私は
ボタンを押しただけ
殺した人々を
見ていない と
焼夷弾投下米兵の証言
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のびた
2003/09/01
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偉大な奉仕者を
死に追いやった
原因は
米大統領の愚かな
所業にはじまる
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叶 静游
2003/09/01
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身勝手な
超大国の単一行動が
平和と共生の要の
国連までも
危機に立たせる
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叶 静游
2003/09/01
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戦争は
嘘の果実だ
いつも
真実が
犠牲になる
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叶 静游
2003/09/01
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戦争も国境も
なければ
敵ではなく
最愛の友人として
出会えたはず
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睡蓮
2003/09/01
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存在は小さくても
不可欠な微量要素
多数決の原理で
小さきものを切り捨てない
県政を望む
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木の花
2003/09/01
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平成に
平静な心が
帰らず
混濁の流れが
やまない
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叶 静游
2003/09/02
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『戦争が平和だ』との
主張を
真髄まで掘り下げる
核を過信する者の
思考の愚かさ
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叶 静游
2003/09/02
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どの国の
童謡も
和みがある
荒廃と怨みをこえ
平和のため歌い広める
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叶 静游
2003/09/02
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猛暑に死ぬ
劣化ウランに死ぬ
自殺が激増する
犠牲は
みな無辜の民だ
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叶 静游
2003/09/02
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憎めと言われ
憎まされ
讃えよと言われ
讃えさせられ
真実と自由を知らぬ国
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睡蓮
2003/09/02
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科学者や政治家は
自分のためを
いっさい止めて
私たちは
互いのためが丁度良い
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木の花
2003/09/02
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実行できない
大きなことより
実行できる
小さなこと
もちろん後者の道
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木の花
2003/09/02
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最新兵器で
弱小国を
叩き潰して
ほくそ笑むのは
真に野蛮な国
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のびた
2003/09/03
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アメリカが正義だ
みたいな論理で
世界中に
火種を撒き散らす
それがことの始まりだ
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のびた
2003/09/03
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声は 叫びは
土深く
埋もれたまま
君が掘り起こして
野に放て
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のびた
2003/09/03
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見せびらかすだけの
日の丸軍隊なんて
みっともないから
早く
引き揚げなさい
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のびた
2003/09/03
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忍耐して
待ち望めば
その先には
必ず
平和がある
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木の花
2003/09/03
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昭和18年生まれの赤ちゃんは
ないないづくし
ミルクがない
写真がない
元気がない
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木の花
2003/09/04
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戦争になって
初めて知る
平和の値打ち
では
遅すぎる
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のびた
2003/09/05
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争うため
憎むため
そんなものの為に
命が
在るのでは無い
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睡蓮
2003/09/05
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核使用は
大型も小型も
一切No!
米軍使用の劣化ウランか
イラク駐留米兵に謎の病気
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木の花
2003/09/05
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敗戦前の私の2年間
聞くことも
語ることもなく
空白を残したまま両親は逝った
私の穴は今も塞がらない
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木の花
2003/09/05
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時間をかけた
思想動員で
人殺し戦争を
ゲームと楽しむ
人々がいる
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のびた
2003/09/06
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身体を
鍛えるのは
戦に備えるため
そんな風潮が
今もどこかにある
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のびた
2003/09/06
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アメリカは
ベトナム戦争の過ちが
わからないのか
ドクさんが
日本で訴える
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亜州好漢
2003/09/06
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同じ過ちを
何度も繰り返す
人間は
最も愚かな
生物かもしれない
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亜州好漢
2003/09/06
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戦争により
殺されているのは
人間だけと思うな
犬や猫
思い出や人の心までも
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睡蓮
2003/09/06
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食べ物少なく
母は江古田に
買い出し
洗足池あたりも
警戒警報
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木の花
2003/09/06
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「まだ戦争中」と
ブッシュ大統領
終わりが分からなくなった
かくれんぼに似て
一人続けたがっている
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木の花
2003/09/06
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日本劣勢をひた隠し
進軍ラッパ吹き続ける中
三月十五日の東京大空襲
新宿は焼け、洗足も危なくなり
四月に疎開
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木の花
2003/09/07
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清里の
診療所に
心よせ
通り過ぎつつ
友思う
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いけみちこ
2003/09/08
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「戦争を知らない」
と言う事は
倖せなのか
回答を得るため
勉強し五行歌を詠う
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睡蓮
2003/09/08
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疎開から敗戦までは
四ヶ月とちょっと
焼け残った我が家には
焼け出された人々
数多住み込む
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木の花
2003/09/08
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中気の祖母と手伝い残し
東京の家後にしたのは
洗足池の桜の季節
ついに来た
我が家の疎開生活
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木の花
2003/09/08
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海軍航空隊
十七歳の少年は
この地で
厳しい訓練に
耐えた
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いけみちこ
2003/09/09
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電灯の灯りを消すように
何の感情も無く
原爆のスイッチを押したとは
思いたくはない
同じ人間として
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睡蓮
2003/09/09
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『五行歌』本誌が届きました
”ピースのバラを愛した君へ”
バラづくしの追悼記事
一世一代のこと
やってしまいました
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木の花
2003/09/09
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わたしは2歳の女の子だった
疎開したときのこと
何にも覚えていないけど
きっと、泣きも笑いもしない
女の子だった
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木の花
2003/09/09
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アメリカ人
ホームステイに
難色理由
戦争でした
受け入れてよかった
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いけみちこ
2003/09/10
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戦争しない
軍備はいらない
だけでどんなに
生活がよくなったか
忘れてはなるまい
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のびた
2003/09/10
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踏切の色は
阪神優勝の
パレード列車が
通るかと思う
黄色と黒の縞模様
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亜州好漢
2003/09/10
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「嘘をつかない」
というルールを
守れないでいる人たちが
「公約」を軽く口にするのが
滑稽でならない
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睡蓮
2003/09/10
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敵の目を欺くため
板作りの飛行機並べた
嘘のような本当の話
霞ヶ浦の予科練近くが
最初の疎開先
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木の花
2003/09/10
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母の胎で
羊水に守られている命
この時からすでに
耳を働かせて
音を聞いている
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木の花
2003/09/10
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出産は生命のスタートではない
生命は
母の胎ですでに始まっている
引退牧師の話が
天の声のように蘇る
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木の花
2003/09/10
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