2011-09-28 Wed
今日(9/28)の文化新聞2面に私の投稿が掲載されています。
ブログにしては長文になってしまいますが、全文を転載します。
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飯能駅から活性化・1
西武観光案内所閉鎖後は市の施設に!
飯能駅の改札前に在る西武観光の総合案内所が9月末で閉鎖されることになりました。この報道に接した市民の大部分は「そこを市の観光案内所にすべきではないか」「そこで飯能の名産品や土産物を販売してはどうか」と思ったことでしょう。
現在の飯能市サービスコーナーを開設するときは「まさか改札前の西武観光が移転するようなことはないだろう」と思われていたのですから、今回の閉鎖は「青天の霹靂」でした。
しかし、これは、飯能市だけではなく、飯能市の観光に期待する市民にとっても、さらには西武鉄道自身にとっても「地域を活性化させるチャンスの一つ」でしょう。
多くの市民が次のような期待や疑問を抱いたのではないでしょうか。
(1)閉鎖後、西武鉄道がその空き店舗を飯能市に貸してくれるだろうか?
(2)店舗の立地としては一等地だから高い家賃を払う企業に先に借りられてしまうのではないか?
(3)そもそも飯能市はそこを借りて観光案内所にする意志が有るのだろうか?
いま市民が最も関心を寄せている、この新しい出来事について9月定例市議会で質問した市議は内田健次議員だけで、いままで「飯能駅の観光案内所の必要性」を訴えていた議員が質問しなかったのはどうしてなのでしょうか。先日の議会での内田議員と担当者との質疑応答で明らかになったのは次の2点でした。
A・市長はその閉鎖跡を西武鉄道から借りたいという意向を持っている。
B・市長の指示で担当者が西武鉄道に打診した。
交渉の結果、飯能市が改札前の場所を借りられるかどうかは、西武鉄道の意向次第です。
その場所への出店を希望する企業と競合になる可能性もありますが、そんな時は「駅ビルには準公共施設としての社会的な役割も有る」という〈論理〉で強く押し切って欲しいものです。飯能市は何としてでも「改札前の店舗」は確保しておくべきなのです。
この西武観光の店舗の横で、昨秋と今夏、飯能地区まちづくり推進委員会が試験的に仮設の「何でも案内所」を開設しています。
行楽客の多い土日休日の午前中だけの限定だったので市民にはあまり知られませんでしたが、私も行楽客への案内業務を何日か体験してみました。
何百枚と蓄積された「応対の記録カード」を検証すると、改札から出てきた人に案内所で尋ねられることの半数は、「トイレは?」「コインロッカーは?」「○○は(北口か南口の)どっち?」という観光案内とは関係の無いことだったということが把握できます。この傾向はこれからもあまり変わらないでしょう。
案内所が無ければ、それらの雑事的な応対には駅の職員があたらなければならないのです。つまり、飯能市が改札前に常設的な案内所を運営することは、西武鉄道にとってもプラスに作用するのです。
幸にも、飯能市が改札前を借りられることになれば、市民は次のようなことを知りたいと思うでしょう。
(4)そこを借りる場合、現在南口寄りにあるサービスコーナーはそのまま残すのか?それとも改札前の新しい場所に統合するのだろうか?
(5)案内所の業務内容は、観光案内や各種PRチラシの常備だけなのか?それとも地域の名産品やお土産物の販売もするのか?駅弁は売らないのか?
(6)その案内所の運営は、市の直営か?あるいは観光協会への委託か?それともシルバー人材センターへの委託か?
(7)そこでの案内は「観光」だけなのか?市民のための利便も提供するのか?
先日の市議会では、せめてここまで質問して欲しかったと思います。
いずれにせよ、飯能市での観光案内は「川遊び主体の夏季」よりも「ハイキング客の多い秋期」がメインです。正式契約の進捗状況に関わらず、「仮試用」でも構わないので10月には、西武観光の店舗跡で「案内所」が開設されるようになることを切に望みます。
(12字×131行) 1325字
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今日(9/28)の文化新聞に掲載された投稿文は以上です。
ブログにしては長文になってしまいますが、全文を転載します。
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飯能駅から活性化・1
西武観光案内所閉鎖後は市の施設に!
