2008-04-01 Tue
地域で演劇公演を開催する場合、主催者である実行委員会としての仕事は、①【広報宣伝】、②【入場券販売】、③【当日運営】の3つに区分しておくと、開催に協力する人たちにとって、「自分のやるべきこと」が明確に見えてきます。
まず①【広報宣伝】から考えていきましょう。
地域で<劇団名・公演タイトル・開催日時・会場・料金>をPRする方法はたくさんあります。
40年も50年も昔から今も行われているのは下記の方法です。
1.ポスターを大量に印刷して街中に張り出す
2.チラシを大量に印刷して地域の要所に置かせてもらう
3.そのチラシを地域の主要駅や繁華街で手渡ししていく
4.地元紙や全国紙県内版の<イベント情報欄>に載せてもらう
1~4は、インターネット時代になった現在でも、確実で不可欠なPR方法です。
<1.ポスターの張り出し>
現に、イベント情報の大部分をインターネットで把握している私でも、今回の現代座『約束の水』公演を知ったのは、自宅から東飯能駅まで歩いている間に、何カ所にも張り出されていたポスターからだったのです。
「これだけの距離の間で、何枚も貼られているということは、すで、実行委員会が大きくなっているんだなぁ・・・」と推測したのです。
でも、その時は
(私が協力できることは、『飯能いつどこ情報源』と『飯能イベントカレンダー』に掲載するだけ)と考え、実行委員会に関わっていくことはないとも思っていたのです。
<2.チラシ常備>
チラシは公民館などに置いてもらうのですが、最も効果的なチラシの置き場所は<駅の構内>です。
もし、飯能駅の改札口の近くに、<市内で開催されるすべてのイベントのチラシを常備してあるコーナー>があれば、主催者にとってこんな有りがたいものはありません。
私は、7年ほど前、西武鉄道の駅構内の宣伝看板設置担当者と交渉し、その<イベントチラシ常備コーナー>設置に必要な毎月の賃料を算出してもらい、飯能市の某部門に
「飯能市の市民サービスとして西武鉄道から場所を賃借するか、市役所のサービスセンターの前に置いておくようにして欲しいのですが、どうでしょうか?」とお伺いを立てたことがありますが、却下されました。
<3.チラシ配布>
駅前や街頭でのチラシ配布は、初めて経験するときは「恥ずかしい」ものですが、慣れてくると「受け取る人と受け取らない人の反応を見る」ことが面白くなってきます。
1人や2人で配布していると「寂しさ」を感じることもありますが、10人以上の大人数で賑やかに配布すると、それ自体が楽しい「遊び」にもなったりします。
<4.新聞掲載>
載せたい新聞の支局や、主要都市の市役所の中にある<記者クラブ>に「公演のお知らせ」を渡すと意外と簡単に載せてくれるものです。しかし、それには「新鮮な話題」や「その公演ならではの特筆事項」がないと記事にはなりません。
飯能市の場合、最もPR効果の高いのは、全国紙の埼玉版や埼玉新聞などよりも文化新聞でしょう。
今回の『約束の水』飯能公演でも、上記の4つの方法が広報宣伝の基本になります。その上で、新たなPR方法を駆使していくことになります。
(その方法は次回に・・・)
2008-04-03 Thu
地域で演劇公演を開催する場合の【広報宣伝】の基本は、古典的な方法である<ポスターの張り出し><チラシ常備><チラシ配布><新聞掲載>の他に、新しい媒体を活用する方法としては下記のようなものがあります。
5.地元CATVにイベント情報として放送してもらう
6.公演専用のwebサイトを開設する
7.地域情報サイトに掲載してもらう
8.実行委員が自分の知人でPRメールを送信する
<5.地元TV局の情報番組>
地元にCATVが無い地域では、この方法をとることができませんが、飯能にはテレビ飯能があります。地域の全世帯が加入してわけではないので、PRが届かない地区もありますが、「イベント情報コーナー」などなら無料で放送してもらえるのが、主催者としては嬉しいものです。
<6.webサイトの開設>
殆どの劇団は、公演する演目毎にwebサイトを充実させていますが、実行委員会で独自のwebサイトを開設することが増えてきています。劇団や公演内容の紹介は劇団サイトへリンクしておくだけでいいのですから、地元サイトは、「地域での広報活動報告」などをしていきます。
<7.地域情報サイトへの掲載>
