2007-06-01 Fri
「起業したいけど資金が無い」という人に、自治体や公的機関が助成金や補助金を出すことは「起業支援」ではありません。
行政の助成金や補助金をあてにするような人は、起業家としては成功しない人だからです。
だから、「起業支援」担当者は、自分では起業経験が無くても、
「必要な事業資金を自分で集めるのが起業家です」とか
「自分で集められる資金でまず始めるのが起業家です」くらいのことは
言ってあげることはできるでしょう。
「経験の無いことは自信を持って言えない」というのであれば、その語尾に
「と言われています」と付け加えてもいいでしょう。
自治体や公的機関が、地元の起業家や起業家予備軍にしてあげればいいことは「応援」です。
「応援」には、担当者の経験も経費も不要です。
<助成したい事業>であれば、
自治体から助成金を出すよりも、<公的な応援>のほうが効果は大きいのです。
<公的な応援>とは、
「○○市が成長を期待している起業一覧」とか
「○○市が成功を期待している新商品一覧」というものを作って、それを
広報やホームページ、パンフレットなどに記載してあげることです。
<公的な応援>とは「○○市も応援している」という事実を公にすることだけであって、<公的な保証>ではありません。
<公的な保証>であれば、その起業が倒産したり、その新商品に不具合が生じた時は、○○市の責任が問われてしまいます。しかし、単なる<応援>であれば、その責任を負う必要はないのです。
起業したばかりの会社、発売したばかりの新商品、開発したばかりの新商品は、「社会的な信用度が無い」ことが最大のハンデなのです。
その「最大のハンデ」を、○○市が、広報やホームページ、印刷物などの「一覧表にその固有名詞を加える」だけで、取り除くことができるのです。
しかも特別な経費を使わずに・・・・・・。
この<公的な応援>が出来るのは、自治体や公的機関だけなのです。
2007-06-01 Fri
楽しみだったので、さっそく日付が変わった、きょう(6/1)の01:00頃に、
飯能市役所サイトにアクセスしてみました。
一刻も早く下記のことを知りたかったからです。
何社の広告が掲載されているのか?
それはどのような会社か?
私以外に「個人サイト」が有るか?
しかし、アクセスしてみて、アレレレッレ?! でした。
な、なんと、バナー広告は2つしか掲載されていないのです。
『飯能いつどこ情報源』以外には、1年前に母親の葬儀でお世話になった
「飯能法要殿」だけなのです。
これは、私にしては予想外でした。
思わず、就寝しようとしていた奥さんを呼んでしました。
「広告はいくつ掲載されていると思う?」と訊いてみたかったからです。
奥さんも「まさか2件とは思ってもいなかった」そうです。
「掲載されている広告は少ないほうが自分のが目立つからいいじゃないか」
と思われる人もいるでしょう。
しかし、私としては
「え!なぜ?どうして?」という気持ちのほうが先だってしまいました。
日高市役所サイトも、きょう(6/1)からバナー広告の掲載が始まるので、アクセスしてみたら、こちらは1件だけでした。
ちなみに近隣の市役所サイトのバナー広告掲載数は下記の通りです。
入間市役所サイト 10件
所沢市役所サイト 17件
狭山市役所サイト 4件
川越市役所サイト 広告掲載無し
青梅市役所サイト 8件
2007-06-02 Sat
他市の例にならって飯能市でも始めた市役所サイトでのバナー広告は、まだ2件しか掲載されていません。
だからといって、「掲載の申込」が2件しか無かったとは限らないでしょう。
申込は有ったが、審査で除外されたものが有ったのかもしれません。
しかし、バナー広告の掲載希望者が少なかったのは事実です。
なぜ、少なかったのでしょうか?