飯能駅の改札前に在る西武観光の総合案内所が9月末で閉鎖されることになりました。この報道に接した市民の大部分は「そこを市の観光案内所にすべきではないか」「そこで飯能の名産品や土産物を販売してはどうか」と思ったことでしょう。
現在の飯能市サービスコーナーを開設するときは「まさか改札前の西武観光が移転するようなことはないだろう」と思われていたのですから、今回の閉鎖は「青天の霹靂」でした。
しかし、これは、飯能市だけではなく、飯能市の観光に期待する市民にとっても、さらには西武鉄道自身にとっても「地域を活性化させるチャンスの一つ」でしょう。
多くの市民が次のような期待や疑問を抱いたのではないでしょうか。
(1)閉鎖後、西武鉄道がその空き店舗を飯能市に貸してくれるだろうか?
(2)店舗の立地としては一等地だから高い家賃を払う企業に先に借りられてしまうのではないか?
(3)そもそも飯能市はそこを借りて観光案内所にする意志が有るのだろうか?
いま市民が最も関心を寄せている、この新しい出来事について9月定例市議会で質問した市議は内田健次議員だけで、いままで「飯能駅の観光案内所の必要性」を訴えていた議員が質問しなかったのはどうしてなのでしょうか。先日の議会での内田議員と担当者との質疑応答で明らかになったのは次の2点でした。
A・市長はその閉鎖跡を西武鉄道から借りたいという意向を持っている。
B・市長の指示で担当者が西武鉄道に打診した。
交渉の結果、飯能市が改札前の場所を借りられるかどうかは、西武鉄道の意向次第です。
その場所への出店を希望する企業と競合になる可能性もありますが、そんな時は「駅ビルには準公共施設としての社会的な役割も有る」という〈論理〉で強く押し切って欲しいものです。飯能市は何としてでも「改札前の店舗」は確保しておくべきなのです。
この西武観光の店舗の横で、昨秋と今夏、飯能地区まちづくり推進委員会が試験的に仮設の「何でも案内所」を開設しています。
行楽客の多い土日休日の午前中だけの限定だったので市民にはあまり知られませんでしたが、私も行楽客への案内業務を何日か体験してみました。
何百枚と蓄積された「応対の記録カード」を検証すると、改札から出てきた人に案内所で尋ねられることの半数は、「トイレは?」「コインロッカーは?」「○○は(北口か南口の)どっち?」という観光案内とは関係の無いことだったということが把握できます。この傾向はこれからもあまり変わらないでしょう。
案内所が無ければ、それらの雑事的な応対には駅の職員があたらなければならないのです。つまり、飯能市が改札前に常設的な案内所を運営することは、西武鉄道にとってもプラスに作用するのです。
幸にも、飯能市が改札前を借りられることになれば、市民は次のようなことを知りたいと思うでしょう。
(4)そこを借りる場合、現在南口寄りにあるサービスコーナーはそのまま残すのか?それとも改札前の新しい場所に統合するのだろうか?
(5)案内所の業務内容は、観光案内や各種PRチラシの常備だけなのか?それとも地域の名産品やお土産物の販売もするのか?駅弁は売らないのか?
(6)その案内所の運営は、市の直営か?あるいは観光協会への委託か?それともシルバー人材センターへの委託か?
(7)そこでの案内は「観光」だけなのか?市民のための利便も提供するのか?
先日の市議会では、せめてここまで質問して欲しかったと思います。
いずれにせよ、飯能市での観光案内は「川遊び主体の夏季」よりも「ハイキング客の多い秋期」がメインです。正式契約の進捗状況に関わらず、「仮試用」でも構わないので10月には、西武観光の店舗跡で「案内所」が開設されるようになることを切に望みます。
(12字×131行) 1325字
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今日(9/28)の文化新聞に掲載された投稿文は以上です。
2011-11-11 Fri
今日(11/11)の文化新聞2面に私の投稿が掲載されています。
ブログにしては長文になってしまいますが、全文を転載します。
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飯能駅から活性化・2
飯能駅を「定住人口を増やす戦略拠点」に!
