2003年4月12日(土)に投稿された作品  計6首
掃討なんて
言葉が
今でもあるんだ
新聞の見出しに
愕然とする
      のびた
戦争は
色を失う
白黒の世界
戦争屋のこころ
そのもの
     一川
新郎が
補装具づくりに
道を変えたのは
地雷で足失くした
カンボジャの子見てだった
         木の花
宗教が平和を
もたらすのではない
平和への願望が
宗教を
求めてきたのだ
     小久保 達
 
「平和のための戦争」
「戦争をなくすための戦争」
でもその本質は
他者への疑心暗鬼と
軍備の正当化だった
        小久保 達
平和をもたらすよりも
戦争の原因になる
ほうが多い
「宗教」というのは
罪深いものだ
        小久保 達