『平和を願う五行歌』 小堀新一郎  46首      『平和を願う五行歌』TOPに戻る

自民党は外道だ
公明党など論外だ
でも
最も許せないのは
民主党だ

2004/04/10
こんなに憂鬱な
明日は
初めてかも知れない
期限が
近づく

2004/04/10
   
ブッシュが
人質だったら
みんなそろって
帰ってくるよね
ゾロゾロと

2004/04/09
何のための
自衛隊だ
自国の民
たった三人も
護れやしねぇ

2004/04/09
「国際情勢を考えたら
撤退しない方がいいでしょうねぇ」
オバサン
あんたの家族
彼らに推薦しとこうか

2004/04/09
見捨てる奴は
命は落とさない
あの三人は
助けてあげたい
悔しい

2004/04/09
大人達が
勝手に回す独楽
また 子どもが
巻き込まれて
殺された

2004/04/03
笑顔とは
美しいものだと
信じていた
この 異国の青年の写真を
見るまでは

2004/04/06
犬コロ達
人間に戻れ
飼い主はみんな阿呆だ
鎖をちぎって
さぁ 帰っておいで

2004/04/08
彼は
訴え続ける
美術館の
一部屋で
「ラッキー・ドラゴン」

2004/04/09
バカ太郎
アホ太郎
どんな言葉を並べても
あいつの愚卑は
言い尽くせない

2004/04/01

           
炭鉱夫達に酸欠の危機をいち早く教えた鳥
それがカナリアだという
カナリア達よ
今こそ声高く鳴きたまえ
もっと! もっと!

2004/04/01
みんなぁ
あきらめてないか
流されないで
埋もれないで
歌うことを誇りにしよう

2004/04/03
みんなぁ
あきらめてないか
流されないで
埋もれないで
歌うことを誇りにしよう

2004/04/03
世界中をだます
皆殺しにする
放射能を撒き散らす
私は正義のヒーロー
なんでやねん!

2004/03/21
あの国に
生まれていたら
まじまじと
まじまじと
娘を見る

2004/03/22
自爆に旅立つ人がいる
銃を抱える人がいる
怯えて目覚める人がいる
こんな
さわやかな朝なのに

2004/03/29
新すぃコトワザ
テロリスト捕りがテロリストになる
うんにゃ
そいつぁはじめからの
モンキー芝居

2004/03/29
罪を悔いる
涙は
人としての
尊き
光に満ちる


2003/05/24
鉄の雨
殺りくの光
黒焦げの母
子どもたちの
償いも
裁きも
一輪の
花となって
棺の中
どんなに
雨が冷たくても
歩こう
歌おう
それが
自分の証であるなら

2004/03/21
この子の
手を握って
凶鳥の     
飛来せぬ
空を仰ぐ

5月3日
恋人たちよ
その平和は
また窃かに       
壊されようとしている
待ち遠しかった
日曜日
二人のために
飾りつけられた
パステルカラーの街
風船
ふうわり ふわり
海を渡って
運ぶのは
夢か 死か
これは
大人たちの罪なんだ
生まれ変わって来てほしい
二○○一年の
子ども達
平和よ
また ひとときの
眠りにつくのか
悪夢など
もう見たくないのに

           
また戦争かい
平和も
民主主義も
まだまだ
つぼみのままだねえ
同じ夢を
僕も見ています
生まれ変わって
どこにいるんだい
ジョン・レノン     
日本国
ここまで
落ちぶれちまったか
有事立法の
旗 降っちゃって さ
こりゃまさに
U字立法だ
さぁみんなで歌おう
♪この道は
いつか来た道
日の丸立てて
進軍ラッパ磨いて
アナタ
ずいぶん
楽しそうね
冷たい雨は
幾千の涙か
この空は
海を越えて
ひとつなのだ
理屈なんかじゃなく
痛み なんだ
悲しみ なんだ
戦争は
もう 終わりにしよう
文盲の
大国
もの言えぬ
被爆国
サイテーはどっち?
幾度も
八月は過ぎたけど
蝕まれた
悲しみは
癒せなかった
有事の時には       
胸を張って
法を犯そう
人間の
尊厳をかけて
為政者よ
呪いの言葉を
吐くでない
限りなき
悲しみが生まれる
そいつの言葉に
酔い痴れてはいけない
そいつは
情け知らずの
ファシストだ
己れの
わめく声で
歌声も
聞こえぬか
浅ましき者達よ
忘れたいこと
忘れてはならぬこと
騒々しい
レクイエムを終え
路上の蝉
「鬼畜米英」
それに
媚売る
恥ずべき国は
どこ?
戦争を
賛美して
道を説く
あぁ
最悪のジョーク
我が余生
分刻みの
値札となる
御國のため
お国のため か
子供達の教科書に
その名を
載せましょう
戦犯・ブッシュ
そして 家来・コイズミ