地域情報サイトとは、『飯能いつどこ情報源』のように、対象を特定の地域に限定しているサイトのことです。実は、この『飯能いつどこ情報源』自体、私が自分で主催するイベント(有望若手応援寄席)や、自分も加わっているグループで主催するイベントをPRするための手段の一つとして開設されたのです。
しかし、<6>と<7>の難点は、携帯電話重視でPCをまったく使わない人たちが増えてきたことです。
だから、専用webサイトもPC向けと携帯電話向けの2種類を開設する場合が増えてきています。
<8.PRメール>
地域の人全員がインターネットに接続しているわけではないですが、それでも、実行委員1人が把握しているメールアドレスは、地域を限定しても100人~500人くらいはあるでしょうから、かなりの数の人たちにPRメールを送信することができます。
もちろん、ダブる送信先もかなりあるので、そのメールを受信した人は、何人も知人から「PRメール」が届くことになりますが、「迷惑メール」ではないので、マイナス効果になってしまうことはありません。
もちろん、いままで紹介した1~8以外にも、PR方法はまだまだあります。
(それは次回に)
2008-04-04 Fri
地域で演劇公演を開催する場合の【広報宣伝】の方法は、前述の1~8以外にもまだ多くのものがあります。手続き的に面倒なこともありますが、無料でできることとしては下記のような方法があります。
9.地元自治体の広報誌にイベント情報を掲載してもらう
10.当日使用する会場内にポスターを掲示しチラシを常備する
11.市内の小中高校・大学の校内に掲示させてもらう
12.町内会の回覧板でチラシを回覧してもらう
13.市内の各種グループの代表者にポスターとチラシを手渡す
14.公演日前に開催される各種のイベント会場でチラシを配布する
<9.広報誌への情報掲載>
自治体の広報誌の編集方針は、「市民主催のイベント情報を積極的に掲載していくもの」と「市民主催のイベント情報は掲載しないもの」に大別されます。残念ながら『広報はんのう』の編集方針は後者です。
10年も20年も前から、多くの住民グループが「市民主催イベント情報の掲載」を要請してきましたが、その要請ははね除けられてきたのです。
この「事実」だけでも「住民活動への行政支援に対する本音と本質」が見えてくるものです。
今回の『約束の水』飯能公演でも掲載を依頼することで、なんとか「イベント情報の掲載」の道を切り開いていきたいものですが、その経緯は当ブログにも書いていきます。
<10.使用会場でのPR>
どこの地域でも、市民が主催する大きな公演イベントのほとんどは市民会館が会場になります。だから、その市民会館の周囲や館内にポスターを掲示することは、開催場所を知らせるには最も確実なPR方法です。
しかし、それは、頻繁に各種のイベントが開催されている市民会館であればこそなのです。飯能市民会館のように大ホールでイベントが開催される回数が月間で0回~2回程度の「稼働率の低い」会場では、せっかくのポスター掲示やチラシ常備もあまりPR効果を生み出せません。
<11.市内の学校>
イベントの内容が児童、生徒、学生向けのものであれば、かなりのPR効果を期待できますが、学校によって<入場料を徴収するイベント>は断られることがあります。その理由は「営利目的の活動には協力できない」とか「お金が無くて行けない子供がかわいそうだ・・・」というものです。
そんな時に「威力を発揮する」のが「飯能市後援」とか「教育委員会後援」という「お墨付き」です。このような面では、日本はまだまだ<官のお墨付き>が効力を持っている社会なのです。
<12.町内会の回覧板>
かなり昔から続いている伝達方法ですが、最近はその浸透力が弱くなってきています。しかし、地道なPR方法としては欠かせない方法でしょう。
<13.各種グループの代表者>
市内には趣味や信条でつながっている無数の市民グループがあります。そのグループのメンバーの人たちに代表者から公演イベントをPRしてもらう方法です。『約束の水』飯能公演では、芝居のテーマである「環境」に関連するグループに働きかけようということになりました。
<14.各種イベント会場>
チラシ配布で最も効果の高いのは同種のイベント会場で配布することです。
「芝居のチラシは芝居の会場で配布する」
「落語会のチラシは落語会の会場で配布する」
「コンサートのチラシはコンサート会場で配布する」
私が主催している<有望若手応援寄席・飯能>も、飯能市内だけでなく、入間市、日高市、所沢市、青梅市の市民会館などで開催された落語会で配布したチラシを見て、それで来てくれる人が多いのです。