私なりに下記のような原因を挙げて、それぞれについて考えてみました。
1.自社のサイトが無ければ、バナー広告は出せない
当たり前のことですが、バナー広告は、広告を出したい側が自分のサイトを開設していなければ出来ないのです。
飯能市内には歴史の有る会社やお店が結構有るのですが、意外とそういう会社やお店に限って、自前のサイトを開設していないのです。
2.飯能市がバナー広告の募集をしていることの告知が少なかった。
当の市役所サイトと「広報はんのう」に載っているのを私は見ましたが、他の告知(チラシ・ポスター)のことは知りません。
市役所内部にも「告知が少なかった」という声が有るかもしれませんが、私は充分だったと思います。「バナー広告に関すること」なのですから、インターネットで告知すれば、それで充分ではないでしょうか。
告知にどんなに手間と経費をかけても、広告掲載をするか否かを決める決定権者が、その告知に気づかなければ効果は無いのです。
つまり↓ですね
3.事業所の広告掲載を決める決定権者(社長)が告知を見ていない
市内の企業経営者や事業所の責任者の中には、会社のホームページは開設されていても、自分ではインターネットをしない、「広報はんのう」も読まない、という人もいるでしょう。
しかし、そういう人に、社員が「市役所サイトへのバナー広告の申し込み」を提案しても、その意味や意義、メリットを理解できない人が多いのではないでしょうか? つまり↓ですね。
4.決定権者が「広告掲載」を打診されても、その判断ができない
もともと、自分でインターネットを活用していない人に、バナー広告を話しても、興味を持ちません。そこを無理して一方的に説明しても、理解できないでしょう。人間は「理解できないものには賛成しない」ものなのです。
(5,6,7,は次回に掲載します)
2007-06-02 Sat
(前回の書き込みの続きです)
5.掲載する意志は有るが「最初の広告を見てから決めよう」としている
「市役所サイトにバナー広告を出したい」と考えている人の中には
「どのような事業所の広告が掲載されるのか、まず初回の広告を見て。それから申し込むかどうかを決めよう」と判断している人も少なくないでしょう。
そういう人は、「掲載が2件だけ」「葬儀社と地域情報サイトだけ」という事実を見て、どのような判断をするでしょうか?
「だったら、我が社もここに広告を出そう!」と思うでしょうか?
それとも
「これだったら、我が社はここに広告を出すのは止めよう!」と思うのでしょうか?
6.市役所サイトにはバナー広告を出す意味が無い、と判断している
他のサイトには、バナー広告を出していても、市役所サイトでの掲載では効果が期待できない、と判断した人もいるでしょう。
「広告効果」については、月末には、『飯能いつどこ情報源』に関しては報告できるでしょう。
7.市役所サイトに広告バナーを載せること自体を賛成できない
中にはこういう人もいるでしょう。「広報はんのう」に広告を載せるのも反対なのかもしれません。
5.掲載する意志は有るが「最初の広告を見てから決めよう」としている
「市役所サイトにバナー広告を出したい」と考えている人の中には
「どのような事業所の広告が掲載されるのか、まず初回の広告を見て。それから申し込むかどうかを決めよう」と判断している人も少なくないでしょう。
そういう人は、「掲載が2件だけ」「葬儀社と地域情報サイトだけ」という事実を見て、どのような判断をするでしょうか?
「だったら、我が社もここに広告を出そう!」と思うでしょうか?
それとも
「これだったら、我が社はここに広告を出すのは止めよう!」と思うのでしょうか?
6.市役所サイトにはバナー広告を出す意味が無い、と判断している
他のサイトには、バナー広告を出していても、市役所サイトでの掲載では効果が期待できない、と判断した人もいるでしょう。
「広告効果」については、月末には、『飯能いつどこ情報源』に関しては報告できるでしょう。
7.市役所サイトに広告バナーを載せること自体を賛成できない
中にはこういう人もいるでしょう。「広報はんのう」に広告を載せるのも反対なのかもしれません。
2007-06-03 Sun
市役所サイトが「バナー広告を開始して枠が埋まらない」というのは、ちょっと残念なことです。
なんとかして、申込者を増やすようにしなくてはならないでしょう。
遅まきながら、『飯能いつどこ情報源』中列・中段にある
<ただいま募集中!>に、市役所サイト「バナー広告を募集しています」頁を紹介する枠を設けてリンクしました。
これで「申し込みが殺到する」とは思いませんが、もしかしたら、多少の効果は有るかもしれません。
もし、私が「バナー広告の担当者」で、上司から「増やすように努力せよ」と指示されたら、まず下記のことを試みてみるでしょう。
