『平和を願う五行歌』 木の花 443首      『平和を願う五行歌』TOPに戻る


       
元凶はここだよと
抗いたい
アメリカ中心の国際化
追随する日本政府
自衛隊のイラク派遣

2004/04/09
ピンクと白の花
一本の木に咲き分けて
花笠をつくる
源平桃
これでいいのだ

2004/04/09
なんて素晴らしい
人たちなんだ
憲法九条と
同じくらい
素晴らしい彼らだ

2004/04/10
 
キラキラ輝く
子供達の目を
曇らせないで
世界に目を向けて
育って欲しい

2004/04/06
”二十一世紀を平和の世紀に”
第五福竜丸展示館前に立つ
平和祈願の
記念樹とスローガンに
「すみません」と心が詫びる

2004/04/08
ブッシュ・アメリカに追随する
ブレア・イギリスは
米国の五一番目の州
小泉・日本は
五二番目の州か

2004/04/09
勇気ある
自衛隊の撤退
これしかない
これがいい
これでいい

2004/04/09
「原水爆の被害者は、
俺たちだけでたくさんだ。
俺たちで終わりにしてもらいたい。」
愛吉さんの声無視して
繰り返される核実験

2004/03/30
カナリアよ
歌を忘れては
いけないよ
けたたましいほど
歌わなければいけないよ

2004/04/02
面白おかしく
生きるのでいいのか
たった一度の
大切な
人生を

2004/04/03
自分自身に
子供達に
恥ずかしくない
大人になりたい
ならなければならない

2004/04/03
原水爆禁止の運動は
第五福竜丸の被爆で
一挙に燃え上がった
原点に立って
我が身を燃やしたい

2004/03/27
花が咲き
鳥が囀り
蝶が舞う
日本の春
イラクの春は?

