2003年10月21日(火)〜10月31日(金)に投稿された作品  計92首

「対話と圧力」は
正しくは「恫喝」という。
とある映画監督のコラムに
喝采を送りながら
励まされている私

みつき
2003/10/21



戦争の過去を
美化して
作り事にしてはいけない
歴史は厳然と
あるがままにある

のびた
2003/10/21
 
 



泣く自由さえ奪われた
黒人の魂の叫びブルース
歌う自由さえ奪われた
北の人々の
涙は何処に埋もれているの

みつき
2003/10/21



人が
殺されると
言う事は
誰かの所為なのか
誰の所為でもないのか

睡蓮
2003/10/21



脊椎後縦靭帯骨化症
大工を捨ててで
織物師
自分のありったけを
頑張っていました

いけみちこ
2003/10/22



裸でこの世に生まれ出た
たくさんの命が
路上を行く
つまらなそうな命なら
病気で苦しむ人に上げましょうか

木の花
2003/10/22





「誰が造ったか」なんて
縄張り争いはいらない
平和の礎を謳う
日本の憲法が
わたしは好き

みつき
2003/10/22



すっきり爽快朝目覚め
家族元気でいってきます
一日仕事を頑張れば
一家団らん晩御飯
おやすみ今日の無事感謝

亜洲好漢
2003/10/22

これ以上
祖国が悪くなるのに
耐えられない
誇れる国にするために
私は投票する

木の花
2003/10/22




よーく胸に手を当てて
自分に恥ずかしくないか
考えて
恥ずかしい人は
立候補してはいけません

木の花
2003/10/22




ほんとうを
政治に生かせるのは
女性たち
男性中心の政界に
新しい風を

木の花
2003/10/22

女性解放運動いまでこそ
大切
介護保険は息子には使わせない
妻が見るべき
介護者守れる政治はいる

いけみちこ
2003/10/23



89歳老夫婦
隣の独居65歳の
福祉弁当を
分けて欲しいと
泣いていた

いけみちこ
2003/10/23




世界一孤独で
あなたの命を危険にさらす
臆病者の顔は
鏡の中にこそある独裁者
あなた自身が変わらぬ限り

みつき
2003/10/23



この世の命には
誰だって
限りがあるのだから
そろそろ
天国への道を考えましょう

木の花
2003/10/23



人民の
人民による
人民のための政治
政治家を目指す人には
理解していて欲しい言葉

みつき
2003/10/23




言いたいことが
山ほどあった
やっと聴いてもらえる喜び
思いを凝縮して
一票に託そう

みつき
2003/10/23



日本の未来を
選ぶことが
世界の未来を
選ぶことになるんだ
初めて気づいた二○○三年

みつき
2003/10/23




開かずの踏切での
小泉発言
選挙睨んだ点数稼ぎ
当たり前を
言ってるだけ

木の花
2003/10/23




投票しなければ
しなくなるほど
政治に無関心になる
今は、そんな暢気
言ってる時じゃない

木の花
2003/10/23




自分の意見と
同じ重さで
人の意見きちんと聞く
当たり前の心
持つ人を望む

木の花
2003/10/23




国会の理想は
いろいろな
垣根を越えた
最高の集団で
あること

木の花
2003/10/23




勇ましい
女性候補者の
足を引っ張らず
度量の大きさ
見せるとき

木の花
2003/10/23




国益を
重視する人か
地域の利益誘導を
優先する人か
有権者が決める

亜洲好漢
2003/10/24



国会に巣食う
ゼニダニや
コガネゴキブリを
大掃除するチャンス
それが総選挙

のびた
2003/10/24



選挙の先に
平和な世界を
展望する
心豊かな人を
選びたい

木の花
2003/10/24



政治用語で
公約とは
民間語訳で
口約のことらしい
マニフェストも同じ?