現在の飯能市は「定住人口は減っている」のですが「交流人口は増えている」ように私には思えます。
交流人口とは、通勤通学、所用商用、観光行楽などで地域を訪れる人の数です(定住人口には正確な統計がありますが交流人口には正確な統計が無いようです)。
その交流人口の増減が一目で判る場所が〈駅〉なのです。もちろん飯能市では飯能駅です。
鉄道会社はどこも統計資料を重視しています。西武鉄道にも〈飯能駅の乗降客〉に関する様々な統計数字が充実しているでしょう。
飯能駅の顕著な特徴は、西武沿線の他の駅と比較して「休日の早朝は乗車する人数よりも降車する人数のほうが圧倒的に多い」ということです。
地域活性化を叫ぶ多くの自治体の悩みは「外から人を呼ぶ」ことなのですが、飯能市は幸いにも西武鉄道が休日でも平日でも毎日、都内県内から大勢の人を運んで来てくれています。
その人たちは「飯能市のことは知っている」のです。
しかも自分の意志で、電車賃をかけて、わざわざ飯能に来てくれる人たちなのです。ハイキングやゴルフ目的以外でも、「飯能に用が有るから」「飯能に興味が有るから」「飯能に行ってみたかったから」来てくれるのです。その中には「いま住んでいる所より良い所が見つかったらそこに引っ越そうかなぁ」と考えている人も少なくないのではないかと推測しています。
飯能の定住人口を増やすためには、この「飯能に転居してくる可能性の有る人たち」をなるべく早い段階で把握することが必要です。
電車で飯能市に初めて来る人が抱く「飯能に対する最初の印象」は飯能駅で作られてしまうのです。何度も飯能市に来ている人は「飯能に関して自分が求めている情報は飯能駅の中で得られる」ことを期待してしまうものなのです。
その人たちが求めているのは、「観光や行楽のための情報」だけではなく、「自分が転居してくるか否かを判断するための地域情報や生活情報」なのです。できれば「生まれた時から飯能に住んでいる人」や「大人になって自分の意志で飯能に転居してきた人」と知り合いたいのです。「不動産の物件情報」や実際の下見はそれからの課題です。
「飯能駅から活性化」とは、飯能駅を「定住人口を増やすための戦略な拠点」にすることなのです。
戦略拠点とは、「できるだけ早く」「できるだけ確実に」「できるだけ効率的に」「できるだけ多くの成果」を得られる最も効果的な拠点のことです。
飯能駅に降りた人たちに気づいてもらえる次のようなことを実験的に試みるというのはどうでしょうか?
①もし、飯能駅の改札を出た所に「飯能市に越して来ませんか?」という目立つ看板か展示物が有ったらどうでしょうか?
それを読んだ人に「越して来いと誘い込むからにはそれだけのことがここには有るのだろうな」という期待を起こさせるでしょう。
②もし、飯能駅構内のいたる所に、「飯能の良い点」を知って貰える多様なポスターを張り出しておいたらどうでしょうか?
例えば「飯能は都心へのラクラク通勤始発駅!」「電車通勤は立ったままの30分より座っていける1時間のほうが楽だ!」「飯能は春夏秋冬来て欲しい!」というようなキャッチコピーは意外と有効なのではないでしょうか。
③もし、駅ビルの中に〈飯能市に越して来たい人のための情報コーナー〉が有ったらどうでしょうか?
そこが不動産業者の店舗ではなく、市役所の運営と判れば来場者は安心して様々なアンケートにも回答してくれるでしょう。
④もし、飯能市に越して来たい人のための〈市内どこでも案内バスツアー〉が、飯能駅前から定期的に運行されるようになったらどうでしょうか?
そのバスツアーの参加者はもう完全に「未来の飯能市民」の見込〈客〉です。
⑤もし、駅ビルの中に〈飯能市の全域が一目で判る巨大なジオラマ〉が有ったらどうでしょうか?
そこでは「飯能市が関東平野と山間部の境に在ること」「市の面積の3/4が森林である」ことなどが一目で理解できるでしょう。
⑥もし、飯能駅構内や駅ビル内、駅前広場に面した場所にスペースの余裕が有れば、まだまだ多くの試みが可能です。
以上のように飯能駅を「定住人口を増やす戦略拠点」にしていくことが「飯能駅から活性化」ということなのです。
(12字×150行)1718字
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今日(11/11)の文化新聞に掲載された投稿文は以上です。
1758字
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飯能駅から活性化・2
飯能駅を「定住人口を増やす戦略拠点」に!