もちろん、芝居の会場でコンサートのチラシを配布したり、コンサート会場で落語会のチラシを配布しても、ある程度の効果はあります。
だから、<有望若手応援寄席>では、色々なイベント会場でチラシ配布をお願いしてきましたし、その<お返し>として、依頼されるイベント情報チラシはどんなものでも拒まずに落語会場で配布するようにしています。
このように、市民が主催するイベント会場でお互いのチラシを配布する連鎖がとぎれなくつながっていくことが「飯能を面白くする」には不可欠な仕組みだと思ってきました。
2008-04-05 Sat
地域で演劇公演を開催する場合の【広報宣伝】も、多少の経費をかけても構わないのであれば下記のような方法もあります。
15.一般紙の朝刊にチラシを折り込む
16.乗降客の多い駅構内にポスターを張り出す
17.広報宣伝カーで市内を巡回する
<15.新聞折込>
料金は新聞専売店によって多少の違いはありますが、チラシを折り込む月日だけでなく、地域を細分化して、配達エリアを選択することも可能です。
しかし、最近は新聞そのものを購読しない世帯が増えてきているので、その人たちには折込チラシは届かないのです。
予算に余裕があれば、公演日まで2回でも3回でも、確認しながら次の折込を依頼することができます。実行委員会に新聞専売店の関係者に加わって貰えれば多少の有り引きが規定できることもあります。
<16.駅構内でのポスター掲示>
料金は掲示するポスターのサイズと期間に比例して高くなっていきます。
飯能市内なら飯能駅か東飯能駅ですが、乗降客の流れによって、PR効果はかなり左右されるようです。料金が高いせいか、最近では、イベントPRのポスター掲示はあまり見かけません。
市役所サービスセンターの壁面は、市のポスター以外にも掲示する余裕があるので、市役所が「有料」で、スペースを提供することが望まれています。
飯能市役所サイトでは「月間15000円」で市内の事業所の広告が掲載されるようになったので、飯能駅構内での<有料掲示板>の可能性が無いわけではありません。
<17.宣伝カー>
これは、スピーカーが搭載されている専用車のレンタル料金がかかります。
いまでも、たまに見かけますが、これは、公演直前になってもチケットが期待通りに売れなかったときに取られる方法です。
当日の開演時刻ギリギリまで、市内を走行することもできますが、それは「チケットが売れていない」ということでもあるわけです。
しかし、有料のPR方法は、その費用の負担をめぐって、実行委員会の内部で意見の違いを生み、そこから委員同士の反目や分裂が生じることも希にあり得ることです。
以上、【広報宣伝】としては、書き込んだ1~17の方法を組み合わせてPRしていくことになります。
2008-04-07 Mon
きょう(4/7)は、<鉄腕アトム>の誕生日です。
私は2003/04/07以来、毎年、4月7日は、アトム像の前に立ち、通る人に「アトム像との写真を撮りませんか?」と呼びかけ、掲載を了承してくれた方の写真を<鉄腕アトム像サイト>に掲載することを続けています。
原作で「鉄腕アトムが生まれた日」とされていた2003年の4月7日前後は、飯能青年会議所や飯能市による盛大なイベントが行われたのですが、最近は、そのアトム像もすっかり「忘れられた存在」になってしまっているようです。
勝手な推測ですが、たぶん、アトム像が現在の中央公園に移転した時点で、設置した飯能青年会議所は「あれは飯能市が公園内の設置物として管理するモノ」という認識になっているのでしょう。
しかし、青年会議所に代わってアトム像を管理するようになった飯能市としては、とくに、アトム像に対する思い入れはあまりないように思います。
その証拠に、飯能河原に設置されている<観光案内看板>は<アトム像>の位置を間違えて移転前の位置が記載されたまま設置されてしまったのです。
(このことは、2007/03/24に書いています)
おそらく、看板制作を発注した担当者も、受注した業者も「アトム像が移転したこと」を知らなかったのでしょう。
私は、設置工事の時に気づいて、担当者に指摘したのですが、結局、修正はされなかったのです。
その後、国道299号沿いに新しく完成した観光案内所の前にも、まったく同じ内容の<観光案内看板>が設置されたのですが、その時も修正されずに間違った位置のままでした。
いま、その間違いは修正されているのでしょうか?
