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道ゆく人が
目をとめる 春の草花 見上げる緑 平和の風薫る |
火が出たら
みんなで消します 困っている人がいたら 助けます イラクの少年の言葉 |
戦争支持だった
米国の母が 息子の戦死で 支持も不支持も なくなる |
戦争不支持だった
米国の母が 息子を兵士にとられ 銃を持つ息子の 支持者になる |
今の私にできること
次の時代を担う 子どもたちに 命の大切さを 伝えていこう |
破壊された街では
よりよく生きるなどと 言ってはいられない 戦争の狂気は 傷ついた人たちをも狂わせる |
戦渦に生きる
子どもたちの 飢えと心の傷を 思うと 胸が痛い |
反戦歌など詠うなと
私を諭す 人がいる 穏やかな日常の さりげない一コマ |
思いはひとつ
家に帰りたい この仕事が終わったら 家族に会えるからと 銃を撃つ若人悲し |
思想も宗教も持たない私が
考える 祈る あってはならない 戦 |
起こるかもしれない
最悪の悲劇を 避けるためにと 次々人が死んでゆく STOP THE WAR |
摘まれても根を残し
再び咲くタンポポ 綿毛となって イラクに飛んだ 数人の日本人 |
ここに至る歴史的事実も
フセインがしてきた悪事も 私利私欲の思惑も 解決の糸口を探せぬ 理由にしてはいけない |
一つの戦争に
何万人もの人が 巻き込まれ 運命を 狂わされている |
相手の過ちを
正そうと 起こす戦争が 取り返しのつかぬ 新たな過ち |
仰いでいる月はひとつ
照らしている陽もひとつ 心は人の数でも 平和を願う気持ちは ひとつ |
支持不支持の
円グラフに 集団催眠の 恐ろしさを 視る |
痛みに泣き叫ぶ親子
傷つけたのは爆弾か それを落とした兵士か いいえ 戦えと命じている人 |
殺し合いも
やむを得ないと 真顔で唱える 愚かさよ 全ての子らに未来を |
究極の恐怖が
残す傷は深い 戦いが終わっても 人々を 苦しめ続ける |
血塗れで息絶える人の
なぜ? の声に 耳を塞ぐな 「多少の犠牲」と 片づけてしまう狂気 |
今
平和を願う 千首鶴よ飛び立て 今 はばたけ |
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