現在の飯能市は「定住人口は減っている」のですが「交流人口は増えている」ように私には思えます。
交流人口とは、通勤通学、所用商用、観光行楽などで地域を訪れる人の数です(定住人口には正確な統計がありますが交流人口には正確な統計が無いようです)。
その交流人口の増減が一目で判る場所が〈駅〉なのです。もちろん飯能市では飯能駅です。
鉄道会社はどこも統計資料を重視しています。西武鉄道にも〈飯能駅の乗降客〉に関する様々な統計数字が充実しているでしょう。
飯能駅の顕著な特徴は、西武沿線の他の駅と比較して「休日の早朝は乗車する人数よりも降車する人数のほうが圧倒的に多い」ということです。
地域活性化を叫ぶ多くの自治体の悩みは「外から人を呼ぶ」ことなのですが、飯能市は幸いにも西武鉄道が休日でも平日でも毎日、都内県内から大勢の人を運んで来てくれています。
その人たちは「飯能市のことは知っている」のです。
しかも自分の意志で、電車賃をかけて、わざわざ飯能に来てくれる人たちなのです。ハイキングやゴルフ目的以外でも、「飯能に用が有るから」「飯能に興味が有るから」「飯能に行ってみたかったから」来てくれるのです。その中には「いま住んでいる所より良い所が見つかったらそこに引っ越そうかなぁ」と考えている人も少なくないのではないかと推測しています。
飯能の定住人口を増やすためには、この「飯能に転居してくる可能性の有る人たち」をなるべく早い段階で把握することが必要です。
電車で飯能市に初めて来る人が抱く「飯能に対する最初の印象」は飯能駅で作られてしまうのです。何度も飯能市に来ている人は「飯能に関して自分が求めている情報は飯能駅の中で得られる」ことを期待してしまうものなのです。
その人たちが求めているのは、「観光や行楽のための情報」だけではなく、「自分が転居してくるか否かを判断するための地域情報や生活情報」なのです。できれば「生まれた時から飯能に住んでいる人」や「大人になって自分の意志で飯能に転居してきた人」と知り合いたいのです。「不動産の物件情報」や実際の下見はそれからの課題です。
「飯能駅から活性化」とは、飯能駅を「定住人口を増やすための戦略な拠点」にすることなのです。
戦略拠点とは、「できるだけ早く」「できるだけ確実に」「できるだけ効率的に」「できるだけ多くの成果」を得られる最も効果的な拠点のことです。
飯能駅に降りた人たちに気づいてもらえる次のようなことを実験的に試みるというのはどうでしょうか?
①もし、飯能駅の改札を出た所に「飯能市に越して来ませんか?」という目立つ看板か展示物が有ったらどうでしょうか?
それを読んだ人に「越して来いと誘い込むからにはそれだけのことがここには有るのだろうな」という期待を起こさせるでしょう。
②もし、飯能駅構内のいたる所に、「飯能の良い点」を知って貰える多様なポスターを張り出しておいたらどうでしょうか?
例えば「飯能は都心へのラクラク通勤始発駅!」「電車通勤は立ったままの30分より座っていける1時間のほうが楽だ!」「飯能は春夏秋冬来て欲しい!」というようなキャッチコピーは意外と有効なのではないでしょうか。
③もし、駅ビルの中に〈飯能市に越して来たい人のための情報コーナー〉が有ったらどうでしょうか?
そこが不動産業者の店舗ではなく、市役所の運営と判れば来場者は安心して様々なアンケートにも回答してくれるでしょう。
④もし、飯能市に越して来たい人のための〈市内どこでも案内バスツアー〉が、飯能駅前から定期的に運行されるようになったらどうでしょうか?
そのバスツアーの参加者はもう完全に「未来の飯能市民」の見込〈客〉です。
⑤もし、駅ビルの中に〈飯能市の全域が一目で判る巨大なジオラマ〉が有ったらどうでしょうか?
そこでは「飯能市が関東平野と山間部の境に在ること」「市の面積の3/4が森林である」ことなどが一目で理解できるでしょう。
⑥もし、飯能駅構内や駅ビル内、駅前広場に面した場所にスペースの余裕が有れば、まだまだ多くの試みが可能です。
以上のように飯能駅を「定住人口を増やす戦略拠点」にしていくことが「飯能駅から活性化」ということなのです。
(12字×150行)1718字
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今日(11/11)の文化新聞に掲載された投稿文は以上です。
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2011-11-23 Wed
今日(11/23)の文化新聞2面に私の投稿が掲載されています。
ブログにしては長文になってしまいますが、全文を転載します。
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飯能駅から活性化・3
南北通路を市民のためのイベント情報コーナーに!