2004/03/29
クエートから
サマワの自衛隊に
行商のキャラバン車列が
襲われた
自衛隊だって危ない

2004/03/29
唐たちばなさんが
育て、咲かせた
ピースのバラの写真が
「僕はバラになったんだよ」と
語ってくれた

2004/03/30
世界中の
紺碧の空に
飛行機雲で
描いた
NO WAR

2004/03/21
人間が
地上にいるのは
憎み合うためではなく
愛し合い
喜び合うため

2004/03/23
どんなに
忙しくても
歌を詠む
時間と物のある
幸せ

2004/03/24
続けられることに
挑み
継続する
五行歌を詠うこと
平和の歌を詠うこと

2004/03/25
大国の奢りが
小国の究明をいつも
かわしてきたが
大国はいつも
その奢りで滅びてきた

2004/03/19
目を覚ましてください
世界に目を向ければ
悲しむ人の顔が
長崎、広島の顔と
重なる

2004/03/20
空しさが
ないと言ったら

それでも
平和を詠っていく

2004/03/20

表現の自由を傘に
何でも暴き立てるのは
好きではないが
取り締まるのは
もっと嫌い

2004/03/20
ゴミの山から
奇跡的に救われた
第五福竜丸は
核兵器廃絶を
訴え続けている

2004/03/13

ゴミの山から
復活した
第五福竜丸
核兵器廃絶を
永遠に訴え続ける

2004/03/13

No War! No War!
アメリカ ブッシュの
イラク攻撃を目前に
必死に叫んでいた
一年前を思い出している

2004/03/16

罪にまみれた
戦争に
対抗して
平和の武具で
身を固める

2004/03/18

心がこんなに
バラバラな
カインの末裔たちの
罪が罪を
生んでいる

2004/03/03


No Warの
ビッグ・ウェーブが
駆けめぐった日から一年
米軍のイラク攻撃は
歴史の汚点

2004/03/04


三月一〇日の
東京大空襲の歌
高位第一席の五行歌会
五行歌は
平和を詠うのにいい

2004/03/11


命の重さは
T.P.O.で
変わるものではない
戦争で人を殺すのは
大罪なのだ

2004/03/12

日溜まりに
団子状態で
眠る
猫四匹
ノラたちの平和

2004/02/19

最後の牛丼を
ニュースにする
日本は
牛丼が無くなる以上に
嘆かわしい

2004/02/22

小さな声を
言えるって
生きるか死ぬか
ぐらい
大切なこと

2004/02/28

エンドレスの人の罪
わが身に負って
十字架と復活への道
歩んだイエス
そこに救いが

2004/03/03
小鳥の囀る朝と
家族と
友と
静かな夜が
欲しいのです

2004/02/14
戦前に
戻したい
議員たちが
朝鮮船の入港禁止の
法案を通したがっている

2004/02/17
夢の島の第五福竜丸
被爆の日から
もうすぐ五〇年
「死の灰」の記憶新たにして
夢を抱ける世に

2004/02/17
木の花
突出した
経済成長を遂げた
日本
突出して
将来への希望が無い

2004/02/18
木の花
生かされていることへの
敬虔な思い
感謝こそ
平和のための
武器

2004/02/08
朝まだき
雀の囀りで
目覚める
幸せを
戦地の人にも

2004/02/09
大義が
大義でないと
分かった日
偶像は
地に落ちる

2004/02/10
木の花

安全地帯のはずの
サマワ
危険地帯に急変
「人道支援」
再考の時

2004/02/13
殺伐とした
世の中に
そっと一輪
平和の花を
捧げましょう

2004/01/29

どんなに時代が変わっても
変えてはいけないものがある
それは

平和の祈り

2004/01/29

忍び寄る
軍隊式
迷彩服に身を固め
隊旗授与式に整列する
派遣隊員

2004/02/03

目を閉じて
楽しい光景を
描ける子であって欲しい
夢を描ける
子であって欲しい

2004/02/05
どう見たって
軍隊としか言いようがない
憲法違反で
訴えたい
原点に戻って

2004/01/21

老犬クマ
死の床で
最期を生きている
朦朧と四肢を駆って
まる一日

2004/01/26
連日の新聞記事には
先遣隊だの
本隊だの
軍隊用語ばかり
平和憲法が泣いている

2004/01/29
ざわわ ざわわ ざわわ
森山良子の歌う
「さとうきび畑」は
過去への悲しみより
今この時の不安を歌っている

2004/01/29

畜生の道
歩き出してしまったのか
日本
畜生道へ先導した
国の長を憎む

2004/01/19
戦いごっこの好きな
子ども等に
迷彩色の服
見せたくない
危険なかっこよさ

2004/01/20
テロの街には
平安などと言う
言葉は
無意味なのか
空しく響くシャローム

2004/01/20
いつからアメリカが
世界の中心みたいな
顔をするようになった
原爆投下、水爆実験で
その座を築いたのか

2004/01/21

イラン地震で
多くの生徒を失った
先生の目に涙
辛くても
明日を信じよう

2004/01/13
国破れ
光を求めて
到達した
誓いではなかったか
「不戦の誓い」が危ない

2004/01/14
幼子にとっての震災は
遠い昔の話
大人にとっては
鮮明に残る記憶に
苛まれる日

2004/01/16

ローカルの良さ汚した
所沢市議らよ
去れ
汚名返上して
素敵な街にしよう

2004/01/18
嬉しいときだけでなく
辛いときにも
天を仰いで
讃め歌を
歌おう

2004/01/12
障害を負い
痩せて
年老いた
一生懸命な人見たら
何もしないわけにはいかないよ

2004/01/12
一番恐ろしい敵は
自分の心に棲む悪魔
あの手
この手で
狙っている

2004/01/13
自閉症の息子との歩みを
詠い
生かされた
ある母の短歌集は
薄く重い

2004/01/13
落ちこぼれは
本気を出せば強い
オーロラ研究者になった
若き日の南極越冬隊員
”プロジェクトX”で男泣き

2004/01/07

神の怒りの
烈火のよう
機下に
ロスの山火事
ながめる

2004/01/09

地球は
黄色いピースのバラで
包囲されましたので
もう
戦車も兵器もいりません

2004/01/09

心を
大空に広げ
上へ
上へと
新たな一歩を

2004/01/09

日干し煉瓦の家々が
大地震で崩れ
数多の命が散った
悲しむイランの人の顔
胸に刻み祈る

2003/12/30
全てのことに
終わりと
初めがあるように
戦争は必ず終わり
地上に平和が訪れる

2004/01/01

自分に出来ることを
精一杯する
足下に
水仙の花が
香しく咲いている

2004/01/04

戦争日記の
あちこちに
散りばめられた
恋人の名前
若い将兵のほんとう

2004/01/06

唐橘の鉢を買い
『花おりおり』の本を買った
栞のページには
カラタチバナの記事があった
平和の友はいつもいっしょ

2003/12/29
与えられた命を
誰もが
精一杯生きられる
これが平和
Peace on the Earth!

2003/12/30
暮れの一日
長い長い超大作映画
『戦争と平和』のビデオ鑑賞
戦争の空しさ
平和とはを考えた

2003/12/30
加州の地震
重慶の天然の毒ガス
米国でBSEの牛
中国でSARS
戦争なんてしている暇はない

2003/12/30
人間を
マスで
捉えないでください
一人一人の
命の息があるのです

2003/12/25
天と地も
最早黙ってはいない
地震、雷
火事、親父
赤子の夜泣き

2003/12/26
不景気な世の中を
よそごとに
好景気の
軍需産業
迷彩服がちらつく

2003/12/27
短いようで
長かった
重く、悲しい
一年だった
友を思い出している

2003/12/27
本当の大物は
腰が低く
出しゃばらないもの
アメリカ帝国は
いらない

2003/12/23
人間として
一番愚かしい
戦争
人間でありつづけるために
平和を

2003/12/24
武器を
歌声に変えて
森に
木を
平野には小麦を

2003/12/24
拘束された
フセインの枕元にあった
『罪と罰』は
時代遅れなのか
時を超えているのか
2003/12/24
自分の罪と罰に重ねたのか
枕元に置かれた
『罪と罰』に
救われた気がしている
人類


2003/12/19
寒さに震え
空腹に泣くということを
知らないよりも知る方が
心豊かになれるよ
きっとなれるよ

2003/12/22
一年で一番
日照時間が短い
冬至の日を
谷間の日とするなら
明日からは希望の日

2003/12/22
生きる目的は
親が託した
子の名前に隠されている
光・恵・愛etc.
みな平和を祈っている

2003/12/22

どこでどう狂ってしまうのか
人間という生き物は
権力からも
お金からも
自由な人間でありたいと思う


2003/12/15
今すぐ
アメリカは撤退し
イラクの人々に
これからを任せるのがいい 国連よ、頼みます


2003/12/16
寒さの中で
静かに咲いている
白いびわの花
天に向かって
平和を祈っている


2003/12/18
昨日も
今日も
毎日繰り返される
レクイエム
安かれ


2003/12/18
焦る気持ち
落ち着かせる気持ち
共に大切な
こころを
仲間が支え合う


2003/12/14
日記に
散りばめられた
恋人の名前は
悲しみの中の
若者のほんとう


2003/12/15
六〇年も前に
戦地で散った
若者の日記
やっと故郷に
無言の「ただいま」


2003/12/15
フセインを
拘束したのだから
後は
さっさと引き上げるのが
筋というもの


2003/12/15
中高年の友らよ
若き日に
デモに行った友らよ
さあ、今こそ
反対の声を上げようではないか


2003/12/11
うた&ピアノ&トークを
全部一人でこなす
全盲の男性
本当のクリスマス・メッセージ
そして、世界の平和を祈る


2003/12/12
何が何と言っても
たまらなくいやなもの
それは
アメリカの大国主義
一体何様のつもり?