みつき
2003/10/25



マニフェストは
政治的企画書
納期未記入では
プレゼンさえできない
まして不履行は訴訟もの

みつき
2003/10/25




自分と夫の
両親を介護し
三人を見送り
今は実母を世話する友の
クラス会参加の喜びは格別

木の花
2003/10/25




人を思いやる
気持ちが
自分を
一番
育ててくれる

木の花
2003/10/27




まだ決まっていません
先送りではありません
逃げてるわけではありません
ただ
(言い逃れしてるだけです)

のびた
2003/10/27



人間の不完全さを
教えられている
謙虚な心は
そこから
生まれる

木の花
2003/10/28




心に
ひまわりの花
咲かせて
明るい笑顔
送りたい

木の花
2003/10/28

やっと分かった
木の名前は
ニワウルシ
別名、シンジュ(神樹)は
やさしい腕の枝振り

木の花
2003/10/28




会ってみて
話しせずとも
笑顔から
にじみでている
人間性

亜洲好漢
2003/10/29



戦後なのか
戦中なのか
神聖なラマダンの日も
流血の一日に
爆発の煙で先が見えない

木の花
2003/10/29



誰かの人権を
誰かが管理・制限する
そもそもそこに
歪みの源泉がある
そんな風に思えてくる

みつき
2003/10/29



笑顔絶やさない人が
見せる
一瞬の厳しい表情は
悲しみを知る人の

木の花
2003/10/30



いろいろの体験の中で
小さな信頼は残したいから
そして
掲示板が美しいものであって
欲しいから

みちこ
2003/10/30



人にやさしく
自分に強く
日々
在ることの
総てに感謝

睡蓮
2003/10/30



生きる力とは
自ら考え 
自ら行動する
踏ん張れる力
そして感謝

みちこ
2003/10/30



返信が
書けるのも
いいかな
心の平和願った
人から

みちこ
2003/10/30




政治が
見世物小屋に
かかっている
言葉や理念が
真を失っている

叶 静游
2003/10/30



『歴史の変化は
しばしばひとりの
人間の心の中で
そっと始まる』
先達の言は重い

叶 静游
2003/10/30




いっときの名声に
酔うは哀れ
真の名声は
永遠に
歴史に生きる

叶 静游
2003/10/30




『自民党を壊す』
『挙党体制で』
謎々の連発だ
見えすいた
首相の詭弁術

叶 静游
2003/10/30




理念も哲学も
顧みない
世の退廃を愁う
せめて幻想を膨らませ
希望の光を走らせる

叶 静游
2003/10/30




自分の意思で
決断する勇気
リスクも背負い
選択する知力
自立は行動だ

叶 静游
2003/10/30




基本的人権が
与党間のメンツや
野党へのテクニックに
使われている
国民主権は何処(いずこ)に

叶 静游
2003/10/30




闇は深い
やりきれぬ思いと
怒りが募る
ひそかには葬らせない
真の光をあてる

叶 静游
2003/10/30




優れた
医療と福祉が
世界の指標だ
自(おの)ずから
平和の使徒になる

叶 静游
2003/10/30



貧困対策の
援助は
安全保障だ
削減は
思考欠除だ

叶 静游
2003/10/30




夢と理想の力を
もう一度信じよう
人は平等だ
等身大の理想と
使命感を温める

叶 静游
2003/10/30




パフォーマンスに
世論が
動く
危なくないか
歴史が嘆いている

叶 静游
2003/10/30




光を透かした
紅葉は
一層美しい
汚れが光に
晒されるのだろうか

叶 静游
2003/10/31

投票は
決心がつきました
あの人
あの
政党です

みちこ
2003/10/31
アメリカの
山火事
人間の力の
ちっぽけさを
見せつけられる

木の花
2003/10/31
ささやかな私の歌に
目の輝く老人が二人
本誌でほめられる歌で
ないかもしれない