インターネットの普及によって「情報過多」が指摘されて久しいのですが、意外にも「不足している情報」があります。それは市内で毎日どこかで開催されている各種のイベント情報です。
飯能市に限らず、どこの地域でも毎日、様々な場所で多種多様なイベントが開催されています。コンサート、演劇、舞踊、ストリートライブ、上映会、講演会、落語会、勉強会、説明会、発表会、作品展、集会、意見交換会、展示即売会、フリーマーケット、朝市、夜市・・・・・。
これらのイベント主催者に共通する課題は〈集客のための告知〉です。私も落語会やセミナーなど様々なイベントを主催してきましたが、いまでも最大の課題は〈集客〉であり、そのための〈告知の浸透〉です。
期待していた〈インターネットによる告知〉は意外にも効果が少ないことを痛感させられています。いまや多くの地域情報サイトが消滅し、残っているサイトも情報量が極端に少なくなっています。私が10年前から運営している『飯能いつどこ情報源』も、一日のアクセス数は最盛期の1/10以下です。
いま地域イベントでは、やはり昔のように〈1枚のチラシ〉が最大の集客効果をもたらす告知方法であることが再確認されています。
しかし、そのチラシも多くの人の手に渡らなければ無意味です。
市民がイベント情報チラシを受け取る機会は、①街頭配布②新聞折込③駅に設置されているチラシ棚④公共施設に置かれているチラシ棚⑤立ち寄る店舗などがあります。
これらの〈チラシによる告知〉の最大の問題点は
「どこに置かれているのか?」
「どこで配布されているのか?」が分からないということです。
配布は場所も時間帯も限定されるので、そのチラシを受け取る人にとっては「偶然の情報入手」でしかありません。
①~⑤の中で、イベント情報を告知したい主催者にとっても、イベント情報を受け取りたい人にとっても、最も都合が良い場所が③〈駅に設置されているチラシ棚〉なのです。飯能ではもちろん飯能駅構内です。
先日(11/9)はんしんホールで開催された〈第5回・地域活性化講座〉に行き、そこで『飯能市中心市街地活性化基本計画』の概要を知りました。
その時に配布された施策抜粋版(A3版二つ折り)に記されていた〈5つのビジョン〉には、一番目に「いつも楽しいことをやっている期待感のあるまち」と記載されています。
市民に「楽しいことが行われる期待感」を抱かせるには〈事前の告知〉が不可欠です。
施策抜粋版でも「市民が主体的に活動する活力あるまちづくり」の〈仕組み〉の一つとして〈イベント情報ボードの運営〉が挙げられています。
この〈イベント情報ボード〉についての説明や解説は何も書かれていませんが、推測すれば〈イベントを告知するチラシ〉がジャンル別、会場別、開催日順にきちんと整理されているラック(棚)が集中的に常備されているコーナーのことだと思います。
もしも、飯能市内で開催される全ての〈イベント告知チラシ〉が飯能駅構内で入手できるとしたらどうでしょうか?
場所はあります。それは閉鎖されている旧西武観光案内所から新規開店した日高屋までの通路です。
そこに西武観光が旅行パンフを並べていたようなチラシ専用ラックを置くだけでいいのです。ラックの構造と配置によって200~500種類のチラシを常備できるでしょう。
それらのチラシは、ジャンル別、かつ開催日順に並べられています。するとどうなるでしょうか?
まず、駅の乗降客が〈自分が行ってみたいと思うイベント情報〉を求めて、全てのラックを点検して歩くようになります。
そのうち電車に乗るわけではないのに、このチラシを集めるために飯能駅に行く人も増えてきます。
さらには、このチラシラックの集客効果に促されて、新たにイベントを企画する人も増えるでしょう。
これも「飯能駅から活性化」の一つなのです。
もちろん西武鉄道にはそれなりの場所代は支払うべきですが、その〈対費用効果〉を考慮すると「無駄遣いだ!」と反対する市議や市民はいないと思いますが、どうでしょうか?
(12字×141行) 全1648字
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今日(11/23)の文化新聞に掲載された投稿文は以上です。
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2011-12-27 Tue
今日(12/27)の文化新聞2面に私の投稿が掲載されています。ブログにしては長文になってしまいますが、全文を転載します。
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飯能駅から活性化・4
改札前案内所は「年中無休・早朝~深夜」運営を!