2003/12/13
「泊める部屋がないのです」と
断られた
身重なマリアに
厩と飼い葉
世界中のマリアのためにもと祈る


2003/12/14
今宵十六夜の月は
イラクの東の空にも
昇り始めた頃
悲しみの
月光を放って


2003/12/09
若者たち
君たちに
日本の平和
世界の平和を
もっと考えて欲しい


2003/12/10
宇宙空間に
浮かぶ
小さな青い星を汚す
罪深い人間と
神様の悲しい顔


2003/12/10
警察予備隊が
保安隊になり
自衛隊になった歴史
そして、恐れていた日が
来ようとしている


2003/12/11
自衛隊イラク派遣
反対の声
国の津々浦々に
響け
大きな波となれ


2003/12/08
国の役人は
永久に
戦争の放棄を謳った
平和憲法を
身に纏わなければならない


2003/12/09
国の大義は
日本国憲法であろう
わたしは
その大義を
支持する


2003/12/09
外務省役人の
志は
日本国憲法の
具現であって
しかるべき


2003/12/09
昔は
クリスマス休戦があった
なんだか変と思ったけど
今年は欲しい
休みっぱなしにして欲しい


2003/11/29

新大陸に渡ったピューリタンが
先住民に助けられ
収穫の喜びを
共に祝った
最初の感謝祭だった


2003/11/29

日本が兵器を持って
戦場に赴くなんて
平和憲法を
ないがしろにしてきた政府に
込み上げる怒り


2003/11/30

すり替えが
上手い
政治家
小泉流政治のテクニックに
背筋が寒い


2003/12/08

愛を見失うと
人は
心が萎え
凶暴になり
寂しくなる


2003/11/27

君はブッシュか
党の了解も得ず
一兆円予算削減を指示
ブッシュも君も
崩壊は中から


2003/11/27

強まる逆風に
焦るブッシュの
バグダッド極秘訪問
米国内に起これ
反戦の嵐


2003/11/29

自衛隊の
イラク派遣を
一番心配しているのは
自衛隊員と家族
共に反対の声上げたい


2003/11/29

そこに
愛がなければ
どんな
真善美も
心に響かない


2003/11/27

与えるばかりでは
ひとは脆くなるから
愛を交わしながら
強くなるのだろう
平和を育むのだろう


2003/11/27

完全な
神の愛に比べれば
人の愛のなんともろいこと
愛の心育てるには
強い意志がいる


2003/11/27

恋は
人を束縛し
愛は
人を
自由にする


2003/11/27

イラク戦争反対を
いっしょに詠った
友の墓
霧雨と涙で洗い
無言の祈りを捧げる


2003/11/24
墓の前に
立った途端
壊れた涙腺
止めどなく流れる


2003/11/25

恋は独占し
愛は共有する
愛の道歩めば
その先に
平和な世界


2003/11/27
愛は
忍耐
対話の道探り
南北の
和解をと祈る


2003/11/27

逃げるようにではなく
蝶のように
優雅に越えたい
国の


2003/11/18
胎の中の
愛しい命よ
こんにちは
命の大切さを
きみに教えられる


2003/11/20
どうして差別があるの?
人間は
みんな同じって
学校で教わったよ
ね、お母さん


2003/11/21
世界中の人が
生かされていることに感謝して
その方を称えることを
生きる目的にするならば
戦争は起きない


2003/11/23
不安だ
弱い人も強い人も
命の重さ
同じと言いながら
切り捨てられそうで


2003/11/11
生きるとは
与えられた命を
精一杯生きること
私には
それしかない


2003/11/14
ヴェトナムと同じ道
歩んでいる
イラクのその後
アメリカ流が
平和を遠ざけている


2003/11/14

慰めたいと
言ったら
傲慢でしょうか
土井たか子さんの
心に添いたい


2003/11/15
平和は
歩いては
やってこない
平和への思いを
強く、強く


2003/11/08
成果主義の
雇用形態で
どうやって
能力の異なる人間の
QOLを保証するというのだ


2003/11/08

安い報酬で
短時間
働きたい
年金受給者の前に
若者の就職は厳しすぎる


2003/11/09

議員、大臣、芸能人、
あっちもこっちも
世襲主義
簡単、簡便、能率的
大っきらい


2003/11/11
一人一人の
小さな
心の灯を
燃やせば
大きな炎となる


2003/11/05
善い人
善い先生の基準を
わたしは
”弱者の立場に立つ”に
置いている


2003/11/05

よぼよぼの老犬と
七ヶ月の胎児と
胃ガンの八六歳の義父
それぞれの命
みな尊い


2003/11/06
やっぱり
このサイトが好き
”命”への
コメントが
どっさり


2003/11/08

武蔵野段丘の崖(ハケ)から
わき出る湧水が
野川となる
夏にはホタルが飛び交い
郷土の人々が愛し守っている川


2003/11/01

ねえみんな
日本が悪くなったと
憂えているその声を
大波にして
投票日にぶっつけようよ


2003/11/01

そのままでいいのだと
知った日
急に
心が
楽になった


2003/11/02
松葉突く人の
穏やかな
顔と言葉に
グサッと
胸を突き刺される


2003/11/02
アメリカの
山火事
人間の力の
ちっぽけさを
見せつけられる


2003/10/31
テレビの
意地悪ばあさんは
スカッとさせてくれたけど
目の前のお年寄りを
受容できない自己矛盾容


2003/10/31
お年寄りを
受容できるのは
感情よりも
意志の回路
強くすること、かな


2003/10/31

崖(ハケ)の上に
大型マンションが
建てられようとしている
大切な自然が壊される
カワニナが棲めなくなる


2003/11/01

心に
ひまわりの花
咲かせて
明るい笑顔
送りたい


2003/10/28

やっと分かった
木の名前は
ニワウルシ
別名、シンジュ(神樹)は
やさしい腕の枝振り


2003/10/28




戦後なのか
戦中なのか
神聖なラマダンの日も
流血の一日に
爆発の煙で先が見えない


2003/10/29



笑顔絶やさない人が
見せる
一瞬の厳しい表情は
悲しみを知る人の


2003/10/30



選挙の先に
平和な世界を
展望する
心豊かな人を
選びたい


2003/10/24



自分と夫の
両親を介護し
三人を見送り
今は実母を世話する友の
クラス会参加の喜びは格別


2003/10/25




人を思いやる
気持ちが
自分を
一番
育ててくれる

2003/10/27




人間の不完全さを
教えられている
謙虚な心は
そこから
生まれる


2003/10/28




投票しなければ
しなくなるほど
政治に無関心になる
今は、そんな暢気
言ってる時じゃない


2003/10/23




自分の意見と
同じ重さで
人の意見きちんと聞く
当たり前の心
持つ人を望む


2003/10/23




国会の理想は
いろいろな
垣根を越えた
最高の集団で
あること


2003/10/23




勇ましい
女性候補者の
足を引っ張らず
度量の大きさ
見せるとき


2003/10/23




よーく胸に手を当てて
自分に恥ずかしくないか
考えて
恥ずかしい人は
