としての地場産品の販売所が、なぜかいまだに出来ません。
私がハイキングの終わりの駅で一番望んでいるのは「歩いた後の汗を流せる銭湯」です。そうすれば湯上がりのさっりした気分で帰りの電車に乗ることができます。
もちろん、ビールも旨いでしょう。グループ客なら、みんなでお風呂に入って駅そばのお店で「打ち上げを!」ということも可能になります。
<昔懐かしい銭湯のある駅>
これが、飯能駅が「日本一楽しいハイキング駅」になるための第一歩ではないでしょうか。
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2010-06-08 Tue
「日本一を目指す」ということの中味は、分かり易くまとめれば
「日本一、○○の数が多い」「日本一、■■の数が少ない」か、あるいは
「日本一、○○の率が高い」「日本一、■■の率が低い」ことを目指す!
というわけです。
それを例えば、下記のような〈部門〉に分けてみると、幾つも、「飯能市が目指すだけの意味のある日本一」が見えて来るでしょう。
その一例を挙げてみました。
<住民満足度向上部門>
「一生住み続けていたい」と思っている住民の率が日本一高い、飯能市へ。
<行財政改革部門>
人口あたりの市役所職員数が日本一少ない、飯能市へ
市役所職員の年間平均給与が日本一少ない、飯能市へ
<観光行楽充実部門>
シルバー世代のハイキング客が日本一多い、飯能市へ
幼稚園、小学生の遠足が日本一多い、飯能市へ
<農産振興部門>
観光農園の種類と数が日本一多い、飯能市へ
市外の人に提供する「貸し農園」の数と面積が日本一多い、飯能市へ
公共施設の木材使用率が日本一高い、飯能市へ
頭を絞ればいくらでも出てきますね・・・
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2010-06-09 Wed
昨日(6/8)発足した管内閣は、自らを出身地(山口県・長州藩)で高杉晋作が結成した「奇兵隊」になぞらえています。
幕末に生まれた「奇兵隊」が画期的だったことは「世襲で意欲も能力も低下して役に立たなくなっていた武士にとって変わる軍隊を、農民、町人、商人などの市井の人たちに呼びかけた」ことです。
「戦のプロ」を自認していた世襲制の武士階級は、実は「みせかけ」であり、当人たちは「強い武士」のフリをしていただけでしかなかったのが「バレタ」のが幕末の「下関戦争」(馬関戦争)だったのです。
その「奇兵隊内閣」を市役所になぞるなら「職員の総入れ替え」というよりは、志願者を募って「第二市役所」とか「次の市役所」を結成してしまうことでしょう。
時給1200円でも、「能力と意欲を優先」「年齢不問」「国籍不問」を条件にすれば、どれだけ「行政改革の志士」が集まるか、一度、実験してみたいと思っています。
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