2020-09-01 Tue
「ソーラー発電は楽に儲かる!」という人が増えてくると、今度は、そういう人たちを対象にして金儲けをする人たちが現れたのです。
最初は、山林や荒れ地、休耕地を抱えていた地主などに「ソーラー発電の知識が無くても、売電ビジネスで儲かるように私たちがお手伝いしますよ!」とアプローチしていったのです。
「最新で最高性能のソーラー設備を紹介します!」
「経験豊富で信頼できる施工業者を紹介します!」
「電力会社への複雑な売電契約手続を代行します!」
「資金が立ちなければ提携している金融機関も紹介します!」
「管理や運営が面倒であれば受託する専門業者も紹介します!」
このように「ソーラー発電ビジネスで儲けたい!」という素人の地主に、「ソーラー設備販売、もしくはその仲介で儲ける」のです。
「設備工事、もしくは工事業者の仲介料やバックマージンで儲ける」のです。
「日々の管理運営受託、もしくはその専門郷社への仲介料で儲ける」のです。
これが<ソーラー売電コンサルビジネス>の実態なのです。
彼らは<ソーラー発電ビジネス>業ではなく、<売電ビジネスに必要な全てのことを請け負う(と思わせる)<売電ビジネスコンサル>業なのです。
つまり「売電ビジネスで儲けたいという人」を対象にしているから、「発電ビジネス」ではなく「売電ビジネスで儲けることを請け負うコンサル業」という全く別のビジネスなのです。
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2020-09-02 Wed
<ソーラー発電ビジネス>と<ソーラー売電コンサルビジネス>と根本的な違いは<ソーラー発電が目的か、それとも手段か>ということです。
<ソーラー発電ビジネス>は、設置したソーラー発電設備が正常に稼働することを前提としています。
なぜなら、発電した電気を電力会社に売って「儲ける」ことが目的だからです。
これに対して<ソーラー売電コンサルビジネス>は、「ソーラー発電で儲けたい!」という人から様々な手段や口実で「金を引き出すことで儲ける」ことが目的にしています。
例えば、
①メーカーから3億円で仕入れた設備を「最新で高性能の設備だから」と思わせて10億円で買わせれば、その時点で差額の7億円儲かります。
②5億円で可能な工事費を、8億円に水増し請求することで、その時点で差額の3億円儲かります。
③関係省庁や電力会社との交渉や手続きを代行することでも儲かるのです。
④発電の日常管理業務を受託する会社を紹介した時点で受け取る紹介料やバックマージンでも儲かるのです。
つまり、ソーラー発電が開始された時点で「当初目標の利益を確保できる」のです。
ということは、顧客のソーラー設備が故障しても、稼働コストが嵩んでも、顧客の<ソーラー発電ビジネス>が破綻してもまったく構わないというビジネスなのです。
つまり、「ソーラー発電ビジネスで儲けよう!」と思った人は、<ソーラー売電コンサルビジネス>業者に「カモにされるだけ」なのです。
そのビジネスの仕組みに気づいた時はもう手遅れなのです。
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2020-09-03 Thu
どの業界にも〈良い人〉と〈悪い人〉がいます。
当然、<ソーラー売電コンサルビジネス>業界にも、〈良いコンサルタント〉と〈悪いコンサルタント〉がいます。
<良いコンサルタント>とは、「顧客をソーラー発電ビジネスで儲けさせる」ことが仕事の基本です。
だから、ソーラー発電の経験や専門知識が豊富です。顧客に儲けて貰わなければ、自身の利益にならないからです。
これに対して<悪いコンサルタント>とは、「騙されていると気づかれないように顧客を騙して、顧客からお金を引き出して自分の懐に入れる」ことが仕事の基本なのです。