飯能駅から飯能市を活性化するのは誰にとっての課題なのでしょうか? 西武鉄道ではありません。
なぜなら、西武鉄道にとって飯能駅は「西武線の中で有名な駅の一つ」ではあるでしょうが、「主要な駅」「期待度の高い駅」「無くてはならない駅」ではないからです。
だから、改札前の旧西武観光跡が「シャッターを閉じたまま」でも構わないのです。「使途が決まらないまま」でもなんら支障は無いのです。
しかし、市民にとって飯能駅は「主要な駅」「大切な駅」「無くてはならない駅」です。改札前の店舗がいつまでもシャッターを閉じていたら「飯能市全体が寂れている」というイメージを乗降客に与えてしまいます。
だからこそ「飯能駅から飯能市を活性化するコト」は市民全体の課題なのです。
ところが市長にも市職員にも「飯能駅から飯能市を活性化していこう!」という強い意欲があまり感じられません。その理由の一つは「飯能駅を殆ど利用していない」からでしょう。
市職員の大多数は市役所へは車通勤です。電車通勤の職員が乗降するのは殆どが東飯能駅。だから飯能駅には「あまり馴染みが無い」のです。「愛着も感じない」のです。
市長も日常の移動は殆どが車。飯能駅は都内に行くとき以外には利用していないのです。
そういう市長や職員たちと、通勤通学買物で毎日のように利用している市民とでは「飯能駅に対する思い」には大きな〈温度差〉が有るのです。同様に感じている市民は多いのではないでしょうか。
〈飯能駅からの活性化〉は「飯能駅が便利で楽しい快適な場所として賑わって欲しい!」と強く思っている市民が担っていくほうが良いのではないでしょうか。
旧西武観光跡の活用方法を例に考えてみましょう。
飯能市が総合案内所として借りられるようになるか否かは西武鉄道からの〈返事待ち〉のようです。しかし、ただ「待っている」だけで良いのでしょうか?
旧西武観光跡を飯能市が確実に借りられるようにするためには「借りてから駅ビル全体がどのようになっていくか」という具体的なプランを今から提示しておくべきではないでしょうか?
そのプランで西武鉄道に「自社で何かの店舗にするよりも、他社に貸すよりも、飯能市に貸したほうがメリットは多い」と思わせることが急務です。
そのためには早急に「案内所の運営時間や業務内容、販売物などのプラン」を提示していくべきなのです。
例えば運営時間。
それは「実際に運営する人の熱意と使命感」で大きく差が出ます。
もし、旧西武観光跡が借りられるようになったら、西武鉄道側との店舗契約の借主は飯能市役所になるでしょうが、借りてからの運営主体がどうなるかということは現時点ではまだ公表されていません。
可能性としては①市役所直営②観光協会への委託③希望する企業団体公募の中のどれかでしょう。
もしも観光協会に委託されるようになったら営業時間は、299号沿いの案内所と同じように「09:00~17:00」「週一の定休日」という、観光案内所にあるまじき時間帯になってしまいます。
だから「誰に運営させるか?」を決める前に、まず<案内所に相応しい営業時間>を定めるべきなのです。
観光案内所を名乗るからには定休日があってはなりません。電車の運行と同じように〈年中無休〉が求められます。年末年始も当然営業すべきです。
毎日の時間帯は、飯能駅の乗降客の特色を考えれば「09:00~17:00」ではなく、短くても「08:00~20:00」、できれば「07:00~23:00」にすべきです。それよりも長く、思い切って「池袋からの始発電車の到着時刻~池袋への最終電車の出発時刻」でもいいでしょう。
改札前の案内所が、年中無休でこの時間帯で運営されるのであれば、市役所直営でも、観光協会委託でもどちらでも構いません。
しかし、市職員や観光協会スタッフが「そんな長時間では嫌だ!」というのであれば、「年中無休、長時間営業でやりたい!」という市内の企業や市民団体に委託すればいいのです。
それが、「そんなことは借りられるようになってから考えるコトだ」というのでは、大家(西武鉄道)も「貸す相手は飯能市に以外に無い」とは思わないでしょう。
このことは貸す大家の立場に立って考えてみれば判ることです。
(12字×145行) 1696字
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今日(12/27)の文化新聞に掲載された投稿文は以上です。
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飯能駅から活性化・4
改札前案内所は「年中無休・早朝~深夜」運営を!
