2004年2月21日(土)〜2月29日(日)に投稿された『平和を願う五行歌』作品  計8首

最後の牛丼を
ニュースにする
日本は
牛丼が無くなる以上に
嘆かわしい

2004/02/22
木の花

うそ泣きばかりの
世の中だけど
家族を奪われた
砂漠の民の嘆きは
耳から離れない

2004/02/23
のびた
傷病兵の義足
アコーデオンの哀歌
ぼくの中の
終戦後の
駅前風景

2004/02/24
のびた
『アフガン・0年』の少女
明日が見えない中で
生きるということ
もがいても、ただ
流れに身を任せるだけ

2004/02/24
木の花
戦火を
潜り抜けて来た
ひな達の
表情は
なぜかもの悲しげ

2004/02/25
のびた
人道支援の名の下に
なぜいきなり
射撃訓練
人に当てるのか?
そうなのか?

2004/02/26
しづく
とうとう
陸海空揃って
イラクに展開する
自衛隊という
日本軍

2004/02/26
のびた
小さな声を
言えるって
生きるか死ぬか
ぐらい
大切なこと

2004/02/28
木の花