1.『飯能いつどこ情報源』のリンク集に載っている事業所や店舗のサイトを片っ端からアクセスして、「営業メール」を送信する。
2.その「営業メール」で、「市役所サイトと事業所サイトとの相乗効果を高める方法」という主旨のセミナー企画に誘う。
(セミナーへの受講を誘うのではなく、セミナーの企画会議に誘うのです)
3.市役所サイトの内容を、アクセスが増えるように改定する
(広告を掲載する媒体に人気が無ければ広告は集まらないのです)
(でも、これは内部の職員同士では指摘できないでしょうね)
とくに、[3]は、市民が強く指摘して、ねばり強く要請していかないと変わっていかないでしょう。
2007-06-04 Mon
この〈広告掲載について〉という項目の第4回と第5回で、「掲載希望者が少なかった理由」として7点ほど書きましたが、そもそも、インターネットサイトがバナー広告を募集して、応募者が集まらなかった場合、その理由は、最終的にはたった一つに集約されるかもしれません。
それは、「掲載する媒体自体に魅力が無いから」ということです。
つまり、飯能市内の事業所の広告責任者の多くは「飯能市役所サイトは広告媒体としては、その広告掲載料金と比較して魅力が無い」と判断しているから申し込みが少なかった、と認識すべきなのです。
そのように反省したほうが今後のためになるでしょう。
確かに、飯能市役所サイトの毎日のアクセス数は市内の事業所とグループ、個人の全てを含めたサイトの中で、断トツの第1位です。
私が運営している『飯能いつどこ情報源』も、開設した当初は市役所のアクセス数の1/2か2/3くらいまで迫ったこともありましたが、現在は1/4か1/5くらいに引き離されています。
しかし、「市役所サイトのアクセス数が地域第1位」というのは、一部の都市部や繁華街の区役所、市役所サイトを除いて、殆どの市町村で、そうなっているのです。
なぜなら、インターネットに接続する人の殆ど全員が一度は必ず、自分が住んでいる市町村の市役所や役場のサイトにアクセスするからです。
その他に、これからその地域に移転する人や、移転を検討している人も、ほぼ全員がその地域の役所のサイトには必ずアクセスするからです。
さらに、その地域に住んでいて、インターネットに接続できる人は、「地元の情報を求めて」市役所や役場のサイトに頻繁にアクセスします。
だから、大部分の市町村では、市役所や役場のサイトにアクセス数がどこの地域でも第1位なのです。
もし、『飯能いつどこ情報源』でやっている「飯能HPランキング」のように、「市役所HPランキング」が有れば、人口1000人当たりのアクセス率部門では、飯能市役所サイトは、かなり上位に行くのではないでしょうか。
(知らないけど・・・・・)
しかし、だからと言って、それが、飯能市役所サイトの内容に、市民が満足しているという証明ではありません。
バナー広告の希望者が極めて少なかった理由の根底にある「市役所サイトが広告掲載媒体として魅力が無い」のは下記のようなことが原因ではないでしょうか?
1.どこに、どのような情報が掲載されているのか判りにくい。
(自分から「あの情報はどこに有るのかな?」と探す時に判りにくい)
2.掲載情報の項目そのものが少ないうえに、各情報の内容が薄い
(過去から現在までの蓄積や、掲載されている情報の質に不満が残る)
3.単に紙媒体にあるものをPDFやTXTに返還しただけのものが多い
(インターネットならではの公開方法の工夫が少ない)
もっとも、上記1,2,3は飯能市役所サイトに限ったことではありません。
飯能市役所サイトに対する不満や、欠落点として指摘したいことはまだまだ沢山ありますが、<広告掲載について>という項目で述べることではありませんので、ここまでにしておきます、
<追記>
飯能市役所サイトについては<飯能市サイトに望むこと>という項目で7件ほど書き込んでいます。近日中には<市役所サイトの在り方>という項目で、新たな書き込みを始める予定です。
2007-06-06 Wed
国や都道府県、市町村が行っている起業支援には、有効なものも有りますが、的外れで不要なもの有ります。
例えば、飯能市役所は「森林を活用したビジネス創業を支援します」ということで、下記の3つを<支援の内容>として明記しています。
1.中小企業診断士による創業・経営相談
2.事業資金50%以内の補助金交付(上限50万円)
3.市主催イベント等への出展など、PR活動の場の提供
この中で「上限50万円の補助金交付」は起業支援としては不要です。
その主な理由は下記の3点です。
1.応募する人が、事業資金として本当にその50万円が必要であるなら、それは自分で調達すべきことだからです。自分の周囲の人たちから、100万円から1000万円程度の必要な資金を調達できない人は、起業家として成功できない人だからです。
