何十年ぶりかの
うたごえ喫茶
昔と今の気概入り乱れ
友を偲び
平和をと歌う
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木の花
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闇色の天幕
星のまたたきの間に
平和を願い
空を見上げる子が
世界にどれほどいるだろうか
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睡蓮
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新たなる戦争の時代に
迎えた終戦記念日
国会議事堂を覆う
戦没者の抗議の雨か
明日は祖父達の送盆
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みつき
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あのころの
兵士の気持ち
私はなんにも知らない
今模索している
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いけいけみちこ
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「日本の核武装」
日本人だけが
「あり得ない」
と思っているが
他国の認識は違う
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小久保 達
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「世界警察」の業務を
国連から受託して
日本が誇る「交番」を
世界の隅々にまで
張り巡らしてみたい
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小久保 達
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敗戦直後に生まれた
君のいのちだった
反戦と正義を身にまとった
君のいのちだった
君は今、ピースのバラの中に居る
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木の花
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戦争に散った
人たちの声がする
戦争をしてはいけない
命は守られなければならない
そのために五行歌を詠む
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木の花
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終戦記念日は
八月一五日だけじゃない
すべての国々の
「平和を願う記念日」を
カレンダーにしてみたい
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小久保 達
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終戦なら
「開戦の原因」を反省するが
敗戦だと
「負けた要因」に拘ることになる
と言うが……
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小久保 達
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国連本部を
アメリカから日本へ
自衛隊はそのまま
日本常駐の国連軍に
核兵器も日本で封印
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小久保 達
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強力な軍隊を
自衛隊と
呼び続ける
その誤魔化しが
思考停止を生み出している
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小久保 達
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草取りの
暑い日もあった
重ねたのこの日
平和をかみしめる
テレビに黙祷
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たあとる
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国が負けたことは
生き残った者には
いい薬だった
人を
亡くしたことさえ
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えんた
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敗戦を
終戦と言い換える
そんな意識が
戦争を起こす要因に
フタをしている
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小久保 達
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日本は
あくまでも
「国連外交」
どうせなら
国連と心中覚悟で
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小久保 達
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平和も知らず,
世界の姿も知らず,
命の尊き意味さえも知らず,
因縁の中に生れ落ち,
手の中で消ゆる小さき命
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睡蓮
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