興味の有るかたはご自分で確認してみて下さい。
きょう(4/7)も、例年通り<アトム像との記念写真>を撮りに行く予定だったのですが、ちょうど、出かけようとした時に雨が降り出したのです。
そこで「まぁ、これじゃ、花見の人はいないだろうから今年は止めておこう」と思って、出かけるのを止めてしまったのです。
私の心の中には(もう誰も、アトムの誕生日とアトム像とを結びつけたイベントは意識している人はいないのかも・・・)という消極的な気持ちがあったのでしょう。
ところが、毎年、4月7日にはアトム像の写真を撮りに来ている人から
「今日の正午前ごろ、アトム像前に行ったのですが、残念ながら小久保さんに会えなかったのでアトム像の写真を撮ってお送りしました」
というメールが届いたのです。
それで、
「そうだ! 誰も来なくても、自分とアトム像との写真だけでも撮っておこう!」と思い直して、デジカメを持ってアトム像に行ってきました。
その写真も合わせて<鉄腕アトム像>に掲載しました。
そこにも書いたのですが、
「アトム像の周囲にアトムグッズを配置することで面白い写真になる」ということが判ったのです。
もしかしたら、アトム像の周囲の樹木の枝に、アトムグッズを吊す人が現れるかもしれません。
もしかしたら、アトム像に、浜松町駅の<小便小僧>のように、様々な衣装を着させる人が現れるかもしれません。
私としては、アトム像の前にwebカメラを設置して、24時間、日本中(世界中)からアトム像を見られるようにして欲しいと願っています。
その中継映像を飯能市役所サイトからいつでもアクセスできるようにして欲しいのです。
周辺の防犯や、アトム像へのイタズラ防止にもなるでしょう。
設置費用は作業費を含めてもわずか15万円以下でできるのです。
維持費は電気代だけで済むのです。
飯能市は「予算が無い」というのでしょうか?
それとも「そこまでして鉄腕アトム像をPRする気はない」というのでしょうか?
2008-04-08 Tue
飯能市が目指す方向は<住んでいることを誇れる街>です。
これが、当Blog「飯能どうする研究所」の目的でもあります。
その<住んでいることを誇れる>ことの内容を、私は<10の理想>としてまとめてみたいと考えています。
その理想の一つが、
「飯能にしかないもの」「飯能だからできること」「ここだけ」というものが豊富な地域になっていること、だと思っています。
たとえば鉄腕アトム像。
これは、たしかに「飯能にしかないもの」です。
しかし、現状では、「ただそこに在る」というだけのものになってしまっていると感じている人は多いでしょう。
理想を実現するには<挑戦>と<実験>が不可欠です。
<挑戦>とは
「できたらいいなぁ」「あったらいいなぁ」と思うことを、
「実現できるか?できないか?」ではなく、
「実現するにはどうすればいいのか?」という視点で行動することなのです。
「できるか?できないか?」は、やってみない限り「できるわけがない」のです。
「やってみなければわからないことは一度やってみる」ことが<実験>です。
そのために、市長、市議、市職員、市民のみんなが
「住んでいることを誇れる街・飯能」を目指して取り組むべきこと、取り組んでみたいことを
<10の理想>を実現させる<100の挑戦>と<1000の実験>
として判りやすく体系化してみようと考えて当Blogを書いています。
そこで、一つの具体的なコトとして、鉄腕アトム像を<軸>にして、取り組んでみたい<挑戦>と、始めてみたい<実験>を、これから思いつくまま書いてみることにしました。
(みなさんがとっくの昔に考えたことも含まれていると思いますが・・・)
2008-04-09 Wed
鉄腕アトム像を軸に挑戦してみたいことは下記のようなことです。
飯能を<人間型ロボットについて考える聖地>として世界中に認知させる。
「日本人は人間とロボットの共生を自然に受け入れている」と言われていますが、その理由は『鉄腕アトム』にあるようです。
(ウィキペディアのロボット項目)
これから私たちが考え、意見交換し、議論をしていくのは、まず
「飯能を人間型ロボットの聖地にするという挑戦が、
「飯能に相応しいか?相応しくないか?」ということです。
「飯能を人間型ロボットの聖地にするという挑戦は飯能には相応しくない!」とか「無意味だ!」「面白いとは思えない!」と考える人たちは、この挑戦を無視していればいいのです。
「飯能を人間型ロボットの聖地にする」という挑戦は、それに意義と意味を見いだせる人たちが取り組めばいいのです。
その<志>を同じくする人たち同志での議論は、
「これが実現できるか?できないか?」ではなく、
「これを実現するにはどうすればいいいのか?」という視点でなければ成果を生み出すことはできないのです。
では、
「飯能を人間型ロボットの聖地にする」には、これから、何をどうすればいいのでしょうか?