こんな歌を詠み続けたい

みちこ
2003/10/31
ツワブキの花が
すっくと伸びた
強く
雑草も
地を這うように根を張った

みちこ
2003/10/31


平和は環境から
戦争は人の命と
地球を滅ばす
こんなに美しい自然
守りたい

みちこ
2003/10/31


テレビの
意地悪ばあさんは
スカッとさせてくれたけど
目の前のお年寄りを
受容できない自己矛盾容

木の花
2003/10/31
お年寄りを
受容できるのは
感情よりも
意志の回路
強くすること、かな

木の花
2003/10/31

演出で
隠されているものを
洞察する
知力の確かさに
主権の価値が問われる

叶 静游
2003/10/31
日本が
アメリカの友と
言うのならば
もっと力強い
識見を示すことだ

叶 静游
2003/10/31

グローバルの名で
価値の統一を
計るは愚か
一極は不安定と
崩壊を生む

叶 静游
2003/10/31

日本が
国として豊かなのは
日本人が
貧しいのを貧しいと
思わないからでもある

叶 静游
2003/10/31

混濁の
世に
進路を失う
羅針盤を欠いた
漂泊船のように

叶 静游
2003/10/31

新官邸が
闇に沈む
公約は
知らせないこと
遠くにおいておく

叶 静游
2003/10/31

二進も三進もいかない
乏しい中味を
覆い隠すように
総理はただ
声高に威圧している

叶 静游
2003/10/31

新官邸は
ベールの中に
知られぬ事が
改革への
一里塚

叶 静游
2003/10/31

政策の
論議を
はぐらかし
声高な身振りだけ
児戯の類

叶 静游
2003/10/31

声だけが
弾んでいる
論点を
はずした
身の錆

叶 静游
2003/10/31

党首討論に
吠え面や猫撫声が
緩急自在に
自己を保身する
悲劇は人々がかぶる

叶 静游
2003/10/31

凶悪な事件が
続発している
漂泊する
政治の
属性だ

叶 静游
2003/10/31

政治で
生きるのではなく
そのために働く
迫力のある生き様こそ
歴史を飾るのだ

叶 静游
2003/10/31

他国に
追随する
妄語癖の
総理がいる
それこそ有事だ

叶 静游
2003/10/31

個人情報保護に
言論を押さえられ
徴兵の名で
青春を奪われた
日を憶う

叶 静游
2003/10/31

稚拙な
外交に
条理が滅ぶ
初動に
誤りがある

叶 静游
2003/10/31

門の内は
自由と生命
外は
迫害と死
人道を捨てた小泉外交

叶 静游
2003/10/31

異民族を
蔑視する
島国の
歪みが
心に巣食う

叶 静游
2003/10/31

人道人権が
最初にあってこそ
政治だ
世論におされてからでは
遅すぎる

叶 静游
2003/10/31

モラルが
遺物となる
恥の上塗り
誇りも
失せている

叶 静游
2003/10/31

「壊す」に
眩惑される
間違っていないか
改革は
継続の中にある

叶 静游
2003/10/31

胃が痛む
キリリと痛む
国会に
悪の
巣籠りを許さない

叶 静游
2003/10/31

空気や
水のように
憲法が体内にある
朽ちた
看板ではない

叶 静游
2003/10/31

短い言行の
寸劇首相に
ゆだねておいて
よいのか
本当に危ない

叶 静游
2003/10/31

人任せの総理が
支持される
不思議だ
列島は 
沈んでいく

叶 静游
2003/10/31

中庸と
言えば
聞こえがよいが
いつも
靄の中

叶 静游
2003/10/31

国会の
権謀術策に疲れた
無頼の徒が
正義を忘れ
時代劇を演じる

叶 静游
2003/10/31

失業率が
最悪だ
迫る年の瀬に
晴れ着も質屋で
泣いている

叶 静游
2003/10/31

法を
盾に
翳す者へ
「人、先にありき」
ではないか

青香
2003/10/31
候補者が
好き勝手を言って
こぶしを振り上げる党
望み通り
ぶち壊してやろう

のびた
2003/10/31