立候補してはいけません


2003/10/22




ほんとうを
政治に生かせるのは
女性たち
男性中心の政界に
新しい風を


2003/10/22

この世の命には
誰だって
限りがあるのだから
そろそろ
天国への道を考えましょう


2003/10/23
開かずの踏切での
小泉発言
選挙睨んだ点数稼ぎ
当たり前を
言ってるだけ


2003/10/23

教会のご婦人方は
屈託がない
衣装持ちになった気分だわ
バザーでリサイクルの衣類を
喜々と買う


2003/10/20
自分が
良くないことしたときも
いつも
赦してもらっているように
君も赦してあげようね


2003/10/20

裸でこの世に生まれ出た
たくさんの命が
路上を行く
つまらなそうな命なら
病気で苦しむ人に上げましょうか


2003/10/22
これ以上
祖国が悪くなるのに
耐えられない
誇れる国にするために
私は投票する


2003/10/22

神と出会って
知る命
命の管理者は
人間ではなく
天の神


2003/10/17
86歳の義父の胃に
癌細胞
老親のこれからを
語り合う兄妹の中心に
長子の夫たのもし


2003/10/17

無国籍の子に
やっと認定された
日本国籍
もし自分に国籍がなかったらと
考えてみる

2003/10/18
昨年10月15日
帰国直前の平壌空港で
蓮池薫さんに抱擁される
ヘギョンちゃんの悲しい顔の写真
胸に焼き付いて離れない


2003/10/20

女で
ある前に
人間で
ある


2003/10/13
母校の近くの
国立身障センター
今の戸山サンライズで
分かち合った一泊のとき
若者の働きが嬉しい


2003/10/13

人は
苦しみの中でも
決して
へこたれない
頭(こうべ)を上げれば


2003/10/13

自分一人で
生きているのではなく
生かされていることを
知る人は
隣人に優しい


2003/10/15
戦中は
「欲しがりません
勝つまでは」だった
戦後も
「欲しがりません」は生きていた


2003/10/11

「欲しがりません」の呪縛
母が困るくらいなら
自分ががまんしよう
こんな子は
戦後たくさんいた


2003/10/11

このがまんが
天真爛漫の
子どもらしさ
奪った
元凶かも知れない


2003/10/11

良い子の呪縛から
抜け出したくて
長じて
一人旅をした
デモに参加した


2003/10/12

親の背を見て
子は育つ
子を見たら
親が分かる
むずかしいね、子育て


2003/10/09

これも
自然の恵みの権化
ウルメイワシの天日干し
生協の宅配に
注文する


2003/10/09

戦争で
殺されるのは
肉体だけではない
感性が
殺される


2003/10/11
夢中になれず
自分だけ冷めている
どこに
置き忘れたのか
本当のわたし


2003/10/11

赤い炎と
燃えさかる
曼珠沙華に
民の無念が
聞こえてくる


2003/10/05

63歳で
油絵を始めた
85歳の女流画家に
出会った
嬉しい日だった


2003/10/05

国会議員も
警察官も
悪いことをする
国民は
誰を信じればいいの


2003/10/06

東京の
山の手生まれの女の子
ものごころついた
疎開先は
おれ、おらの世界

2003/10/08

ここに来れば
平和がある
みんなで
つくった
平和がある


2003/10/03

ほんとうは
かすかな
すすり泣きの中にあった
きらりと
ほんとうが光った


2003/10/04

今日という日を
いろんな風に
生きる
心はいつも
天を仰いで


2003/10/04


人が
あの人も
この人も
ただ「人」としか呼ばれなかったらと
いろいろな木を見ながら思った


2003/10/05
「山椒は小粒で
ピリリと辛い」
母好みの諺に
母が求めた
母親の理想の姿を思う


2003/10/02

病弱な母の姿を
刷り込まれて
幼い時から
ずっと我慢の娘を  ■「娘」に、「こ」とルビ。
演じていた気がする


2003/10/02

大陸育ちの母は
「女の幸せは
飯炊きだけではない」と
自分に言い聞かせるようにして
娘を育てた


2003/10/02

ここに来れば
たとえ
今日が暗くても
明るい明日を
迎えられる


2003/10/03
週に一回
東京から帰ってくる
父さんは
やさしいけれど
距離のある人


2003/10/01

ノーベル賞作家に
美しい知識人と言わせた
「オリエンタリズム」の
エドワード・サイード氏の死に
心から哀悼の意を


2003/10/01

40歳そこそこの
都会育ちの母は
鍬を手に
自分を耕していたのかも
知れない


2003/10/02
字が読め、話が出来れば
大丈夫と
娘の一人旅許した母
新京−旅順の娘時代の旅
思い出しながら


2003/10/02
自由とは何だろう
勝手気儘?
否、
自分が正しいと信じる道
歩めること


2003/09/29
デモで歩くとき
いつも
あなたの横に
唐さんがいる
わたしもいるよ


2003/09/29
黒竜江省チチハルに
日本軍が遺棄した 
毒ガス・砲弾
日本政府に下した
東京地裁の賠償命令の英断

2003/09/30
貧しかったけれど
戦後のわたしには
自然という友があった
アフガンやイラクの子には
何があるのだろう

2003/10/01


広大な
シベリアの森が
山火事で失われていく
地球温暖化で
ツンドラが溶けていく


2003/09/25
人は
一人では
生きられない
今日は仲間がいっぱい
生きてる実感もいっぱい

03/09/27
嗅覚が
生きていることに
感謝する
金木犀の花
咲き出した日


2003/09/29
この香り
届けたい
戦の臭い残る
イラクへ
アフガンへ


2003/09/29
採集が大好きな
女の子が採ったのは
せり、きのこ
ざりがに、どじょう、たにし
みんな食の糧


2003/09/21
焼け出された人々
寒さの中で
ひびとあかぎれの
わが手を眺め
泣いたろう


2003/09/22
ムクドリは夕方
帯になり
篭になって
霞ヶ浦に向かって
帰っていった


2003/09/23
見晴るかす
筑波の山と霞ヶ浦
春陽炎の中で  
若き日の母が
揺れている


2003/09/24
コスモス街道
通り抜けた
ランナーは
みんな
コスモポリタン



2003/09/20
戦場に
咲かせたい
コスモスの花
心に咲かせたい
コスモスの花



2003/09/20
髑髏の発見
生体実験の疑い
その跡地に咲く
夾竹桃の赤い花が
今も戦争を語っている


木の花
2003/09/21

疎開っ子だから
どんなに成績よくても
優等生とすることならず
兄の担任から親に明かされた
学校の裏の事情

木の花
2003/09/21
疎開、ヤミ屋
防空頭巾、国民服
引き揚げ者
幼くても知っていた
戦争の臭いのする言葉


木の花
2003/09/19
お大尽の家の娘(こ)も
貧富の差に心が痛んで
駄々をこねた
雨合羽もリュックもいや
みんなと同じものがいい


木の花
2003/09/19
失ったものの
大きさに
涙する今宵
唐さん、
寂しいです


木の花
2003/09/20
母の胎のような
安らぎの場は
野の花の咲く
自然の懐
ここがわたしの家


木の花
2003/09/20