2.その50万円の補助金を得るために要する時間(申請書類の作成、審査のための面接、事情説明)の対費用効果を考えたら、かえって不経済なものになってしまうからです。
(どのような事業でも50万円程度の金額では何の足しにもなりません)
3.新サービス、新ビジネス、新商品の開発に最も重要な要素は「時間との戦い」です。だから、補助金を交付するための「申請→審査→公表→実施」という主催者の都合で決められるスケジュールに合わせてはいられないのです。そのスケジュールに合わせられるのは、「ビジネスがまだ具体的に進展していない」人たちばかりになるからです。
しかし、国や自治体が「起業支援と称してバラ撒く補助金」にも、起業家にとって何事にも代え難いほど役に立つことが一つだけ有ります。
(それは次回に書きましょう)
2007-06-07 Thu
「起業したい」という人や、「新しいビジネスを創業する」という会社に、国や自治体が「起業支援」を名目に補助金に、支援や応援としての「効果」を多少なりとも生み出せるのは、「行政から補助金を受けているビジネスである」という「事実」です。
起業や、新商品の事業化は、可能客や見込み客などに、「ビジネスの話しだけはとりあえず聞いておこうか」と思って貰わなければ始まらないのです。
ところが、これから起業する人や、起業したばかりの会社は、当然のように、ビジネスでの実績も社会的な信用もありません。
だから、取引先や売り込み先の開拓で、「ビジネスの内容を」先方に理解してもらいたくても、そもそも面談を申し込んでも会ってすら貰えない、ということが、最初の大きな壁なのです。
これは、新商品や新技術を売り込まれる側の立場になって考えれば判ることです。
そもそも「起業したばかりの会社」とか、「開発したばかりの新商品」や「研究開発中の画期的な新技術」などというものは「当たり」よりも「外れ」のほうが圧倒的に多いのです。
「当たり」とは、本当に素晴らしいビジネス、会って良かったと思う人のことですが、「外れ」とは、「詐欺まがいの話し」や「独り善がりで実現性の無い話し」や「自分にとってはまったく接点が無い話し」のことです。
だから、仕事で多忙な人は、そんな話や、そんな話しを持ち込んで来る人に、いちいち時間を割いて相手をしたくはないのです。
特にこの「新しい会社」とか「新しい商品」「新しい発明」などの話しには、詐欺や絵空事の話しが多いことを体験で知っている年配者は、新しいことの売り込みに来る人に対しては警戒心が強いものです。
ところが、そういう人たちでも、「自治体の補助金を受けた新技術・新商品」とか、「自治体が応援しているビジネス」という「事実」には、信用して、興味を示し、とりあえず「ビジネスの話しだけは聞いてくれる」ようになるのです。
「この起業家は地元の自治体が応援している」
「この新技術は地元の自治体から起業支援の補助金を受けている」
「この新商品は地元の自治体が真っ先に使用している」
という「事実」が重要なのであって、「補助金の金額」は幾らでもいいのです。
極端なことを言えば「1万円」でも「千円」でもいいのです。
「上限50万円」の補助金なんて、実際の新商品や新技術の開発に何のプラスにもなりません。
予算が無くて「1件で最高50万円」しか出せないのであれば、「1件1万円」で50件の人や会社に「補助金」を出すほうがいいのです。
もちろん、自治体が補助金を出しているからといって、それが、そのまま、補助金の対象になっている起業家の人間性や将来性を保証しているわけではありませんし、会社や新商品のレベルを保証するものでもありません。
しかし、まだまだ、日本では「お上のお墨付き」というのは神通力が有るのです。たとえ、それが「過剰期待」や「幻想」に終わることが多いとしても、その「自治体からの起業支援の補助金交付」という「お上のお墨付き」という「効果」を利用しないのは得策ではないでしょう。
「企業支援の補助金」が「1件1000円」なら、10件に交付しても1万円、100件に交付してもわずか10万円です。「予算が無いから出せない」という金額ではありません。
ここで確認しておきたいのですが、
私はもともと「起業支援の補助金は無用だ」と思っています。
しかし、自治体が、地域活性化の一環で、起業支援の分野でも
「市役所はやるべきことはちゃんとやっている」という実績を作りたいがための補助金交付なら、「やらないよりは、やってもいいんじゃない」と私は思っています。
だから、それなら「1件50万円」よりかは、「1件1万円」でもいいよ!」と言いたいのです。
もっとも、いま日本のにおける「自治体による起業支援の補助金交付」の最大の問題点は「補助金交付に値するレベルの申請が極めて少ない」ことなのですが、飯能市ではどうなのでしょうか?
