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自由を制限されていた
戦争が それを取り戻したという 略奪という 浅ましさとともに |
満面に黄の菜の花畑
放置された戦車で 遊ぶ子ら 奪われた命の数は きっと知らない |
爆音に
許しを請うた 人も いただろう 誰知らずとも |
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宗教が
意地を張らせるなら なくなってしまえばいい 救いとなれず 争いになるならば |
人は皆
わがままだ 無理して通す 道理ゆえの 命の儚さよ |
戦火が町を襲い
在るべき人が 消えて行く それもまた 謂れなき災いか |
結局は
強さを主張 したいのか 同じ目線で生きる 人だと忘れて |
かの国は
生き延びた安堵で 朝日を拝むのか それはとても 悲しい光景だ |
「人間の盾」
そして 「捕虜」の報道 人も道具になる それが戦争 |
家族からの手紙に
郷愁の念をもらす兵士 立ち上がる爆炎に 不安げな民間人 誰がそれを望むのだ |
力なき
正義が正義と なるような 世界を いつも望みたい |
見上げれば
境目のない空 そこにくぎりはないものを なぜつけられる 人の心のくぎりは |
奇跡を望める
ものならば 風の浄化で 平和を愛する 心を皆に! |
光が炸裂する
大地に流れる血も 引き裂かれる心も 高みにいる人のもの ではない |
油井に上がる
高温の炎よ かなうなら 灯火となり 人心の光明に |