田圃の畦で
ツバナを探し
摘んではしゃぶった
幼き日
野の草花が友だった


木の花
2003/09/14
田舎と東京の二重生活の父
週に一回
土浦駅から一里の道を歩いて帰宅
口笛に犬は尾を振り迎えに走る
幼子は甘えを知らない


木の花
2003/09/16
慣れない手つきで
初めて畑耕した
四十代の母
やればけっこうできる
人間という存在


木の花
2003/09/17
背中に篭を背負い
裏山へ
松葉、杉の葉
熊手でかき集めるのは
子供たちの大切な仕事


木の花
2003/09/19
あれから二年
九月十一日
悲しみを知る人々と
共有できる平和をと祈り
ピースのバラを捧げる


木の花
2003/09/12
抱え込んでいる
苦しみを吐き出せ
久しぶりに見た
テレビ映画が
語る


木の花
2003/09/12
自己満足で終わらない
国際協力をしたい
写真集「シエラレオネ」出版して
訴える若い医師
いい顔してるな


木の花
2003/09/13
自分の人生を
他者の命に重ねて
生きることが
一番豊かな
生き方かもしれない


木の花
2003/09/13
母の胎で
羊水に守られている命
この時からすでに
耳を働かせて
音を聞いている



2003/09/10
出産は生命のスタートではない
生命は
母の胎ですでに始まっている
引退牧師の話が
天の声のように蘇る



2003/09/10
敵の目を欺くため
板作りの飛行機並べた
嘘のような本当の話
霞ヶ浦の予科練近くが
最初の疎開先



2003/09/10
物心ついたのは
3回目の引っ越し先
筑波山と
霞ヶ浦臨める
予科練の対岸の地


木の花
2003/09/11
疎開から敗戦までは
四ヶ月とちょっと
焼け残った我が家には
焼け出された人々
数多住み込む


2003/09/08
中気の祖母と手伝い残し
東京の家後にしたのは
洗足池の桜の季節
ついに来た
我が家の疎開生活


2003/09/08
『五行歌』本誌が届きました
”ピースのバラを愛した君へ”
バラづくしの追悼記事
一世一代のこと
やってしまいました


2003/09/09
わたしは2歳の女の子だった
疎開したときのこと
何にも覚えていないけど
きっと、泣きも笑いもしない
女の子だった


2003/09/09
核使用は
大型も小型も
一切No!
米軍使用の劣化ウランか
イラク駐留米兵に謎の病気



2003/09/05
食べ物少なく
母は江古田に
買い出し
洗足池あたりも
警戒警報



2003/09/06
「まだ戦争中」と
ブッシュ大統領
終わりが分からなくなった
かくれんぼに似て
一人続けたがっている



2003/09/06
日本劣勢をひた隠し
進軍ラッパ吹き続ける中
三月十五日の東京大空襲
新宿は焼け、洗足も危なくなり
四月に疎開



2003/09/07
科学者や政治家は
自分のためを
いっさい止めて
私たちは
互いのためが丁度良い


2003/09/02
忍耐して
待ち望めば
その先には
必ず
平和がある



2003/09/03
昭和18年生まれの赤ちゃんは
ないないづくし
ミルクがない
写真がない
元気がない



2003/09/04
敗戦前の私の2年間
聞くことも
語ることもなく
空白を残したまま両親は逝った
私の穴は今も塞がらない



2003/09/05
君の誕生日に
うす黄色の
ピースのバラを贈ろう
もっともふさわしい
君への贈り物



2003/08/30
平和への
一筋の道
その先には
君の笑顔が
ある



2003/08/30
存在は小さくても
不可欠な微量要素
多数決の原理で
小さきものを切り捨てない
県政を望む



2003/09/01
実行できない
大きなことより
実行できる
小さなこと
もちろん後者の道


2003/09/02
200
平和憲法で
育てられたわたし
基本的人権と
戦争の放棄が
心棒



2003/08/29
戦闘終結宣言後の
米兵の死
数多
もう米国民も
黙ってはいない



2003/08/29
車椅子の100歳の女性
ピンクのバラの花束抱え
春の銀座
平和デモの
先頭を行ったという



2003/08/29
辛いことの多い
君の命だったが
この世で最も祝された君の命
多くの人に掛け替えのない
君の命だった



2003/08/30
人間が人間でなくなる
戦争
旧日本軍の毒ガスが
今も死者を出す
黒竜江省チチハルの地



2003/08/27
虫の声に
秋を知る
今日
この平和
分かち合いたい



2003/08/28
どんなひどい
拷問にも
心の自由は奪えない
体は転んでも
心は転ばない



2003/08/28
あちこちに
自由求める
仲間の存在
神共にいますという
信仰



2003/08/28
蝉時雨の中を
歩く
暑い夏が戻って
大喜びの
蝉の大合唱だ



2003/08/25
嵐の中にも
地震の中にも
火の中にも
平和はない
平和は静けさの中に



2003/08/25
隣国に罵声を上げる前に
自国(自分)が犯した
過去の罪
考えたことがあるか
心に問うてみよう



2003/08/26
せっかく自由を
与えられていても
心を偶像で満たし
偶像に支配される
そんな人が多い



2003/08/27
埼玉県知事選まで一週間
鰻登りの暑さに反比例の
関心の低さ
県政変える主役はあなたの
キャッチフレーズが淋しそう



2003/08/24

日用の糧を
日曜の糧と思った日があった
心に糧をいただいて
この週も生かされます



2003/08/24
夏の夜空に燃える
火星よ
お前が語るのは
地上の争いへの
怒りなのか



2003/08/25
時には沈黙は
言葉以上に
多くを語る
沈黙に聴く
我が心でありたい



2003/08/25
国境沿いに住む
人と人の間には
対立はないのに
対立させられる
国と国



2003/08/22
枯渇しない
泉のような心を
ください
平和の歌
詠い続けられるように


2003/08/23
海辺に暮らした
小学生時代
近所には
大勢の朝鮮の人々
バリアーはなかった



2003/08/23
七0万本の
ヒマワリの花が
北の大地を覆う
訪れる人々の顔は
平和



2003/08/23
雨も風も
鳥も蝶も
国の境を越える
地球はみんなのもの
人間も国境を越えたい



2003/08/22
新宿駅西口地下広場には
歌わずに
「反戦」プラカード持つ女性と
母に問う子と
無関心な若い母



2003/08/22
ユニバーシアード参加は
歓迎するが
美女軍団はいらない
自然体の交流を
一日も早くと祈る



2003/08/22
大昔をなぞる旅
戦争をなぞる旅
いろんな旅がある
が、
未来を忘れてはいけない



2003/08/20
冷夏に泣く
稲作農家と
稲穂たち
稲穂が伸びぬ
稲穂よ伸びろ



2003/08/20
こんな時こそ
冷静になろう
じっと
心の声に
耳を傾けなければ



2003/08/20
混迷の世界
出すぎた杭は打たれる
アメリカが引っ込んだら
丸く収まるのかも知れない
そんな思いがよぎった



2003/08/20
昭和二九年
ビキニ環礁で被爆した
久保山さんが入院した病院
母も入院していた病院前を
車で通過する



2003/08/19
子どもたちが
発信する
未来への航海
大人も
がんばろうね!