2007-06-09 Sat
昨日、イベント情報を確認したくて、久しぶりに飯能市立郷土館のサイトにアクセスして驚かされました。
かなり内容が充実していたのです。
<新着情報>に「4月8日に全面的に更新しました」と書かれていました。
とくに【展示・催し物】頁がとても見やすくなりました。
<行事予定表>は、「表」として視覚的に一目で判るようになっています。
しかも、<現在開催中・またはこれから開催する展示>と<過去の展示>がきちんと区別されています。
さらに【施設案内】頁も工夫されています。
<館内のご案内>も、それぞれの場所の写真が掲載されています。
各部屋の位置や面積などの空間的な案内だけでなく、<郷土館の沿革>という時間的な案内が同じ頁に載っているのが、新鮮です。
【収蔵資料紹介】頁の充実は、これからに期待するとして、【刊行物】頁は
「えっ!郷土館ってこんなに刊行物が有るの!?」と驚かされました。
【名栗村史編さん】頁もかなり充実しています。
このサイトの製作は誰がやったのでしょうか?
郷土館職員でしょうか?
市民のボランティアグループなのでしょうか?
それとも、外部業者への発注なのでしょうか?
なにはともあれ、みなさんも、ぜひアクセスしてみて下さい。
<全面更新のお知らせ>には下記のように書かれています。
利用案内などを充実させるとともに、地域の歴史情報や収蔵資料情報なども掲載するようにしました。
まだまだ内容は不十分なため、今後充実を図っていく予定です。
ホームページをご覧になってのご意見やご要望等をお寄せください。
私としては、下記の<機能>を付けてくれることを望んでいます。
1.アクセスカウンター(総計以外に1週間の推移・月毎推移が見られるもの)
2.毎日の入館者数の推移(昨日・今月累計・月毎の推移)
3.市内各地の文化財、史跡、古い建物などの一覧表と地図
(郷土館とは館内の収蔵物以外にも関心を持たせる存在だと思いますので)
2007-06-11 Mon
先日、市内のFさんという知らない方から
「飯能、名栗を舞台にした20年前の映画があります」
というメールを頂きました。
たぶん、当Blogの〈飯能を舞台にした映画〉という項目(カテゴリー)を読まれた方だと思います。
題名は『愛の陽炎』 主演は伊藤麻衣子、萩原流行・・・・
制作は1986年ですから、本当に20年前の映画です。
メールには
「内容は・・ともかく、撮影場所など懐かしく楽しめるかと思います。
もし、よろしかったら無料で差し上げます」
と書かれていましたので、早速、返信メールを出しました。
そしたら、なんと、わざわざ拙宅まで届けてくれたのです。
(こういう時、市内の人なら誰もが知っている場所に住んでいるというのは便利ですね・・・・・・)
我が家のDVDデッキには150時間も「まだ見ていないTV番組」が溜まっているのですが、それでも翌日には奥さんと一緒に視てみました。
出演者は、リンクしてある<goo映画・作品情報>の中の<キャスト一覧>を観て下さい。佐野浅夫 司葉子 北林谷栄 小坂一也 高田純次 谷村昌彦・・・・・・
私としては<脚本・橋本忍>に驚きました。
詳細の<あらすじ>の他に、<日の当たらない邦画劇場・感想文>というサイトを見つけましたので、興味有る方はそちらも読んでみて下さい。。
名栗に住んでいる娘(伊藤麻衣子)の職場が飯能の製材所、という設定です。
ドラマのセリフの中で、飯能、名栗、以外に、日高、狭山、という地名が頻繁に出てきます。
山の中は私には場所が特定できませんでしたが、飯能信用金庫旧本店、東飯能駅の旧駅舎などはすぐに判りました。
ちなみに、「飯能を舞台にした映画」と「飯能で撮影された映画」は混同されますが、その違いは大きいのです。
「飯能を舞台にした映画」というのは、ドラマの場所設定自体が飯能市内になっている映画のことで、セリフや画面に「飯能市内の地名」が頻繁に出てくるものです。
これに対して、「飯能で撮影された映画」というのは、撮影が飯能で行われたというだけで、ドラマの中での場所の設定は飯能ではありません。だから、飯能に関する「地名」などは画面に出てきません。
昨年の日本アカデミー賞を受賞した『フラガール!』は、炭坑現場として飯能市阿須の日豊鉱業が使われましたが、そこで撮影されたというだけで、ドラマの中で「飯能」という地名が出てくるわけではありません。
『ドラッグストアーガールズ』も、阿須周辺の公園や学校で撮影が行われましたが、ドラマの中で使われた地名は架空のものです。
それでも、飯能で撮影された映画は、エンドロールに撮影に協力した団体や会社の名前が表示されますから、それはそれで嬉しいことですが・・・・・
現在、毎週木曜日にTBS系列で放送されているドラマ『夫婦道』は、入間市のお茶農家が舞台ですから、「入間市を舞台にした映画」です。