飯能駅から飯能市を活性化するのは誰にとっての課題なのでしょうか? 西武鉄道ではありません。
なぜなら、西武鉄道にとって飯能駅は「西武線の中で有名な駅の一つ」ではあるでしょうが、「主要な駅」「期待度の高い駅」「無くてはならない駅」ではないからです。
だから、改札前の旧西武観光跡が「シャッターを閉じたまま」でも構わないのです。「使途が決まらないまま」でもなんら支障は無いのです。
しかし、市民にとって飯能駅は「主要な駅」「大切な駅」「無くてはならない駅」です。改札前の店舗がいつまでもシャッターを閉じていたら「飯能市全体が寂れている」というイメージを乗降客に与えてしまいます。
だからこそ「飯能駅から飯能市を活性化するコト」は市民全体の課題なのです。
ところが市長にも市職員にも「飯能駅から飯能市を活性化していこう!」という強い意欲があまり感じられません。その理由の一つは「飯能駅を殆ど利用していない」からでしょう。
市職員の大多数は市役所へは車通勤です。電車通勤の職員が乗降するのは殆どが東飯能駅。だから飯能駅には「あまり馴染みが無い」のです。「愛着も感じない」のです。
市長も日常の移動は殆どが車。飯能駅は都内に行くとき以外には利用していないのです。
そういう市長や職員たちと、通勤通学買物で毎日のように利用している市民とでは「飯能駅に対する思い」には大きな〈温度差〉が有るのです。同様に感じている市民は多いのではないでしょうか。
〈飯能駅からの活性化〉は「飯能駅が便利で楽しい快適な場所として賑わって欲しい!」と強く思っている市民が担っていくほうが良いのではないでしょうか。
旧西武観光跡の活用方法を例に考えてみましょう。
飯能市が総合案内所として借りられるようになるか否かは西武鉄道からの〈返事待ち〉のようです。しかし、ただ「待っている」だけで良いのでしょうか?
旧西武観光跡を飯能市が確実に借りられるようにするためには「借りてから駅ビル全体がどのようになっていくか」という具体的なプランを今から提示しておくべきではないでしょうか?
そのプランで西武鉄道に「自社で何かの店舗にするよりも、他社に貸すよりも、飯能市に貸したほうがメリットは多い」と思わせることが急務です。
そのためには早急に「案内所の運営時間や業務内容、販売物などのプラン」を提示していくべきなのです。
例えば運営時間。
それは「実際に運営する人の熱意と使命感」で大きく差が出ます。
もし、旧西武観光跡が借りられるようになったら、西武鉄道側との店舗契約の借主は飯能市役所になるでしょうが、借りてからの運営主体がどうなるかということは現時点ではまだ公表されていません。
可能性としては①市役所直営②観光協会への委託③希望する企業団体公募の中のどれかでしょう。
もしも観光協会に委託されるようになったら営業時間は、299号沿いの案内所と同じように「09:00~17:00」「週一の定休日」という、観光案内所にあるまじき時間帯になってしまいます。
だから「誰に運営させるか?」を決める前に、まず<案内所に相応しい営業時間>を定めるべきなのです。
観光案内所を名乗るからには定休日があってはなりません。電車の運行と同じように〈年中無休〉が求められます。年末年始も当然営業すべきです。
毎日の時間帯は、飯能駅の乗降客の特色を考えれば「09:00~17:00」ではなく、短くても「08:00~20:00」、できれば「07:00~23:00」にすべきです。それよりも長く、思い切って「池袋からの始発電車の到着時刻~池袋への最終電車の出発時刻」でもいいでしょう。
改札前の案内所が、年中無休でこの時間帯で運営されるのであれば、市役所直営でも、観光協会委託でもどちらでも構いません。
しかし、市職員や観光協会スタッフが「そんな長時間では嫌だ!」というのであれば、「年中無休、長時間営業でやりたい!」という市内の企業や市民団体に委託すればいいのです。
それが、「そんなことは借りられるようになってから考えるコトだ」というのでは、大家(西武鉄道)も「貸す相手は飯能市に以外に無い」とは思わないでしょう。
このことは貸す大家の立場に立って考えてみれば判ることです。
(12字×145行) 1696字
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