だから、顧客には「ソーラー発電の経験や専門知識が豊富である」かのように振舞いますが、その実、一般常識に毛の生えた程度でしかありません。
顧客から最大限のお金を引き出せさえすれば、その後、顧客の<ソーラー発電ビジネス>が成功しようが失敗しようが、どうでもいいのです。
現実には、<悪いコンサルタント>のカモにされた顧客の殆どは失敗に終わっています。
<ソーラー発電ビジネス>の失敗とは、「現地にソーラーパネルの残骸が放置されたまま」になることです。後片付けをしたくても、その人には、それだけの資金も気力も無くなっています。
中には「行方不明になる人」も少なくないのです。
顧客が最悪の末路になっても、<悪いコンサルタント>にとっては〈用済みの人〉なので、どうでもいいのです。
道義的な責任を非難されても、法的な責任を負うことは無いからです。
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2020-09-04 Fri
当ブログは「画像掲載」が出来なくなったので、画像を掲載してあるFacebookへのリンクを張ることにしています。
<Facebook小久保達>で始めた【自宅から徒歩圏内の超マイクロツーリズム】への投稿をリンクしました。
説明や解説は、当blogとFacebookではできるだけダブらないようにしていきます。
9/2(水)は曇っていたが「満月の日」でした。
市内に住む相馬光さんの横笛とトークのライブです。
会場は蔵を改造した<草月庵>
Facebookには書きませんでしたが、ここの<冷凍フルーツフラッペ>は珍しいので、普通の〈かき氷〉に飽きた人にはお勧めです。
「普通のかき氷にフルーツをトッピングしたもの」と思われがちですが、実は「冷凍したフルーツをかき氷器で削ったもの」なので氷片全部がフルーツなのです。
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2020-09-05 Sat
市有林の里山を破壊してメガソーラーとサッカー場を造った民間のスポーツ団体が頼ったコンサルタントは、どうやら<悪いコンサルタント>だったようです。
メガソーラーは、稼働した当初から故障が絶えませんでした。
それもそうでしょう。
「最新で最高性能のソーラ設備」だと言われていたのですが、どうやら最低レベルの3級品だったようなのです。
しかし、サッカースクール運営には多少の経験が有っても、ソーラー発電に関して全く素人のその団体には、コンサルタントが指定した設備が、価格に見合うだけの性能が有るかどうかを判断する能力も意欲も無かったのです。
購入金額についても「高いかなぁ」とは思っても、自分の懐が痛むお金を支出するわけではなかったので、真剣には「検討しなかった」のです。
なぜなら、この民間スポーツ団体には最初から自己資金は無く、全ての資金はリース会社の「建替え」だったからです。
この団体と、設備機器メーカーや造成土木工事業者、ソーラー設備設置工事業者、稼働業務受託業者、さらには<悪いコンサルタント>への報酬支払い等、全ての資金をD社が、その民間団体とのリース契約」という方法で提供していたのです。
もちろん、「リース会社」というのは金融業の一形態ですから、当然、「リース契約」の相手からは充分な担保や保証人を確保します。
しかし、メガソーラーやサッカー場が造られた土地は、その団体や代表者の所有地ではありません。「市有林を借りている」だけなのですから、担保にはできません。
団体の代表やその親族にも、数十億円の連帯保証人になれる人はいなかったのです。
ならば、どうして、D社は、「担保が無い」「保証人も付けられない」民間団体と巨額のリース契約を結んだのでしょうか?
