頼むから
戦争の応援だけは
しないでくれ
総理の器でないのは
分かっているから
|
のびた
2003/09/11
|
|
物心ついたのは
3回目の引っ越し先
筑波山と
霞ヶ浦臨める
予科練の対岸の地
|
木の花
2003/09/11
|
|
旅で知る
ポールラッシュ
知らなかった
ここでも知る
新しい知識
|
いけみちこ
2003/09/12
|
|
力は力で
解決できない
残るのは
悲しみと
散る命
|
睡蓮
2003/09/12
|
|
あれから二年
九月十一日
悲しみを知る人々と
共有できる平和をと祈り
ピースのバラを捧げる
|
木の花
2003/09/12
|
|
抱え込んでいる
苦しみを吐き出せ
久しぶりに見た
テレビ映画が
語る
|
木の花
2003/09/12
|
|
ベンチに腰掛け
杖に両手を乗せ
遠くに目をやる父の心は
どの時代を回想しているのか
未だ聞けずにいる
|
青香
2003/09/13
|
|
命をぼろぼろに汚し
たどり着いた家に人影はない
誰にも語らない
父の悲しみがなかったなら
この世に私は存在しない
|
青香
2003/09/13
|
|
自己満足で終わらない
国際協力をしたい
写真集「シエラレオネ」出版して
訴える若い医師
いい顔してるな
|
木の花
2003/09/13
|
|
自分の人生を
他者の命に重ねて
生きることが
一番豊かな
生き方かもしれない
|
木の花
2003/09/13
|
|
反対意見の人には
爆弾は当たり前、と
テロ容認の政治家
この発言に異議を!
これも反戦・非暴力への道
|
きなこ
2003/09/14
|
|
日本では
「戦争を知らない世代」が増えている
地球上で
「戦争をしない世代」
だけになることを願う
|
亜洲好漢
2003/09/14
|
|
田圃の畦で
ツバナを探し
摘んではしゃぶった
幼き日
野の草花が友だった
|
木の花
2003/09/14
|
|
平和
幸せ
希望
命あっての
ものだね
|
いけみちこ
2003/09/15
|
|
30年も昔の話を
昨日のことのように話す私
あの頃聞く
10年前の話は
他人ごとでしかなかった
|
青香
2003/09/15
|
|
手向けられた
ピースのバラ
子をなくされた
父、母様のもとへ
平和の香気を届けて
|
青香
2003/09/15
|
|
なんにもなかった
疎開生活
その分
自然だけは
豊かにあった
|
亜洲好漢
2003/09/15
|
|
戦争末期に
生まれた母は
記憶はないが
行く末を憂い
今日も働く
|
亜洲好漢
2003/09/16
|
|
憎むということは
とても心が
辛いのに
どうして容易く
心に住み着くのか
|
睡蓮
2003/09/16
|
|
田舎と東京の二重生活の父
週に一回
土浦駅から一里の道を歩いて帰宅
口笛に犬は尾を振り迎えに走る
幼子は甘えを知らない
|
木の花
2003/09/16
|
|
人が
凶器となり
物となり
藻屑となる
戦争なんて
|
安部節子
2003/09/17
|
|
ドアから漏れる
クルアーンの響き
異教が共存する
小さな我が家は
大きな地球
|
安部節子
2003/09/17
|
|
おさなごの
記憶の底に
残したい
爆撃の音ではなくて
優しい母の子守唄
|
安部節子
2003/09/17
|
|
非戦の傘が
静かに
行進していく
声高ではないが
命が歩いている
|
安部節子
2003/09/17
|
|
呆(ほう)けた祖母が
忠霊塔の
階段を上っていく
母としての
確かで悲しい歩み
|
安部節子
2003/09/17
|
|
TERRORISTは
同列ではないと
ムスリムの我娘(こ)
毅然と被る
ヒジャーブは純白
|
安部節子
2003/09/17
|
|
これだけは
読めなかったと
悔しがる父
だから真っ先の覚えた
莫大小
|
青香
2003/09/17
|
|
慣れない手つきで
初めて畑耕した
四十代の母
やればけっこうできる
人間という存在
|
木の花
2003/09/17
|
|
5年ぶりの
春日野墓地
あまりの復興に
祖父母の墓地
探すも苦労
|
いけみちこ
2003/09/18
|
|
今,死んだその人には
親と愛する人と
産まれ来る子孫が
いました
今,殺した私と同じように
|
睡蓮
2003/09/18
|
|
要介護5
という弱さ
限りない愛を
そんな平和に
嬉し涙
|
いけみちこ
2003/09/19
|
|
たったひとつ
欠けても
平和は
完成しない
Piece Of Peace
|
睡蓮
2003/09/19
|
|
ブルーのワインボトルを
野バラの実
秋萩とともに
土産代わりに持ち帰る友
今日の日が続くことを祈る
|
青香
2003/09/19
|
|
疎開、ヤミ屋
防空頭巾、国民服
引き揚げ者
幼くても知っていた
戦争の臭いのする言葉
|
木の花
2003/09/19
|
|
お大尽の家の娘(こ)も
貧富の差に心が痛んで
駄々をこねた
雨合羽もリュックもいや
みんなと同じものがいい
|
木の花
2003/09/19
|
|
背中に篭を背負い
裏山へ
松葉、杉の葉
熊手でかき集めるのは
子供たちの大切な仕事
|
木の花
2003/09/19
|
|
夢か
現か
日々草
ニューギニアで
父の横たわる地
|
いけみちこ
2003/09/20
|
|
アメリカで
高まってきた
イラク戦不支持率
庶民の声よ
広がれ!!
|
きなこ
2003/09/20
|
|
母の胎のような
安らぎの場は
野の花の咲く
自然の懐
ここがわたしの家
|
木の花
2003/09/20
|
|
失ったものの
大きさに
涙する今宵
唐さん、
寂しいです
|
木の花
2003/09/20
|
|
コスモス街道
通り抜けた
ランナーは
みんな
コスモポリタン
|
木の花
2003/09/20
|
|
戦場に
咲かせたい
コスモスの花
心に咲かせたい
コスモスの花
|
木の花
2003/09/20
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|