2003/08/16

私も見たことがあった
日本軍の蛮行の跡
マニラ要塞での
水攻めの刑の跡
見るの辛かったよ



2003/08/17
山小屋で眠る
友らを
お守り下さい
遭難した友を弔う
山のパーティーを



2003/08/17
この道を
日本軍のトラックが
通っていったと語る
フィリピーナの
顔悲しい


2003/08/18
何十年ぶりかの
うたごえ喫茶
昔と今の気概入り乱れ
友を偲び
平和をと歌う


2003/08/15
敗戦直後に生まれた
君のいのちだった
反戦と正義を身にまとった
君のいのちだった
君は今、ピースのバラの中に居る



2003/08/15
戦争に散った
人たちの声がする
戦争をしてはいけない
命は守られなければならない
そのために五行歌を詠む


2003/08/15
人間の力
過信する愚かさを
教えられる
世界の異常気象
北米大停電

2003/08/16

子ども達と
いっしょの
ザリガニつりでは
どの顔にも
平和が



2003/08/14
マグマの声がする
人間の傲慢が
露見してくる
警鐘を鳴らす
今夏の異常気象



2003/08/14
水や食べ物が
与えられていることに
感謝します
世界中の人々に
どうぞ、水や食べ物を



2003/08/13
友よ、
忙しかったいう
あなたのメール見ました
こんな一言が
平和への力に繋がります



2003/08/12
幼い耳に聴いた
哀調を帯びた
「異国の丘」の
歌詞とメロディー
今も聞こえてくる



2003/08/09
カーン、カーンと
青空に鳴り響く
鐘の音
美しく、悲しい
No More War



2003/08/10
平和のために
必要なのは
誠実な心と
その人なりの
行動力



2003/08/11
ギラギラの夏が
やっと戻ってきたが
イラクの人々
アフガンの人々は
どうしているだろう



2003/08/11
思い違いだったらなんて
逃げのポーズとらないで
軟化の姿勢に
対話の心で
臨んでよ



2003/08/04
八月六日、広島に降った
べとべとの黒い雨
今も身体の中に降る
肝臓の調子
おかしいの


2003/08/05
平和な世であってほしい
人を信じられる世であってほしい
人と人が助け合う世であってほしい
世界中に
平和のバラを咲かせたい


木の花
2003/08/06
わたしの心も
梅雨が
明けた
君との出会いが
感謝に変わったから


木の花
2003/08/07
アブラゼミの羽化が
現実の世にある
幻想的シーンなら
日朝国交のシーンは
さらに胸を打つだろう



2003/08/04
No Warを祈り
命名されたバラ「ピース」
八月は
六日も九日も一五日も
みんな君の日



2003/08/02
「平和とは
人類の気高さ」
世界中の争う人達よ
気高い人間になろうよ
仲良くしようよ



2003/07/31
君が最期に到達した
この世の原理は
「人生は辛いもの」
天国では、好きなピースのバラ
育てているのですね



2003/07/29
人生は辛くて当たり前
間違ったことしなければいいのです
そうすれば、何でもござれです
唐さんとのメール交換
最期はこんなこと話し合いました



2003/07/26
夏の夜のペンション
「うたごえ」の数々を
歌う顔に
今も青春を輝かす
同期生 山の仲間たち



2003/07/27
地震で被災した人のため
何をするのがいいか
教えてください
私に何ができるか
教えてください



2003/07/28
君も知りたかった
「死んだ女の子」の歌詞
友が教えてくれました
今もこの子は
6つの女の子です



2003/07/29
徹底抗戦
問責決議案提出と
牛歩戦術の国会
大の大人が
こんなことしかできないのか


2003/07/24

人殺しの償いの一つとして
砂漠に
殺した人の数だけ
木を植えよ
その方が平和は近い



2003/07/24
バグダッドで
幼い兄弟3人の死
アメリカとは別に
日本は独立して
支援してほしいと語る父



2003/07/24
イラクの民の声
アフガンの民の声
聞こえてくるが
お隣の北朝鮮の民の声
聞けないのが悲しい



2003/07/25
「この子らを世の光に」
糸賀先生の言葉は
ほんとうだと
悲しみに沈む今
教えられる



2003/07/19
見島での友が
君の意志を継いで
平和の隊列に加わったよ
君の誠実さが
彼を呼んだんだよ



2003/07/20
アジアで
仲良しこよし演じてみても
国民の目は厳しい
足下が危ない
ブレア首相



2003/07/21
「もう」になってからでは
やはり遅かった
君の最期の歌に
コメント書けなかったことが
悔やまれて、悔やまれて



2003/07/23
さあ、今度は
山で死んだ友の
追悼クラス会
平和を求めて
旅は続く



2003/07/18
君のこと証しするのは
我々に課せられた
仕事
平和の同志
君に感謝を込めて



2003/07/18
重くのしかかる
心の闇に
光を与えてくれるのは
障害を負う子らの
くったくのない笑顔



2003/07/19
戦闘終結後の
死んだ子どもたちの数
1000人を超える
戦後も子らを
殺し続ける



2003/07/19
国政を
正せるのは
国民の目の
厳しさ
だけ



2003/07/15
死の予感を前に
全てを語り尽くして
穏やかに
天に引き上げられて行った



2003/07/15
二酸化炭素と
失業者の両方を
吸収できるぞ
がんばれ
山の産業


2003/07/15
もしも日本国憲法に
顔があるなら
ピカソのゲルニカのように
怒りと悲しみで
いっぱいでしょう



2003/07/18
あまりの心配に
2日前、すでにわたしは
君を飲み込んでしまった
ピースのバラを
君に捧げよう



2003/07/12
君たちは
3つのダイアの原石
お父上はそう念じて
お母上の許に
旅立たれたと信じる



2003/07/12
薄紫の
アガパンサスは
アガペーの花
枯れることのない



2003/07/12
自分の庭に
平和のバラを
咲かせた君
天国から
慈雨を降らせよ



2003/07/13
命の重さは同じ
と言いながら
本当に
そう思っているのかと
みんなに問いたい


木の花
2003/07/11
君はどこを
彷徨っているのだ
君の分まで
イラク法案に
反対の声を上げる


木の花
2003/07/11
辛いことばかりの
連鎖に
耐える人々よ
闇の向こうには