このことだけが、市民の間でも「不思議」というか「秘密」だったのですが、ここでのメガソーラー発電が破綻して、初めて「市役所が裏保証をしていた」ことが明らかになったのです。
しかし、「市役所の裏保証を確保しておく」のは、営利企業のD社にしてみれば「当然のこと」だったのです。
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2020-09-06 Sun
D社は、市役所を「裏の保証人」にしたことによって、市有林を平坦化して造った<ソーラー発電ビジネス>が破綻しても、リスクを全く負わずに済んだのです。
なぜなら、その場所での<メガソーラービジネス>は、D社の事業ではなく、市役所との契約の〈代表者〉になっている民間スポーツ団体の事業という〈建前〉になっていたので、総事業費の数十億円は、法的にはこの民間団体の負債になったからなのです。
もちろん、この民間団体にその負債を支払う意志も資金力も最初からありませんでした。
だから、法人も経営者も「市役所との契約」では「事業破綻時の負債は負わない契約」になっていたので、負債の弁済を免れることが出来たのです。
本来であれば、D社が民間団体に「提供したことになっている数十億円のリース代金」は、<回収できない不良債権>としてD社の経営にマイナスを残すことになるのですが、市役所との「裏保証」契約のお陰で、リース代金の全額を市役所の公金から回収することができたのです。
つまり、現場の土地の造成工事会社も、ソーラーパネル機器メーカーも、設備工事会社も、運営作業受託会社も、当初の「売り上げを全額回収できた」のですから、我が市のメガソーラーで充分に儲かったのです。
もちろん、D社も、それらの会社の経費の水増しとバックマージンで充分に儲かったことは言うまでもありません。
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なぜなら、その場所での<メガソーラービジネス>は、D社の事業ではなく、市役所との契約の〈代表者〉になっている民間スポーツ団体の事業という〈建前〉になっていたので、総事業費の数十億円は、法的にはこの民間団体の負債になったからなのです。
もちろん、この民間団体にその負債を支払う意志も資金力も最初からありませんでした。
だから、法人も経営者も「市役所との契約」では「事業破綻時の負債は負わない契約」になっていたので、負債の弁済を免れることが出来たのです。
本来であれば、D社が民間団体に「提供したことになっている数十億円のリース代金」は、<回収できない不良債権>としてD社の経営にマイナスを残すことになるのですが、市役所との「裏保証」契約のお陰で、リース代金の全額を市役所の公金から回収することができたのです。
つまり、現場の土地の造成工事会社も、ソーラーパネル機器メーカーも、設備工事会社も、運営作業受託会社も、当初の「売り上げを全額回収できた」のですから、我が市のメガソーラーで充分に儲かったのです。
もちろん、D社も、それらの会社の経費の水増しとバックマージンで充分に儲かったことは言うまでもありません。
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2020-09-07 Mon
当の民間スポーツ団体も、「当初の計画では年間120万円の借地代を市に支払って」なおかつ「サッカースクール運営経費を自力で稼ぎ出すことになっていた」のに、市から廃校跡地に造られた<総合スポーツ合宿センター>の指定管理者に指定されることによって、逆に、市から年間でかなり高額の指定管理料を定期的に貰う立場になったのです。
驚いたことに、結果的にはこのメガソーラーで「膨大な損害を被った」のは「市民だけだった」のです。
なぜなら、この<20億円で買い戻した市有地>をメガソーラ発電所ーとサッカーグランド建設で破壊され、なおかつ、そこに、放置された<ソーラーパネルの残骸>を撤去する費用も全て市が負担しなければならなかったからです。
しかし、この計画を「地方創生」「地域活性化」事業として推進してきた市長、市幹部職員、市議たちは、「期待の事業が失敗に終わったのは残念!」とか「市民の貴重な財産を失って申し訳ありませんでした」と議会で「陳謝した」だけで済んだのです。
日本の法律では「議会で議決された公務で生じた損害は個人としては免責される」ことになっているの、それ以上の追及ができないことに、市民は驚愕したのです。
もしかしたら、市長も市議も「公務の失敗では個人の責任は問われない」から、このような「杜撰で詐欺紛いの計画」を強引に推進したのかもしれません。
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2020-09-08 Tue