このような視点で考えていけば、誰にでも下記のような考えやアイデアが生まれてきます。
<人間型ロボットの将来を考えるシンポジウム>を飯能で開催しよう!
このシンポジウムを開催して、どのような成果や効果が生まれるのかは、やってみなければ判りません。
だから実験なのです。
シンポジウムや講演会を実現するには、まず、開催日と開催地を決めてしまうことです。開催会場は、それからじっくり探して交渉すればいいのです。
当然、
「その第1回目の開催日は、2009年4月7日にしよう!」
ということになりますよね。
講演会であれば、講師は1人でもいいのですが、シンポジウムという形式にするなら、最低でも4~5人の発言者が必要になります。
そこで、
「いまから、シンポジウムで発言してくれる研究者や技術者をリストアップして出席交渉をしてみよう!」
という具体的な準備作業がみえてくるようになります。
さらには
「飯能市に相応しいロボットの開発はできないだろうか?」
という要望が出てきたら、それに対して
「介護ロボットや災害救助ロボットはすでに開発が進んでいるようだから、飯能では山林作業用ロボットの開発に取り組んでみたらどうだろうか?」
と考える人が出てくるかもしれません。
毎年、4月7日に、この<人間型ロボットの将来を考えるシンポジウム>を飯能市で開催するようになれば、そして、参加者が世界中から集まってくるようなれば、この飯能市の知名度は飛躍的に向上するのではないでしょうか。
しかし、市民の中には
「いきなり将来を考えるシンポジウムを開くよりも、その前に、ロボットの現状を勉強するセミナーを開催するほうが先ではないか?」
と考える人たちも出てくるでしょう。
そうしたら、
「現在、ロボットの商業化を目指しているHONDAやTOYOTA、SONYなどの技術者を招いて、飯能市内の小中学生全員に話してもらおう!」
というアイデアも出てくるのです。
そんな特別授業が開催されたら、私もぜひ聴きに行きたいものです。
2008-04-10 Thu
もし、飯能を<人間型ロボットについて考える聖地>として世界中に認知させる、という挑戦に本気で取り組むなら、
大河原地区にある業務用施設用地に誘致する企業を
<ロボットの研究開発や製造>に関わる企業に狙いを定める、
というアイデアも出てきます。
飯能市という地域は、大企業や中堅企業にとっては、決して<本社機能>や<主要生産拠点>の候補地にはなりませんが、<研究開発拠点>としては、選択肢の一つとして検討されるのではないでしょうか。
ロボット工学に関連した大学施設や専門学校の誘致も面白いでしょう。
駿河台大学は文化系の大学ですのでロボット工学科というのは適切ではないでしょうが、現代文化学部・心理学科で
<人間とロボットの共生>をテーマにした学科を新設するのはどうでしょうか?
そのためには、シンポジウム以外に、コンクールやコンテストも考えてみましょう。
すでに機械工学関係の学生を対象にしたコンテストは幾つもありますから、
もし、飯能市が<ロボットコンテスト>を実施するとしたら、実物製作ではなく、アイデア発想段階のコンテストがいいでしょう。
同じ<ロボットコンテスト>でも、実物製作なら大学生以上でないと難しいでしょうが、<アイデア発想段階のコンテスト>なら、高校生以下、小中学生でも応募はたくさん集まるでしょう。
審査する作品は<絵>か<模型>です。
<模型>なら木製でも可能なのです。
その手始めに、毎年、夏休みに開催している「木工工作コンクール」に
<ロボットデザイン>部門を設けるのも面白いのではないでしょうか。
2008-04-11 Fri
いま、飯能市では、新しい図書館の計画が進んでいます。
その場所が、鉄腕アトム像の近くにある市有地(旧平岡レース跡地)なのか、それとも、東飯能駅ビルになるかは、まだ決まってはいないようです。
しかし、新しい図書館の場所がどこになろうと、その新図書館では、新しい目玉企画、新しい試みに取り組んで欲しいものです。
そこで誰もが考えつくのは<鉄腕アトム文庫>でしょう。
新図書館に、最低でも、マンガの『鉄腕アトム』全巻と、テレビ放送されていたアニメ版と実写版のDVD全巻を揃えたコーナーを設ければ、それなりの<鉄腕アトム文庫>にはなるでしょう。
飯能市の教育委員会に予算があれば、その<鉄腕アトム文庫>を市内の小中学校すべてに設置してもいいのではないでしょうか。
少なくても、飯能青年会議所は、鉄腕アトム像に一番近い、飯能第一小学校にだけでも、この<鉄腕アトム文庫>を寄贈してはどうでしょうか?