必ず太陽がある



2003/07/09
どんなに
闇が深くても
光は必ず闇に勝つ
そこに
希望がある



2003/07/07
いざ決戦の時
わたしが歌う歌は
やっぱり
「赤とんぼ」なのだろうか
砂川闘争で歌われた歌



2003/07/07
君はもしや
病気なのか
旅に出ているのか
平和を詠い続ける
仲間を気遣う



2003/07/06
各々が
各々の意味をもって
存在する
そしてできる
全体



2003/07/05
人生は
辛いもの
必死に生きる
人々の中にこそ
平和はある



2003/07/02
希望を持ち続けなさいと
語っているのか
季節はずれの
ツタンカーメンのエンドウ豆が
うす紅の蕾をつけた



2003/06/21
地球上の
幾億ものいのちは
神から賜った
大切なもの
一つの無駄もない



2003/06/24
アフリカの部族の
仮面たちが
語りかけてくる
生きるとは
平和とは何か



2003/06/28
自分の楽しみを
最上位に置く
今の日本
どこか
変じゃないですか



2003/07/02
弱い者いじめする
卑怯者には
なりたくない
そんな人は
嫌いです



2003/06/20
自分のことばかり
考えている君へ
目をつぶって
やせ細った子どもたちのこと
思ってみようよ


2003/06/19

生きなければならない
理由を教えて!
少女の
ダイング・メッセージが
必死に問う



2003/06/17
誰も
少女の問に
答えられない
本当は
少女は生きたかったのに



2003/06/17
もしも日本国憲法に
顔があったら
大粒な涙を流すでしょう
ムンクの絵のように
悲痛な叫びを上げるでしょう


2003/06/15
リハビリテーションのそもそもは
人権の回復のことだと言う
がんばれ人間
21世紀を
リハビリテーションの世紀に


2003/06/15
キリストの愛に
出会っていたら
少女は
死なずにすんだ
かも知れない



2003/06/17
こんな罪深い
人間のために
死んでくれたのが
イエス・キリスト
ここに愛がある



2003/06/17
薄暮の
どくだみ
白い
十字花は
地上の星


2003/06/10
刺激の多い世にあって
子供達の心に
残るのは何
子供達の未来考えた
世であって欲しい



2003/06/12
一カ月でもいい
戦いを止めて
農事に励もう
武器を鍬に代えて
作物を育てよう


2003/06/13
何も知らない
子供達に
自爆テロが尊いなんて

教えないでくれ

2003/06/13

悲しい顔より
君の
突き抜けた
笑顔が
人々を力づける



2003/06/01
『この子を残して』に
人事を尽くして天命を待つ 
ではなく
祈りつつ人事を尽くす と
教えられる     



2003/06/04
日本国憲法は
聖書に似ている
命をもつ言葉? 
それとも
ただの読み物?



2003/06/06
戦争を知らない
人々の群
口を噤んできた
証人たち
新たな語り部に



2003/06/08
失明女子の自立を願い
45年間咲き続けた
サフランホームの
閉院
本当にご苦労様でした


2003/05/28
ピースのバラが
執りなす
同志からの
「還暦おめでとう」に
幸福を噛みしめている


2003/05/29

政治家が
もっと文化を
解する人たちなら
この世から
戦争はなくならないか



2003/05/30
同じ目標を持って
歩んでいくようにと
結婚式の
牧師の説教
マリちゃん、おめでとう



2003/06/01
生きたくても
生きられなかった
人々に
今宵
わが心を捧げる




2003/05/22
アルジェリアの
地震で
失われた命も
同じ
尊い命


2003/05/24

ピースのバラが
語りかける
平和の言葉に
今宵
耳を傾けよう



2003/05/26
もののない時代に
野の花に育てられた
女の子は
ピースの花で
還暦を祝っている


2003/05/27




ピースが
咲くところ
愛が
満ち溢れ
諍いもない


2003/05/19
自分を空にして
委ねられる
平安を
ピースの花から
もらう


2003/05/20
相手の言葉に
耳を傾ける
自由な心を
そこに
対話が生まれる



2003/05/21
悲しみの淵にある
人のため
何もできなくても
祈ることができる
できる


2003/05/22

有事法制に
危険な臭い
非戦を誓った
憲法九条を
正面に掲げよ



2003/05/15
そもそもの
自由とは何?
何にも持たないこと
すべてを持つことでは
ない


2003/05/16

メイフラワー号で
新天地に渡った
ピューリタン達は
「自由」のために
原住民の自由を奪ってきた



2003/05/17
ピースに会いに行った
わたしと
わたしを迎えてくれた
ピース
もう離れない



2003/05/18
物余りよりも
物不足の方が
心はおだやかと
イラク人への偏見を
チクリ刺す


2003/05/10
いつまでも
終わらない
戦後
忘れられる時まで
戦後は続く



2003/05/11

二本指のサインは
チョキと
ピースだけでいい
勝利の陰に隠された
平和



2003/05/13
自分を愛するように
他の人を愛する
ことができれば
人はみんな
平和になれる


2003/05/14
ほんとうに
必要なものは

希望
それからパン


2003/05/08
人の奥深く
隠れている
灯りたい心に
光の矢を
放て


2003/05/08
命の重さに
敵も味方もない
脳死した
イスラエル人の臓器が
パレスチナ人を救う



2003/05/08
「ピース」という名の
薔薇よ
平和のために
この世にやってきた
君の復権だ



2003/05/10
風薫る五月は
障害クリスチャンと
連なる仲間達の
せせらぎ修養会
平和がここにある
      
連日のニュースが
拳銃とナイフの
殺人を伝える
平和を知らない
人々がいる
    
ピースと命名された
薄黄色の
バラがある
二度と戦争起こすまい
その象徴だった



2003/05/07
かつて「自由」を求め
アメリカに渡った若者が
イラクの「自由」のために戦い
死んだと言う
奢りはないか


2003/05/09

出身地は? アフリカ
職業は? 魚屋
東京だ、静岡だなんて言わず
おおらかにいこう
ルーツを辿れば同じ原人
戦争に加担できない
障害を負う人々は
その弱さで
平和に
貢献している
        