30年以上も<市有林の里山>として守ってきた貴重な自然の17haの自然林が、平坦化の造成工事で切り崩され、放置されたままの無残なソーラーパネルの残骸で覆われたままの現地を見た市民の間では幾つもの疑問が交わされたのです。
「市長はなんで、メガーソーラーを強引に推し進めたのだろうか?」
確かに、この市長が市長選に立候補した時に選挙公報に記した公約の一つに「ソーラー発電を推進する」という項目が有ったことは有ったのです。
「でも、それなら、なぜ、市の正式な公共事業として、やらなかったのだろうか?」
それは、<メガソーラーの失敗例>が広く認知されている現状では、「市の事業としてやる」と、大勢の市民が反対し、議会の承認も得られないことが初めから判っていたからでしょう。
そこで「世界に通用する選手を育成する養成スクールの専用サッカー場で地方創生!」という〈尤もらしい大義名分を掲げる案件〉に仕立て上げただけだったことが判明したのです。
「それにしても、賄賂や利益提供等の罪状でどうして立件されないのだろうか?」
これについては、警察もまだ捜査中で、詳しいことは判っていませんが、そのうち事件の全容が解明されるでしょう。
市長よりも、贈収賄などの明確な違法行為で摘発される可能性が高いのは、全てのお金の流れの中心にいた<悪い売電コンサル会社>のD社と、最初から裏の中心になって計画を進めてきたX市議なのではないでしょうか。
(625字)
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2020-09-09 Wed
贈収賄という犯罪は、民間から公務員に「便宜提供の謝礼」として「現金の授受」が「証明」されなければ逮捕、立件にまで持ち込むことはできません。
金銭の授受が、証拠が残る口座振込で行われることは希で、殆どは「密室での現金授受」です。
しかし、「密室」なので、その場に居た者の証言しか証明することができないのです。
なので数少ない証拠の糸口の一つは「贈賄側の支出の記録」であることが多いようです。
贈賄する企業で、「現金を手渡す人間」はサラリーマンなので「会社に対しては現金支出の記録」が不可欠です。
今回の<市有林でのメガソーラー&サッカー場造成工事>の総額は60億円と言われていましたが、その殆どに絡んでいるのが<悪い売電コンサルタント>のD社です。
捜査当局は、このD社から「現金支出の流れ」から、贈収賄の証拠を見つけ出すことができたのです。
「贈収賄」は何も「現金の授受だけ」のことではないのです。
一見正常な商取引を装うことが定番です。
例えば、土地の売買。X市議が所有している時価500万円の土地を、D社が1500万円で買い上げれば、差額の1000万円は実質的には「市議への贈賄」に当たります。
例えば高価な美術品の売買。X市議が所有している時価20万円程度の平凡な古美術品でも、それをD社が「来客応接間の装飾品」として100万円で買い上げれば、差額の80万円は、それも「贈賄」に当たります。
例えば顧問料や企画仲介の謝礼。X市議に直接顧問料を支払うのは、疑われるので、X市議が指定する人間(家族・親族・秘書・後援者)に低額だが毎月長期に支払い続けることも、その顧問に「顧問として働いた実績」が無ければ、これも贈賄と認定されることもあります。
早い話が、贈賄側が収賄側に「現金を提供する」方法は幾らでも有るわけです。
もちろん、上記のような「収賄罪の対象」は、X市議だけでなく、<メガソーラー&サッカー場建設>に関わった市長、市職員も対象になることです。
なので今回の<市有林メガソーラー疑惑>もここから〈疑獄〉というレベルにまで発展していったのです。
(809字)
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2020-09-10 Thu
このメガソーラー疑惑が事件として注目を集めるようになったキッカケは、当時の安倍内閣が引き起こした<モリカケ問題>だったのです。
時の総理が、自分の友人知人の事業に「国有財産を破格の低価格で売却する」ことや、「公金で不公平に利益提供する」という構造は、実は、全国の都道府県、市町村でも、昔から「定着していた」ことが明らかになったからです。
これが、一頃話題になった<モリカケモドキ地方版>です。
もちろん、ここ飯能では<モリカケモドキ飯能事件>と言われました。
関係した市議や公務員はそれなりの処分をうけましたが、「一見、得したように見えて実は利用されただけ」の、形式上の<メガソーラー事業者>だった民間スポーツ団体は、<環境破壊>への積極的な加担が、サッカー界で大きな問題になり、スクールに生徒が集まらなくなって、解散に追い込まれたのです。
(416字)
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