いまの子供たちは基本的に鉄腕アトムを知らないのです。子供たちがアトムのことをもっとよく知るようになれば、鉄腕アトム像にも興味と愛着を持つようになるのではないでしょうか。
その寄贈時期のタイミングとして最適なのは、2003年4月以降に生まれた
<アトムと同い年>の子供たちが小学校に入学する2010年4月でしょう。
4月7日はおそらく入学式でしょうから、そこで、鉄腕アトム像の前で<鉄腕アトム文庫>の贈呈式をやれば、とりあえず全国版のニュースとして取り上げられることも期待できます。
教育委員会と飯能青年会議所には、ぜひとも、検討してもらいたいものです。
さて、どうなるでしょうか・・・・
2008-04-13 Sun
原作者の手塚治虫さんが、どうして、鉄腕アトムの誕生日を4月7日にしたのかは、諸説有るようですが、とにかく、毎年、飯能中央公園では、この4月7日あたりは、ちょうど「桜も満開」なのです。
そこで、毎年4月7日に、鉄腕アトム像の周囲で定期的に開催できるコト、
開催したら面白そうなコトは、どのようなコトが考えられるでしょうか?
とりあえず、思い付くまま下記に列挙してみました。
まず、下記のことが真っ先に必要でしょう。
1.『4月7日はアトムの誕生日です』という目立つ看板を設置する。
この<誕生日を告知する看板>を設置しているだけで、前を通る人は
「4月7日にはここで何かイベントが有るんだなぁ」と推測するでしょう。
そうすれば、下記のようなことも自然発生的に増えてくるかもしれません。
2.4月7日が誕生日の人がアトム像との記念写真を撮りに来る。
これは、私自身が4月7日にアトム像の前でデジカメを持って待っていましたが「きょうが私の誕生日」とか、「きょうがこの子の誕生日」という人は、残念ながら一人も現れたことはありません。
ただし、5月のツーデーマーチで撮影していたときに、一人だけ「4月7
日は私の誕生日なんです」と言ってくれた女性がいました。
鉄腕アトム像サイトのアクセス数を見てもわかるように、
全国から「4月7日生まれ」の人が飯能に、しかも、4月7日に合わせてやってくるようになるには、かなり認知度を上げなければならないでしょう。
もしかしたら、<誕生日を告知する看板>だけでは、あまり効果が期待できないかもしれません。
そこで、次のアイデアを考えつく人もいると思います。
3.飯能市に住民登録している人の中から「4月7日生まれ」の人を抽出して「お誘い状」を郵送してみる
生年月日と住所を確認するために住民台帳を点検しなければならないので、この作業は飯能市役所しかできないことです。
現在、飯能市の人口は約82,000ほどですから単純に365で割ってみても、飯能市には「4月7日が誕生日の人」は、224人前後は居ることになります。
飯能市から、「4月7日のあなたの誕生日には鉄腕アトム像の前に来られませんか?」というお誘い状をわざわざ郵送するのですから、受け取った人は
「何があるのだろう?」と期待をします。
当然、それに応えなければならないでしょう。
多少なりとも、税金を使うことになるのですから、集まってきた人たちに誕生日プレゼントを贈呈するわけにはいきません。
しかし、記念の「全員集合写真」ならどうでしょうか?
4.その写真を毎年、5/1号の『広報はんのう』の表紙に載せるのです。
それを飯能市役所サイトに掲載すれば、個々の人たちにその写真を渡す必要はないのです。
年を重ねるごとに、飯能市民以外の人も加わってくるでしょうから
この<4月7日の集合写真>に写る人数が徐々に増えていくのを
「広報の表紙」で見ていくのも面白いのではないでしょうか。
しかし、
「ただ鉄腕アトム像の前に集まって記念写真を撮るだけでは面白くない」と思う人も少なくないでしょう。
そこで、どうするか? は、次に書くことにします。