戦闘終結宣言とは
植民地化への
一歩を踏み出すための
見せかけの終戦か
日本の歴史に重なる
         
人間の尊厳
奪われてきた
女子ども弱者が
主権を回復した
平和の記念日
文化遺産という
拠り所をもたない
ヤンキー・ブッシュには
理解できなかった
文明の重み
戦争で
病気で
そして今日は
友が山で死んだ
涙がまとめて流れる

   
見よ
正義の旗ひるがえるを
聞け
十字軍の沓音を
そして息子たちは死んでいった
        (K・O 木の花友人)
メソポタミヤ文明の
破壊 略奪を
悲しむ私
無責任と責めないでほしい
この気持はどうにもならない
SARSで死んでも
戦争で死んでも
同じいのちだが
人が人の生命奪うのは
決して許されない
平和をと言いながら
他の人を傷つける
こともある
そんな不肖な
わたしたちです
       
どんなに
威張ってみても
SARSに怯える人間たち
仲良くするために
人は弱く造られている
       
ブッシュよ
どこまで傲慢なんだ
フランスを制裁しようなんて
世界が
許さない
そうだ
昔のペンフレンドが
今のメル友なんだ
日本に世界に
友の輪を
平和への道のりは
たとえ
遠くても
試練を
乗り越えなければ
子どものくせに
親を悲しませたくないなんて
悲しすぎる
子どもらしく生きられる
平和が欲しい
あの子は
お父さんを失った
あの女性は
子どもを失った
哀しみだけが残った
越えてはならぬ一線
越えねばならぬ一線
思いを
凝縮して
岐路に立つ
世界中の
大道芸人達が
バグダッドに集い
今日は
笑い転げよう
嵐の中にも
地震の中にも
火の中にも
平和はない
平和は微笑みの中に
日本ができる
一番は
「戦争をしない」
これに
尽きるはず
    木の花
まずは
この戦争を
推し進めた者達が
自分の罪に
気づくこと
メソポタミヤ文明の
大切な大切な
お宝まで
破壊され 盗まれ
罪のオンパレード
無政府状態の中での
略奪は
自由?
思考停止の
人間休業の姿
いかに
生きるか
模索する
茨の道
平和への道
今更なんだけど
ブッシュとフセインは
四つに組んで
土俵の上で
戦うべきだった
平和を願う友らよ
虚無的になっては
いけない
真の平和は
まだ来てはいない
全世界が
見ていた
フセイン像の顔
履き物で叩きつづける
男の子
新郎が
補装具づくりに
道を変えたのは
地雷で足失くした
カンボジャの子見てだった
         
閉ざしてきた封印を解いて
あえてする無い物ねだり
絵本が欲しかった
幼稚園へ行きたかった
両親に甘えたかった
「ピースメーカー」の陰で
笑う者
泣く者
括弧のない
平和の使者を待つ
       
同じ
中心角なのに
日増しに離れていく
弧の上の2点
原点に戻るしかない
あわてず
じっと見つめ
考える
行動は
その次だ
バグダッドの赤い火
金閣寺炎上に
重なる
金の真砂の
戦争で始まった
わたしの人生
イラク戦争のすべてを
日本のあの戦争に
重ねてしまう
選挙シーズン真っ直中
しっかり見つめ
しっかり考え
平和を愛する人
応援しよう
つくば山とかすみが浦
野の草とザリガニたちが
さびしさを
いやしてくれた
せんごの日々
市民を殺さない
戦争なんて
ありっこない
ノーモア広島
ノーモア長崎
できることなら
バグダッドの町を
こんな風に
見たくはなかった
砲撃に泣く町
スプリング・コンサートの
演奏テーマは
平和
地域の誇りの
中学生諸君だ
敵だ、見方だ
なんて
もうやめてくれ
神から与えられた命
もっともっと大切に
人を殺せという
宗教は一つもない
一堂に会した
宗教者たちの
平和の祈り     
偵察衛星と聞いて
H2A打ち上げ成功を
喜んではいられない
平和利用と信じたわたしが
馬鹿だった
       
何度でも言う
神の名を
みだりに口にするな
キリストが泣いている
キリスト者が泣いている
嵐の中にも
地震の中にも
火の中にも
平和はない
平和は静けさの中に
身体を流れる
血の色は
赤一色なのに
なぜ止まない
地上の対立
悲しみの
戦渦の
子ら想う
今日の礼拝
賛美歌を涙で歌う
桜の花に
浮かれながらも
反戦の歌
詠い
続けたい
わたしたちは
人間
だから
戦争止める
知恵を絞ろう
     
言論統制下でも
反戦の声
あげる者で
ありたいと
思う
身体中が
悲しみに
震える
今朝のテレビ
赤い火の海
米国キリスト教指導者の
声すら聞かず
攻撃開始した
ブッシュの正体は
狂人か
チグリス川 ユーフラテス川
バビロン ウル
歴史や地理
聖書で学んだ
慣れ親しんだ地名の数々
戦争が
遠い日を想わせる
淀橋の祖父の家作
飲み込んだ
東京大空襲

          
物のない
疎開生活が
辛くなかったなんて
自分についた
悲しい嘘
語られない
見えないものを
見るように
戦争の番組を
見ようと思う
昭和16年12月9日
真珠湾攻撃の翌日に
松葉つく青年詩人は
治安維持法違反の廉で
官憲に捕まった
神と
キリストの名を
みだりに
口にする
悪魔
目覚めよ、ブッシュ
神の名を語るな
神は戦争を望まれてはいない
ブッシュよ
戦争を止めよ
戦争への
世界中の
批判の声
もっともっと
大きくなれ
戦禍を逃れ
疎開する人々
昭和20年4月の
洗足池の桜は
寂しかったろう
戦争をしないと
高らかに謳っている
日本国憲法は
どこへ行った?
右に邁進する日本政府
          
食べ物のない
着る物のない
絵本のない
子どもは
やはり悲しい
地球を駆けめぐる
ドント・アタック・イラクの
ウェーブに
心の芯を
揺さぶられる
ほんとうを
見失わないよう
軸足を
弱き人々の中に
おく